おはようございます..。*♡
今日一番のおすすめは東京新聞社説!
ほんとうにそのとおりだよね~o(^-^)o!ふむふむ。
週のはじめに考える 医療崩壊を食い止めよ
東京新聞 2007年5月27日【社説】
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2007052702019418.html
医療の崩壊とかクライシス(危機)といった言葉を耳にするようになりました。私たちの健康といのちを託す病院や医療の世界で何が起きているのでしょうか。
「医者がね、コンサートや寄席に通っているといったら、それだけで名医だと思ってもいいよ」永六輔さんの著書「大往生」(岩波新書)で見つけた言葉です。
医療は患者と医師との人間的なかかわりの中で行われます。それだけに、医師には技術だけでなく、名曲を聴いたり落語を楽しんだりする心のゆとりを持って、治療に当たることが求められるのでしょう。
産科や小児科の医師不足
病院の勤務医がこれを聞いたらどんな反応を示すでしょうか。苦笑するか、または怒るかもしれません。「忙しくてそんな余裕はない」と。
医療の「崩壊」や「危機」とは、病院の医師が激務を理由に次々に辞めてしまい、産科や小児科などの診療科や外来の閉鎖が相次いでいる実情にあります。地元で出産できず、また小児科救急に対応できない地域が増えているのです。辞めた医師の多くは開業医に転じているそうです。昨年の開業件数は六千件以上といいます。
どうして、こんな事態になってしまったのか。前名古屋大病院長で国立長寿医療センター総長の大島伸一さんにうかがいました。四月に大阪で開かれた日本医学会総会で同じテーマで基調講演した大島さんは、医療制度の構造的な問題に踏み込んで説明します。
勤務医の過重な労働環境は、大学病院による医師引き揚げ問題が影響しています。二〇〇四年度から実施された新臨床研修制度で、研修医が自由に研修先を選べるようになり、研究が主体で症例の少ない大学病院に残る研修医が減りました。
大学病院が人手不足を補うため、地域の関連病院から医師を引き揚げるようになり、結果的に残された勤務医の労働環境がより厳しくなるという悪循環が始まったのです。
こうした状況を招いたのは、医師の養成、配置を大学の医局任せにしたからだ、と大島さんは言います。人口動態、疾病構造、科学技術の進歩によって変わる医療需要に対して、医師、看護師など「ひと」、建物、機材など「もの」、医療費など「かね」の医療資源を適正に準備し配置していく国のグランドデザインがなかったというのです。
徒然草の第百二十三段に「第一に食ひ物、第二に着る物、第三に居る所なり。人間の大事、この三つには過ぎず。ただし、人皆病あり。病に侵されぬれば、その愁い、忍びがたし。医療を忘るべからず。この四つ欠けざるを富めりとす。この四つの他を求め営むを奢(おご)りとす」(一部略)と書かれています。
衣食住と同じ生活条件
医療とは古来、人間が生きる上で衣食住に匹敵する必須条件です。これを国民が等しく受けられないとすれば、やはり危機と呼ぶべきです。政府も医師不足の解消に乗り出しました。「拠点病院から医師派遣」「医師確保法(仮称)制定」などが検討されているそうです。
しかし、医師を増やし待遇を改善すれば解決するほど単純な話ではありません。今こそ、医師を国民の共有財産として考え、あすの超高齢化社会への長期戦略を練るときです。もう一つ、医療危機の大きな背景があります。あるいは、こちらの方が深刻かもしれません。現場の医師たちが使命感や誇り、自信を失いつつあるというのです。
肺結核で入院療養中だった石川啄木がこんな短歌を作っています。
そんならば生命(いのち)が欲しくないのかと、
医者に言はれて、だまりし心!(「悲しき玩具」)
威圧的な医師に対する患者の無言の憤り、反発が読み取れますが、現代はどうでしょうか。
近ごろは、医師と患者の関係が逆転したといわれます。わがままで身勝手な患者や家族が増えたとも聞きます。現場の医師が、ささいなことで怒鳴り込まれ、訴えるぞと迫られる。そうした状況が日常化し、さらに医療事故で刑事責任を問われるケースも増えました。医師は自信を失って委縮し、ときにおびえているようにさえ見えるそうです。医師側にも責任があります。医療ミスを隠したり、治療費を不正請求したりと不祥事が続出しています。医療の権威の低下が、医師への尊敬を損ねているのも事実です。
使命感支える社会の敬意
でも、医師の生きがいや喜びは、プロとしての能力を発揮し、患者から感謝されるという使命感の達成にあり、その使命感を支えるのは社会からの敬意、信頼です。これは教師や警察官にも共通の支えでしょう。
「医師を甘やかせという意味ではない」と断ったうえで、大島さんは語りかけます。
「人には生老病死がある。医療にはリスクがあり、医療はまた不確実だという悲しい側面もあることをご理解願いたい。医療側と患者側との間に良好な関係が築かれない限り、先には悲劇、不幸しかない」
大竹で小児科診療を一部制限/広島
中国新聞 '07/5/26
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200705260088.html
大竹市玖波、国立病院機構・広島西医療センターが医師不足のため、小児科診療の一部受け入れ制限を始めている。地域の中核を担う医療機関だけに、市は「若者世帯の市外流出につながりかねない」と懸念している。小児科診療は4月から、それまで24時間態勢で受け付けていた救急の時間外診療を、午後8時までとした。同時に、入院についても期間が1週間程度の軽症患者に限定。重症患者は市外へ転送する。
中津市民病院:産婦人科の休診などで、県が対策協議へ /大分
毎日新聞 2007年5月26日
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/oita/news/20070526ddlk44100519000c.html
医師不足による産婦人科の休診などが問題になっている中津市民病院について県は28日、阿南仁・福祉保健部長らを同病院に派遣し、産婦人科復活問題を院長らと協議する。同病院で24日開かれた県政ふれあいトークで広瀬勝貞知事が対策に乗り出す考えを示した。同病院の増田英隆院長が
(1)医師不足による産科などの休診
(2)老朽化による建て替え
(3)緊急医療態勢の見直し
--などの問題を挙げ「市民病院を核に、民間病院のそれぞれの病院と連携した中津方式の地域完結型(総合病院化)の医療態勢がほとんど機能していない」と述べ「24万人医療圏(宇佐市や福岡県豊前市などを含む)で産婦人科がないのはおかしい」と復活を強く要望した。
また緊急医療チームの看護師は「他の病院で手に負えなくなった患者が市民病院に搬送されて来たが、どうすることも出来ず、他の病院に回した。十分なスタッフがいれば助かった命だったかもしれない」と訴えた。知事は「深刻さがよく分かった」と話し、福祉保健部に「現場の声を十分聞いてほしい」と指示した。
産婦人科医の勤務改善訴える/岩手
2007年5月27日 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/news004.htm
盛岡で講演会
産婦人科医の不足など、県内を取り巻く医療問題について考える「県産婦人科医会講演会」が26日、盛岡市菜園の県医師会館で開かれ、助産師や県職員ら約100人が参加した。
県産婦人科医会(小林高会長)が主催した。「産科医療のあり方を考える」と題して利部輝雄前盛岡赤十字病院院長が講演。1994年に132人いた県内の産婦人科医が、2004年には89人に減ったことを指摘し、「県内の産婦人科医は月平均61時間の超過勤務を強いられており、環境改善が急務」と訴えた。
勤務医の労働改善など求める-県立病院長と知事ら意見交換
山形新聞 2007年5月25日(金)
http://yamagata-np.jp/newhp/kiji/200705/25/news20070525_0308.html
県立病院の病院事業管理者会議が25日、山形市の県立中央病院で開かれ、全国的に問題となっている勤務医の過重労働などについて、病院長と斎藤弘知事らが意見を交換した。
斎藤知事と5病院の院長ら職員、野村一芳県病院事業管理者らが出席。各病院長は、運営の効率化や地域医療機関との連携推進など、本年度の重点項目を報告した。
意見交換では、勤務医の過酷な労働状況の改善を求める声が相次いだ。特に、過重労働の要因となっている夜間の救急医療体制や医師不足について、医師側から「開業医の協力を得られるシステムづくりを行政が指揮し、人的資源の活用を考えてほしい」「研修医を引きつける努力が必要だ」「労働に見合った給与体系の見直しも検討してはどうか」などの意見が出された。
また、斎藤知事は冒頭のあいさつで酒田市の県立日本海、市立酒田両病院の統合再編に触れ「本県の今後の医療の在り方を占う試金石として取り組んでいく」などと述べた。
島根県が養成の自治医大生の半数が流出
山梨中央新報 '07/05/27
http://www.sanin-chuo.co.jp/news/modules/news/article.php?storyid=406335006
へき地医療を担う目的で島根県が養成した自治医科大卒業生の義務年限後の地元定着率は57・1%で、全国平均の70・9%を大きく下回っていることが分かった。深刻化する医師不足の解消へ、待遇改善などで定着率の向上が求められそうだ。
同県は毎年、自治医大の負担金として一億二千七百万円を支出。県出身者二人程度を同大に送り出している。学生が卒業後九年間、県の指定するへき地の医療機関に勤務すれば、貸し出した学費の返済を免除する。
同県によると、県が養成した自治医大卒業生は六十三人。義務年限の九年を終えた四十二人のうち十八人が県外の大学や医療機関での勤務を選択し、継続して県内で働くのは二十四人にとどまっていた。
総務省の二〇〇五年七月時点でのまとめでは、都道府県別のトップは新潟で90・0%。岩手、奈良など80%台も多かった。最低の福島、熊本は50・0%で半分の定着にとどまっている。鳥取は63・6%。
卒業生が出身地を離れる理由は、地元に義務年限後の主な勤務先となる県立病院やポストが少ないことや、最先端の医療に触れたりスキルアップの機会が持ちにくいことなどが指摘される。
県医師確保対策室の木村清志室長は「医療機関と連携し、島根でも専門性を高めたり研修ができる仕組みを整えたい」と強調。自治医大卒業生が県内にとどまるよう新たな策を検討中という。
自治医大生卒業生は、県内では出雲市の県立中央病院で二年間の研修後、隠岐や中山間地域の公立病院、診療所に派遣されるのが主なルートで、医師不足が深刻なへき地医療の一翼を担っている。
高砂市民病院:経営改善へ市が素案 特別委で厳しい意見 /兵庫
2007年5月26日 毎日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070526-00000174-mailo-l28
◇11年度まで5年計画
厳しい経営環境にある高砂市民病院(350床)を審査する市議会市民病院経営改善対策特別委員会が25日開かれ、市は岡恒雄市長が5月中の策定を明言していた経営健全化計画の素案を明らかにした。内容をめぐって若干の質疑が交わされたが、会派に持ち帰って検討することとし、これまでの調査と合わせて6月定例会で委員会としての中間報告をする。
同病院は医師不足に加え診療報酬のマイナス改定などの影響をもろに受け、05年度決算で約4億6700万円の純損失を出すなど累積赤字は約73億円に上っている。
素案によると、計画期間を今年度から11年度までの5年間に設定。基本方針を「自治体病院として不採算医療や救急医療は継続しながら、バランスシートを導入し、収入の確保と費用の削減に努める」としたうえで、▽医師数と病床数(現行37人を40~45人確保、適正な病床稼動)▽収益の向上(インターネット公募も導入した常勤医師の確保、医師の待遇改善など)▽歳出削減(職員数の適正化や委託などの見直し)▽新規事業の取り組み(東播磨医療圏域での他病院との機能分化とともに内科の特化)▽一般会計からの特別繰り入れ――などの具体的な取り組みを挙げている。
素案に対し委員からは「これまで議会が指摘してきた域を出ていない」「最悪な状況にあることを念頭に考えなければならない」などと厳しい意見が相次いだ。
委員会では、6月末に内科医、循環器科医各1人が退職することが明らかにされた。循環器科医は7月1日付で着任するが、当面医師は36人体制が続く。また、空席になっている院長の人選について岡市長は「内部からの起用も含めて6月中には決めたい」と明言した。
〔播磨・姫路版〕
病院累積赤字が401億円に
新潟日報2007年5月26日
http://www.niigata-nippo.co.jp/pref/index.asp?cateNo=3&newsNo=246
県は25日、病院、企業、新潟東港の3企業会計の2006年度決算を発表した。病院事業会計の単年度赤字は29億2700万円と前年度より15億8700万円増加し、過去2番目に高い赤字額となった。診療報酬のマイナス改定や患者数減少による収益減が響いた。
赤字は20年連続。累積赤字は401億9000万円に膨らみ、初めて400億円台に達した。15病院中5病院で損益が改善したものの、医師不足の状況で経営環境は依然厳しく、黒字は一減の6病院にとどまった。企業局の電気事業会計と工業用水道事業会計は黒字、工業用地造成事業会計は赤字。東港臨海用地造成事業会計は、一般会計から31億円を一時借り入れして補てんし、事業を終了した。
県外の看護学校にも求人案内 市立甲府病院 心のケアで離職防止も
山梨日日新聞 2007年05月26日(土)
http://www.sannichi.co.jp/local/news/2007/05/26/13.html
市立甲府病院は、人材不足が続く看護師確保に向けた対策を強化している。県外の看護学校に初めて求人案内を発信し、在勤者に卒業生がいる場合は「先輩」のメッセージを添えている。採用に向けた募集告知や見学会も前倒しした。離職防止にも力を入れ、在勤者のメンタルヘルス相談を始めるなど、同病院は「出入りの対策を充実させ、定数確保を目指したい」(看護部)としている。
同病院によると、四月一日現在の看護師は臨時を含めて二百八十八人で条例定数(三百三人)より十五人少なく、充足率は95・0%。ここ数年の採用試験では受験資格年齢の上限を引き上げるなどしたが、定員割れは解消されていない。
新たな対策として、県外の看護学校に求人情報や採用試験概要を提供。在勤者に卒業生がいる学校には、先輩が勤務経験や職場環境を語るインタビューや写真付きのパンフレットを添えた。
看護部の土橋麗子部長は「OBが院内の様子や研修内容を紹介することで、ほかの病院より身近に感じ関心を持ってもらえるのではないか」と期待を込める。
看護師の採用試験は例年、一般職員採用と同じ六月下旬に募集告知をしていたが、本年度は五月中旬から申込用紙を配布した。五月下旬からは病院担当者による学校訪問を開始し、病院見学会も例年より早い六月中に開く予定。回数は前年度の二回から四回に倍増する。募集定員は二十七人程度で、六月十八日まで受け付け、八月四日に試験する。
在勤者の離職防止策としては本年度、臨床心理士によるメンタルヘルス相談をスタート。院内の職員健康管理室にブースを設け、月一回程度相談を受ける。
臨床心理士とメールで面談予定日を決めるなど、「プライバシーにも配慮した心のケアに努め、働きやすい職場環境にしたい」(病院事務局)としている。
着床前診断、筋ジス患者の38%が賛成…協会調査
2007年5月27日 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20070527i501.htm?from=main5
体外受精児:国内初の出産 03年に自然妊娠で男児
毎日新聞 2007年5月27日
http://www.mainichi-msn.co.jp/science/medical/news/20070527k0000m040106000c.html
経済成長続くインド、依然深刻な栄養失調
2007年05月26日 AFPBB News
http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2230119/1627055
妊娠後期中絶禁止を可決 ルイジアナ州下院
USFL.COM 2007年05月25日
http://www.usfl.com/Daily/News/07/05/0525_007.asp?id=53703
写真みると、結構すごいです。出産制限にデモ隊。。。
出産制限強化政策、抗議の住民側が修正を要求/中国
2007年05月25日 AFPBB News
http://www.afpbb.com/article/politics/2229925/1627869
同自治区では3か月前から、産児制限政策の強化と家族計画の徹底を目指し、厳格な措置を開始。出産制限に違反した世帯へは罰金・財産没収などを行った。住民らによると罰則には、堕胎の強制、財産の破壊、逮捕なども含まれていたという。18日、19日には抗議する数万人の群衆と警官隊が衝突した。 > 厚生労働省によると、〇五年度の全国調査では男性の育休取得率は0・5%。
> 一方、出産前に働いていた女性の七割が出産後に退職している。
> 妊娠や出産を理由に解雇されたという相談も後を絶たない。ort
「次世代法」施行2年 育児支援認定5社だけ
神戸新聞 2007/05/26
http://www.kobe-np.co.jp/news_now/news2-736.html
中学生11人、病院に搬送=過呼吸で、怪談話が原因?-京都・宇治
共同通信 2007/05/26
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2007052600347
また「意識改革」という耳障りのいい言葉でおわりですか。厚労省の方針そのまま。
ほとんどの病院が赤字で、そんな病院全ての努力が足りませんか?
診療報酬、医療費抑制自体が問題だという記事は誰も書かない。
それが報道のクオリティです。
地域医療は今・自治体病院(5)黒字へ 一丸で意識改革
2007年5月26日 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/feature/20070526ik05.htm
明日の私:医療保険の選び方 実は少ない、自己負担
毎日新聞 2007年5月26日 東京朝刊
http://www.mainichi-msn.co.jp/science/medical/news/20070526ddm013100186000c.html
はしか:検査、28日までに中断 試薬生産追い付かず
毎日新聞 2007年5月26日
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070526k0000e040059000c.html
大野病院医療事故:鑑定医を証人尋問 癒着範囲めぐり攻防--公判 /福島
毎日新聞 2007年5月26日
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/fukushima/news/20070526ddlk07040443000c.html
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