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(投稿:by 僻地の産科医)
今日の医療ニュースですo(^-^)o ..。*♡
アンケートで6割超「公立で存続を」 高砂市民病院/東播磨
神戸新聞 2008年8月23日
http://www.kobe-np.co.jp/news/touban/0001367303.shtml
赤字と医師不足に悩む高砂市民病院(荒井町紙町)が、経営に市民の声を生かそうと行ったアンケートの結果がまとまった。市民病院の今後のあり方については「公立病院として存続すべき」との回答が六割を超えた。また、期待する役割では「救急医療」の充実を望む声が最も多かった。同病院は結果を踏まえた上で、年内をめどに経営再建計画を策定する。調査は七月一-二十五日、病院やサービスコーナーなどで用紙を配って実施。無記名で、六項目について選択と記述式で意見を聞き、二百三十人から回答を得た。六項目のうち、病院のあり方では「公立病院として存続すべき」が63%で、「経営形態を見直す」は30%にとどまった。病院の機能については「現状維持」が最多で、全体の44%を占めた。
また、病院の印象(記述式)として、悪い点は「医師不足」(三十八人)が最多。「待ち時間」(二十八人)「職員の対応」(二十一人)-が続いた。良い点では、一月に起きた中国製ギョーザによる食中毒への対応などが挙がった。
病院に期待する役割(選択式、複数回答)としては「救急医療」(百六十人)「診療科の充実」(百十八人)「地域医療連携」(百十五人)が上位を占めた。今回の結果は病院のホームページや市の広報誌でも公表する。
妊婦受け入れ拒否81件、昨年の県内7病院/新潟
読売新聞 2008年8月23日
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/niigata/news/20080822-OYT8T00741.htm
救急搬送中の妊婦が受け入れを断わられたケースが昨年、県内で81件あったことが22日、わかった。今月開かれた「県周産期医療協議会」で報告された。
県が、妊婦や胎児、新生児に対する高度医療を担う県内7病院から聞き取り調査した。それによると、7病院が昨年受け入れた妊婦の救急搬送数は328人。各病院が受け入れを断ったのは、計81件だった。妊婦が死亡したり、死産したりしたケースはなかった。断った理由では、「新生児集中治療室(NICU)が満床」が最も多く71件と、病床数不足が主な要因となっている。ほかに「診療可能な医師がいない」などが挙がった。
県健康対策課によると、県内のNICU病床数は36床で、人口10万人あたり1・49床。全国平均の1・86より少なく、病床利用率は95・4%の高率となっているが、産科医不足で増床は難しいのが現状だ。同課は、「少子化で出産数自体は減っているが、高齢出産や不妊治療の普及などでリスクの高い出産の割合が増えており、体制の充実は必要」としている。
助産料3倍に値上げ 赤穂市民病院/兵庫
読売新聞 2008年8月23日
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hyogo/news/20080823-OYT8T00109.htm
西播磨地域の中核病院・赤穂市民病院(赤穂市中広)は、産科医確保の財源に充てるとして、出産に伴う助産料を来年4月から、平日時間内でこれまでの3倍近い額に引き上げる。12月市議会に提案する予定で、認められれば県立病院の8万5000円を上回り、県内の公立病院で最高水準となる見込みだ。
説明によると、平日時間内では市民で4万3000円から12万円に、市外の住民で5万6000円から15万6000円へ、それぞれ値上げする。平均的な入院費を含めると、平日時間内に出産した妊婦が支払う額は、従来の約30万円から約40万円にアップする。年間約400件の出産があるため、約4000万円の増収につながるとしている。
同病院には現在、産科医3人が勤務しているが、うち1人は研修医で、病院側はこうした事情を理由に4月以降、市外からの出産希望者の受け入れをストップしている。助産料を巡っては、西脇市立西脇病院や、加西市立加西病院も同様の値上げに踏み切っている。赤穂市民病院事務局では「産科医を確保し、安心して出産できる環境を整備するための措置」と説明し、理解を求めている。
ドクターヘリ配備要望 館山など4市町、知事に/千葉
読売新聞 2008年8月23日
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/chiba/news/20080822-OYT8T00833.htm
銚子市議会、市立総合病院休止を可決 地域医療の維持課題
日本経済新聞 2008年8月23日
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20080822c3b2203i22.html
千葉県銚子市議会は22日の8月臨時会で、銚子市立総合病院を9月末に休止するための関連議案を可決した。同市の岡野俊昭市長は7月、医師不足と経営難から同病院を休止する方針を明らかにしていた。市は今後、県などと患者の受け入れ態勢の整備を進めるが、地域の医療水準の低下は避けられず、住民の不安は強まりそうだ。
この日の議会では、病院事業会計の規模を縮小する補正予算案、診療業務の休止に伴う条例改正案の2件が一括採決された。休止方針の発表以降、同市では存続を求める住民の声が強まっている。本会議に先立つ20日の教育民生委員会では、両議案とも反対多数で否決。22日の採決でも、賛成13、反対12と、差はわずかだった。
同病院は1950年に市立診療所として開設、84年に総合病院となった。数年前から医師不足が深刻になり産科を廃止、呼吸器科を休止した。医療体制が揺らぎ患者数が減少、2007年度末の累積赤字は18億4000万円に増加した。一般会計からの繰り入れも限界に達していたという。
衛星携帯電話で医師の連絡体制確立 県防災ヘリ内で特定医療可能に/静岡
中日新聞 2008年8月23日
http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20080823/CK2008082302000229.html
看護師の再就職支援/県立病院
沖縄タイムス 2008年8月23日
http://www.okinawatimes.co.jp/day/200808231700_05.html
解散 心配が現実になった
中日新聞 2008年8月23日
http://www.chunichi.co.jp/article/column/editorial/CK2008082302000096.html?ref=rank
離島病院再編:県、改革21の撤回要望提出非公開 衆院選にらみ対立 /長崎
毎日新聞 2008年8月23日
http://mainichi.jp/area/nagasaki/news/20080823ddlk42010330000c.html
伊那中央病院 「コンビニ受診」減少
長野日報 2008年8月23日
http://www.nagano-np.co.jp/modules/news/article.php?storyid=11686
出産育児一時金:都市部で増額 健診補助も拡充--厚労相意向
毎日新聞 2008年8月23日
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080823ddm002010048000c.html
離島、へき地と医療機関を結ぶ在宅医療システムの開発について報告したフォーラム=長崎大医学部
長崎新聞 2008年8月23日
http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20080823/06.shtml
岩槻脳神経外科病院:筋弛緩剤を紛失 病院内でアンプル6本--さいたま /埼玉
毎日新聞 2008年8月23日
http://mainichi.jp/area/saitama/news/20080823ddlk11040194000c.html
看護士ら賃金不払いでJA栃木厚生連を提訴へ
下野新聞 2008年8月23日
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/top/news/20080822/40606
塩谷総合病院(矢板市富田)から経営撤退を表明しているJA栃木厚生連(鈴木宗男理事長)が、医師を除く職員への退職金支給を一部凍結しているとして、看護師ら元職員三十四人が二十二日までに、賃金不払いで厚生連を月内にも提訴する方針を固めた。八月二十日以降の退職者は、退職金全額が支給凍結されるという。経営移譲をめぐっては、国際医療福祉大(大田原市)との交渉が白紙に戻り、他機関との交渉が続いている。退職金凍結は経営移譲されるまでの間とされ、塩谷のほか下都賀総合病院(栃木市)、石橋総合病院(下野市)など系列医療機関で、医師を除く職員が対象。三月以降の退職者には、退職金の三分の二が支払われていないという。
提訴する三十四人は三月三十一日に退職した看護師らで、うち十四人が塩谷総合病院に勤務していた。 厚生連の二〇〇七年度決算は、見込み以上の医師らの退職で退職給付費用などが膨らんだ影響で、二億六千万円の赤字だった。厚生連側は、退職金凍結の理由について職員に「運転資金を確保し経営継続を図るため」などと説明している。 県厚生連労働組合の竹澤昭中央執行委員長は「一方的な決定で、離職者がますます増えることを懸念する」と話している。
職員、医師の二重ミス 金木病院 誤投与チェックが形骸化か
読売新聞 2008年8月23日
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/news/20080823-OYT8T00088.htm
五所川原市の公立金木病院で22日に発覚した医療事故は、利尿剤と血糖降下剤を取り違えるというずさんなミスが原因だった。病院職員が薬のデータ入力を誤り、医師が確認作業を怠るという二重のミス。同病院では、これまでにも“ニアミス”があったといい、今後は再発防止に全力を上げる。届け出を受けた五所川原署が事故当時の状況を調べている。(神秀穂)
同病院によると、取り違えられた薬は、利尿剤「アルマトール」と、血糖降下剤「アマリール」。医師のカルテを見ながら投薬のデータをパソコンに入力していた病院職員が、「ア」の項目の薬を選ぶ時に誤ったという。処方せんは医師の手書きを原則としていたが、症状が比較的安定している慢性疾患の患者には、1週間単位でデータを集約、職員が入力するシステムを数年前から採用していた。
医師の業務負担の軽減に加え、読みづらい文字の誤読を避けるというミス防止も目的としていた。入力後、医師が内容を再確認することが原則だが、同病院は「現実には、チェックが形骸化していた可能性がある」と説明、ミス防止措置が十分ではなかったとしている。
同病院が院内に設置した事故調査委員会の委員長を務める小野裕明・院長代理は、22日に開かれた記者会見で、「(投薬ミスは)これまでもニアミスはあった」と説明。その上で、「薬の誤投与は、あってはならない重大なミスと思う。患者と遺族、社会に対しても『医療不信』をあおる。安全な医療を提供できるよう、職員、スタッフ一同が日々、努力する」と述べた。同病院は事故後、再発防止策として、医師と看護師ら複数の医療スタッフが薬の処方内容を確認し、自筆でサインした上で、第三者にもチェックしてもらうという手順を徹底した。また、品名の似た薬品については、別の代替品にできるだけ切り替えていく方針。
一方、今回の医療事故は6月下旬に発生、原因調査と再発防止策を進めていたが、同病院は一部報道がなされるまで公表していなかった。この点について、石戸谷鏡治・事務局長は、「患者の遺族側が、公表は差し控えてほしいと望んだため」と説明している。同病院は、同市と中泊町で作る「公立金木病院組合」が運営しており、ベッド数は176床。
代理出産 法による禁止を急げ
信濃毎日新聞 2008年8月23日
http://www.shinmai.co.jp/news/20080823/KT080822ETI090017000022.htm
妊産婦と夫に精神的ケア 京都のベンチャーが新サービス
京都新聞 2008年8月23日
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2008082300044&genre=B1&area=K00
京都府内団体が救急ネット 全国初 異業種で連携し設立
京都新聞 2008年8月23日
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2008082300040&genre=C4&area=K00
中国:ダフ屋は五輪会場だけでなく…診察券求める病院にも
毎日新聞 2008年8月23日
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20080823k0000e030069000c.html
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┃今┃週┃の┃一┃言┃
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「医療崩壊」の芽はすでに医学部紛争当時に出ていました
東京大学大学院循環器内科教授 前東大医学部附属病院長 永井良三氏
「私が東大に入学したその年、大学紛争で安田講堂占拠事件が起きました。あの医学部紛争の背景はいまの『医療崩壊』と共通するものがあるのではないでしょうか。あの医学部紛争のあと、小児科と精神科は解決が長びきました。とくに精神科が収まったのはここ数年前のことです。なぜ小児科と精神科なのか? それは患者さんが声を上げられない診療科だからです。つまり、患者さん中心の視点が欠けていたからです。新臨床研修制度も、あの当時ときわめて似ている状況の中ではじまったから混乱が起きているのです」
(日本病院会「病院長・幹部職員セミナー」の講演で)
(「医療タイムス―週刊医療界レポート―」より)
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┃話┃題┃の┃本┃
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新しい医療法人制度の理解と実務のすべて
松田紘一郎著/日本医療法人協会監修/B5判263ページ/定価4,000円+税
日本医療企画
今年4月から実質的に施行された改正医療法の中の「医療法人制度」の主要ポイントのほぼ全てを収録している。申請に必要な書式がダウンロード可能、Q&Aは見やすい見開き形式、コラムもあり、実務書として最適。「地域医療の重要な担い手」としての医療法人の新しいあり方を余すことなく提示してくれる。
(「医療タイムス―週刊医療界レポート―」より)
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