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(投稿:by 僻地の産科医)
産科ガイドラインの話です!!!!
今日、10月14日(日)午後1時-午後4時 群馬
の会議でコンセンサスミーティングおしまいですね(>▽<)!!!
日産婦誌12月号・1月号に載るようですから、
きちんとチェックし、問題点を発見した場合には、
きちんとフィードバックをお願いします。
それから4月発刊の買ってくださいね(>▽<)!!!!
ちらりと内容見たけれど、とってもレベル高かったです!!!
では、どうぞ~っ!!!
「産婦人科診療ガイドライン…産科編」 北海道大学大学院医学研究科 産科・生殖医学 水上尚典教授 みなさまもご存知だとは思いますが、2008年、ついに 今はみんながいっぱいいっぱい忙しいですし、文献や最新の医学を取り入れてくるのも難しいです。ですからこれをまとめていこう、ということで。高いレベルのエビデンスだけでまとめるのは不可能ですし、いままで臨床の中で行われてきた根拠のない医療というのもあります。そういったコンセンサスの得られている医療を取り込みつつ、いま産科ガイドライン策定にむけてコンセンサスミーティングを行っているところです。 答えにはABCと推奨レベルが分かれています。 開業医さんなどの自施設でそれができない場合には、 責任の帰属は日本産婦人科医会と日本産科婦人科学会にありますが、診療行為そのものに対しては医療行為を行った人に責任があります。 ガイドラインは今後3年毎に改訂版を作っていく。 東京でのコンセンサスミーティングを通して、11月版を作って、 たとえば、HCV抗体が陽性で、HCV-RNA値が高かった場合、 また、吸引分娩などはかならず裁判でもめます。 すみずみまで読んでください。 「現時点でコンセンサスのえられた適正と考えられる標準的診断・治療法を示す」ことが作成の目的です。
「産婦人科診療ガイドライン―2008」
が発刊されます。かなりの社会的影響があると思います。
平たくいうと、訴訟に使用されることになりかねない、ということです。
63個の設問に、答えがつく、という形で、ほぼ5000円です。
A:強く勧められる
B:すすめられる
C:考慮される
というように解していただければいいのですが、
A:(搬送を)強く勧める
B:(転院を)すすめられる
C:(転院を)考慮するというように解釈してくださいo(^-^)o!!
保険外適応ではあるものの使用を推奨している薬剤も中にはあります。
これについては会として厚労省への保険適応拡大を求めていきますが、
きちんと患者さんにも説明をしてください。
12月号、来年新年号の日産婦雑誌に載せます。
それに関してご意見をください。
それを直して、4月の日産婦総会までに製本して売り出します。
帝王切開をおすすめするかどうか、というところでは、
数値をお示しして、帝王切開の場合の母児感染率はこれくらい。
経膣の場合はこれくらい、という数値が書いてあるわけです。
それをお示しして選んでいただくようになっています。
現時点では「確実に吸引分娩成功を予測する方法は存在しない」
また効果が必ずあるとはいえないことをお話し、また緊急帝王切開に全国の病院では平均47.7分かかっていること、1時間以上かかる施設は5割を超えることなども載っています。
裁判になった時に、戦いやすいような数値も入っています。
1. いずれの産科医療施設においても適正な標準的医療の確保
2. 産科医療安全性の向上
3. 人的ならびに経済的負担の軽減
4. 医療従事者・患者の相互理解助長
また診療時に時間を大幅に減らすこともできます!
買ってくださいね(>▽<)!!!!!
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