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(関連目次)→本日のニュース・おすすめブログ..。*♡ 目次
(投稿:by 僻地の産科医)
本日のおすすめブログです..。*♡
まず最初はこちらから!
短い文章ですが、無念さがにじみ出ています。
ちょっとづつ絶望をくりかえしているんですo(^-^)o..。*♡
長野県・上伊那地域の産科問題への対応
ある産婦人科医のひとりごと 2007/08/24
http://tyama7.blog.ocn.ne.jp/obgyn/2007/08/post_d6f6_8.html
もう本当に、文字どおりです(>▽<)!!!!!
神戸の2次救急体制/医師の疲弊で弱体化の恐れ 近隣自治体からの流入 DPC病院拡大なども背景
勤務医 開業つれづれ日記 2007-08-25
http://ameblo.jp/med/entry-10044618920.html
本当は、国民がつらいのです。こちらは一般の方に読んでほしい!
「明日は我が身」
がんになっても、あわてない 2007/8/24
http://air.ap.teacup.com/awatenai/375.html#readmore
「終末期医療、期待と懸念」
がんになっても、あわてない 2007/8/24
http://air.ap.teacup.com/awatenai/373.html#readmore
この夏、見にいきたい映画です(>▽<)!!!!!
映画『シッコ SiCKO』公開
DrPoohの日記 2007-08-23 Thu
http://d.hatena.ne.jp/DrPooh/20070823/1187819255
お子様たちがダンゴになってて可愛いですo(^-^)o..。*♡
クーラーの話題も!
使用前・使用後 その2
Dr. たける の 小児科メモ(海外編) 2007.08.21
http://blog.m3.com/Dr_Takeru/20070821/1
我が家の冷房機
Dr. たける の 小児科メモ(海外編) 2007.08.26
http://blog.m3.com/Dr_Takeru/20070826/2
これは以前お伝えした、元内科医先生のひとりごと!
と同じブログのお話なんですけれども、
麻酔科医先生のお気持ちが痛いほどわかります。
ずーっと守備のゲーム
freeanesthe August 23, 2007
http://anesthesia.cocolog-nifty.com/freeanesthe/2007/08/post_9520.html
大阪高判平成17年9月13日(徳島脳性麻痺訴訟)
についてはきちんと一度まとめたいと思っているのですが、
なかなか時間と体力がもちません(^^;)。
仕事と夏バテきついです。。。
で、これ明らかに公平性を逸した裁判なのですけれど、
裁判官への信頼
日本裁判官ネットワークブログ 2007年08月23日
http://blog.goo.ne.jp/j-j-n/e/0363431d56c423b42346bed5511585a4
なんて読んでしまうと、あああ~と思ってしまう。
既決の事件について、医学的に正しい判決であったかどうかを
フィードバックできるようなシステムを考えています。
どうしたらいいのでしょうねo(^-^)o..。*♡
レビューですo(^-^)o..。*♡
読んでいて涙が止まらない本
S.Y.’s Blog 2007-08-25
http://d.hatena.ne.jp/shy1221/20070825/p2
先日はバテきっていましたので、起き上がれないけど暇なので、
うとうとしつつ覚醒時には宮部みゆきの新刊『楽園』上下を読んでいました!
子をもつ親として、考えさせられてしまいました!
これも読もうかな。(つらそうだけど(´・ω・`)。。)
これももう、笑っちゃった(>▽<)!!!
なぜ
ssd's Diary August 26, 2007
http://ssd.dyndns.info/Diary/archives/2007/08/post_352.html
なぜって。医者がいないんだもん。
これもっ!!前から言ってるのに、あ~あ~ (´・ω・`)。
問題解決
ssd's Diary August 27, 2007
http://ssd.dyndns.info/Diary/archives/2007/08/post_353.html
このマンガがすっごくかわいいの~(イラスト中央部をクリックして進んでね..。*♡)
札幌Angel Hospitalに怪しい予兆
蠅太郎まんが美術館 平成19年8月21日
http://haetarou.web.fc2.com/Angel/Angel1.html
若い医師には夢はあるのか?
ポンコツ研究日記 2007-08-24
http://ameblo.jp/y-gami/entry-10044555184.html
ないですね~(´・ω・‘)。。。
うーん。。。。
道路予算は3兆4千億円 特定財源超える要求
伊関友伸のブログ 2007/08/26(日)
http://iseki77.blog65.fc2.com/blog-entry-3212.html
こちらもおすすめ(>▽<)!!!!
沖縄タイムズ社説 [医師不足対策]歓迎するが特効薬とは
伊関友伸のブログ 2007/08/26(日)
http://iseki77.blog65.fc2.com/blog-entry-3210.html
元気に明るく生きて行ける社会のために、医者のホンネを綴りたい
身内に甘い警察..(に迫害される医者たち) 2007.08.24
http://blog.m3.com/DrTakechan/20070824/1
保険医協会の主張を、日本医師会は取り入れるべきだ 2007.08.22
http://blog.m3.com/DrTakechan/20070822/3
「救急搬送人件費」と「新生児搬送車代」 その2
助産院は安全? 2007.08.23
http://plaza.rakuten.co.jp/josanin/diary/200708230000/
なんとなく先行き見えませんねo(^-^)o..。*♡
小ネタの雑感
新小児科医のつぶやき 2007-08-27
http://d.hatena.ne.jp/Yosyan/20070827
忍び寄る鳥インフルエンザ バリ島で高病原性鳥インフルエンザH5N1型に感染、二人目の死者
天漢日乗 2007-08-23
http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2007/08/h5n1_b363.html
これ参考になるかも~(>▽<)!!!!!!
危ない病院の見分け方
東京日和@元勤務医の日々 2007-08-26
http://blog.so-net.ne.jp/TL2007/2007-08-26
こっちも笑っちゃいます(。・ ▽ ・。)!!!
交代制のある日赤病院で医師不足
東京日和@元勤務医の日々 2007-08-25
http://blog.so-net.ne.jp/TL2007/2007-08-25
> 徳島県っていうと、国会で「医師が余っている」と
> 柳沢厚生労働大臣が名前を挙げた県だったと思いますが、
> やはり足りないのです。
病院つぶし次の一手
ある内科医の嘆息 2007/8/24(金)
http://blogs.yahoo.co.jp/seita/23710991.html
さて、お勉強..。*♡
左肩痛の女と老女
日々是よろずER診療 2007-08-25
http://blog.so-net.ne.jp/case-report-by-ERP/20070825
吸収性が高く、経血が肌につかない生理用ナプキンを開発する。
医学処 2007年08月26日
http://venacava.seesaa.net/article/52832092.html
性犯罪者に、ホルモン療法による去勢措置をすべきである。
医学処 2007年08月26日
http://venacava.seesaa.net/article/52828547.html
医師の一分から!
ZARD坂井泉水死去/子宮頚癌とHPVウイルス(15) ワクチン開発の革新、伝説の再来
医師の一分 2007/08/27
http://kurie.at.webry.info/200708/article_46.html
ドラッグストア・クリニックの増加/まさにコンビニ医療 米国医療事情
医師の一分 2007/08/24
http://kurie.at.webry.info/200708/article_42.html
混乱する医師研修システム/英国医療事情
医師の一分 2007/08/23
http://kurie.at.webry.info/200708/article_39.html
2才以下の子どもへの市販の咳止め・かぜ薬の使用中止を
医師の一分 2007/08/17
http://kurie.at.webry.info/200708/article_28.html
最後のおすすめはこちらです(>▽<)!!!!
業務上過失致死傷罪
筍ENTの呟き 2007-08-26
http://blog.so-net.ne.jp/takenoko-ent/2007-08-26-1
本日の医療ニュース ..。*♡ 9月29日 大野事件、第8回公判!
本日の医療ニュース..。*♡ 9月23日 今月のロハス・メディカルから!小松先生と鈴木寛先生
本日の医療ニュース ..。*♡ 9月15日 奈良県の産科医療状況!!!
本日の医療ニュース..。*♡ 9月13日 本日のおすすめブログ..。*♡ 9月13日
本日の医療ニュース..。*♡ 9月10日 本日のおすすめブログ..。*♡ 9月10日
本日の医療ニュース ..。*♡ 9月8日 本日のおすすめブログ ..。*♡ 9月8日
本日の医療ニュース..。*♡ 9月7日 小林教授、がんばれっ!!!!
本日の医療ニュース..。*♡ 9月3日 本日のおすすめブログ..。*♡ 9月3日
本日の医療ニュース ..。*♡ 9月1日 大野事件、第7回公判!
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(投稿:by 僻地の産科医)
おはようございますo(^-^)o ..。*♡
今日はあまりニュースがありません。
週間医学界ニュースもあんまり面白くないです。
山口県の記事くらいかな?どうぞ!!!
石巻ロイヤル病院 予定通り来月1日開院 計4科でスタート
河北新報 2007年8月27日
http://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2007/08/20070827t15028.htm
財政難のため今年3月に閉院した石巻市の公立深谷病院の後継となる石巻ロイヤル病院が、予定通り9月1日に開院する。診療科目は当初予定の内科、外科にリウマチ科とリハビリテーション科を加え、計四科でスタートする。今月31日に同病院で開院のセレモニーを開く。運営する医療法人啓仁会(角岡東光理事長・埼玉県所沢市)によると、新病院の規模は、一般病床42床、部屋数18室。スタッフは深谷病院の常勤医だった河村修医師を院長に、常勤医師3人、看護師約20人ら約30人体制でスタートする。
3日に県の開設許可、14日に使用許可が下りた。
深谷病院は、石巻、東松島両市が企業団方式で運営したが、累積赤字が約55億円に膨らんだため今年3月、企業団を解散して閉院。公募の結果、啓仁会への経営移譲が決まった。
福井新聞 県総合防災訓練 初の大規模トリアージ訓練も
福井新聞 2007年8月27日
http://www.fukuishimbun.co.jp/modules/news2/article.php?storyid=1631
医療福祉複合モール完成 駒ケ根市小町屋
長野日報 2007年8月27日
http://www.nagano-np.co.jp/modules/news/article.php?storyid=8154
地域医療課題考える 古賀の開業医大岩氏が講演「診療所連携を」
西日本新聞 2007年8月27日
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/fukuoka/20070827/20070827_007.shtml
やまぐち見聞録:財源不足の自治体病院 光と山陽小野田、再編議論が沸騰 /山口
毎日新聞 2007年8月26日
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/yamaguchi/news/20070826ddlk35010003000c.html
◇合併で2病院抱える光と山陽小野田、再編議論が沸騰
全国の自治体病院が存廃の岐路にある。歳出抑制のため国が打ち出す三位一体の改革と医療制度改革が地域医療財政の根底を揺さぶっているのだ。県内でも、合併で二つの病院を抱えた光市と山陽小野田市では再編の議論が沸騰している。地域の医療はどこへいくのか。
「じり貧だ。このままではやっていけない」。6月14日、光市役所の市議会環境民生委員会。市病院局の田中修管理部長らは8人の市議に切り出した。資料のグラフは光総合病院の資金残高が6年後に底をつくことを示していた。04年の合併協議では、旧大和町の町立大和総合病院と光市総合病院の存続は「約束事項」だった。ところが、小泉政権で始まった三位一体の改革で、国からの財源は04年度からの3年間(当初予算ベース)で約14億円も縮減。財政難のしわ寄せは病院局への繰入金にも影響し、毎年6割程度にとどまった。
市は昨年3月、光総合病院を救急患者用の急性期病院に、高齢患者の多い大和総合病院を療養中心の慢性期病院に機能分化し、スリム化を図るつもりだった。だが、3カ月後に成立した医療制度改革関連法で療養病床の大幅な削減が決定、病院収入はさらに減少した。
「2病院を維持する財源確保は困難」。経営計画を検証した医療コンサルタントの結論は大和病院の民間移譲にも触れていた。これに対し「話が違う」と大和町出身の市議が食い下がった。病院局は5年以降に両院のいずれかを市直営から切り離す方針で、議論は今後山場を迎える。
一方、光市と同様に二つの病院を抱える山陽小野田市でも統廃合の議論が進む。医療関係者や市民代表らの検討委員会は8月上旬、経営難で不良債務が約9億円に増加した山陽市民病院を廃止する方向でまとめに入った。社団法人全国自治体病院協議会によると、今年4月までの5年間で10病院が統合・廃止され、18病院が民間移譲された。民営化で影響を受けるのは救急医療や産科、小児科。患者の絶対数の少ない都市郊外では不採算部門として廃止、縮小されるケースが多い。
来年3月に美祢市と合併する美東町と秋芳町が運営する共立美東国民健康保険病院は約7億円の負債を抱えながらも合併協議で存続が決まった。「地域医療の拠点は欠かせない」というのが一番の理由だが、新市は光、山陽小野田市と同様に2病院を抱える。経営対策は結局、合併後に持ち越された。
地域医療と経営改善。病院関係者からは「どちらをとっても『痛しかゆし』の状態」と嘆きの声が漏れる。全国自治体病院協議会の小山田恵会長(元岩手県立中央病院長)は「選挙で票になりにくい医療予算はどん底まで削られ、地域医療の質を削っている」と訴える一方で「地域のエゴ」についても指摘。「大学や病院、自治体間で連携を強めて再編の可能性を探り、患者を守る必要がある」と話す。
増える透析<4> 医師不足 治療体制崩壊の危機/愛知
中日新聞 2007年8月24日
http://www.chunichi.co.jp/article/living/health/CK2007082402043401.html
透析機は電源が切られ、ベッドにもシーツがかぶせられたまま。愛知県津島市の市民病院では昨年から、透析治療を休止している。理由はそれまで常勤していた医師が辞め、後任が見つからないためだ。市としては早急に医師を見つけ、再開させたい意向だが、現状はメンテナンスの費用だけがかかり、閉鎖に追い込まれかねない状況だ。
こうした事態は、この病院に限ったことではない。全国腎臓病協議会(東京都)が今年四月にまとめた全国調査では、昨年から今春にかけて透析治療の縮小・廃止などを行った医療機関は全国で六十余にのぼり、「透析医療の提供体制も崩壊の危機に直面している」(栗原紘隆常務理事)。
透析医療そのものを辞めてしまった病院が十八カ所。縮小の内容は▽新たに受け付ける患者を腹膜透析に限定する(三カ所)▽働きながら透析を受けている患者に不可欠な夜間透析をやめたり日数を減らしたりする(四十カ所)-だった。(血液)透析は通院回数も多く、一回の拘束時間も長いだけに、患者の社会参加への影響も大きい。それだけに、廃止・縮小といった事態は深刻だ。
透析歴三十年、山形県腎友会副会長の海和博司さん(52)=山形市=が通う病院も四月から夜間透析が廃止された。透析にかかわっていた内科医がいなくなり、夜間透析の安全性が確保できないというのがその理由。これまで午後五時から行っていた治療は、同三時からに繰り上げられ「週三回は、会の活動を二時に切り上げなければならなくなった」と語る。
同県では県南部の置賜地区でも三病院が新規の患者は腹膜透析のみで血液透析を受け入れないことを決め「患者が治療法の選択すらできない状況」と危ぶむ。また、地域の患者の中には現在でも県をまたいで透析治療に通う人も少なくないといい、海和さんは「本来、患者の地元で治療を受けられるのが望ましいのだが…」と憂う。
透析治療を受ける場は確保できたとしても「専門医がいない病院も多く、しびれや痛みといった合併症への対応ができるのか心配」とも。海和さん自身も心臓の病気を抱えるだけに、安心して透析医療を受けられる場が減ることへの不安は隠せない。
調査でも、縮小・廃止の理由について医師不足や経営的理由を挙げる病院が多い。医師離れの背景には「隔日で行わないと患者の命の危険に直結するため、盆や正月休みもない」といった透析医療ならではの特性もあるようだ。日本透析医会の山崎親雄会長は度重なる診療報酬の改定にも触れ「特に夜間透析が廃止・縮小される背景には、透析患者の高齢化(平均導入年齢六六・四歳)でニーズが減少しているといった指摘もあるが、昨年の改定で夜間加算が減額されたことも影響している」と強調。栗原常務理事も「次回の診療報酬の改定でさらに引き下げられるようであれば、縮小・廃止する病院はさらに増えかねない」と懸念を示した。
厚労省、高齢者の「介護予防」強化へ
日経新聞 2007年8月24日
http://health.nikkei.co.jp/news/top/index.cfm
厚生労働省は24日までに、腰痛やひざ痛を患う高齢者が介護状態になることを防ぐ大規模な研究を来年度から始める方針を固めた。高齢者向けの予防マニュアルも作成し、全国の自治体に配布する。疾患を持つ高齢者の介護予防を強化し、現在高齢者の7人に1人を占める要介護者の割合を、2014年までに10人に1人にすることを目指す。
新たな研究は、国民が健康に過ごせる期間を延ばすための具体策を盛り込んだ政府の「新健康フロンティア戦略」の一環。現在、年間約2億円の科学研究費補助金(科研費)が投じられているが、来年度は予算を大幅に増やし、5年以内に研究成果を出す方針。
医師の時短に補助金 交代制や柔軟勤務 国が病院支援
2007年8月24日 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20070824-OYT8T00220.htm
メタボ健診に補助金――厚労省、健保組合向け
2007年8月26日/日本経済新聞
http://health.nikkei.co.jp/news/top/index.cfm?i=2007082506804h1
厚生労働省は2008年4月に始まるメタボリック(内臓脂肪)症候群を予防・改善する特定健診と保健指導を新たに実施するため、企業の健康保険組合に補助金を出す。特定健診と健康・生活指導を義務付けて生活習慣病を予防し、将来の医療費膨張にブレーキを掛ける考えだ。健診や保健指導コストの3分の1を助成する方針で、来年度予算の概算要求に財源として571億円を盛り込む。
特定健診は40歳以上の保険加入者が対象。高血圧や高血糖、高脂血症が重なったメタボ症候群を放置すれば、生活習慣病や心筋梗塞(こうそく)、脳卒中になる可能性が高い。
5歳児の発達障害の健診遅れる…読売新聞が九州などで調査
読売新聞 2007年8月27日
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/ne_07082605.htm
注意欠陥・多動性障害(ADHD)など発達障害の早期発見のため、5歳児の健診の必要性が指摘されている。母子保健法で定められた乳幼児健診は3歳までだが、発達障害は3歳ではまだ判別しにくいためだ。就学前の5歳で判断することにより小学校の受け入れ態勢も整えやすい。しかし、本格的な5歳児健診を導入している市町村はわずかで、専門家は早期の普及を訴えている。
読売新聞が7~8月に九州・沖縄、山口、島根の10県を調査したところ、実施しているのは佐賀、山口、沖縄を除く7県の23市町村。今年度から始めた熊本県城南町は、保護者が「順番が待てるか」「気が散りやすいか」など約40項目を記入したアンケートをもとに保健師や心理士が子供に問診してコミュニケーション能力などを調査。子供たちを集団で遊ばせ、医師や保健師らが様子を観察する。2005年4月に施行された発達障害者支援法は「健診の際に発達障害の早期発見に十分留意しなければならない」と規定しているが、自治体が公費で行う健診については母子保健法が1歳半~2歳時と3~4歳時に行うことを定めているものの、5歳児健診についての定めはない。
鳥取大の小枝達也教授(小児神経学)によると、鳥取県で04年度、5歳児1015人を対象に行った健診では、9・3%の子供にADHDや学習障害(LD)などの発達障害などが疑われたが、半数以上は3歳時点では問題を指摘されていなかった。5歳児健診を実施していない佐賀市は「小児科医が不足」、大分市は「人手やお金がかかる」としている。05年度から導入した福岡県宗像市は「5歳で問題を指摘された子供には、3歳児健診では問題がなかったケースもあった」と効果を認めている。
新しい病気の発生・拡散、「過去にない速さ」 WHO
朝日新聞 2007年08月25日
http://www.asahi.com/health/news/TKY200708250086.html
国境を越えた人の移動が加速するなかで、新しい病気も急速に世界に広がっていることが、世界保健機関(WHO)の調べで明らかになった。過去40年間に約40の新しい病原体が確認され、この5年間に1100もの伝染病の流行が起きた。WHOは伝染病発生情報やウイルス検体の共有が欠かせないとしている。
WHOが発表した07年版の「世界保健報告」によると、67年以降、エイズやエボラ出血熱、SARS(重症急性呼吸器症候群)、鳥インフルエンザの人への感染、マールブルグ熱、ニパウイルスなど、39の病原体が見つかった。ほぼ毎年新しい病気が生まれている計算で、「過去に例のない速さ」だとしている。 年間20億人と推定される飛行機利用者や膨大な量の物資の国際移動が病気の拡散を加速させていると報告書は分析。特に飛行機移動で潜伏期間中の感染者が本人も気づかないうちに各地に感染者を増やす。病気は数時間単位で国から国へと移動し、拡散防止は「事実上不可能」という。
WHOが最も警戒を強めている新型インフルエンザの発生・大流行が起きると、流行を確認した時点で、全世界で国境を越える移動を全面禁止にしたとしても、感染拡大を2、3週間遅らせるだけの効果しかないとも分析している。大流行が起きた場合、過去の流行をもとに試算すると、世界人口の4分の1にあたる約15億人が感染する可能性が高いという。
「赤ちゃんポスト必要ない世界に」 熊本市・慈恵病院 蓮田理事長が講演
西日本新聞 2007年8月27日
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/fukuoka/20070827/20070827_002.shtml
富士山の晩夏を焦がす炎
中日スポーツ 2007年8月26日
http://www.chunichi.co.jp/s/chuspo/article/2007082601000434.html
週間医学界新聞 第2745号 2007年8月27日
http://www.igaku-shoin.co.jp/nwsppr/nwsppr_index.html
● 〔座談会〕マネジメント実践の自己評価(陣田泰子,井部俊子,太田加世)
http://www.igaku-shoin.co.jp/nwsppr/n2007dir/n2745dir/n2745_01.htm
● 第33回日本看護研究学会の話題から
http://www.igaku-shoin.co.jp/nwsppr/n2007dir/n2745dir/n2745_02.htm
● 第41回フローレンス・ナイチンゲール記章授与式開催
http://www.igaku-shoin.co.jp/nwsppr/n2007dir/n2745dir/n2745_03.htm
● 『看護医学電子辞書』第1回電子出版大賞受賞
http://www.igaku-shoin.co.jp/nwsppr/n2007dir/n2745dir/n2745_04.htm
● 〔連載〕看護のアジェンダ(32)(井部俊子)
http://www.igaku-shoin.co.jp/nwsppr/n2007dir/n2745dir/n2745_05.htm
● 〔連載〕研究以前のモンダイ(5)(西條剛央)
http://www.igaku-shoin.co.jp/nwsppr/n2007dir/n2745dir/n2745_06.htm
● 〔連載〕ストレスマネジメント(17)(久保田聰美)
http://www.igaku-shoin.co.jp/nwsppr/n2007dir/n2745dir/n2745_07.htm
● NURSING LIBRARY 書評・新刊案内
http://www.igaku-shoin.co.jp/nwsppr/n2007dir/n2745dir/n2745_08.htm
(関連目次)→本日のニュース・おすすめブログ..。*♡ 目次
(投稿:by 僻地の産科医)
すみません。自称、『過労』で寝込んでいましたo(^-^)o ..。*♡
(↑ たぶん夏ばて(笑)。)
お見舞いコメントありがとうございます&ご心配おかけしました!
当直明け、ばてばてしながら夜に寝ると、その翌朝が死にそうにつらいのです(涙)。
今回もそうだろうとは思っていたのですが、1日半起きれませんでした。
たくさんあります。適当にチェックお願いします!
厚労省、医学部定員を増やす方針にするなら、今年の2月3月の時点で決めてほしかった。これで一学年遅くなりました。
赤字の産科病院に補助金 厚労省、20年度概算要求
2007年8月25日 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070825-00000913-san-soci
■僻地の医師確保支援
厚生労働省は24日、深刻化する産婦人科医不足問題の対応策の一環として、地域的な事情によって分娩(ぶんべん)数が少なく経営難に陥っている産科病院に対し、補助金を交付する新制度を導入する方針を決めた。身近な地域で安心して出産できる環境を整えるのが目的。僻地(へきち)など近くに代わりとなる産科病院がないことが補助金支出の条件。平成20年度予算の概算要求に約5億7000万円を盛り込む予定で、1病院あたりの平均補助額は年額1000万円程度となる見通しだ。
厚労省によると、産科病院が採算をとるには、複数の医師による交代ローテーションを考慮すると、分娩数300程度は必要という。ところが、若年世代の都市部への集中などによって、地方では構造的に赤字に陥る産科病院が多い。こうした病院では、産科医の確保が難しくなる悪循環も起こりやすい。
新たな補助制度は、運営経費を支援することで、病院経営を安定化させるのが目的。
(1)医師などの人件費
(2)医師などの休日の代替要員確保にかかる経費
(3)分娩のための医療機器の購入費
(4)遠隔地からの妊産婦や家族の宿泊施設の宿泊代-を補助対象とする。
身近な地域での出産環境を整える目的もあり、当面は地域に代わりの産科病院がなく、妊産婦が病院を選択できない地域を対象とする。
補助金は国と都道府県で折半。病院が都道府県を通じて申請する。厚労省は今後、他の産科病院との距離などの具体的な要件をまとめるが、全国94病院が該当するとみている。
社説:臨床研修の連携 医師確保の手掛かりに
秋田魁新報社 社説 2007/8/25
http://megalodon.jp/?url=http://www.sakigake.jp/p/editorial/news.jsp%3fkc%3d20070825az&date=20070826081655
秋田大医学部付属病院(秋田市)と東京医科歯科大医学部付属病院(東京・文京区)が、医師となる際に義務付けられている卒後臨床研修で連携することになった。秋田大の研修医は首都圏の医療を、東京医科歯科大の研修医は地方の医療を体験できるというメリットがある。本県を含め、地方の医師不足は深刻な状況にあるだけに、首都圏の研修医に地方の実態を知ってもらう絶好の機会であり、医師確保の手掛かりにしたい。地方の深刻な医師不足の原因は、平成16年度に始まった卒後臨床研修だった。医師免許取得者に2年間の臨床研修が義務付けられたが、研修先を自由に選べるため、研修医の多くは大学に残らず施設が整った大都市の病院に流出した。その結果、医師派遣の重要な役割を担ってきた大学自体が医師不足に陥り、派遣先の地方病院から医師を引き揚げているためだ。秋田大と東京医科歯科大が共同で実施する「広域連携臨床研修プログラム」は、国立大学法人同士としては全国初のことであり、その試みを高く評価したい。具体的には、2年目の研修医を3カ月ごとに1人ずつ相互に派遣。秋田大に派遣された東京医科歯科大の研修医は、3カ月のうち1カ月を横手市立大森病院で研修するという。地域医療の最前線での勤務は貴重な体験となるであろう。東京医科歯科大は研修先として人気が高く、毎年100人を超す研修医を受け入れている。これに対し本県は、秋田大を含む研修指定13病院全体で研修医は年60人から70人ほど。募集定員の半分程度しか埋まっていない。秋田大の研修医も毎年10人前後にとどまっている。さらに問題なのは、県内で臨床研修を終えた医師の本県にとどまる割合が下がったことだ。このような状況が今後も続けば、本県医療は崩壊しかねない。県や県医師会、秋田大などが努力を続けているが、決定的な打開策を見いだせないでいる。そんな中、政府は臨床研修制度の見直しに着手した。地方の医療界を中心に批判が高まっているためだ。検討されているのは、指定病院の受け入れ定数削減だ。それによって大都市圏から地方へと研修医の誘導を図ろうというもので、来年度からでもぜひ実施すべきである。秋田大と東京医科歯科大の連携も、地域医療への理解を深めてもらう意味で制度に一石を投じたものといえ、その拡充が求められる。東京医科歯科大から派遣される研修医の数が限られ、期間も決して長いとは言いがたいが、その中から地域医療に身を投じてみようかと考える医師が生まれる可能性がある。すぐに成果が期待できるわけでないにしろ、地方の実態を理解する医師が一人でも増えることは、決して無駄にはならない。実施に当たっては、秋田大病院そして大森病院での研修内容を充実させる必要がある。さらに、滞在中の生活面も含めた研修医のバックアップ体制を関係機関に望みたい。地域医療の理解だけでなく、地方で暮らすことの魅力の一端に触れてもらうことが、長い目でみれば医師確保と県内医療充実につながる可能性を秘めると考えるからだ。
種子島産科問題 後任医師が会見で抱負
南日本新聞 2007年8月24日
http://www.373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=6233
種子島唯一の産科婦人科医院が年内で休診を表明している問題で、後任の産婦人科医が24日、米盛学県医師会長、種子島地区産婦人科医確保対策協議会会長の長野力西之表市長らとともに会見した。
後任は、鹿児島市医師会病院の産婦人科部長を務める住吉稔医師(59)で、来年1月から診療を開始予定。住吉医師は「(熱心に誘いを受け)行くのも何かの縁。このことが種子島にとって良いことになるよう、最善の努力を尽くしたい」と抱負を語った。
長野市長は「住吉先生が私どもの思いを理解いただき、決断いただいたことに、島民を代表してお礼を申し上げたい」とした上で、「1市2町で医療体制をしっかりサポートしたい」とし、医院の運営形態は、公的医療機関の位置づけになる見通しを示した。
同席した鹿児島大学産婦人科の堂地勉教授も「医局員は少ないが、本土の医療を削ってでも全面的にサポートしたい」と話した。
埼玉新聞 「びっくり」「なぜ」不安の声 春日部市立病院の小児科・産科休診
埼玉新聞 - 2007年8月24日
http://www.saitama-np.co.jp/news08/25/03x.html
小児科待合室で「九月から休診」という知らせを聞いたという母親たち。「さっき友達から聞いてびっくりした」「市立病院なのになぜ休診するのでしょう」と不安や不満を口にした。長男の一カ月検診にやって来たというさいたま市岩槻区の母親(29)は「家に近いのでこの病院を選びました。頼りにしていたけど、ほかの病院を探さないといけない」と戸惑いを隠せない。
大きなおなかで二歳の男の子を抱えた春日部市の女性(32)は「妊娠五、六カ月の時、胎盤が下がっていて流産の可能性があるので、総合病院がいいと薦められ、この病院を選んだ」と説明。女性は「八月十五日の八カ月検診で『休診するのでここでは出産できません』と言われ、突然紹介状を渡された。結局、白岡町にある病院で受け入れてくれたが、遠くて通うのが大変。そこは小児科がないので、二歳の長男が病気になったらどうしよう」と話していた。
医師不足で小児科休診へ 春日部の市立病院 来月から産科も/埼玉
中日新聞 2007年8月24日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2007082402043535.html
全都道府県で医学部定員増 年に最大計245人
産経新聞 - 2007年8月24日
http://www.sankei.co.jp/kyouiku/gakko/070824/gkk070824000.htm
深刻化する医師不足に歯止めをかけるため、政府は、来年4月から大学医学部の入学定員を各都府県で最大5人、北海道で最大15人増やすことを認める方針を固めた。増員分の学生の入学金や授業料は自治体が全額肩代わりし、卒業後は僻地(へきち)などの病院や診療科を指定して9年間の勤務を義務付ける。期間は10年間で、1年に最大計245人の増員となる。政府・与党が5月に発表した緊急医師確保対策の一環で、国は都道府県に地方交付税を増額する形で財政援助する方針。医師不足が深刻な山間部や離島などの医療圏や、産科、小児科などでの医師確保が狙い。ただ卒業までに最低6年間かかるため、効果が表れるのはしばらく先になりそうだ。
計画によると、増員対象とする大学の選定や人数、卒業後の勤務先については、自治体の担当者や大学、医療関係者でつくる都道府県ごとの協議会が決める。学生には入学金と授業料の全額に加え、生活費の一部を奨学金として支給。卒業後に指定した医療機関で勤務できなくなった場合は、全額を返還させる。
北海道の増員枠が多いのは医師が不足している医療圏を数多く抱えているため。政府は、自治体別の増員計画とは別に小規模な大学の増員枠も設定。入学定員が80人に満たない大学について、20人まで増員を認める。現時点で対象となるのは、横浜市立大と和歌山県立医大の2校。同様の取り組みは自治医大(栃木県)が既に実施。毎年2、3人が都道府県から奨学金を得て入学し、卒業後に指定された病院に赴任しており、今回の新たな増員について、厚生労働省は「都道府県版の自治医大構想」(医政局)と位置付けている。
医学部の入学定員をめぐり、政府は既に今回の計画とは別に来春以降の10年間で、10県の大学と自治医大の計11大学について年間で最大10人ずつの増員を認めている。自治医大以外はいずれも医師不足が深刻な地域にある大学で、卒業後は県内などでの勤務を条件に奨学金を支給するが、勤務先まで指定できないため、県庁所在地などの都市部に卒業生が集中してしまうとの懸念があった。
◇
医学部の定員 国は1970年代に大学医学部の新設や定員増を進め、83年に「最小限必要な医師数」とする人口10万人当たり150人の目標を達成。その後は医療費拡大を抑えるため定員削減に方針転換した。しかし近年、過疎地や産科、小児科など特定の診療科で医師不足が深刻化。政府・与党は今年5月に6項目の緊急医師確保対策を発表し、奨学金による医師養成の推進などを重点項目に盛り込んだ。
医学部の定員
西日本新聞 2007年8月25日
http://www.nishinippon.co.jp/news/wordbox/display/5101/
金木病院に常勤内科医1人増員
陸奥新報 - 2007年8月24日
http://www.mutusinpou.co.jp/news/07082504.html
「県職員」医師に1人応募/秋田
2007年8月26日 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news002.htm
中津市民病院:医療秘書、10月から半年間試行 /大分
毎日新聞 2007年8月25日
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/oita/archive/news/2007/08/25/20070825ddlk44100514000c.html
中津市は24日、県内で初めて市民病院に医療秘書を試行的に置くと発表した。10月から来年3月までの半年間で、人材会社からの派遣(1人)を予定している。医療秘書は、チーム医療を円滑にするための事務系専門職。医師や看護師の仕事の一部を担い、診療報酬請求書の作成などを行う。
市は、人手不足で医師や看護師への負担が増える中「中核病院として、いかに負担を減らし、充実した医療ができるか可能性を探り、検証することにした」と導入の理由を説明した。市は予算210万円を9月定例市議会に提案する。
追跡京都2007:産婦人科医の減少問題 府内初、助産師だけで分娩 /京都
毎日新聞 2007年8月26日
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/kyoto/news/20070826ddlk26100079000c.html
国民医療費、初の33兆円台に
キャリアブレイン - 2007年8月24日
http://www.cabrain.net/docomo/news/article.do?newsId=11514
2005年度の国民医療費が33兆円の大台に乗り、3年度連続で過去最高を更新したことが、厚生労働省が8月24日に公表した同年度の国民医療費の概況から分かった。それによると、05年度の国民医療費は33兆1,289億円で、04年度の32兆1,111億円から1兆177億円(3.2%)増加した。対国民所得比も9.01%と前年の8.85%から0.16ポイント増え、初めて9%の大台に乗った。
診療種類別の内訳をみると、病院や診療所の「一般診療医療費」が24兆9,677億円で全体の75.4%を占めた。このほか、「歯科診療医療費」が2兆5,766億円(7.8%)、「薬局調剤医療費」が4兆5,608億円(13.8%)など。
このうち「一般診療医療費」の内訳は、「入院医療費」が12兆1,178億円(36.6%)、「入院外医療費」が12兆8,499億円(38.8%)。
国民医療費を年齢階級別にみると、「65歳以上」が16兆8,906億円(51.0%)と全体の半分以上を占めた。国民1人当たり医療費も「65歳未満」の15万9,200円に対し、「65歳以上」は65万5,700円で、両者を単純に比べると、格差は49万6,500円に達した。ただ、「65歳未満」と「65歳以上」の1人当たり医療費の格差は04年度には50万6,900円だったので、格差は縮小したことになる。国民医療費は、一般診療や歯科診療、薬局調剤などで1年間にかかった医療費の総額で、正常分娩など保険適用外の費用は含まれない。
県と市に医師確保請願 紀南病院労組
紀伊民報 2007年8月25日
http://www.agara.co.jp/modules/dailynews/article.php?storyid=130527
勤務医の実態報告/青森
陸奥新報 2007年8月26日
http://www.mutusinpou.co.jp/news/07082603.html
9月1日に茅ケ崎市長と市民の対話集会/茅ケ崎
神奈川新聞 2007年8月26日
http://www.kanaloco.jp/localnews/entry/entryxiiaug0708911/
服部信明茅ケ崎市長と市民の対話集会が九月一日、市女性センター(同市新栄町)で開かれる。茅ケ崎徳州会病院の移転問題など市内の諸問題について、服部市長が市民からの質問に答える。
対話集会は服部市長の就任以来、市民団体「市長と市民の対話集会をすすめる会」(青木洋子代表)の主催で年に二回開催しており、九回目。今回は
【1】教室不足や学区に関する問題
【2】徳州会病院の移転 【3】市内の自然環境
【4】公共施設再整備-の四テーマを設定。一般参加者からの市長への質問を受け付ける。
同病院は現在、市内の救急医療の45%を担っているが、辻堂・湘南C-Xへの移転が予定されており、その後の地域医療体制の確保が懸念されている。
拠点病院の医師ら、エイズ対策を報告 広島で連絡協議会
中国新聞 2007年8月26日
http://www.chugoku-np.co.jp/Health/An200708240403.html
道内唯一の小児医療・療育施設が完成
札幌テレビ 2007年8月25日
http://www.stv.ne.jp/news/item/20070825182515/
新人看護師に臨床研修…厚労省検討 技術低下歯止め狙う
2007年8月25日 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20070825-OYT8T00234.htm
崩壊する地域
山陽新聞 2007年8月26日
http://www.sanyo.oni.co.jp/sanyonews/2007/08/26/2007082609233120003.html
呼吸器外し、倫理委で判断――日医大が延命中止指針
日本経済新聞 2007年8月26日
http://health.nikkei.co.jp/news/top/index.cfm?i=2007082506440h1
回復の見込みがなく死期が迫った患者の終末期医療について、患者の意思確認などの条件を満たせば「延命治療の中止を考慮してよい」とする「暫定指針」を日本医科大(東京都文京区)が作成、付属4病院で運用を始めたことが25日、分かった。人工呼吸器の取り外しは個別ケースごとに、各病院の倫理委員会で可否を判断するとしている。
終末期医療をめぐっては、厚生労働省が患者の意思尊重を盛り込んだ国として初の指針を5月に決定したが、患者の死に直結する呼吸器外しなどと殺人罪との線引きには言及せず、議論を先送りした。病院が呼吸器を含む延命治療の中止手続きに踏み込んだ独自の指針を運用するのは異例。 日医大倫理委員長の工藤翔二教授(内科学)は「条件を満たしていることが確認できれば、呼吸器外しにゴーサインを出すことは十分ある。倫理委が関与することで判断の客観性を高め、医師が刑事責任を問われるような事態を避けたいと考えている」としている。
指針は日医大の倫理委がまとめ、今年4月から本院の日医大病院と、同大武蔵小杉病院(川崎市)、同大千葉北総病院(千葉県)など3つの分院で運用を開始。これまでに呼吸器外しが病院の倫理委にかけられたケースはないという。
指針は「終末期」を「病気やけがで2週間以内から長くても1カ月以内に死が訪れることが必至の状態」、または「医学的に不治と判断され、生命維持処置が死の瞬間を延期することだけに役立っている状態」と定義。
その上で
(1)終末期の判断は必ずチームで行い、主治医1人で判断しない(2)延命治療を希望しない患者の意思を本人の書面や家族の話などで確認
(3)患者の意思に対する家族の同意―の3条件がそろえば、個々の中止内容などを家族と話し合いながら検討する。
中止対象となる延命治療の内容は薬物投与、化学療法、輸血、栄養や水分の補給、透析、人工呼吸などで、呼吸器外しのように患者の死に直結する治療の中止は倫理委にかけるとした。
医療ミス遺族に伏せる 札幌南病院10カ月後発覚し説明
北海道新聞 2007/08/25
http://megalodon.jp/?url=http://www.hokkaido-np.co.jp/news/society/45435.html&date=20070825184334
国立病院機構札幌南病院(札幌市南区、飛世克之院長)が二○○五年六月、難病の女性患者に薬剤を過剰投与するミスを犯し、女性が約六時間後に死亡していたことが二十四日、分かった。同病院はミスと死亡の因果関係を否定しているが、十カ月後に告発文書が遺族らに届くまで、過剰投与の事実を遺族には知らせていなかった。
亡くなったのは、札幌市内の六十代の女性で、全身の筋肉が動かなくなる進行性の難病、筋委縮性側索硬化症(ALS)のため○五年春、同病院に入院した。同年六月上旬の夜、看護師が痛みを緩和するためのモルヒネ系薬剤を、本来一○ミリグラムのところ誤って四倍の四○ミリグラムを投与。病院側はミスに気付き、一時間後に主治医が女性の容体を検査して異常なしとしたが、この五時間後に呼吸不全で亡くなった。同病院によると、投与した薬剤は呼吸を抑制する副作用がある。家族の同意のもと一日四回投与していた。この日は過剰投与した分を含めても、総投与量は一日の制限内だったとしている。検査結果などから、同病院は女性の死因はALSによるもので過剰投与は関係ないと判断。三日後、上部機関の国立病院機構北海道東北ブロック(仙台市)に軽度の医療事故として報告したが、遺族には知らせなかった。
○六年四月、「医療ミスを隠している」との告発文書が遺族や病院に届いたため、同病院は初めて遺族に過剰投与の事実を明らかにした。同病院の島功二副院長は過剰投与を伏せていたことについて「女性の容体はかねてから重篤だった。検査結果からミスと死因は無関係で、あえて家族に知らせる必要はないと判断した」と説明している。
死亡した女性の夫は「それまで主治医や病院とは意思疎通できていたのに、どうして(死亡当時に過剰投与を)教えてくれなかったのかという思いはある」と話している。
地方独法化など新たな段階へ 医師不足で問われる日本の医学教育 明日の私:どこで死にますか 第2部・在宅療養支援診療所/4 全国最多の大阪府 「シッコ」 (米) 米国医療の惨状にメス 搬送時の体温43.2度 服役男性が熱中症で死亡 北九州の園児熱射病死、「風邪気味で点呼怠る」と保育士話す 全私立保育園に看護師 人件費 1人分の半額 国負担 08年度から 「異常なし」の割合最低に・昨年の人間ドック受診者 潰瘍性大腸炎 再発防ぐには
<Special Report> 自治体病院改革の動向を追う 県立病院間、市立・県立病院間で統合
Japan Medicine 2007.8.24
http://megalodon.jp/?url=http://www.japan-medicine.com/news/news1.html&date=20070824164015
教育が支える国の未来
Japan Medicine 2007.8.24
http://megalodon.jp/?url=http://www.japan-medicine.com/shiten/shiten1.html&date=20070824164657
毎日新聞 2007年8月25日
http://www.mainichi-msn.co.jp/science/medical/news/20070825ddm013100096000c.html
2007年8月24日 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/cinema/review/20070824et05.htm
2007年8月24日 産経新聞
http://www.sankei.co.jp/shakai/jiken/070824/jkn070824005.htm
読売新聞 2007年8月26日
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/ne_07082604.htm
東京新聞 - 2007年8月23日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2007082402043543.html
日本経済新聞 2007年8月26日
http://health.nikkei.co.jp/news/top/index.cfm?i=2007082502533h1
2007年8月26日 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/medi/soudan/20070826-OYT8T00076.htm
(関連目次)→これって、おかしい! 目次
(投稿:by 白熊もどき)
今回、白熊もどき先生に投稿をお願いしました!
診断書に関して非常に怒っておられます。
わたしもあの制度、なんなんだ~とよくおもいます。ではどうぞ..。*♡
『病気がない!』なんて診断書は書けません!
狩猟の資格を取りたい方がこんな診断書を持ってきました。
「上記のものは、統合失調症、そううつ病(そう病及びうつ病を含む)、てんかん(発作が再発するおそれがないもの、発作が再発しても意識障害がもたらされないもの及び発作が睡眠中に限り再発するものを除く。)、自己の行為の是非を判別し、またはその判別に従って行動する能力を失わせ、または著しく低下させる症状を呈する病気、麻薬、大麻、あへん又は覚せい剤の中毒者、自己の行為の是非を判別し、又はその判別に従って行動する能力がなく、または著しく低い者、ではないものと診断します。」
なんでしょうか、この文章??切れ目がないのですが・・・。日本語として非常にわかりにくいです。しかもこのようなことを診断できる医者がいますでしょうか???
統合失調症(昔の分裂病)もそううつ病も外来にはじめてきた患者さんに100%この疾患がないと診断することは不可能だと思います。
てんかんも、発作が無いときは普通の人なので、てんかんじゃないと100%診断することは出来ないと思います。ましてや未来の発作のことに関してはどんな医者でも100%、「発作が再発するおそれがないもの、発作が再発しても意識障害がもたらされないもの及び発作が睡眠中に限り再発する」と診断出来ないです。
麻薬、大麻、あへん又は覚せい剤の中毒者なんて、話聞いても、皆やってないっていうだけですよね。
普通だと思っていた人間が猟奇的殺人を起こしたりする昨今、「自己の行為の是非を判別し、又はその判別に従って行動する能力がなく、または著しく低い者」なんて診断できません。
こんなに診断できないものを、法律で診断させようというのはおかしいのではないかとあまりに腹がたったので、担当の 愛知県 自然環境課 野生生物グループのSさんという方に問い合わせをしました。
回答は「国家試験をうけて受かっている、専門家の医師なのだから、どういう風に診断するかは自分で判断してください。診断できないなら断って下さって結構ですよ。診断してくれる医師のところにその人が探していけばいいことです。こちらはその診断書をお渡しするだけです。」との事。
病気があるという診断書は容易にかけるが、その疾患がないと証明することは非常に難しいと思います。医者だから何もかも診断できるわけではありません。話を聞くだけでいいというなら(実際外来に来たらそうせざる得ません)、県の職員が聞いたって同じ事ではないでしょうか。自費である診断書で検査を沢山すると、診断書を持ってきた方の負担になるのみです。診断書の診断ガイドラインもなく、医師への責任転嫁を法律で行っているだけのような気がします。
県の回答に納得が出来なかったため、関係省庁の環境省に問い合わせをすることにしました。 実は4年前の法律改定のときの意見募集のときに同様の意見が出ているのですが、無視されてしまっています。
意見を提出させていただいて、1ヶ月たちますが、環境省からはなんの返答もありません。
(関連目次)→本日のニュース・おすすめブログ..。*♡ 目次
(投稿:by 僻地の産科医)
おはようございますo(^-^)o..。*♡
朝から大ニュースです!!!
大学医局をぶち壊して、結局は大学がいないと何もできない、
という結論にいきついたのでしょうか!?
ナニをいまさらっ!またまた~って言ってあげたくなっちゃうニュースです!!どうぞ。
さて、各地で産科崩壊してきています。
【産科・小児科 休止一覧 4 】 日本全国 今後の崩壊予定
よろしくお願いいたします!
長野と宝塚から、今日は崩壊のニュースです。
長野須坂の原因は、産科医の交通事故、肩の骨折だけです(涙)。
たったこれだけのことが地方産科医療崩壊の原因となるのが、私たちの現状です。
あとは何紹介したらいいのだか(笑)。話題多すぎです。
最近、個人的に注目の拘置所ニュースなどいいかもしれません。
適当にピックアップしてみてくださいね!ではどうぞ!
大学病院から医師派遣 支援へ
NHK 2007年8月24日
http://www3.nhk.or.jp/knews/news/2007/08/24/t20070824000012.html
医師不足が深刻となるなかで、文部科学省は、大学病院を中心とした医師の養成システムを整備するため、臨床研修の際に大学病院から地方の拠点病院に派遣される医師の旅費や滞在費などおよそ100億円を来年度予算の概算要求に盛り込むほか、大学病院に勤務する医師の処遇の改善を求めていくことになりました。
宝塚市立病院の産科休診へ
NHK 2007年8月23日
http://www.nhk.or.jp/kobe/lnews/01.html
医師不足による産婦人科の閉鎖が全国で相次ぐなか、宝塚市の市立病院でも、産婦人科の医師が全員退職するため、来年3月末で産科を休診する見通しになりました。
宝塚市立病院の産婦人科には、現在3人の医師が勤務していますが、宝塚市によりますと、医師を派遣していた兵庫医科大学から全員を呼び戻したいという連絡があったということです。
このため、宝塚市ではほかの医師を派遣してもらうよう依頼しましたがメドが立たず、このままでは婦人科の外来を残したうえで来年の3月末で産科を休診する見通しになりました。
宝塚市立病院は、内科や外科など20の科にベッド数が480ある総合病院で、産婦人科では年間およそ350人が出産しています。また、現在、宝塚市内で出産できる民間のクリニックや医院は4つあり、市立病院では来年2月以降に出産を予定している人は、すでに診察を断っているということです。
宝塚市立病院の小坂井嘉夫院長は「これからも全国に公募するなどして何とか産婦人科の医師を確保し、休診しなくてすむよう努力したい」と話しています。
須坂病院のお産は、来年3月15日以降は休止
長野県会議員 永井一雄 2007年8月18日のページ
http://www.ne.jp/asahi/suzaka/nagai-k/
県立須坂病院の産科問題について、8月5日「緊急事態!!須坂病院のお産休止か」と書きましたが、この間、齊藤院長さんはじめ関係者の努力を頂いてきましたが、来年3月15日以降の出産は受けられないと決定した。
須高地域にあってお産の出来る病院・産院が全て無くなることになってしまう。安心安全を担う須高医療の歴史の中では過去に無いことだ。
日本の自由主義社会の中にあって、いつでも安心してお産が出来る、お医者さんにかかれると思っていたし、産科が無くなると報道があっても須高は違うと(それは辺鄙なところと思っていたが)医療に関心を持たない(医療費負担が高くなったことだけは、別だったが)国民・県民・住民をいいことに、知らず知らずの内にこんな社会になっていた。
ただ、一方的に医療関係者だけを攻められない事情もある。特にお産関係にあっては、命の大切さなど含めて、医療事故の責任を担当医に取らされると言うことが社会問題になっているからだ。医療の技術だけでなく、今の皆さんは、スマートを取柄としているから、いざ出産と言うときには、体がついてこないことも多くあると聞いている。こんなことを言っていれば、小さな時から生命の誕生には、普段の生活をどうしているべきかをしっかりと教えるべきではないかと言うことになってしまう。(ここの所を理解せずお医者が悪いという風潮があるようだ)
(後略)
須坂病院の産科医確保を要望/長野
信濃毎日新聞 2007年8月22日
http://www.shinmai.co.jp/news/20070822/k-3.htm
県立須坂病院で、産婦人科の常勤医2人のうち1人がけがのため出産に対応できない状態が続いている。21日は須坂市、小布施町、高山村の首長らが県庁に村井知事らを訪ね、産科医の確保を要望した。県側は現状のままだと来年度以降、同病院でのお産の扱い休止も検討せざるを得ないと説明。知事は医師確保に努力するとした上で、緊急避難的に隣接市の産科の利用も探る考えを示した。
丹波市でも勤務医不足 2病院支援か県立を優先か
神戸新聞 2007年8月23日
http://www.kobe-np.co.jp/news_now/news2-771.html
勤務医不足が深刻化している兵庫県立柏原病院と柏原赤十字病院への公的支援をめぐり、地元の丹波市が揺れている。辻重五郎市長を座長とする「丹波市地域医療協議会」が6月末、両病院への支援を表明。これに対し、同市会最大会派の清政会と公明党が7月、「2病院が共倒れする恐れがあり、県立への支援を最優先すべき」と辻市長に提言し、市会内で意見が割れた。また、両病院の設置主体が県、日赤と異なるため医師交流などの議論も進まず、支援する立場の市は、長期的な展望を描けないままだ。
地域医療死守へ意見二分/2施設連携不足 医師集める環境整備を
市立病院を持たない丹波市は、公的医療を両病院に頼ってきた。県立は篠山市を含む丹波圏域の中核病院として主に高度医療を担い、日赤は救急や産科などを看板としてきた。
しかし二〇〇四年度、国が新しい臨床研修制度を導入すると、研修医が大学病院に残らなくなり、大学は地方へ派遣していた医師の引き上げを始めた。このため、県立の常勤医はこれまでに、十七人減って二十六人になった。日赤も十三人減って四人となり産科、外科などは休診に追い込まれた。経営は悪化し、〇六年度の赤字は県立が十一億九千万円、日赤は二億五千万円に上った。同市は約二年前、日赤の市民病院化を提案したが断念。その後、県立の機能も低下し、市と医療関係者、住民らが今年一月、「市地域医療協議会」を発足させ、六月下旬、県立に対して医師派遣の際の経費や医療機器購入を援助することや、日赤には施設改修費や運営費を一部負担するなどの支援策をまとめた。
◆ ◆
市会は二病院への支援を全会一致で決議したが、その後、会派で意見の違いが表面化した。
「日赤は必要ないってことですか」。今月三日、県立への重点的支援を掲げる最大会派の清政会と公明党が開いた市民ミーティング。参加者の不安そうな質問に議員は「焼け野原になってからでは遅い。両方の存続は現実的ではない」と否定しなかった。
割れる市会だが、辻市長は「今ある医療資源に対して、できることをやる」との姿勢を崩していない。県立病院に対して土地や医療機器を貸与する例はあるが、市はさらに踏み込んで医師派遣に直接つながる方法を模索している。県立の酒井國安院長は「県はこの病院にだけ特別に力を注ぎにくい。医師を呼ぶため、市が主体的にこの病院の魅力をつくることが欠かせない」と歓迎する。一方、日本赤十字社兵庫県支部は、市の支援策に対して、病院を存続するかどうか示していない。
◆ ◆
但馬や北播地域のように、医療連携へ向け病院同士の検討が進まないのは、両病院が市立ではない上、設置主体が異なることも要因だ。病院関係者は「県が開いている丹波地域医療確保対策圏域会議が議論にふさわしい場だが、県のリーダーシップがない」とこぼす。一方、県健康局の髙岡道雄局長は「会議は地元の医療関係者の協議の場。県の役割があれば果たす」と話し、地域でまず意見をまとめるべきだ―とする。同協議会は一月以来、開かれていない。
神戸大学の千原和夫医学部長は、地元自治体による支援の成否について「病院内と地域の両面から、医師の負担を軽減する仕組みがいる。診察に集中できるよう周辺業務を手伝う補佐役の配置や、地域を挙げて病院と診療所の使い分けを徹底することも重要」と強調。「魅力的な環境を示せば、医師は集まる」と話している。
厚木市立病院 産婦人科医確保に新手当 市議会9月定例会に条例案提出へ /神奈川
タウンニュース 2007年8月23日
http://www.townnews.co.jp/020area_page/02_fri/02_atsu/2007_3/08_24/atsu_top2.html
藤枝市立総合病院の不適切請求:治療費負担が焦点--指定取り消し前提の聴聞 /静岡
毎日新聞 2007年8月23日
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/shizuoka/news/20070823ddlk22040053000c.html
◇経営に重大影響も
インプラント(歯根治療)の診療報酬を不正請求していた藤枝市立総合病院(金丸仁院長)に対し、静岡社会保険事務局は22日、保険医療機関の指定取り消しを前提として、病院側の弁明を聞く聴聞を行った。同事務局は、聴聞結果や28日に開く静岡地方社会保険医療協議会の議論を踏まえ、最終決定する。指定取り消しが決まれば、治療費の負担問題が焦点になる。一部は病院が負担せざるを得ないとみられるが、再指定まで時間が掛かれば、病院経営に重大な影響を与える恐れもある。金丸院長は「患者には迷惑が掛からないようにする」と話す。念頭にあるのは「療養費払い」制度。やむを得ない事情があれば、保険を使わなくても保険者(健康保険組合など)が保険分を支払う制度だ。患者は自己負担分(原則3割)を支払い、病院に保険者への請求を委任。病院が保険者から支払いを受ける=図参照。これなら患者の負担は変わらない。
この仕組みは県立総合病院(静岡市葵区)が90年に指定を取り消された場合に使われた。ただ、「やむを得ない事情」を判断するのは保険者の側で、もし保険者がノーと言えば病院が治療費の7割を負担せざるを得なくなる。県立総合病院のケースでも支払いに応じない保険者があり、藤枝市立総合病院も「自腹」は避けられそうにない。
ある藤枝市議は「一般財源から出すことには市民の理解が得られない。病院の内部留保で対応すべきだ」とする。県も「不適正な行為で発生した費用は分担できない」(医療室)と財政支援には否定的。しかし関係者は「内部留保だけでやっていけるのは1カ月が限度」とみる。指定取り消しが長引けば、病院の存続にもかかわってくる可能性がある。
勤務医 開業つれづれ日記さまの日記を参考に!!!
「指定取り消し前提の聴聞」 藤枝市立総合病院の不適切請求:治療費負担が焦点
勤務医 開業つれづれ日記 2007-08-23
http://ameblo.jp/med/entry-10044418396.html
女性医師の現場復帰を支援 厚労省、概算要求へ
朝日新聞 2007年8月24日
http://www.asahi.com/life/update/0824/TKY200708240003.html
厚生労働省は来年度、出産などで現場を離れた女性医師の復帰を支援する病院に補助金を出す制度を新設する。医師不足が深刻な産婦人科や小児科に多い女性医師の現場復帰を促し、医師不足解消につなげる狙いだ。女性医師バンクの拡充や病院内保育所の整備などと合わせ、08年度予算の概算要求に23億円を盛り込む。これを含め、同省の医師確保対策の概算要求総額は、07年度予算(92億円)比73%増の160億円となる。
同省によると、20代医師は、産婦人科医で3人に2人、小児科医で2人に1人が女性。出産や育児で休職した後、「最新の医学知識や医療技術についていけない」などの理由で復職できない女性医師が多いことが医師不足の一因とされる。
このため、現場復帰を目指す女性医師の再教育研修を行う病院に研修費用を補助。復職希望の女性医師と病院の求人を結ぶ事業として日本医師会に委託している「女性医師バンク」では、勤務希望に沿った病院を探したり、電話相談に応じたりするコーディネーターを増員する。
このほか、同省は医師確保対策として▽国や都道府県が仲介する緊急医師派遣に協力した病院への補助▽地域医療の担い手育成に積極的な臨床研修プログラムを実施する病院への補助の上乗せ▽医師の交代勤務制を導入した病院への補助、などの予算を要求する。
地域療育センター開設予定/ 神奈川
タウンニュース 2007年8月24日
http://www.townnews.co.jp/020area_page/02_fri/01_miya/2007_3/08_24/miya_top2.html
平成17年に閉鎖した向丘診療所の跡地に、民設民営による地域療育センターの設置が計画されている。発達障害者支援センターも併設される見通しで、平成22年度の開設を予定している。
地域療育センターは知的障害、身体障害などを抱えた子どもやその家族に相談・指導・検査・判定・医療の提供や療育訓練を行う施設で、障害の早期発見と軽減を図ることを目的にしている。また平成17年に定められた発達障害者支援法により、同地域療育センターには発達障害者支援センターも併設される予定だ。
開設の背景には、障害児の急激な増加があるという。現在市内には約15000人の障害者がいるとされており、施設利用者(相談児童総数)を見ると平成3年から17年で223%の伸びを示している。しかし市内にある南部・中部・北部3箇所を合わせた地域療育センターの定員は240名しかない。そのため早期に発見し、2週間以内に評価、2ヶ月以内に診察、通園療育を行うのが望ましいとされる障害児療育が約半年待ちという状態。各療育センターでも通園回数の日数を減らし、受け入れ人数を増やすなどの対応を行っているが、それでも対処しきれないのが現状だという。
また向丘診療所跡地については小児科医療設置を求める声も根強いが、小児科医の確保が難しく向丘地区には小児科が数件あることや現状では障害児への対応が急務であること、また併設する際の障害児への感染症対策などを踏まえ「難しい」との見解を示している。
慈恵病院、赤ちゃんポストで電話相談件数が大幅増加
クリスチャントゥデイ 2007年8月23日
http://www.christiantoday.co.jp/society-news-627.html
東大病院、潜在看護師の確保へ
キャリアブレイン 2007年8月22日
http://www.cabrain.net/docomo/news/article.do?newsId=11436
県内病院、「潜在看護師」の復職支援へ/福島
福島放送 2007年8月23日
http://www.kfb.co.jp/news/index.cgi?n=2007082310
看護師の応募低調 獲得競争激しさ増す 宮城県立病院
河北新報 2007年8月24日
http://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2007/08/20070824t13034.htm
宮城県立病院の看護師募集(2008年4月採用)に対する応募が低調だ。35人の募集枠に対して23日現在、応募はわずか12人にとどまっている。募集締め切りは31日で、県は「看護師が確保できなければ、十分な医療サービスの提供だけでなく、経営にも支障を来す」と気をもんでいる。
募集対象は1968年4月以降に生まれ、看護師資格を持つか、08年4月末までに資格取得見込みの人。勤務先は、県立の循環器・呼吸器病センター(栗原市)、精神医療センター、がんセンター(ともに名取市)、拓桃医療療育センター(仙台市)となる。過去の応募者数は、04年が101人(募集枠30人)、05年96人(40人)、06年53人(30人)、07年47人(20人)と減少傾向が続いていた。
看護師確保をめぐる状況は厳しい。昨年の診療報酬改定で、最も高い診療報酬を受けるには、入院患者7人に対し、看護師1人が必要となった。そのため、病院間の看護師の獲得競争が激化している。県は3月末、看護師、保健師を養成してきた県総合衛生学院を廃止した。このため「看護師確保は一層難しくなった」(県立病院課)という。
今回、採用年齢の上限を従来の29歳から39歳に緩和した。出産、子育てのため、離職した「未就業看護師」の取り込みを狙う。今月上旬には就職説明会や病院見学会を開き、看護師確保に向け取り組みを強化している。
子育て中の女性内科医を募集 高畠病院が勤務医減少対策
山形新聞 2007年8月23日(木)
http://yamagata-np.jp/newhp/kiji_2/200708/23/news20070823_0335.php
竹田医師会病院:「志願医」が来月、着任 態勢手厚く /大分
毎日新聞 2007年8月23日
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/oita/news/20070823ddlk44100605000c.html
後発医薬品、利用促進へ協議機関
2007年8月24日/日本経済新聞
http://health.nikkei.co.jp/news/top/
厚生労働省は新薬と成分は同じだが価格が安い後発医薬品の普及を目指し、2008年度中に各都道府県に利用促進のための協議機関をつくる。都道府県の医療担当者、製薬会社や地元の医師会、薬剤師会などがメンバーとなり、後発薬の情報提供や安定供給について改善策をまとめる。運営費は厚労省が補助する考えで、08年度予算の概算要求に盛り込む。
厚労省は後発薬の国内シェアを約2倍の30%に引き上げて医療費の膨張に一定の歯止めをかける方針。ただ、医師などの間では「後発薬メーカーは問い合わせへの対応が不十分で、供給も不安」との声があり、普及はやや足踏みしている。
医療タイムス 2007年08月23日
http://times-net.info/news/2007/08/23/
ドクヘリの助成の在り方検討に着手 厚労省
厚生労働省は23日、救急医療用ヘリコプターの導入促進に係る諸課題に関する検討会を設置し、初会合を開いた。本年6月に施行した「救急医療用ヘリコプターを用いた救急医療の確保に関する特別措置法(ドクターヘリ法)」で、都道府県ドクターヘリ運用費の助成金交付事業を行うことが決まったことについて、どのような内容の交付を行うか、新たな医療計画にドクターヘリをどのように位置づけるかなどを検討する。
「ネットワークを形成し生活習慣病対策を」 検討会が中間報告
糖尿病等の生活習慣病対策の推進に関する検討会(座長・久道茂宮城県対がん協会会長)は22日、初期診療を行う医療機関から専門的な診療を行う医療機関まで多くの施設が、国立国際医療センターなどのナショナルセンターを中心にネットワークを形成して生活習慣病対策を進めるべきなどとする、同検討会の中間報告を大筋で了承した。
放射線治療、緩和ケアを診療報酬で評価
厚生労働省保険局医療課の原徳壽課長は23日、日本医師会の社会保険指導者講習会で講演し、2008年度の診療報酬改定で、「政府が力を入れているがん対策については、診療報酬の面でも推進していく。放射線治療や緩和ケアはしっかりと考えていく」と述べ、診療報酬で評価する考えを示した。
「地域の実情に配慮した報酬体系の検討を」 四病協 近く提案書を提出
四病院団体協議会総合部会は22日、地域の実情にあった診療報酬体系の検討などを求める「医療提供体制と2008年度診療報酬改定に関する提案書」を、近く関係方面に提出することを決めた。
自治医大生ら9人が、辺地医療実習に出発(高知)
2007年8月24日 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news2/20070824wm02.htm
県立中央病院 新人臨床研修の核に/富山
中日新聞 2007年8月23日
http://www.chunichi.co.jp/article/toyama/20070823/CK2007082302043238.html
患者や家族が率直意見 信大病院、診療体制などで懇談会
中日新聞 2007年8月23日
http://www.chunichi.co.jp/article/nagano/20070823/CK2007082302043027.html
山陽市民病院に関する中間答申案/山口
宇部日報 2007年8月23日
http://www.ubenippo.co.jp/one.php?no=4338
シンポ「病院医療が危ない!」開催
キャリアブレイン 2007年8月21日
http://www.cabrain.net/docomo/news/article.do?newsId=11411
小野町地方綜合病院、廃止 年内は回避/福島
福島放送 2007年8月23日
http://www.kfb.co.jp/news/index.cgi?n=2007082312
大村市立病院が未返済 競艇から5億5000万円長期借り入れ
長崎新聞 2007年8月23日
http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20070823/03.shtml
県立病院事業経営評価委員会が発足/福島
福島放送 2007年8月23日
http://www.kfb.co.jp/news/index.cgi?n=200708239
病院向けシステム開発会社が破産
キャリアブレイン 2007年8月21日
http://www.cabrain.net/docomo/news/article.do?newsId=11400
全国自治体病院協精神科特別部会が岡山で総会
山陽新聞 2007年8月23日
http://www.sanyo.oni.co.jp/sanyonews/2007/08/23/2007082309515834009.html
介護疲れで脳梗塞 妻のわがまま 負担に
2007年8月23日 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/kaigo/note/20070823-OYT8T00067.htm
四病協、地域一般病棟など提案へ
キャリアブレイン 2007年8月23日
http://www.cabrain.net/docomo/news/article.do?newsId=11458
国4600万円支払いで和解 広島拘置所の後遺症
中国新聞 2007年8月23日
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200708230115.html
広島拘置所(広島市中区)が医療措置を怠ったため肺結核になり後遺症が残ったとして、元男性被告(39)=神戸市=が国に損害賠償など約九千二百万円の支払いを求めて広島地裁に起こしていた訴訟で、国が男性に約四千六百万円を支払うことで和解していたことが二十二日、分かった。
訴状などによると、男性は二〇〇二年三月に広島拘置所に入所。四月中旬から、せきや体がだるくなる症状が現れ、五月上旬には三九度を超す高熱があったが、拘置所の医師は「軽い肺炎」と診断。症状が悪化し、六月下旬になって肺結核と診断され、市内の病院に入院した。だが、左肺の機能が失われるなど現在も後遺症があるという。
男性は〇三年九月、「肺結核の進行と後遺症は、注意義務を怠った拘置所の過失が原因」として国に損害賠償などを求めて広島地裁に提訴。「適正な診療をせず放置した」と主張した。国側は「過失はなかった」などと争ったが、地裁が今年六月に和解案を提示。七月十七日に成立した。国側は「今後とも健康管理が適正に行われるよう努める」とコメント。男性は「二度と私のような人が出ないよう、拘置所内での医療体制を整えてほしい」と話している。
服役中の男性が熱中症で死亡 熊谷拘置支所と大阪刑務所
朝日新聞 2007年8月24日
http://www.asahi.com/national/update/0824/TKY200708230335.html
病院でお茶に異物混入か 患者3人が吐き気など訴え
中国新聞 2007年8月24日
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200708240161.html
新種の病気が40年で39種 WHO「前例のないペース」
2007年8月23日 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20070823-OYT8T00203.htm
集中治療室の赤ちゃんの動画、携帯電話に送信 長野・信州大病院
中日新聞 2007年8月24日
http://www.chunichi.co.jp/article/national/news/CK2007082402043353.html
アジア人男性は前立腺癌(がん)の予後が良好
2007年8月13日/HealthDay News
http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20070823hj001hj
看護職員を2時間人質=母の治療ミスと息子逆恨み=聖市
ニッケイ新聞 2007年8月24日
http://www.nikkeyshimbun.com.br/070822-24brasil.html
「培養皮膚」の製造販売を承認 再生医療、初の商業化
朝日新聞 2007年8月24日
http://www.asahi.com/health/news/TKY200708230328.html
欠陥住宅 勝訴しても救われず 業者に支払い能力なく
中日新聞 2007年8月23日
http://www.chunichi.co.jp/article/living/life/CK2007082302043201.html
三菱UFJニコス、保険証にクレジット機能
日本経済新聞 2007年8月23日
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20070823AT2C2103A22082007.html
県内HIV感染者・患者が急増/沖縄
琉球新報 2007年8月23日
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-26526-storytopic-1.html
全中核病院にカウンセラー エイズ診療強化で厚労省
東京新聞 2007年8月24日
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2007082401000025.html
女性働けば成長率アップ 経済効果0・4ポイント
東京新聞 2007年8月23日
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2007082301000459.html
県が消防本部再編 広域化へ検討委
岡山日日新聞 2007年8月23日
http://www.okanichi.co.jp/20070823131932.html
(関連目次)→事例集
(投稿:by 僻地の産科医)
たまには息抜きo(^-^)o..。*♡
産科や関係症例ばっかりやってると、もう嫌になってきちゃうんです。
というわけで、みつけた症例です!どうぞ。
診療のポイントは
眉間部に異物を注入する際、重篤な合併症の可能性に留意して行うべきである。だそうです!
冷や汗ファイル
美容整形手術のため自己脂肪を眉間に注入した後、
眼動脈閉塞による失明に至った30歳女性例
松本市/信州大学病院眼科 森紀和子
(日本医事新報 No.4341 2007年7月7日 p47-48)
※提示例は実例に基づき筆者が再構成したものである
A case introdudion
症例紹介
30歳女性。生来健康であった。イタリア人のような鼻になりたいと、これまでにも美容整形手術を3回受けていた。今回は4回目で、局所麻酔下に両腎部の脂肪吸引の後、胸部、鼻部、眉間部に脂肪注入を受けた。眉間部注入時突然、悪心、右眼痛、右視力低下を自覚し、同日総合病院眼科に紹介された。同院初診時、右眼視力は光覚なく(完全失明)、右眼底に広範な網膜の白色化を認め、右網膜中心動脈閉塞症の疑いでウロキナーゼ点滴を開始された。
翌日、高圧酸素療法を行うため、近くの脳神経外科病院に転院となった。しかし、視力の改善なく、発症2日目、当科外来に紹介となった。
当科初診時、鼻根部に皮膚への刺入部と思われる小さな創を認めた。右眼に上転障害と眼瞼下垂があり、右視力は光覚なしであった。左眼視力(1.O)および所見は正常であった。右眼所見では瞳孔散大、間接対光反射は正常であったが、直接対光反射は減弱していた。眼圧は右/左:6/16mmHgと右眼で低下していた。眼底所見では、網膜全体の高度の浮腫と白色化した網膜血管を認めた。蛍光眼底造影検査では網脈絡膜血管はまったく造影されず、脳血管造影では右眼動脈が起始部で完全に閉塞していた。また、通常眼動脈が閉塞していても外頸動脈枝との吻合を介して脈絡膜が淡く造影されるchoroidal blushもみられなかった。
高度の右眼動脈閉塞症の診断で、同脳神経外科病院に入院のまま、抗凝固薬、副腎皮質ステロイド薬などの投与を受けたが、視力および上転障害の改善はなかった。1週間後、自宅近くの某大学病院眼科へ転院したが、その後受診なく、経過観察はできなくなった。
A problem and measures
問題点および対策
1)問題点
眼周囲への自己脂肪注入直後に発生した視力障害について、現在までに海外で7例報告されている。それらによれば、顔面の末梢動脈は細く虚脱しやすいため、注入時に逆血を確認する際に誤認される可能性がある。誤って眼動脈の枝である鼻背動脈、眼窩上動脈、滑車上動脈などの末梢枝に高圧で注入された異物が逆行性に進んでいき、より中枢の動脈を閉塞すると考えられている。時に眼動脈、内頸動脈にまで逆行し、そこから本来の動脈圧によって各々の末梢枝である網膜中心動脈および後毛様体動脈、中大脳動脈に塞栓形成を来す機序が考えられている。実際、脂肪注入後に眼動脈閉塞と同時に中大脳動脈閉塞を来し脳梗塞を引き起こした例や、外頸動脈枝閉塞を来し皮膚壊死を起こした例もある。
本例も、自己脂肪を眉間部に注入した際、眼動脈の末梢枝に脂肪片が入り、シリンジ圧により逆行性に押し込まれ、眼動脈が起始部で閉塞し、その緒果、網膜中心動脈・毛様体動脈を含めたきわめて広範囲の閉塞が起こったものと考えられた。軽度の眼瞼下垂と上転障害は、脂肪が押し込まれた血管とは別の末梢血管である上直筋または眼瞼挙筋への栄養血管が閉塞したためと推測された。動脈硬化などに伴う眼動脈閉塞では、通常、外頸動脈系の吻合を介し、わずかながらも眼内への血流はあると考えられる。しかし、脳血管造影でそれを示すchoroidal blushがなく、また蛍光眼底造影にて右眼底では網膜、脈絡膜動脈も含めまったく造影されなかった。以上より、本例は右眼動脈起始部の単なる閉塞ではなく、網膜中心動脈、上直筋枝、鼻背動脈などの血管内脂肪塞栓と考えられた。血管内脂肪塞栓のため顔部の外頸動脈系からの吻合による血液供給もなく、眼球全体に高度な虚血が生じていた。
2)対策
脂肪だけでなく、副腎皮質ステロイド薬、コラーゲンなどの眉間部への局注により失明を来した報告があり、同様の機序が考えられている。眉間部に異物を注入する際には、緩徐に、極カ圧をかけずに行うことが重要である。また、このような重篤な合併症の可能性を含めた十分なインフォームドコンセントを行う必要がある。
A point of medical examination
診療のポイント
眉間部に異物を注入する際、重篤な合併症の可能性に留意して行うべきである。
文献
1)森紀和子,太田浩一,永野咲子,他;日眼会誌111:22.2007.
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