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(投稿:by 僻地の産科医)
産婦人科・小児科の企画を見つけたときのみ載せていくという、
卑怯極まりない企画です(>▽<) ..。*♡
みんな、おいでおいで~っ!!!
病院見学 体験レポート
川口市立医療センター 小児科 (埼玉県川口市)
NICUがあり産婦人科との連携にも力を入れているそうです
RN(♂)=国立大学6年
日経メディカルオンライン 2008. 9. 5
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/search/cadetto/tour/200809/507644.html
川口市立医療センターは、埼玉高速鉄道の新井宿駅から徒歩10分ほどのところにある病院です。電車の本数はあまりないので、時間には気をつけた方がいいでしょう。
建物は割ときれいですが、ここで2年間研修していた先生の話によると病院内には割高な売店しかないため食事などに困っていたそうです。かといって病院の外に行こうにも、近くには何もないそうです。
実習当日は8時くらいに外来に集合します。順番を待つたくさんの患者さんの前を通って空いた診察室に入ると、そこで白衣に着替えるように言われ、かなりためらいました。荷物は診察室に置きっぱなしなので、貴重品は自分で管理しましょう。
その後、部長先生の外来が始まります。基本的には顔なじみの子供たちの風邪や下痢を診るという感じで、かなりの人数を診ていきます。このあたりは開業医とそんなに変わらず、珍しい疾患や重大な病気の鑑別はあまりないかもしれません。子どもと戯れて癒されましょう。
その一方で子供が精神疾患を有していたり、母親が育児不安を抱えているなど、患者のメンタルケアを行う場面が目立ちました。部長先生は、育児をきちんと指導できるのが強みだと仰っていました。育児学というのは日本ではまだなじみが薄く、勉強しにくいがとても重要だということです。昼食は部長先生と一緒に食堂で食べました。あまり時間がないので、ゆっくりお昼を楽しみたいにはきついかもしれません。味はそこそこでした。
午後はNICUを見学しました。22週で生まれた未熟児のケアは本当に大変そうです。24時間体制で管理がされており、看護師さんが結構ピリピリしているので仕事の邪魔をしないように気をつけましょう。未熟児網膜症を知っていると褒められます。川口市立医療センターのNICUは結構有名すので、将来未熟児に関わりたいという人にはお薦めです。
こんな感じで17時前後には実習が終了。病棟はほとんど見学できませんでしたが、かなり病床数があります。NICUがあり、産婦人科との連携にも力を入れている病院ですので、小児科や産婦人科に進みたい方は、一度見学することをお勧めします。
川口市立医療センターは東京に隣接する地域にあります。
川口市周辺の人口は70~80万(診療圏の人口は軽く100万人以上)ありますが、大学関連の近くの総合病院が次々と産科から撤退。
この人口規模で、産科があるのは、ここだけのはず。
産科が崩壊している地域にあります。
それで、この地区は、隣接する東京23区内で出産する妊婦さんも多い。
産科医として行くのは良いけど、すごく大変だと思う。
投稿情報: 鶴亀松五郎 | 2008年9 月11日 (木) 15:23