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(投稿:by 僻地の産科医)
フランスでは法律で年齢制限があるようです。
59歳の女性が三つ子を出産、受精卵提供受け フランス
CNN Japan 2008年9月9日
http://www.cnn.co.jp/science/CNN200809090012.html
フランスのパリ公立病院ネットワークは8日、国外で受精卵の提供を受けた59歳女性が、三つ子を出産したと発表した。フランスの法律では、42歳以上の女性には危険が伴う可能性が高いとして、不妊治療での受精卵提供を行わないよう指導しており、この女性の妊娠・出産で議論が起こっている。発表によると、誕生したのは男の子2人、女の子1人。体重は2090─2400グラムで、帝王切開だった。
女性はフランス国内の法律に抵触するため、受精卵をフランス国外で得ていたという。しかし、出産はフランス国内だった。女性の氏名、受精卵を得た場所など、詳細は明らかになっていない。
59歳女性、パリの病院で3つ子を出産
ロイター 2008年9月9日
http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPJAPAN-33650220080909
[パリ 8日 ロイター] ベトナムで不妊治療を受けた59歳の女性がパリで3つ子を出産したことが分かった。病院のスポークスマンが8日、明らかにした。フランスでは、自然な妊娠出産が不可能な年齢に達した女性に不妊治療を提供することは違法とされており、この女性の妊娠が発表されて以来、国内メディアでは非難の声が広がっていた。
8日付パリジャン紙は、「この点に関しては科学の進歩は人類にとって好ましくない」とするカトリック教会のアンドレ・バン・トロワ大司教のコメントを掲載した。スポークスマンによると、女性は6日夜にパリ市内の病院で帝王切開により、それぞれ体重2.3キロと2.1キロの男の子と、同2.4キロの女の子を出産。母子ともに健康状態は良好という。病院側はこれ以上の詳細を明らかにしていない。
イタリアの不妊治療専門家セベリノ・アンティノリ医師が63歳の女性の出産を手掛け世界的な物議を醸した1994年以降、さまざまな国では50代後半から60代の女性による出産例も報じられている。
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