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コメント

元周産期センター勤務医

詳細な記録いつもありがとうございます。
母体搬送に関しては一般の人にはわかりずらいと思います。一応最初に決められた高次施設に電話するのですが、なかなか決まらなくても待たざるを得ないです。なかなか決まらないからと言って他の施設に電話すると、重なってしまう事(高次から別高次病院)があり、2度手間になってしまう事があるので、通常はどんなに遅くても待ちます。母体搬送に1日かかる事もざらにあります。それが一般患者家族にはまず伝わりません。こちらは一生懸命に電話しているにもかかわらず、さぼっているとか捉えてしまいます。ただでさえ、電話している途中でも他の分娩、緊急帝王切開、救急外来は山ほどあります。結局のところ産科救急の医療体制が十分ではないというところに尽きると思います。ただそれは現場で働いている医師、助産師、技師の責任ではありません。国の医療政策の問題です。
超緊急帝王切開は自分のいた周産期センターでも無理でしたし、一般病院にいますと放射線技師を呼び出してCTなど撮影するのは3時間以上普通にかかっていました。これを現場のたまたま当たった人間のせいにするのは全くおかしいと思います。だから現場の周産期を経験した医師ほどお産から遠ざかっていくのです。
でももう手遅れですね。辞める人間を引き留めるのが先決なのに、これから産婦人科に入るかわからない学生、研修医ばかり優遇しても教える先輩たちがいなくなるのですから。産む所がなくなっても当然と思います。

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