(関連目次)→新型インフルエンザについても集めてみましたo(^-^)o
(投稿:by 僻地の産科医)
32か国 5268人 死者は61人デス(公式発表のみ)。
(こちらは情報としては最新ではありませんが、
日本の現在の状態分析として一番参考となりえるものです)
新型インフルエンザA(H1N1)の流行状況-更新5
国立感染症研究所 感染症情報センター 2009年5月11日
http://idsc.nih.go.jp/disease/swine_influenza/2009idsc/09idsc5.html
さて。
朝日の記事見て、ああ。やっぱり!!!!
と思いました。
だって今までの傾向見ると、
進入してもいちばん大丈夫なのは老人病院なんですもの。
(ハイリスク群でも、今のところ死亡例の報告が見当たりません。
しかしその死亡情報 ↑ もアメリカ・カナダ・コスタリカからの情報のみです。)
新型インフル「症状穏やか」一転 WHOが見解を修正
朝日新聞 2009年05月12日
http://www.asahi.com/international/update/0512/TKY200905120081.html
(前略)
しかし、関係筋によると、最近になって米国の症例が多く集まり、分析の結果、季節性のインフルエンザでは重症化しにくい若い世代に、肺炎などの重症者が一定数、メキシコ以外でも見られることが分かってきたという。
WHOは「感染が広がれば若い世代に重症者が増える可能性があり、社会的なインパクトが大きい」(同筋)と判断、軌道修正を余儀なくされた格好だ。フクダ氏はこの日「(症状は穏やかだという)当初の見方は変わりつつある」と発言。特にこれからインフルエンザの流行しやすい冬を迎える南半球では、若者の人口比率が高い途上国が多いことから、一層の警戒が必要だとの認識を示した。
米科学誌サイエンス電子版探すのか。。。えーん。(;;)。英語キライ。
という情報を踏まえて、
これをみると、やっぱり季節性インフルエンザの比ではありません。
蔓延した国の高齢化はかなり進みそうです。
(中国は一人っ子政策なので(←これってまだやってるのでしょうか?)
結構深刻かもしれません。よくわかんないけど)
「新型」致死率、100万人超死亡「アジアかぜ」並み…WHO
読売新聞 2009年05月12日
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20090512-OYT1T00414.htm
新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)の致死率は、世界で100万人以上が死亡した1957年のアジアかぜ並みの0・4%で、感染力も季節性のインフルエンザより高いとする分析結果を、世界保健機関(WHO)と英国、メキシコの研究チームがまとめた。12日、米科学誌サイエンス電子版に緊急報告された。
メキシコ政府は12日現在、新型による感染者数は2059人、死者数56人と公表している。しかし実態は不明で、新型の正確な致死率や感染力は分かっていない。
研究チームは、データが正確な欧米の感染者数を基に、メキシコの出入国者数、感染者の広がりなどから逆算し、メキシコでは4月末までに6000~3万2000人の感染者が発生、致死率は0・4%に上るとする推計をまとめた。その結果から、致死率は約4000万人が死亡したとされるスペインかぜ(1918年)よりは低いが、アジアかぜレベルの強さがあると見ている。感染力についてはスペインかぜなど過去の新型インフルエンザに比べると、同等かやや低いが、季節性のインフルエンザよりは高いと見られるとしている。
流行は2月中旬にメキシコ・ベラクルス州のラグロリアで始まったと見られ、この地域では15歳未満の61%が発症したのに対し、15歳以上は29%の発症率にとどまっていた。研究チームは「重症度は、国の医療事情などによって変わるだろう。今後も、詳しい症例データを収集する必要がある」と指摘している。
という訳で、他のこまごましたインフルエンザニュースo(^-^)o ..。*♡
危機はわかるけれど、やっぱりこういう例が出てきてしまうのですね。
2診療所を休診、縮小 日野病院、発熱外来医師確保で
日本海新聞 2009年5月12日
http://www.nnn.co.jp/news/090512/20090512044.html
あと、キューバがマダだったのか!
というのはそれなりに驚きでしたo(^-^)o ..。*♡
世界の感染者5200人突破…新たにキューバで確認
読売新聞 2009年5月12日
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090512-OYT1T00378.htm
マスクも品薄らしい
DrPoohの日記 2009-05-11
http://d.hatena.ne.jp/DrPooh/20090511
新型インフルエンザ、国内でのまん延も間近?
ぐり研ブログ 2009年5月11日
http://gurikenblog.cocolog-nifty.com/blog/2009/05/post-7e51.html
豚インフルエンザ これが新型インフルエンザでないことを祈る「『保健所に通報したらぶっ殺すぞ糞野郎』と39.4℃発熱のアメリカ人患者に襟首つかまれ恫喝されました」→財務省は新型インフルエンザ防疫の前線で働く現場には「経済的補償は行わず」罹ったら罹り損 疫病を救うための医師や看護師を見捨てる政府に未来はあるのか
天漢日乗 2009-05-11
http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2009/05/394-a1a6.html
新型インフルエンザ:「長期戦、覚悟している」 成田空港検疫所長が会見
毎日新聞 2009年05月12日
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20090512ddm041040059000c.html
<新型インフル>日本の不適切な対応は不満=アジアに蔓延なら責任は日本に―台湾メディア
Record China 2009年5月11日
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090511-00000004-rcdc-cn
「濃厚接触者」含む111人が日本入国
中日新聞 2009年5月11日
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/swine/list/200905/CK2009051202100004.html
"現場任せ"に不満も 「国内感染」備える医師ら 「大型サイド」新型インフルエンザ
2009年5月11日 提供:共同通信社
http://www.m3.com/news/GENERAL/2009/5/11/97653/?q=%22%E7%8F%BE%E5%A0%B4%E4%BB%BB%E3%81%9B%22%E3%81%AB%E4%B8%8D%E6%BA%80%E3%82%82+%E3%80%8C%E5%9B%BD%E5%86%85%E6%84%9F%E6%9F%93%E3%80%8D%E5%82%99%E3%81%88%E3%82%8B%E5%8C%BB%E5%B8%AB%E3%82%89+%E3%80%8C%E5%A4%A7%E5%9E%8B%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%89%E3%80%8D%E6%96%B0%E5%9E%8B%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%95%E3%83%AB%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B6
成田空港に帰国した高校生ら4人の感染が発覚した新型インフルエンザ。4人は入国前の「水際」での発見だったが、既に入国している帰国者や旅行者らの発症は時間の問題とされる。「発熱外来」を設置するなど、大型連休直前から受け入れを準備してきた各地の自治体病院や大学病院。慢性化する医師不足の中、国内の感染拡大阻止を担う医療関係者の間には"現場任せ"の行政への不満や、スタッフの感染リスクに対する不安もくすぶっている。
▽"野戦病院"
東京都内のある大学病院は、使用していない古い病棟を発熱外来として利用することにした。内科医は「なかなか国内感染が出ないので大丈夫かと思ったが、現実味を帯びてきた。発熱外来の来院数が増えれば、通常診察を維持しながらの対応は難しい。多くても1日3、4人程度だ」と打ち明ける。
東日本のある県の自治体病院では、発熱外来の設置が決まって急きょ患者が来た場合のマニュアルを作った。病院入り口に「発生国への渡航歴と発熱がある人は建物には入らず、まず電話してください」と張り紙をし、患者には自分の車などに待機してもらう。医師が車内の患者と電話で問診、防護服を着た看護師長が病院の外で簡易検査。
発熱外来のために新たに一般患者と分離したスペースを割ける余裕はなく"野戦病院"のような状況を余儀なくされる。
「県は依頼するだけ。患者が来た際にどう対応するべきなのかなど、詳細な指示は全くなかった」。マニュアルを作成した内科医長は憤る。
「ただでさえ医師の数はぎりぎり。万が一医者が感染したら通常診療もできなくなる。悩んだ末簡易検査は看護師長にお願いした」
▽負担
多くの自治体では、「発熱外来」を設ける医療機関への感染防護服や抗インフルエンザ薬タミフルの支給がなく、医療機関に"丸投げ"された形だ。九州地方のある自治体病院には、県から10人の医療スタッフが派遣され、10日分のタミフルが支給されただけ。この病院の院長は「これでも、かなり要請した結果。最初は何もなかった」。
院長によると、感染の疑いがある患者を診察する際、医療スタッフが身に着ける使い捨てのエプロンなど、防護用のセットは患者1人にしか使えず、1回の診療で5000円程度かかる。しかし、診療報酬として請求はできず、医療機関自らの負担となる。院長は「市民の健康と職員の安全のために努力はするが、今後患者数が増えたり、長期化すれば大きな打撃となる」と頭を抱えている。
新型インフルの臨床症状は?抗ウイルス薬は有効?
M3.COM 橋本佳子 2009年05月09日
http://mrkun.m3.com/mrq/top.htm
(2009年5月9日11時配信)
今朝(5月9日)、日本の成田空港での検疫で、カナダから米国・デトロイト経由で帰国した高校生ら3人で新型インフルエンザの感染が確認されたとの報道がありました。舛添要一・厚生労働大臣はかねてから「水際対策は時間かせぎ」と言っていましたが、水際対策の評価は別として、確かに諸外国では新型インフルエンザについての研究が進みつつあります。
2009年5月7日の「Online First from the New England Journal of Medicine」では、米国での状況が報告されています(NEJMのサイトはこちら)。
例えば、米国では2009年4月15日から5月5日までの間に、「novel swine-origin influenza A (H1N1) virus (S-OIV) 」への感染者は41州で、合計642人となっています。年齢は3カ月から81歳と非常に幅がありますが、そのうち60%は18歳以下ということです。
主な臨床症状は、発熱(94%)、咳(92%)、咽頭痛(66%)、下痢(25%)、嘔吐(25%)。そのほか、入院患者の状況(399人のうち入院は36人、9%であるなど)やS-OIVの遺伝子に対する考察などが記載されています。
また、抗ウイルス薬の使用については以下の情報があります。
◆WHO:influenza A(H1N1)に対する抗ウイルス薬の使用について
(WHOのホームページ)
http://www.who.int/csr/disease/swineflu/frequently_asked_questions/swineflu_faq_antivirals/en/index.html
◆CDC:ブタインフルエンザA(H1N1)ウイルス感染が確認されたか疑われている患者及び濃厚接触者に対する抗ウイルス薬使用の暫定的手引き
(国立感染症研究所のホームページに和訳)
http://idsc.nih.go.jp/disease/swine_influenza/2009cdc/CDC_Antiviral.html
◆日本産科婦人科学会:妊婦での抗ウイルス薬の服用を推奨
(日本産科婦人科学会のホームページ)
http://www.jsog.or.jp/news/html/announce_20090508.html
最近のコメント