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(投稿:by 僻地の産科医)
産婦人科医はどんどん減り続けています。
長野県で産婦人科勤務医をされています、ある産婦人科医管理人先生は、
地域を背負い、踏みとどまっている産科医の、
責任者のうちの一人でもいらっしゃいますが、
今年の夏を過ぎた頃からでしょうか?
悲鳴のようなエントリーがだんだんと多くなってきています。
『もう限界』
現場の悲鳴であると存じます。
産婦人科医は、どこに消えているのでしょうか?
昨年末の統計でさえ、一万人をきりました。
60歳以下の実労働産科医は7000人に満たないのではないか?
という声もあります。
産婦人科医療はどうなっていくのでしょうか。
私達の声は、もう届かないのでしょうか。
産婦人科医療に関してのブログを書いていらっしゃる先生方にお願いがあります。 産婦人科医療に関して、お書きのブログ、 それほどお手間ではないと思います。 手間をかけずに、少しでも声を届けましょう。 では、ある産婦人科医先生のブログより、引用です。 対応「もう限界」 国全体の産科勤務医の総数がどんどん減っているわけですから、今、現場に踏みとどまって、何とか辞めずに頑張っている産科医達の職場環境は、ますます悪化し続けてます。いくら新人産科医を増やしても、それ以上に現役産科医が辞めてしまうようでは、全く意味がありません。『今、現場に踏みとどまって、何とか辞めずに頑張っている産科医達が、これから先も辞めないでも済むような方策を考えること!』が最も重要だと思います。 産科の勤務で一番つらいのは、勤務医の頭数が少ないと、それだけ当直回数が増えてしまうことだと思います。現在は、悪い勤務環境から逃れるために多くの産科勤務医が離職し、残された者の勤務環境がますます悪化するという悪循環に陥っています。 全体の産婦人科医の数が急減し、当分の間は増える見込みがないということであれば、医療圏の枠をとっぱらって分娩施設をセンター化して、当直業務に関わる産科医の(1施設当たりの)頭数を増やして当直業務の負担を減らすしか手はないと思われます。 しかし、例えば『人口30万人程度のエリアで、産科施設をセンター化する』というような構想を政策によって実現化するのは、並大抵のことではありません。少なくとも、この1~2年では絶対に不可能だと思われます。まだ、現状では多くの人々のコンセンサスを得るのは難しいと思います。 最近は産科施設数がどんどん減っていて、一つの医療圏に一つの産科施設を確保することすら、だんだん危うくなりつつありますから、あと5~6年も経過すれば、自然淘汰的に分娩施設数は適正な数に落ち着いていくのではないでしょうか?
現在、ある企画を練っているところで、国会議員さんのうち、
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無理無理まで頑張らず、そして、できないとなれば手を引くしかありません。
ある産婦人科医のひとりごと 2007/12/23
http://tyama7.blog.ocn.ne.jp/obgyn/2007/12/post_d6f6_1.html
多くの産科施設が相次いで分娩の取り扱いを中止していることにより、分娩取り扱い施設がだんだん残り少なくなってきました。かろうじて何とか生き残って分娩を取り扱っている施設では、地域の妊婦さん達が集中し、業務量が従来と比べて急増しているため、対応はすでに限界に達しているところも少なくありません。
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