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(投稿:by 僻地の産科医)
昨日は大淀の判決文全文が公開されました。
よく勉強をされた、素晴らしい判決文だと思います。
さて、そんな状況下での素敵なニュースですo(^-^)o ..。*♡
<高リスク妊婦>ヘリ搬送が増加 全国で毎年100件超
毎日新聞 2010年3月17日
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100317-00000034-mai-soci
切迫早産など高リスクのためかかりつけの産科が対処できない妊婦を中核病院にヘリコプターで救急搬送するケースが、全国で毎年100例以上発生していることが、亀田総合病院(千葉県鴨川市)の鈴木真・周産期母子医療センター長の調査で分かった。対応可能な医療機関の少なさをヘリで補っている形だが、出産後は赤ちゃんだけが自宅から離れた病院に入院を続けるケースも多い。鈴木センター長は「赤ちゃんが自宅近くに転院できるような仕組み作りが必要」と指摘している。鈴木センター長は、ドクターヘリを運航する病院や消防本部を対象に調査を実施。ドクターヘリや消防防災ヘリによる妊婦搬送は、06年118回▽07年117回▽08年143回--で、平均搬送時間は34.8分だった。ほとんどが切迫早産や破水などリスクの高い妊婦で、消防防災ヘリの場合でもほぼ全件で医師が同乗した。
3年間で最も搬送回数が多かったのは秋田県の35回で、千葉、静岡、和歌山、三重、長崎、熊本の6県も20回以上だった。一方、石川、奈良、大分など12県はゼロだった。
亀田総合病院の場合、総合周産期母子医療センターに指定された05年4月以降、昨年末までに67人がヘリで搬送され、うち10人は神奈川県からだった。全員無事出産したが、ほとんどが20カ所以上から「受け入れ不能」とされていたという。鈴木センター長は、県境を越えるなどして搬送された妊婦が出産した場合、母親が退院後、自宅が遠方のため赤ちゃんとの面会が減り、母児分離が虐待につながる恐れもあると指摘。
「本来なら生活圏内の病院で受け入れられるべきで、ヘリ搬送がここまで増加しているのは異常な事態ともいえる。ヘリ搬送は有効なセーフティーネットになっているが、県境を超えてカバーし合う広域医療システムが必要だ」と話している。
重症救急搬送 受け入れ拒否、10回以上55件…大阪
昨年の府内 医師不足が深刻
読売新聞 2010年3月19日
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=22337
府は18日、2009年に府内の医療機関に救急搬送された重症患者のうち、10回以上受け入れを断られたケースが55件(前年比11件増)あった、と発表した。全搬送患者に占める重症患者の割合は依然として低く、府は「医師不足は解消されておらず、安易な救急車の利用は控えてほしい」と呼びかけている。
府によると、昨年1年間の搬送患者数は、前年比0・3%増の41万6659人。このうち重症患者はわずか2・9%の1万1848人で、割合は過去5年間ほぼ横ばいだった。10回以上受け入れを断られたケースは、大阪市が最多の14件で、南河内12件、泉北9件と続いた。一方、泉南は1件、豊能はゼロだった。現場到着から搬送先が見つかるまで1時間以上かかった事例も15件あった。また、医療機関側が受け入れを拒否した理由は、「医師が手術中」「患者対応中」「ベッドが満床」が多く、依然として府内の救急医療体制が危機に直面している現状が浮き彫りになった。
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