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(投稿:by 僻地の産科医)
ところでsuzan先生からこの記事に関してコメントをいただいています!! 東奥日報の記事を読んで 東奥日報、実際に見るとうすっぺらい田舎新聞なんですが、いい記事ですね。 ちなみに、八戸市民病院の産婦人科では「お産1件につき」1万円だったかのお産手当てが医師に出るようになったそうですが、東北大は、ここからも産婦人科医引き上げを検討しているというウワサです。
本紙菊谷記者にファイザー記事賞
東奥日報 2007年9月20日(木)
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一部記事から抜粋しますと、
「今回は昨年四月から今年三月までに掲載された全国の百十紙・九十八点の医学医療関連記事の中から、
(1)着眼点
(2)構成
(3)的確でバランスの取れた情報
-などの点で審査され、大賞一点、優秀賞五点が選ばれた。
「霧の中の処方せん」は、昨年七月から今年二月まで掲載。医師不足の現状をリポートし、県内医療のあるべき姿を模索した」
とのこと。
どのような記事なんだろう~。
泣けました。
わたくし、青森県勤務の経験があり、あの地方の開業医の先生にも知り合いがいるもんですから。 金木、三沢、八戸、七戸、十和田…お互い遠いんですよね。雪なんか降ると特に。
河北の「お産SOS」なんかよりよほど共感できます。
同じような話題を取り上げながら、なんで違うのか…。
◆第1部 瀬戸際の地域医療
地域医療が崩壊の危機を迎えている。県内で産科医、小児科医、常勤医の空白地帯が拡大。数少ない勤務医は激務に追われ、住民は強い不安にかられている。住民が安心して暮らせる地域医療とは-。本県の現状、課題を探った。
(1)“過疎”進む金木病院/常勤医2年で4人減(2006.7.11)
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(2)北通り迫る「無医村」/診療所、苦渋の統廃合(2006.7.12)
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(3)へき地巡回診療/存続見えぬ先行き(2006.7.13)
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(4)疲弊する拠点病院/集約後もなお厳しさ(2006.7.14)
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(5)明かり消えた入院病床/行き場失った高齢者(2006.7.15)
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(6)産科休診の衝撃(上)/通院予想以上に負担(2006.7.16)
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(7)産科休診の衝撃(中)/出産をためらう声も(2006.7.17)
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(8)産科休診の衝撃(下)/苦悩続く上十三地域(2006.7.18)
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(9完)生き残りへ産科断念/内科医確保に力注ぐ(2006.7.19)
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◆第2部 臨床研修制度の功罪
第二部は、臨床研修制度導入による弘大や県内病院への影響、新人医師や住民の思いなどを伝える。
(1)大学から新人医師引き離す/地域住民にしわ寄せ(2006.9.13)
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(2)医局崩壊(上)/教授の人事権に衰え(2006.9.14)
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(3)医局崩壊(下)/苦境耐える地方病院(2006.9.15)
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(4)大競争時代/市場原理導入で明暗(2006.9.17)
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(5)内科、外科…各科を巡回/新人の熱意に温度差(2006.9.18)
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(6)輝く目(上)/回り道し夢の第一歩(2006.9.19)
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(7)輝く目(下)/症例数では負けない(2006.9.20)
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(8)教える側の意識/若手の成長が刺激に(2006.9.22)
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(9完)弘大の苦悩と挑戦/原点は患者のために(2006.9.23)
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◆第3部 ドロップアウトを防げ
第三部は、現在、地域医療をかろうじて死守している勤務医が燃え尽きてドロップアウトしない方法、他県に流れない方策を考える。
(1)中堅医師の叫び/過労いつか事故に…(2006.11.20)
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(2)働きに見合った報酬/手当増額で意欲向上(2006.11.21)
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(3)医療の本質/患者も認識を深めて(2006.11.22)
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(4)増える女性医師/子育てや復職支援を(2006.11.23)
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(5)チーム医療/仕事を分担 休暇確保(2006.11.24)
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(6完)地域の熱意/必要とされる「喜び」(2006.11.25)
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◆第4部 模索と実行
医療崩壊を食い止めようと行政、住民、大学が必死の模索を続ける。最終の第四部では、住民が安心して暮らせる医療体制を築くための“処方せん”を考える。
(1)難関医学部突破/教育環境の整備急務(2007.2.14)
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(2)フリーターから転身/挫折を重ね初志貫く(2007.2.16)
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(3)「良医」を育てる/県内定着独自の指導(2007.2.17)
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(4)医師確保へ本格始動/県仲介に評価と批判(2007.2.18)
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(5)岐路に立つ自治体病院/存続へ民営化を模索(2007.2.19)
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(6)西北五の中核病院構想/医師確保「至難の業」(2007.2.20)
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(7)再建懸けた医療連携/効率的運営へ不可欠(2007.2.21)
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(8完)未来の分岐点/地域での議論が大切(2007.2.22)
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