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(投稿:by 僻地の産科医)
なんだか最近、ワクチンの話が活発化してきました。
昨日ご紹介した雑誌のインタビューも良かったので、
あげようと思っているのですが、たまたま産経から
こんな記事が出ていたから、旬のうちにご紹介o(^-^)o..。*♡
と思って。
他にも気になる最近のブログなどいくつか。
【ちょっと気になる記事..。*♡】
326グラムの奇跡
中日新聞 2012年4月5日
http://iryou.chunichi.co.jp/medical_column/leaf/20120404162102825
遺伝性がん、検査し予見 乳がん、早期発見で治療に選択肢
卵巣がん、予防切除も
朝日新聞 2012/04/05
https://aspara.asahi.com/blog/mediblog/entry/FXUeiKNdzs?utm
「『大往生したけりゃ 医療とかかわるな』の読み方」
がんになってもあわてない 2012/3/29
http://air.ap.teacup.com/awatenai/1636.html
明日の記事、どうしようかなぁ?と考え中です。
Yosyan先生とかぶっちゃうかもw。
というか最近、当直室のPCの調子悪くて、
イマイチなので記事を上げられない可能性も高いです。
Yosyan先生と相談してみよう。
大人の水ぼうそう ワクチンで予防・重症化回避
産経新聞 2012.4.4
(1)http://sankei.jp.msn.com/life/news/120404/bdy12040407380001-n1.htm
(2)http://sankei.jp.msn.com/life/news/120404/bdy12040407380001-n2.htm
歌手の鈴木亜美さん(30)が2月、水ぼうそう(水痘)のため、北京で開催されたライブへの出演を辞退した。水ぼうそうは5歳以下で感染し軽症で済む人がほとんどだ。しかし、大人になってからかかると重症化することが多く、妊婦の場合は胎児にも悪影響を与えることがある。東京慈恵会医科大学葛飾医療センター(東京都葛飾区)の本田まりこ教授(皮膚科)に聞いた。(豊田真由美)
感染細胞が多い
水ぼうそうはウイルス性の伝染病で、「水痘・帯状疱疹(ほうしん)ウイルス(VZV)」というヘルペスウイルスの一種が、へんとうや咽頭にある特殊な細胞(リンパ球)に感染し発症する。血液を介して皮膚に到達すると全身に発疹ができて水ぶくれになり、かゆみ・発熱・倦怠(けんたい)感などの症状が表れる。本田教授は「大人はVZVに感染する細胞を子供より多く持っているため、水ぼうそうが重症化しやすい」と解説する。
VZVは感染力が強く、くしゃみ・せきなどによる飛沫(ひまつ)感染、発疹を触ることによる接触感染のほか、空気感染でもうつる。本田教授によると、ほとんどは5歳までに水ぼうそうになり、免疫を得るという。
しかし、「昔は大人の99%が感染済みとされていたが、今では88%しか抗体を持っていない」(本田教授)。水ぼうそうにかかっていない1割強の大人には、肺炎などの合併症を起こして命を落とすことさえある「怖い病気」(同)になり得る。妊婦の場合は、失明・脳障害・流産など胎児にも深刻な影響が及ぶ可能性があるという。
薬で軽症化も
水ぼうそうに罹患(りかん)しないまま大人になった人は、水痘ワクチンを接種すると、予防できるか、重症化を防げる。本田教授によると、水ぼうそう患者と接触したとしても3日以内に水痘ワクチンを接種するか、10日後ぐらいから抗ウイルス薬を5日間ほど飲めば、高い確率で発症を予防でき、発症したとしても軽症で済む。ただ、妊婦は接種できない。VZVは、回復後も神経細胞などが集まる神経節に潜伏。水ぼうそうにかかったことがある人は、疲労・ストレス・加齢などで免疫力が低下すると、VZVが再活性化して顔や胴体などに帯状の発疹(帯状疱疹)ができることがある。
特に高齢者は、帯状疱疹が治った後も神経痛が長引いたり、再び水ぼうそうになったりする。脳炎を起こして死に至るケースもあるという。本田教授は「免疫は20年たつと落ちる。『水ぼうそうは一生に一度』といわれるが、水痘ワクチンを接種し、帯状疱疹を防いで」と勧めている。
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