(関連目次)→本日のニュース・おすすめブログ..。*♡ 目次
(投稿:by 僻地の産科医)
おはようございますo(^-^)o..。*♡
当直明け。正しくは一晩中働いていました連続勤務中です。
死亡診断書他を二枚、急変あれこれ。
一晩中やっているとおなかがすくし、足が痛くなります。
午前6時すぎから8時の間だけ寝ました。
でもその間に一回電話で起こされました。
福島の決定、できないから、もうできません、と言っていることを
いつになったら世間は認めてくれるのでしょうね。
もうまったく、誰もいなくなるまで、
現場に負担をかけ続けるつもりなのでしょうか?
人員不足なんですけれど!
分娩中止に思う
丹波未来新聞 2007-11-19
http://tanba.jp/modules/bulletin1/article.php?storyid=1649
分娩の取り扱いを中止する病院が増え、助産所の活用が言われている。先日、丹波市で開かれた医療関係者の座談会でも、話題にのぼった。「病院と助産所は、めざしている所が違う」という意見に得心がいった。病院は「何が起こっても安全に出産できるように」が眼目で、助産所は「自然に近い、快適なお産」をめざしている、と。
「助産所は、病院と比べ、セーフティーネットがある程度薄くなるのは仕方がない。それが知らされていないのが問題。長所、短所を知った上で、判断、選択をしてほしい」と産婦人科医は訴えた。
お産ができる病院が減った理由は、産婦人科医が「分娩を取り扱えない状況に追い込まれた」 ことによる。医師が 「過誤」 でなく、「医療の不確実性の結果」 と捉える事象が、結果が悪ければ「過誤の疑いがある」とされ、逮捕や訴訟が相次いだ。
助産所の活用より、産婦人科医を増やすこと、今働いている医師が分娩を続けられ、止めた医師が再び取り扱える体制整備を考えることの方がよほど大切だろう。救急でも同じ現象が起こっている。 追い込んでいるのは誰か、よくよく考えたい。
明石市民病院が出産休止 早期の再開は困難
神戸新聞 2007年11月19日
http://www.kobe-np.co.jp/news/touban/0000742248.shtml
医師不足、明石でも-来春以降の産科医が確保できず、来年六月から、出産受け入れの休止を決めた明石市立市民病院。病院側は「医師を確保し早急に再開したい」とするが、早期の再開は困難な見通しだ。合併症などリスクの高い妊婦も受け入れてきた中核病院での出産休止に、市内のある病院の産婦人科医師は「どの病院も産科は医師不足。(妊婦を)受け入れる負担は大きい」との悲鳴も聞こえる。
市民病院の産婦人科常勤医三人は、夜間当直勤務を三日ごと、月に八回こなす。当直明けでも、午前中から再び外来診療を担当し、手術などが入れば引き続き夜まで勤務することもある。同病院事務局は「連続三十時間以上の当直勤務がある。お産には年末年始や土日も関係ないので、休みにくい」と勤務の過酷さを訴える。同病院は地域医療の拠点として、出産に二十四時間対応するため、産科医一人が夜間に常駐する。常勤医師はかつて四人いたが、二〇〇七年四月から三人に。
非常勤医師が週に一回宿直を担当するが、ぎりぎりの態勢で勤務を回してきた。「常勤医三人は最低人数。二人以下だと診療が成り立たない」と和田満・事務局次長はため息をつく。
■リスク伴う出産、市外受け入れも
十八の診療科と約四百床のベッド数を有する市民病院は、地域の中核病院として一次、二次医療を担う。産婦人科は、昨年一年間で四百四十一件の出産を取り扱った。自然分娩(ぶんべん)だけでなく、妊婦が合併症でほかの診療科との連携や高度医療設備が必要な場合の出産にも対応。「市内産婦人科病院のバックアップ」(同病院事務局)にも当たる存在だった。しかし、出産の中止で今後は市内外のほかの医院、病院に頼らざるをえない。リスクが伴う出産のケースは、態勢が整う県立こども病院(神戸市須磨区)や加古川市民病院(同市米田町)が受け入れ先となる可能性が高いという。
飛び込み出産 病院悲鳴 「お金かかる」未受診の妊婦増加
2007年11月19日 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20071119-OYT8T00200.htm
妊婦健診を受診せず、陣痛が始まって初めて病院に駆けつける「飛び込み出産」の増加に対し、「健診を受けていないため、母体と胎児の状態が分からず、責任が持てない」と病院側に困惑が広がっている。
搬送拒否、2年で4倍 「責任持てぬ」
総務省が先月まとめた救急搬送の実態調査では、飛び込み出産を理由に医療機関に搬送を拒否された回数が、2006年は延べ148件と、04年の4倍になった。経済的な理由で健診を受けていないケースも多いため、自治体が健診費用の助成に乗り出しているが、まだ自治体間で格差があるのが実情だ。
「お金がかかるし、糖尿病で中絶を勧められるかもしれないから、妊婦健診は受けなかった」
10月中旬の深夜。夫に連れられ、埼玉県の川口市立医療センターに突然やってきた20歳代の女性は、健診を受けてこなかった理由をそう説明した。母子手帳もなく、最初は母体や胎児の状態が全く分からない。当直の医師が診察した結果、妊娠38週と判明。胎児の心音に乱れがあったため、翌朝、帝王切開手術で出産した。女性は初産で、市に妊娠の届けを出していなかったため、川口市の場合だと2回まで無料で健診を受けられることも知らなかった。
別の病院関係者が打ち明ける。「飛び込み出産した後、出産費用を払わない人は病院によって3~5割にも上る。病院にとっては、経済的なリスクも大きい」
今月8日、横浜市内で医療者と救急関係者を集めて開かれたシンポジウムでは、昨年8月に妊娠30週で切迫早産になった30歳代の妊婦が、健診を受けていないことを理由に11病院から搬送を断られたケースが紹介された。最終的に12病院目での受け入れが決まるまで、1時間15分を要したという。救急救命士は「何とか受け入れてもらいたいと、病院に電話しても、『そんな無責任な妊婦を連れて来るな』と怒られることもある」。医師側からは「妊娠何週目かや合併症の有無などを基に(自分の病院で)受け入れ可能かどうかを判断しており、母体と胎児の状態が全く分からない妊婦を安易に引き受けることは出来ない」との意見が出された。
病院側の負担は深刻だ。神奈川県内の大学病院など8基幹病院で扱った飛び込み出産は、03年の20件から年々増え、06年は44件。今年は4月までに既に35件で、100件を超える勢いだ。横浜市大の平原史樹教授(産婦人科)は「飛び込み出産の急増で救急病院の負担が大きくなり、本来の業務に支障をきたしている」と困惑を隠さない。
出産を取り扱う医療機関の減少で、出産出来る病院を見つけられずに飛び込み出産になるケースもあるという。だが、同大付属市民総合医療センターの小川幸医師は、多くは〈1〉妊娠への対応が分からなかった若い未婚女性〈2〉低所得の(すでにお産を経験した)経産婦〈3〉不法滞在の外国人――の3パターンだと分析する。合併症やアレルギーを持つ妊婦も多い上、早産や未熟児の生まれる割合が高いなどリスクは高く、生まれた三つ子が全員死亡したケースもあるという。平原教授は「健診は母体と胎児の状態を把握する大切なもので、受診しなければ出産のリスクは一気に高まる。受診を促す体制整備も必要だ」と話した。
健診助成 自治体で格差 秋田10回、大阪1.3回
妊娠は病気ではないため、1回あたり数千円から1万円程度かかる妊婦健診は、自己負担が原則だ。健診の回数は、13~14回程度が望ましいとされているが、このうち市町村の負担で一部または全額無料で受けられる回数は、全国平均2・8回。最も多い秋田県は平均10・0回、最も少ない大阪府は同1・3回と、自治体間の格差が大きい。
厚生労働省は今年1月、健診を受けない妊婦が増えている実態を踏まえ、最低でも5回程度は公費負担するよう各都道府県などに通知した。同省によると、全国1827市区町村のうち、今年度から公費負担の回数を増やしたか、増やす予定なのは約23%。59%が来年度以降に増やすことを検討しているという。
『或る病院の一生』がネットで反響 病院の内情を克明に
アメーバニュース 2007年11月18日
http://news.ameba.jp/weblog/2007/11/8671.html
現在ネット上で「或る病院の一生」という文章が小さな話題を呼んでいる。この文章はもともと或るブログ上に「病院のライフサイクル」という題名で2005年4月にアップされたものに加筆修正を加えたもののようだ。
文章の書き出しは、新しい病院への需要が高まり200床ほどの小さな病院が開業するところから始まる。最初は診療科を増やしどんどん患者数を増やしていくこの病院だが、徐々に患者が高齢化し経営の雲行きが怪しくなっていく。そうした病院業務の流れをまるで実際の病院関係者が書き記したように克明に記している内容となっている。
現代の病院経営への問題提起をしているこうした記事に対し、個人のブログでは、「儲からない患者はヨソへ、おいしい患者だけウチで。と病院は患者を平気で病院を選別する」、「本当かどうかは分からないが、充分有り得る話だ」などの感想が書かれ、興味深く読まれたようだ。
■関連リンク
・或る病院の一生
http://anond.hatelabo.jp/20071115100718
■関連記事
・公立病院に経営的な数値目標導入 病少数減少も
http://news.ameba.jp/domestic/2007/11/8567.html
・看護師が患者に刺され死亡 病院の責任問う声
http://news.ameba.jp/domestic/2007/10/7591.html
・病院出来高払いから定額制 最善の医療受けられる?
http://news.ameba.jp/special/2007/09/6847.html
源泉徴収漏れ:岐阜県の3病院で3400万円 宿直手当で指摘
毎日新聞 2007年11月17日
http://mainichi.jp/chubu/news/20071117ddq041040015000c.html
岐阜県は16日、県立の3病院の02年10月から今年9月までの5年間の医師や看護師の宿直手当について、岐阜北税務署から計約3410万円の源泉徴収漏れを指摘されたと発表した。県は不納付加算税を含め約3748万円を15日に納付した。
3病院は県総合医療センター(岐阜市)▽多治見病院(多治見市)▽下呂温泉病院(下呂市)。県医療整備課によると、病院側は「宿直手当のうち4000円は非課税」と解釈していたが、9月の税務調査で「病棟の見回りなど労働密度が薄い業務は食事や寝間着などの費用が必要なので非課税だが、救急対応で診察や検査を行う場合はそうした費用がいらないので課税対象になる」との趣旨の指摘を受けたという。手当は宿直1回につき医師が2万円、看護師らが5900円。3病院の対象者は5年間で計953人に上る。
3病院は02年以前も同様の非課税扱いをしていたが、95年の税務調査では徴収漏れの指摘はなかったといい、同課は「解釈の違い」と説明している。県は今後、医師らを対象に説明会を開いたうえで負担を求める方針。医師の追加納付額は多い人で約50万円という。
臨床研修制度:募集定員を調整 厚労省審議会が見直し案
毎日新聞 2007年11月19日
http://mainichi.jp/select/science/news/20071120k0000m040102000c.html
厚生労働省の医道審議会部会は19日、新人医師に2年間義務付けられている「臨床研修制度」について、人口当たりの医師数が全国平均を上回る地域の病院では募集定員を減らすなどの見直し案をまとめた。医師不足対策の一環で、病院側が決めていた定員を調整するのが狙い。一般から意見を募ったうえで、来年度にも導入する。
04年度に始まった臨床研修制度は、総合的な診療能力向上を目的に、1年目に内科、外科、救急の基礎科目、2年目に産科や小児科などを経験する。大学の医局による「囲い込み」がなくなった半面、新人医師の大学病院離れから、地方の医師不足や偏った配置の一因になっていた。見直し案は、研修医が必要な病院に配置しきれない現状を踏まえ、約1000施設ある研修病院の指定基準を見直し、人口比で医師が全国より多い地域の病院には定員の削減を要請するとした。医師不足が著しい産科と小児科については「意欲を高めるため1年目の基礎科目に加えるべきだ」との関係学会の要望は受け入れられなかったが、1年目からの前倒し研修も可能とする弾力的な運用を推奨した。
悪質な119番に罰則 横浜市 全国初、救急条例制定へ
北海道新聞 2007年11月20日
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/life/61492.html
「病院は原則受け入れ」福島、搬送遅れ受け決定
MSN産経ニュース 2007年11月19日
http://sankei.jp.msn.com/life/body/071119/bdy0711192340003-n1.htm
院内の緊急検査を重点評価、次期改定で
キャリアブレイン 2007年11月19日
http://www.cabrain.net/news/article/newsId/13095.html
神戸市立2病院、09年4月めど独法化累損338億円、再建急ぐ
日経ネット関西版 2007年11月20日
http://www.nikkei.co.jp/kansai/news/news001134.html
氷見市民病院民営化、第1回審問
北日本放送 2007年11月20日
http://www2.knb.ne.jp/news/20071119_13656.htm
介護報酬ヘルパーへの配分 深刻な人手不足
産経新聞 2007.11.19
(1)http://sankei.jp.msn.com/life/welfare/071119/wlf0711190830000-n1.htm
(2)http://sankei.jp.msn.com/life/welfare/071119/wlf0711190830000-n2.htm
(3)http://sankei.jp.msn.com/life/welfare/071119/wlf0711190830000-n3.htm
精神科の初再診料に時間評価
中医協診療報酬基本問題小委員会 次期改定で厚労省が検討
Japan Medicine 2007.11.19
http://s01.megalodon.jp/2007-1119-2127-08/www.japan-medicine.com/news/news1.html
後発品処方がスタンダードの時代に
処方せん様式の再変更が決定
Japan Medicine 2007.11.19
http://s01.megalodon.jp/2007-1119-2128-11/www.japan-medicine.com/shiten/shiten1.html
今季は早まる兆し 県内のインフルエンザ流行/長野
中日新聞 2007年11月20日
http://www.chunichi.co.jp/article/nagano/20071120/CK2007112002065608.html
インフルエンザ、院内感染こう防げ 岩手医大が研究
岩手日報 2007年11月20日
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20071120_1
2006年度最高額の月額医療費は2356万円
ITmedia 2007年11月20日
http://blogs.itmedia.co.jp/yohei/2007/11/20062356_be9b.html?ref=rssall
シングル読者の疑問に先輩ママが答えます!――出産、育児にはどのくらいお金がかかるの?
スマートウーマン 2007年11月19日
http://woman.nikkei.co.jp/hakusho/article.aspx?id=20071115f5000f5
統合失調症:イワシなどの不飽和脂肪酸、妊娠中の摂取で予防?
毎日新聞 2007年11月19日
http://mainichi.jp/select/science/news/20071119dde041040034000c.html
赤ちゃん泣きやまずイライラ… 強い揺さぶり 脳損傷の恐れ
2007年11月19日 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/komachi/news/mixnews/20071119ok02.htm
福島県、すごいですね。
奈良県と同じで呪われています。
私もブログを作って抗議しようかなー。
裁判に負けたばっかりだし。
投稿情報: せんせい ありがとう♥ | 2007年11 月20日 (火) 17:18
伊関です。
連続勤務ご苦労様です。
正直、先生のお体が心配です。
本当に、無理をなされないでください。
私は、それしか言えません。
投稿情報: 伊関友伸 | 2007年11 月20日 (火) 18:17