おはようございます!!
今日はあんまりニュースがありません。
妊婦さんに関する話題をふたつ。
広島の二次救急、もうちょっと頑張ってみる(;;)!のニュース。
それから。よくわかんないんですが、筋弛緩剤投与で殺人容疑の看護師の方、
事件そのものがなかったと仰っているというニュース。一応のっけてみます。
あとは鬱病ラットくん。がんばれ~といってはいけないんだった(笑)。ではどうぞ!
妊婦の薬相談、全国に拡大 厚労省、新たに5病院
東京新聞 2007年5月3日
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2007050301000254.html
厚生労働省は3日までに、妊娠中の服薬が赤ちゃんに影響しないかと心配する妊婦の相談に乗る「妊娠と薬情報センター」の受け付け対象地域を、これまでの首都圏から全国に拡大した。
従来は国立成育医療センター(東京)が相談・調査業務を一手に引き受けていたが、新たに各地の5病院が協力することで可能になった。
妊婦が主治医を通じて相談するのが原則。内容が情報センターあてに送られると、医師や薬剤師が調査を基に主治医へ回答、主治医が妊婦に説明する仕組み。希望すれば、成育医療センターや協力病院で面接による相談もできる。
協力病院は仙台医療センター(宮城県)、筑波大病院(茨城県)、虎の門病院、聖路加国際病院(以上東京都)、大阪府立母子保健総合医療センター。
厚労省は、相談者から出産後の情報を集めてデータベース化し、医薬品の安全確保に役立てたい考えだ。
災害時救助:「妊婦優先」配慮を 日産婦など、順位上げへ指針作り
毎日新聞 2007年5月4日 東京朝刊
http://www.mainichi-msn.co.jp/science/medical/news/20070504ddm003040016000c.html
災害時に妊婦や胎児をどう救護するかを示す指針づくりを、日本産科婦人科学会と日本産婦人科医会が共同で進めていることが分かった。大規模被災地では多数の母児が被害を受ける可能性があるが、負傷者救助の優先順位を決める「トリアージ」の区分には、要救護の女性が妊婦である場合が考慮されておらず、改善を求める声が上がっていた。指針には、妊婦なら優先順位を上げることや、搬送・処置にあたっての注意点が盛り込まれる予定だ。
両会は来年4月、産婦人科診療の約60項目のガイドラインを発刊する予定で、その中に災害時の救護指針も盛り込む。ガイドラインの作成委員会は、妊婦の性器出血、下腹痛がひどい場合や外傷があったり破水している場合には搬送の優先順位を上げる方向で議論を進めている。また、妊婦の状態に応じた搬送や処置の注意点▽応急救護施設に女性の妊娠の有無や胎児の大きさを調べる超音波機器または胎児の心音聴取機材を整備する▽妊婦はできる限り産科や新生児科がある病院に送る--などの内容を盛り込むことも検討している。
兵庫県産科婦人科学会などの調査によると、阪神大震災で死亡者が多かった神戸市の東灘、灘、長田の3区では、地震後に産科施設の7割が休診し、震災後約3カ月間に生まれた新生児のうち9%の出生場所が不明で、多くの母児が傷害を負っていた可能性がある。
委員会メンバーの松田秀雄・防衛医科大助教は「災害時の妊婦の救護についてのガイドラインは、海外でも知られていない。妊婦や胎児の命を守ることについて、社会の意識を高めたい」と話している。
因島総合病院、2次救急維持/広島
中国新聞 '07/5/3
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200705030104.html
尾道市因島土生町、因島総合病院(180床)は今春、旧因島市、旧瀬戸田町、愛媛県上島町を圏域とする2次救急医療の体制を維持する方針を決めた。尾道市への編入合併に伴い自治体からの負担金は減り、病院の拠点性も揺らぐ。しかし、芸予諸島にとって病院が「命の綱」であることは変わらない。同病院は「県境を超えた地域の期待に引き続き応えたい」としている。
事件はなかった 弁護士 驚きの説明~「仙台北陵クリニック事件」勉強会で
JANJAN 2007/05/03
http://www.janjan.jp/living/0705/0705024800/1.php
仙台北陵クリニック事件とは
01年1月、仙台の北陵クリニックの準看護士だった守大助さんは、小6女児の点滴に筋弛緩剤を混入したとして、殺人未遂容疑で逮捕、起訴されました。その後、さらに4人の殺人及び殺人未遂容疑で逮捕、起訴が繰り返され、計5件で逮捕、起訴が繰り返されました。
当初、守さんが犯行を認めたということで、準看護士の立場を利用し、仕事上の不満解消などの理由で約20人の患者の点滴に筋弛緩剤を混入し、約10人を殺害したとして、マスコミなどで大々的に報道され、世間を騒がせました。しかし、守さんは逮捕から3日後には否認に転じ、その後一貫して無実を主張しています。
1審(仙台地裁)では全面無罪を主張する弁護側と検察側が対立、激しい争いとなりましたが、04年3月、無期懲役の判決が出ました。2審(仙台高裁)ではわずか4回の公判で、弁護側の証人、証拠、鑑定請求は却下され、被告人質問も認められないままに結審し、06年3月、控訴棄却の判決となりました。弁護側は即日上告しました。
事件は本当にあったのか
4月28日の勉強会は、支援の会の事務局から活動報告のあと、阿部泰雄弁護団長から事件についての概要説明がありました。阿部弁護士は、「逮捕されたとき29歳だった守君は獄中で36歳の誕生日を迎えました」と語り、無実を訴える守さんのメッセージを読み上げました。次いで、この事件について裁判の審理を通して明らかになった事実を詳細に語ってくれました。
阿部弁護士は、守さんとの最初の接見で「(筋弛緩剤の)入手方法について話してみなさい」と聞いても守さんが答えることができず、「やったんなら映像の記憶あるでしょ?」と聞いても、「はあ」と言っているだけで、事件について守さんがなにも話すことができなかったことを明らかにしました。守さんは寝不足ですごい顔をしており、連日の取調べでマインドコントロールにかかりかけていたそうです。いったん認めると覆せないということを話すと、守さんは「先生、俺、やってねえんだよね」と言ったそうです。
その後は否認に変わり、1通の調書にもサインをしなかったそうです。調書に署名をしてしまえば終わりなので、もし弁護士が接見しなければ終わりだったと述べ、「50通の調書は矛盾だらけで、ディテールがまったくなく、体験していないためにしゃべることができなかった」と断じました。阿部弁護士は「警察や検察が指導する前に我々がストップをかけた」と述べ、たいへんきわどい状況であったことを明らかにしました。また、守さんの書いた反省文には重大な捜査上の真相が隠されていたことを明らかにしました。
阿部弁護士によると、守さんが関わったとされる殺人及び殺人未遂の容疑について、その死因はすべて説明できるそうです。小6の女児については、大変症状が似ているが筋弛緩剤による病変ではなく、ほかの病気の可能性が高いこと、また、89歳の女性の死因については、北陵クリニックの元院長のN医師は、院長だった当時「心筋梗塞」という診断書を書き、守さんを通じて家族に渡しているそうです。
事件もなければ、被害者もいない
調べていくうちに、阿部弁護士は「守さんじゃない。なんだろう、この事件。真犯人はだれだろう」と思ったと述べ、筋弛緩を投入したといわれる89歳の女性のカルテには心筋梗塞という病名が書かれていること、また点滴に筋弛緩を100CC入れて1時間落として果たして効くのかといった疑問が生じたことなどから、「これは事件じゃない。この事件は怪しい。起訴するのはおやめなさい」と検察に不起訴裁定申入書を出したそうです。しかし、(警察のリークによって)大報道をかましたあとだったため、引っ込みがつかなくなった検察は起訴に踏み切ったと述べ、この事件は「事件もなければ被害者もいない、警察と検察によってつくられた事件」であるとの認識を示しました。
「ちらつくのは、医療過誤、投薬ミスであり、事件じゃない。(刑事事件で事件が存在しないというのは)日本の冤罪事件史上まれなケース」であると述べ、「有罪を支えているのは、患者の急変が筋弛緩の症状に似ているという鑑定の結果であるが、なぜ、筋弛緩と特定できるのか、病院内で急変しただけで筋弛緩といっていることが、この事件のキーポイント」と述べ、単に症状が似ているというだけで筋弛緩としたことに大きな過ちがあることを指摘しました。(長いので以後略 興味あればみてください。)
うつ病、統合失調症のマウス=遺伝子操作で開発-理研など
時事通信 2007年5月4日
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070504-00000010-jij-soci
うつ病や統合失調症によく似た症状のマウスを遺伝子操作で生み出すことに成功したと、理化学研究所とカナダのマウントサイナイ病院研究所、英エディンバラ大の研究チームが4日、米科学誌ニューロンの電子版に発表した。発症の仕組みの解明や新しい薬・治療法の開発に役立つと期待される。
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