(関連目次)⇒助産師分娩について考える
(投稿:by 僻地の産科医)
すでに国策となっている院内助産院と、
助産師外来ですけれど!
上は厚生労働省 小林秀幸氏による昨年10月の産婦人科医会における講演スライドです。
「病院勤務医の過剰労働を解消するための勤務環境の整備等」
の2ですね。
院内助産所や助産師外来を普及し、助産師の活用を進める。
そもそも、どこに助産師があまっとるんじゃ~。がおお(>_<)!!!! じゃあ、全国で何人の助産師がいらっしゃるのでしょうか? 産婦人科医が1万人をきった(H18年)ので大騒ぎされていましたが、彼女らは産婦人科医と違って3交代制です、そもそも産婦人科医の代わりにはなりません。 病院や診療所における助産師の充足状況はこちらです! とはいえ、国策ですものねo(^-^)o ..。*♡ こんな論文も ⇒助産所からの搬送例は有意に死亡率が高い
ということは前に述べさせていただきました。
(たぶん、舞鶴医療センターあたりに余ってると思うんですけれどね!
7ヶ月に4人の出生のために、10人の助産師を
雇用していらっしゃるみたいですし ..。*♡)
こちらは産婦人科医会会長、寺尾先生のスライドです。
平成15年で2万5千人。
↓
助産師充足状況緊急実態調査
足りていると、誰がいえるのでしょうか?
これからこういった報道は増えてくると思いますが、
「助産師さえいればなんとかなる!」
という考え方。そもそも2万5千人の助産師で、後進を指導して育てるのには限界があります。助産師の国家試験だって、一年に一回しかないし。
急激に増えるのはとても無理。どこの誰が、助産師外来、院内助産所を進めたがっているのかなぁ。。。。
それで大丈夫??? 本当に?
産婦人科医と助産師足しても、内科医の半分以下ですよ?
ここはssd先生のおことば集より引用して、終わります(>▽<)!!!
> 今、日本では100万人の赤ちゃんが生まれますから、
> たった15万人の助産師による助産師外来があれば
> 足りる計算になります。
> あと
> 十二万人ほど (←この数に注目)
> 助産師がいればオッケーなんです。ええ。
畳の上で生まれて、畳の上で死ぬ。
ssd's Diary 2008年1月31日
http://ssd.dyndns.info/Diary/2008/01/post_515.html
個人的には「助産師の活用」だったら、院内助産院よりも、ガン検診(特に頚ガン)を解禁したほうがいいんじゃないかと、思います。助産師だったらクスコにも慣れてるだろうし。夜勤がないので、潜在助産師も集まりそうだし。助産院でも取り扱いできるようにすると、(分娩ほどではないが)現金収入になるし。
厚労省看護課の皆さんと交渉して「助産師ガン検診可」とバーターで「看護師内診O.K.」というわけには、いきませんかねえ。
投稿情報: clonidine | 2008年2 月 2日 (土) 20:18
あまりにも、唐突で誰も考えなかった
案じゃないかと(>▽<)!!!!
完璧すぎます~っ!!!!
その案をとりあえず厚労相に出してみます!!!
結構、厚労相が、ちゃんと危機感を持っていて。
本当に4月を乗り切れるか心配していたようでしたので、びっくりしました。
案外採用されたりするかもしれません(笑)。
安心と希望ビジョン会議2
ロハス・メディカルブログ 2008年01月29日
(1)http://lohasmedical.jp/blog/2008/01/post_1051.php
(2)http://lohasmedical.jp/blog/2008/01/post_1052.php
投稿情報: 僻地の産科医 | 2008年2 月 2日 (土) 20:33
看護課との交渉しだいでは「助産師は乳がん検診(触診)O.K.」も、付けましょうかね。
日産婦中を探して、イケメンでナースキラー系産科医を探して、交渉団を結成します。会議の合間には、「懇親会」という名の飲み会を開きます。
イケメン産科医軍団は、看護課の皆さんにひざまずき、酒を注いで「ガン検診という、人の命を託す事業は、助産師のみなさんじゃないと、安心できない」「助産師は女性のおっぱいを誰よりも知っている」とか「院内での子宮口の測定なんて医者の下請け仕事は、ただの看護師で十分」などなど、あくまで賞賛ムードで話を進めます。
酒がすすんだら、手の一つでも握って「この手が何千もの命をとりあげてきたんだね(産科医もとりあげているという、ツッコミななしね)」と、耳元でささやいて、肩に手を回す。2次会では、夜景のきれいなバーでもなんでも連れて行って・・・
上記のように交渉すれば、翌日にはあっさり例の通達を撤回してくれるんじゃないでしょうか。
投稿情報: clonidine | 2008年2 月 3日 (日) 10:06