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(投稿:by 僻地の産科医)
ここまでも何度かお伝えしてきました 岡崎市民病院の子宮外妊娠訴訟ですが、
子宮外妊娠見落とし訴訟 新小児科医のつぶやき 2012-01-31
http://d.hatena.ne.jp/Yosyan/20120131
産婦人科救急疾患!子宮外妊娠は大変気をつけるべき病気です(>_<)!!
最高裁の判決が出ました!記事遅れまして申し訳ありません。
共同通信のみが報じていました。 他のメディアは報じていません。
医師が悪くないと記事にならないのでしょうか?
【参考】 裁判記録閲覧(地裁)
結果として最高裁が棄却したため、 高裁の判決通り
≫産婦人科医として尽くすべき注意義務を怠ったとは
≫言えないと結論付けた。
とのことで原告敗訴となったようです。
遺族側逆転敗訴が確定 愛知・市民病院の医療訴訟
共同通信社 2013年11月15日
愛知県の岡崎市民病院で2007年、受診直後に子宮外妊娠による出血性ショックで死亡した女性=当時(36)=の遺族が岡崎市などに損害賠償を求めた訴訟で、最高裁第3小法廷(木内道祥(きうち・みちよし)裁判長)は14日までに、遺族側の上告を退ける決定をした。遺族側の逆転敗訴が確定した。12日付。 一審名古屋地裁は医師の過失を認め、市側に約6700万円の支払いを命じた。だが二審名古屋高裁は「子宮外妊娠の確定診断をできる状況になく、危険が迫り、一刻を争う事態であると認識することは困難だった」と判断。一審判決を取り消し、請求を棄却した。 一、二審判決によると、女性は07年10月3日に同病院で受診し、翌4日に「おなかが痛くて動けない」と病院に電話をかけた。看護師が救急隊を要請したが、女性は心肺停止状態で搬送され、5日に死亡した。
【参考】高裁での判決記事(リンク切れです)
二審は遺族側逆転敗訴=子宮外妊娠の女性死亡―名古屋高裁
時事通信 2月28日(木)16時17分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130228-00000106-jij-soci
岡崎市民病院(愛知県岡崎市)で受診した女性=当時(36)=が子宮外妊娠で死亡したのは診断ミスなどが原因として、夫ら遺族3人が病院を運営する同市と担当医師(34)を相手に計7800万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が28日、名古屋高裁であった。加藤幸雄裁判長は、医師の過失を認めて計約6700万円の支払いを命じた一審名古屋地裁判決を取り消し、請求を棄却した。 加藤裁判長は「妊娠週数が明らかではなく、医師が初診時の所見から子宮外妊娠と確定できなかったのはやむを得ない」と指摘。その上で説明義務違反があったとの遺族側主張に対し、「医師は子宮外妊娠の可能性や危険性などの必要な情報を提供しており、産婦人科医として尽くすべき注意義務を怠ったとは言えない」と結論付けた。
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