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(投稿:by 僻地の産科医)
↓今までのまとめです。
麻生首相「医師は社会常識欠落」発言 言い逃げに謝り逃げ! 明日からペルーへ
日医が抗議声明を発表しました(>▽<)!!!
ただ、麻生首相はAPEC会議のため(※下記参照)
ペルーに行ったまま帰国は25日です。
ちょっとこの問題、間延びした形になりそうです。
ってゆうか、もうすでに訂正謝罪されてた。。。(;;)。
平成20 年11 月20 日
内閣総理大臣
麻生 太郎 殿
麻生総理の発言に対する抗議
社団法人 日本医師会
会長 唐澤 祥人
昨日開催された全国都道府県知事会議において、麻生総理は医師について「社会的常識がかなり欠落している人が多い」と発言された。この発言は、特定の職業を名指しして、根拠なしに差別するものであり、激しい憤りを禁じえない。
全国の医師会員を代表して、また国民の一人として断じてこれを認めることはできない。総理には、発言を撤回し、誠意をもって謝罪をしていただきたい。
いま、医療現場は、常識では考えられないほどの過酷な労働環境にある。国民は、医療を受けられなくなるとの不安に怯え、救急、産科、小児科を中心に医療崩壊が現実化していることは、総理も認識されているはずである。
日本の医療は、医療現場の献身的な努力と、厳しい現状の中でも国民が医師をはじめとした医療関係者を信頼してくれることにより、ぎりぎりのところで持ちこたえられているのである。
こういう中にあって、総理の発言は、日本の医療を根底から否定するものであり、国民を失望させた。
先般の二階経済産業大臣の発言に続き、国政を代表する立場にある総理のあまりにも認識を欠いた軽率な発言は、耐え難い環境で医療現場を懸命に守る医師の真摯な努力を踏みにじるものであり、奈落の底に突き落とされた思いである。
このままでは、日本の医療の再生はますます困難になる。
総理自身が熟考された上で、あやまちを認め、認識をあらためられることを強く求める。
【参照ニュース】
麻生首相、ペルーに向け出発へ=22日にAPEC会議
時事通信 2008年11月20日
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2008112000575
麻生太郎首相は20日深夜、アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に出席するため、羽田発の政府専用機でペルーのリマに向けて出発する。世界的な金融危機に伴う実体経済の悪化に歯止めを掛けるための各国との連携の在り方や、貿易・投資の自由化などについて協議する。
APEC首脳会議は22、23両日に開かれ、世界経済や食料・エネルギー問題、地域の経済統合などについて話し合う。首脳会議の合間を縫って、首相は22日、ブッシュ米大統領と初めて会談。韓国の李明博大統領を交えた日米韓首脳会談に臨むほか、メドベージェフ・ロシア大統領とも会談する。
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