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(投稿:by 僻地の産科医)
本日のニュースです ..。*♡
搬送に時間「命取り」 海部病院、土曜の救急休止に不安
徳島新聞 2008年3月30日
http://www.topics.or.jp/contents.html?m1=2&m2=&NB=CORENEWS&GI=Kennai&G=&ns=news_120684260631&v=&vm=1
徳島県立海部病院(牟岐町中村)で、四月から毎週土曜日の救急受け入れが休止される。一刻を争う患者を一時間以上かかる阿南、小松島両市へ搬送するケースが増えるとみられ、海部郡や高知県東洋町の住民に不安が広がっている。海部消防組合が二〇〇七年に救急搬送したのは千百六十五人。郡内に重症患者を受け入れる二次救急病院は海部など三病院あるが、搬送者の約七割の八百三十一人が海部病院に運ばれた。〇七年十二月から〇八年一月までの土曜日に海部病院が受け入れた救急患者は、平均十八人だった。
海陽町川西地区の五十代女性は「交通事故の場合、海部病院に運ばれるのがほとんど。週一回でも救急の休止は影響が大きい」と心配する。三年前に大阪府から引っ越した原田栄子さん(75)=海陽町大里、主婦=は「こっちに来て医療の不便さを実感している」と話す。
多くのお年寄りが入所する老人保健施設も不安を募らせている。海陽町内のある施設は、年間五、六回ほど海部病院に救急搬送する。看護職の責任者は「脳出血や心筋梗塞(こうそく)だと、時間がかかれば命取りになる」と困惑している。観光面での影響を危惧(きぐ)する声も。ダイビングショップを経営する石川侃(つよし)さん(60)=海陽町宍喰浦=は「土曜日はサーファー客も多く、大けがをして運ばれることもある。長期的には地域のイメージダウンになり、観光客の減少につながりかねない」と懸念する。海陽町に隣接する高知県東洋町でも、救急搬送先は四十キロ離れた室戸市内の病院ではなく海部病院が中心で不安が広がっている。
海部病院は今月十七日、七人に減る見通しの常勤医を補充できない場合、四月から毎週土曜日の救急受け入れを休止すると発表。一人の補充が決まったがまだ足りず、休止が避けられない状態になっている。
医師不足:2次救急医療、紋別病院が撤退--今月末で /北海道
毎日新聞 2008年3月30日
http://mainichi.jp/hokkaido/shakai/news/20080330ddlk01040104000c.html
紋別市の道立紋別病院(及川郁雄院長)が医師不足のため3月末で、入院治療や手術が必要な患者のための2次救急医療から撤退する。肩代わりを要請されていた網走管内遠軽町の遠軽厚生病院(柴田好院長)が承諾を表明したが、搬送時間が長くなるため患者の不安が広がる見通し。
遠軽厚生の承諾で救急医療崩壊は避けられたが、紋別市中心部から救急車で約40分、マイカーなら約1時間かかる。紋別側はさらに北見市、名寄市の病院にも協力を要請するが、遠軽以上に遠くなるため、住民の安心感にほど遠いようだ。紋別市内の夜間・土日救急医療は、4病院と6診療所が輪番制で1次救急を担当し、2次救急を紋別病院が引き受ける建前だったが、実際には1、2次ともに道立病院に患者が集中していた。
紋別病院は4月以降、内科医の退職で、常勤医が12人から9人に減るため2次救急の継続が困難になった。紋別医師会(小林正司会長)は「バックアップがなければ1次救急も引き受けられない」としたため、救急医療崩壊の瀬戸際に立った。市と道立病院、医師会、紋別保健所による4者協議が行われ、輪番制に道立病院を加えての1次医療確保と、2次救急を市外の3病院に依頼する方針を決めた。
シンポジウム:「産科の集約を」医師ら対策要望--大阪
毎日新聞 2008年3月30日
http://mainichi.jp/life/edu/child/news/20080330ddn041040005000c.html
嘱託医療機関 全263助産所が確保 東北は8カ所
河北新報 2008年3月30日
http://www.kahoku.co.jp/news/2008/03/20080330t73017.htm
改正医療法で3月末までに嘱託医療機関の確保を義務付けられた有床助産所が、東北の8カ所を含め全国263カ所すべてで嘱託先を確保できる見通しとなったことが29日までに、日本助産師会のまとめで分かった。産科医不足で出産の受け入れを休止・制限する医療機関が増える中、地域でお産の一翼を担う助産所の機能は維持される。昨年4月の法改正は出産の安全性を向上させるため、産婦人科と小児科のある嘱託医療機関などの確保を有床助産所に求めた。経過措置期間は1年で、厚生労働省の集計では3月初めの時点でも1割以上は嘱託先が決まらず、一部の助産所については存続を危ぶむ声も上がっていた。
期限切れが迫る中、東北では、とも子助産院(仙台市)など宮城県内の3カ所が日本産婦人科医会県支部の仲介で、診療所と嘱託契約を結んだ。ハローベビー助産院(青森市)は産婦人科と小児科で別々の医療機関に嘱託を委託する。
き子kids助産院(八戸市)かりんかん助産院(会津若松市)山田助産所(喜多方市)はいずれも、地元の病院が嘱託先に決まった。
中嶋助産院(福島県南会津町)は連携していた県立南会津病院が2月いっぱいで産科を休止。代わりの医療機関を探し、会津中央病院(会津若松市)などが引き受けることが内定した。
中嶋助産院の助産師小林康乃さん(65)は「病院が少ない地域では、1カ所でも産科が閉鎖されると影響が大きい。院内助産所を設けるなど、もっと助産師を活用してほしい」と話している。
妊婦への情報提供義務なし 染色体異常の新検査
中日新聞 2008年3月30日
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2008033090182536.html
氷見市民病院:看護師不足で1病棟休止--医療体制を発表 /富山
毎日新聞 2008年3月30日
http://mainichi.jp/area/toyama/news/20080330ddlk16040352000c.html
氷見市民病院、新体制 200床で開始
読売新聞 2008年3月30日
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/toyama/news/20080330-OYT8T00003.htm
常勤医36人 200病床維持
中日新聞 2008年3月30日
http://www.chunichi.co.jp/article/toyama/20080330/CK2008033002099621.html
県内、患者の大半高齢者 松江赤十字病院 塩出・循環器科部長に聞く
読売新聞 2008年3月30日
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shimane/news/20080329-OYT8T00696.htm
県民集会:高齢者・地域医療を守れ 1日の後期制度開始を前に、松山で /愛媛
毎日新聞 2008年3月30日
http://mainichi.jp/area/ehime/news/20080330ddlk38040408000c.html
県立住田病院、4月から地域診療センターに/岩手
東海新報 2008年3月30日
http://www.tohkaishimpo.com/scripts/index_main.cgi?mode=kiji_zoom&cd=nws3442
公立病院の歴史に幕 来月から民営化 頴田病院で閉院式 飯塚市
西日本新聞 2008年3月30日
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/fukuoka/20080330/20080330_008.shtml
飯塚市立頴田病院(同市口原)で29日、閉院式があった。31日に、約50年にわたった公立病院としての歴史に幕を閉じる。4月1日からは、麻生グループの医療法人博愛会(みやこ町)が運営する「頴田病院」として再出発する。
3年以内に病棟を建て替えることなどを条件に、建物は無償譲渡され、土地は無償貸与される。診療は内科や外科など5科で、休診している小児科と泌尿器科の再開を目指す。病床は96床。閉院式には、斉藤守史市長や病院関係者ら約50人が出席。斉藤市長は「大切な病院が引き継がれ、ほっとしている」と述べ、博愛会の岡松秀一理事長は「地域に信頼されるよう努力したい」とあいさつした。
頴田病院は1959年、頴田町立頴田病院として設立。67年に現在の場所に移転し、旧頴田町を中心に地域医療を支えてきた。赤字経営が続き、市が民営化を決定。本年度末の累積赤字は約4億2000万円に上る。
地域医療再生へ 短期研修医を4病院が募集
2008年3月27日 読売新聞
http://chubu.yomiuri.co.jp/kenko/kenko080327_1.htm
患者3人が肺炎で死亡 静岡の病院で集団感染
産経新聞 2008.3.29
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080329/crm0803291114009-n1.htm
静岡県藤枝市の「藤枝駿府病院」(溝口勝美院長)で、精神神経科の入院患者約160人のうち約40人が風邪のような症状を訴え、今月、3人が肺炎で死亡していたことが分かった。病院から報告を受けた県中部保健所が関係者から聞き取りを行うなど、集団感染の原因や経路などを調査している。
病院によると、2月24日以降、患者が次々に発熱やせきなどの症状を訴えた。このうち院内での処置で改善しなかった7人を一般病院に送ったが、50~70代の女性2人、男性1人が今月14~24日の間に死亡した。ほかの患者は快方に向かっており、職員120人に発症者はいなかった。死亡した3人は別々の病室だったという。病院は「発生以降、感染経路を断つために手洗いなどを励行しており、再発防止を徹底したい」としている。
百日ぜき患者倍増 664人
読売新聞 2008年3月30日
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20080330-OYT8T00179.htm
赤い髄液先生の新作 登場!!!
最高です。
>月9を見ない俺がドラマを妄想する
以下を読んでいて、整形外科の血管損傷からの失血死を業務上過失致死で書類送検できなかった恨みをK先生の件ではらしたような印象を受けました。考え過ぎでしょうか?
いずれにせよ、すばらしい新作をまずお楽しみください。
個人的には、おなじオタクの血がうずくような秘孔を突かれています。
http://www.bekkoame.ne.jp/~isop/page018.html
投稿情報: 麻酔科医 | 2008年3 月31日 (月) 11:27
「「過重労働による健康障害防止のための総合対策について」の一部改正について」
(平成20年3月7日基発第0307006号)(PDF,597KB)
http://wwwhourei.mhlw.go.jp/hourei/doc/tsuchi/200326-a00.pdf
(社)日本医師会が入っているのが皮肉です。
投稿情報: 麻酔科医 | 2008年3 月31日 (月) 11:37
【私説・論説室から】
看護師の裁量権拡大を
2008年3月30日
医療界で最近、徐々に大きな声になってきたのが、医師の業務である医療行為の一部を助産師や看護師ができるようにしようとの業務範囲の見直しである。
例えば妊婦の一般血液検査や貧血検査などは現在、医師しかできないが、これを助産師ができるようにすれば、異常の早期発見につながる。産科医は負担が軽減され、より重い妊婦の出産に全力を集中できる。
米国やオーストラリアでは、高度な研修を受けた「ナースプラクティシャナー」と呼ばれる看護師は、一定の範囲内で外科的処置や処方ができる裁量権が与えられている。わが国がこのレベルに達するのは容易ではないが、それを目指す動きは高まっている。
日本看護協会が以前から独自に行っている専門・認定看護師制度に加え、大分県立看護科学大学は、将来の「ナースプラクティシャナー」を見越したカリキュラムの準備を進めている。
国立病院機構は、臨床実習を重視した看護大学・大学院を二年後に開校する。
「初期臨床研修を医師と一緒に行い、従来の看護師と医師の中間の臨床能力を持つ看護師を養成したい」と矢崎義雄理事長。「卒業生が機構傘下の病院に勤めれば、それに見合う処遇をする」と明言している。
業務範囲の見直しは単に医師の負担軽減だけではなく、医療全体の質を高めることになり、患者のためになる。強力に推進してもらいたい。 (日比野守男)
大学院出の看護師に、お産を任せよという主張のようです。
ぐちゃぐちゃになって手術室にこないでくれるんなら、好きにしてっと思う私です。
もう素直に医者を沢山養成し、
「内診」を看護師さんができるようにしたらいいのに、、と思います。
投稿情報: 麻酔科医 | 2008年3 月31日 (月) 16:46