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(投稿:by 僻地の産科医)
これはネタの一つとしてo(^-^)o ..。*♡
でも経皮投与方エストロゲンは日本では発売されてないし。
みえないところじゃどうしようもありません。
〜エストラジオールの局所使用〜
高齢者の皮膚コラーゲン産生を刺激
(Medical Tribune 2008年11月20日(VOL.41 NO.47) p.72)
http://mtpro.medical-tribune.co.jp/article/view?perpage=1&order=1&page=0&id=M41470723&year=2008
〔シカゴ〕ミシガン大学(ミシガン州アナーバー)のLaure Rittie博士は,太陽光から保護された皮膚にエストラジオールを塗布すると,高齢者のコラーゲン産生が刺激されるとArchives of Dermatology(2008; 144: 1129-1140)に発表した。しかし,顔や腕など太陽光にさらされる皮膚では同様の効果は得られなかった。
太陽光が効果に影響
老化が進むと,皮膚の機能が低下して脆弱になり,創傷治癒力も弱くなる。衣服で覆われていない部位は紫外線への長期間の曝露によって,老化が早く進む。これは光線加齢と呼ばれる過程によるものである。自然加齢と光線加齢は,皮膚の内部層の構造を形成する主要な蛋白質であるコラーゲンの減少などの生化学的な特徴を共有している。
Rittie博士らは,光線損傷を受けた皮膚を持つ男性30例と閉経後の女性40例の計70例(平均年齢75歳)の健康人を対象に,2週間にわたり太陽光を受けていない腰周りと光損傷を受けた前腕にエストラジオールを1日3回,1日おきに塗布した。最終の塗布から24時間後に生検を行った。また,被験者には2週間,エストラジオールを混合した保湿クリームを顔に1日2回塗布させ,最終の塗布前と塗布の24時間後に生検を行った。
2週間塗布した後,太陽光から保護された腰の皮膚では,エストラジオールを塗布した部位は特に女性でコラーゲンとその産生を促進する他の化合物の値が上昇した。一方,男性でもそれらの値が上昇したが,その割合は女性より小さかった。
同博士らは「驚いたことに,自然加齢と光線加齢におけるエストロゲン受容体の発現は同等であったが,光線加齢を生じている前腕または顔の皮膚にエストラジオールを2週間塗布しても,男女ともにコラーゲン産生に有意な変化は認められなかった」と述べている。今回の知見を受けて,同博士は「更年期に関連したエストロゲンの減少は,太陽光線から保護された皮膚のコラーゲン産生の低下と関係があることを示唆している。太陽光に曝露した皮膚では光線加齢は自然加齢と重なっているため,今回の結果は高齢者の皮膚内部において太陽光への長期曝露により生じた変化は,エストラジオール塗布部位でのコラーゲン産生刺激能力を阻害することを示唆している」と説明している。
あれ?塗り塗りできるディビゲルとか、貼り付け剤のエストラーナ(エストラダームの販売中止で製造元の久光のエストラーナのみになるみたい)はここで言われているものとは違うのかな?
投稿情報: 関西惨禍医 | 2008年11 月27日 (木) 23:40
塗り塗りできるディビゲル
えっ?あれって発売されたんですか?
知らなかった。治験には関わりましたが。
結構よさそうでしたけれど~。
私はエストラーナ派です!
やっぱ張り薬は久光♪でしょ!
(快適さが。)ええ、モーラスの信者です。
エストラーナは違うと思う~。塗り塗りだとおもいますo(^-^)o ..。*♡なんとなく。
投稿情報: 僻地の産科医 | 2008年11 月28日 (金) 01:22