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(投稿:by 僻地の産科医)
おはようございますo(^-^)o..。*♡
本日、大野事件の8回目の公判日です。
川口さま、入場できたようです!!!
報告を待ちましょう!!!
福島県立大野病院事件第8回公判(0)
ロハス・メディカルブログ 2007年09月28日
http://lohasmedical.jp/blog/pickup/cat8/
では、どうぞ!!!
最初は日本救急医学会からのお知らせです!
一般の皆様へ ER検討特別委員会
http://www.jaam.jp/er/public/index.html
なぜ、このようなことがなくならないのでしょう?
「救急でも専門の医師に診てもらいたい」という患者さんの心情は当然ですが、各科専門医のみで救急初期診療を分担して行うことには2つの問題点があります。
第一は医療コストの問題です。最近は内科医と言っても、循環器科医、消化器科医、呼吸器科医、感染症医、神経内科医・・・と細分化されており、すべてのグループの代表を当直させるには膨大な人件費がかかります。たとえ内科医当直を一人としても、外科、整形外科、脳神経外科、小児科、産婦人科・・と各専門科の医師を一人ずつ揃える当直体制を組むだけでもコストはかさみます。たとえこのような病院を作ることができても、全国隅々にまで行き渡らせるには国民負担の増大が避けられません。
結局、通常の病院では専門医を揃える当直体制が不可能なため、「専門医がいない」などと診療を断られる救急患者さんが今でも少なくないのです。
救急初期診療を各科専門医で分担して行うことの問題点は医療コストだけではありません。もう一つの問題点は、患者さんの選ぶ専門科が必ずしも適切ではない場合があるということです。「肩が痛い」と整形外科を受診しても実は急性心筋梗塞(循環器救急)であったり、「吐き気がする」と消化器内科を受診しても実は緑内障発作(眼科救急)であったり、転倒して大腿骨を骨折した患者さんに致死的な不整脈が隠れていたりすることがあるのです。適切な対応が遅れたなら、このような場合いったい誰の責任になるのでしょう。受診する専門科を間違えた患者さんにあるのでしょうか。
これらの問題を解決するため、あらゆる救急患者さんの診療にあたるのがER医(救急外来医)です。ER医は、子供さんでも高齢の方でも、病気でもケガでも心の問題でも、「専門ではない」と断ることはしません。軽症、重症を問わず、歩いて受診される患者さんでも救急車で搬入される患者さんでも、すべての患者さんに対し責任を持って初期診療を行います。そして自らの能力の範囲で帰宅可能の判断を下し、必要があれば専門医に相談や紹介を行います。
様々な救急対応の経験を持ち、幅広い診療領域をカバーするER医がすべての救急初期診療にあたり、専門医でなければ対応できない病態のみを専門医が診療することで、診療の安全性と医療コストのバランスをはかることができるのです。
米国の人気テレビドラマ「ER」で良く知られるように、北米において救急医(Emergency physician)と言えば、このようなER医のことを指しています。わが国の若い医師たちの中にも、その必要性とやりがいを認識しER医を志す者が少しずつ増えてきています。すべての救急患者さんが行き場を失わず、安全に、確実に、過剰な負担なく診療を受けられるようにすること、それがER医の役割です。
小児科の救急体制を縮小 公立甲賀病院、医師欠員で
京都新聞 2007年9月27日
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2007092700131&genre=O1&area=S10
公立甲賀病院(滋賀県甲賀市水口町)は27日、小児科の救急医療体制を10月から縮小し、週のうち3日間の夜間の診察を中止すると発表した。常勤医師の欠員のためで、同病院で医師不在が生じるのは初めてという。 医師不在となるのは月-水曜の勤務時間外(午後5時15分-翌日午前8時半)。同病院によると、常勤医師はもともと3人いたが、小児科部長が京都大医学部の人事調整で急きょ8月から他の病院勤務となり、医師2人だけになったという。
その後、全国的な小児科勤務医の不足もあって常勤医師の確保にはいたっておらず、医師の努力にも限界もあり、体制縮小を決めたという。小児科の夜間の救急患者は通常約5人おり、医師不在の日は他の医療機関を紹介するとしている。 冨永芳徳院長は「患者にご不便、ご迷惑をかけることになり、申し訳ない。来春には小児科部長を確保できるよう努力する」としている。
妊婦たらい回し、5日後に胎児死亡
TBS 2007年9月27日
http://news.tbs.co.jp/top_news/top_news3667773.html
妊婦たらい回し、5日後に胎児死亡
去年11月、都内の産婦人科医院が入院中の妊婦の転院先を探したにもかかわらず、10数か所の病院から受け入れを断られ、3時間以上経って、ようやく受け入れられていたことが分かりました。妊婦は、5日後に胎児を死産しました。
東京・荒川区の産婦人科などによりますと、妊婦は、去年11月29日、妊娠22週目で、陣痛が強まったため、未熟児を扱う新生児集中治療室がある病院への搬送が必要となりました。
産婦人科の院長は、都内の10数か所の病院に次々と受け入れを打診しましたが、空きのベッドがないことなどを理由に、全て断られたということです。結局、3時間以上経って、ようやく、川崎市内の病院に搬送が決まりましたが、妊婦は、この病院で5日後に胎児を死産しました。受け入れを断った病院の中には、高度な治療が可能だとして、東京都が「周産期母子医療センター」に指定していた医療機関もあったということです。
「都としては、さらに本事例における病院選定などの事実を精査し検証してまいります。周産期母子医療センターに一般医療機関で対応可能な分娩が集中し、負担が大きくなっていると考えております」(東京都 福祉保健局長)この問題は、27日の都議会でも取り上げられました。東京都は、「死産と受け入れまでの時間経過とは無関係」としていますが、産科医療の厳しい現状が、また浮き彫りとなりました。
都内で妊婦搬送先探しに3時間 5日後に死産
産経新聞 2007/09/27
http://www.sankei.co.jp/shakai/wadai/070927/wdi070927018.htm
昨年11月、切迫早産で新生児集中治療室(NICU)のある病院への搬送が必要とされた東京都荒川区内に住む妊婦(37)が都内十数カ所の病院から受け入れを拒否され、3時間以上にわたって搬送先の病院を探し回っていたことが27日、分かった。同日の都議会一般質問で、共産党の小竹ひろ子都議が明らかにしたもので、妊婦は川崎市内の病院に搬送されたが、5日後に死産した。
産婦人科医不足が指摘される地方だけでなく、大都市部でも妊婦の搬送先の確保が困難な状態が浮き彫りになった。妊婦は昨年11月29日午前、荒川区の産婦人科医院の医師から妊娠22週目の切迫早産との診断を受けた。切迫早産の場合、NICUのある病院に搬送する必要があるため、医師は該当病院を探した。
ところが、都内十数カ所の病院から満床を理由に断られ、3時間以上の間、妊婦の搬送先が決まらない状態が続いたという。結局、妊婦はその日の午後、医師の知り合いがいる川崎市内の病院へ搬送され処置を受けたが、5日後に死産した。妊婦の救急搬送をめぐっては、昨年10月、奈良県の町立病院で分娩(ぶんべん)中だった女性が脳内出血で意識不明となり、19病院に受け入れを拒否された末、転送先の病院で男児を出産後に死亡したケースがある。
都内の産婦人科医数は平成6年には1629人だったが、16年には1424人と約205人減少するなど、医療関係者の間では産科医養成が喫緊の課題に上っている。都では「搬送が遅れたことと死産との因果関係はないが、今回の事態を受けて抜本的な対応を進めていきたい」としている.
医師足りず初の統合白紙に 北海道の公立、労災2病院
東京新聞 2007年9月27日
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2007092701000563.html
北海道美唄市は27日までに、来年4月をめどに進めていた独立行政法人「労働者健康福祉機構」(川崎市)運営の美唄労災病院と市立美唄病院の統合を、医師確保が困難なため断念することを決めた。公立病院と労災病院の統合は全国初となるはずだった。
市によると当初計画では常勤、非常勤合わせて41人の医師が必要だったが、両病院の医師の意向を調査したところ、統合後の新病院に移る意思を示したのは約25人にとどまったという。市は「シミュレーションの結果、新たな赤字が発生する可能性もあり、厳しい財政状況下で新たな負担はできないと判断した」としている。美唄市は経営スリム化などを行い、市立病院を存続させる意向。機構は労災病院の運営について「早急に善後策を検討したい」としている。
県会常任委 小児科医の集約検討 産科は困難/福井
福井新聞 2007年9月27日
http://www.fukuishimbun.co.jp/modules/news2/article.php?storyid=1896
県会は26日、厚生、土木警察両常任委員会を開いた。厚生常任委では、国が進めている小児科医・産科医の拠点病院への集約について、理事者側が嶺北で小児科医の集約施設を検討していることを明らかにした。正式な方針は年度内にまとめる予定の県の保健医療計画に盛り込む。
一方、産科医は「県立病院を中心に周産期医療システムが機能している」として、今以上の集約化は困難との認識を示した。糀谷好晃委員(県民連合)の質問に答えた。
理事者は嶺北の小児医療の現状を「病院輪番制や休日急患センターなどで対応しているが、開業医の協力が得られにくい」と述べ、特に夜間・休日の初期救急体制強化の観点で集約施設を求める意見が出ていることを説明した。嶺南は国立福井病院と市立敦賀病院、公立小浜病院で、おおむね機能しているとした。小児科医・産科医の集約は、厚生労働省が今年3月末までに実施の適否を決定するよう都道府県に要請。本県は「検討中」としていた。
土木警察常任委では、国土交通省が年内に作成する道路整備の中期的な計画に中部縦貫道の県内全線を盛り込むため、来月上旬に県民総決起大会を福井市内で初開催することを理事者が報告した。また、旧防衛施設庁発注工事をめぐる官製談合事件で国交省が25日、建設58社に最大30日の営業停止処分を出したことを踏まえ、仲倉典克委員(県議会自民党)が、県陽子線がん治療施設の建築工事への影響について「名古屋市営地下鉄工事談合事件に関する排除措置命令も近く出るとの情報がある。再入札しても仮契約が解除される恐れがあり、年内の(再入札)実施は無理では」とただした。理事者は「再入札のための設計変更は完了しており、9月議会閉会後に入札にかけたい。ただ新たな処分が出されれば、その段階で再検討する」と述べるにとどまった。
搬送件数の20%、1回以上断られる…県調査
読売新聞 2007年9月27日
http://osaka.yomiuri.co.jp/mama/tokusyu/toku1/mt20070927kk01.htm
新城市民病院に最新医療機器
東海日日新聞 2007年9月28日
http://www.tonichi.net/news.php?mode=view&id=20668&categoryid=1
助産院の嘱託医契約 遠野市と盛岡赤十字病院
岩手日報 2007年9月27日
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20070927_2
精神科救急相談を全日対応へ/神奈川県
キャリアブレイン 2007年9月28日
http://www.cabrain.net/news/article.do?newsId=12168
地域医療特別委を設置 市民病院問題受け、井原市議会
中国新聞 2007年9月26日
http://www.chugoku-np.co.jp/Health/An200709260293.html
財政再建や格差焦点 県議会、28日から論戦/徳島
徳島新聞 2007年9月27日
http://www.topics.or.jp/contents.html?m1=2&m2=&NB=CORENEWS&GI=Kennai&G=&ns=news_119085760537&v=&vm=1
救急隊員の暴力被害増加、東京消防庁
日本経済新聞 2007年9月27日
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20070927AT1G2604L27092007.html
出産直後の外国人女性受け入れまで2時間 母子とも健康
産経新聞 2007年9月27日
http://www.sankei.co.jp/seikatsu/kenko/070927/knk070927000.htm
大阪府立病院で「医療秘書」導入へ 来年度から試験的に
朝日新聞 2007年9月27日
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200709270023.html
夜間救急で新診療所、広島市内に来年度 検討委方針
中国新聞 2007年9月27日
http://www.chugoku-np.co.jp/Health/An200709260292.html
11月にも県医大に配置-妊婦救急搬送コーディネーター
奈良新聞 2007年9月27日
http://www.nara-np.co.jp/n_all/070927/all070927b.shtml
菊川市も参画せず 掛川・袋井の自治体病院統合
静岡新聞 2007年9月27日
http://www.shizushin.com/local_politics/20070927000000000070.htm
「勤務医来て」応募ゼロ/滋賀
2007年9月27日 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shiga/news002.htm
「須坂病院の産科医確保を」お産休止母親団体、県に署名提出
2007年9月27日 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nagano/news005.htm
神戸大病院に「美容外科」 国立初、シワ除去や脂肪吸引
産経新聞 2007年9月27日
http://www.sankei.co.jp/shakai/wadai/070927/wdi070927011.htm
地域医療は今:離島から/1 産めない島から産める島に /島根
毎日新聞 2007年9月27日
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/shimane/news/20070927ddlk32040573000c.html
7年連続の赤字決算に 市立甲府病院
山梨日日新聞 2007年9月27日
http://www.sannichi.co.jp/local/news/2007/09/27/12.html
連合岐阜:社会保障拡充など6課題、知事に提言 08年度予算に組み込み要請 /岐阜
毎日新聞 2007年9月27日
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/gifu/news/20070927ddlk21010247000c.html
シベリアの女性が出産した12番目の子供、体重は7.75キロ
ロイター 2007年9月27日
http://dailynews.yahoo.co.jp/photograph/pickup/?1190866738
9月26日、シベリア在住の女性が17日に12番目の子どもとして出産したナディアちゃん(左)の体重は7.75キロ(2007年 ロイター/Andrey Kasprishin)
膣を通しての胆嚢(のう)摘出術に賛否両論
2007年9月17日/HealthDay News
http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20070927hj001hj
救急蘇生術:人工呼吸は不要 心臓マッサージに効果あり
毎日新聞 2007年9月27日
http://www.mainichi-msn.co.jp/science/medical/news/20070927k0000e040070000c.html
日本脳炎 室内犬1割から抗体 住宅地でも感染の危険
東京新聞 2007年9月27日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2007092702052030.html
救急医学会の痛い発言。
全国に救急専門医を行き渡らせることなどデキもしないのにこういうことをのうのうとほざく神経が、日本の救急医のプレゼンスを低下させてるんですよ。
夜郎自大。
投稿情報: ssd | 2007年9 月28日 (金) 13:54