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(投稿:by 僻地の産科医)
古新聞を発見しましたのでo(^-^)o ..。*♡
結構おもしろかったです。
同級生に多くの小児科女医がいまして、
この名古屋大学システムは結構うまく
いっているらしいと評判です。
ただ、余裕があるうちにこれをやってしまわないと。
私たちの科ではもう導入には遅すぎた感があります。。
(あと産婦人科って体育会系なんですよね。。。基本的に。
これが小児科との最大の違いで遅すぎた原因でもあるでしょう)
はてさて、今頃私は傍聴ができているでしょうか?
今日は朝から晩まで傍聴ですので、明日・明後日は
ブログ品質は期待しないで下さいね(>▽<)!!!
子育て中の女性医師が働き続けるために
名大小児科医局の取り組みを聞く
(愛知県保険医新聞 2008年2月5日 p1)
一月十九日(土)協会伏見会議室で女性医師歯科医師の会が学習会を開催した。参加者は十二人。
はじめに、公立陶生病院小児科の加藤英子氏が「小児科女性医師が仕事を継続できるために―名古屋大学小児科医局の取り組み―」について報告。
取り組みの始まりは、家庭と仕事の両立が困難になり、勤務形態の変更を願い出たところ、教授から「先生の悩みは小児科全体の悩みだから、先生と同じ立場の人が医局にどのくらいいるのか、どうすれば子育て中の女医さんたちが仕事を続けられるか調べてほしい」と言われたこと。関連病院で子育て経験のある二十~三十歳代女性医師にアンケートを行った。その結果、週三十時間で当直当番なしなら仕事と育児の両立ができるということがわかった。
この取り組みをきっかけに、ワーキンググループがつくられ、女性医師が出産・子育てを契機に退職したり、小児科医としてのキャリアが継続できなくなることを防ぎ、希望に応じて働き続けることができる環境を作ることを目的に、子育て中の女性医師のためのポスト「子育てポスト」が考え出された。短時間勤務制度、フレックスタイム制、始業・終業時刻の繰上げ・繰り下げの何れかが可能となるポストで、児を養育する女性医師・特に必要があると認められる医師(男性医師も含む)を対象とすることなど運用規則が作られ、実施に向けで準備が進んでいることが報告された。
次に、名古屋大学医学部小児科大学院生の岩山秀之氏から「子育て中の女性医師と勤務体制」をテーマに、小児科の現状や週三十時間・当番当直なしの「ママ女医ポスト」(仮称※加藤氏報告の「子育てポスト」のこと)を取り入れた場合の総労働時間についてや「ママ女医ポスト」と診療報酬の関係、その他の活用できる制度が紹介された。
また、名古屋大学小児科関連病院へのアンケートの結果では、多くの病院で短時間勤務が可能との回答があったことも報告された。
報告を受けて、参加者から「名古屋大学小児科だけに留まらず、他科や四大学でネットワークが出来るといい」などの意見が出され、岩山氏からは「女性医師が辞めたら、僕たちは死んでしまいます」と、子育て中の女性医師の勤務体制の改善は、女性医師だけでなく、一緒に働く医師、医療従事者全体の問題だと感じさせられる発言もあった。
名古屋大学医学部小児科の岩山秀之と申します。この度、当医局では子育て支援制度という名古屋大学小児科および20を超える関連病院小児科で、女性医師が子育てをしながら仕事を継続できるような労働環境を作りました。下記にホームページアドレスがありますので、一度目を通していただけると幸いです。
名古屋大学小児科 子育て支援制度
http://www.nagoya-ped.com/
投稿情報: 岩山 秀之 | 2008年11 月12日 (水) 05:16
岩山先生、ありがとうございます!
HP拝見いたしました。
実は名大小児科に友達がいまして、かなり驚くくらいこの制度が確立され始めている旨をきいて驚いております。
産婦人科でもこれくらいのことができるといいのに!と思うのですが、すでに人材が枯渇してしまっている現在の状態では無理ですね。早くから取り組まれてきた成果がきちんと出ていることに驚かされます。
おすすめブログにリンクさせていただきます!
投稿情報: 僻地の産科医 | 2008年11 月12日 (水) 09:31