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コメント

YUNYUN

> 何で[助産師]さんの尋問の間、外に出てもらったんだろう?
> 他の人の尋問も聞いておく方が、手の内も分かりやすいと思うんですが

もちろん、分からせないためですよ。
証人同士で影響がないようにして、真実を引き出すという考え方です。
原則として、証人は自分の証言を終えるまで、他の人の証言を傍聴できません。そうしなければ、先攻後攻で、不公平が生じるからです。

なお、当事者本人は証人と異なり、自分の事件の手続きに立ち会う権利があります。
だから、証人である内科医先生は、法廷外で待たされましたが、被告とされた産科医先生は、法廷内で傍聴していてよいのです。

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ところで、証人の分離は証人尋問期日に裁判所に出頭した時だけであり、
それ以前に法廷外で、証人や当事者本人たちが情報交換することは、民事事件では当然に可能です。(敵方陣営の人と交流することは無理ですが、味方の陣営内では)
証人調べの前に当事者本人や証人らと綿密な打ち合わせを行って、自陣営の人達の発言に矛盾が出ないように調整をしておくことは、代理人弁護士の責務です。

もっとも、代理人にとって、反対尋問や職権尋問でどんな質問が出るかを予想することは困難であり、証人らがそれにどう答えるかも予想し切れませんから、
本番の回答内容に矛盾があるように聞こえてしまうことはあり得ます。
そこは、再主尋問でカバー。裁判官の尋問の後に再び[被1]が尋問して、被告産科医と内科医と間に上下関係があるか訊いたのが、それです。

再主尋問で、助産師との認識のズレを糺さなかったのは、事実関係としては抗いようが無く、深入りは余計に印象を悪くしそうだと判断したためかもしれません。
「もし30分経過後にCT撮影を敢行していれば、診断が付き、救命できたか」という質問は、意見を求めることになりますから、内科医に訊くよりも、鑑定すべき事柄のように思います。

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ご指摘のように、被告代理人の尋問スタイルは原告代理人と比べてあっさりめ、淡泊な印象です。これは個々の弁護士の“芸風”であり、また事件の性質や主張内容によっても変わります。
裁判官はプロですから、総じて派手なパフォーマンスはあまり効果がなく、代理人はそれを承知の上で、依頼者の手前、やっているに過ぎない場合が多いです。

とはいえ、私の個人的な好みから申せば、もちっとねちこく訊いてほしかったな。尋問される側も、イマイチ不完全燃焼なような。

きよ@一般

僻地の産科医先生、お忙しい中、時期遅れの投稿にチェック&掲載のお手間をいただき、大変ありがとうございました。
またYUNYUN様、丁寧なコメント、恐縮過ぎます。素人の上不勉強な者の好き勝手な意見に、不快な思いをされる方もいらっしゃると心配しつつ投稿しましたが、大分フォローしていただけました。
「証人の分離」・・出なきゃいけないのですね。アホでした。orz
「裁判官はプロですから」・・自分が気づくことをプロが分からぬ訳がない、ですね。

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