ardorさまおススメ、元裁判官の弁護士さんが書かれた、 司法の現状をわかりやすく提起した書です。
知らなかったのですが、裁判官って忙しいんですね..。*♡ 常時300件くらい担当しているらしいです。 月20件くらい新しく担当になるので、収支をあわせるには 同じくらい判決を出していかないと、
あっという間にたまっちゃう。
開廷できるのは週三日、だから一日に25件は
さばかないといけない。 開廷日の前日は25件分の資料を読みこみ、
それぞれ担当弁護士に 会って、考える。うーん。。。 その状況では踏み込んだ考察はたしかにムリです(*^^*)。
明治23年には、裁判官は約1500人だったそうです。 それが現在になっても2946人(1996年)。 裁判数はどう考えてもふえている。 でも司法試験合格者を増やしても、みんな
弁護士さんになっちゃうのかな。
医師と同じです。勤務医がふえるわけではない。
そのせいなのか、起訴されてしまった場合の有罪率は99.9%。 無罪はたったの0.1%なのです。
有罪かどうかはほぼ検察の段階で決まる
といって差支えないのですね。 裁判官は検察のつくってくれた資料を、
よむことだけで精一杯なので、 いろいろ変だとか、
ふみこんだことには気がつかないそうです。 つまり裁判官は
あまり機能していないということなのでしょうか?
『痴漢冤罪』についても述べられていました。 裁判でがんばれば、真実がわかってもらえるはずだとおもう のはかなり甘い考えのようです。
被害者ひとりが声高に叫び続けていて、だれひとり 「犯罪の証明」 ができなくても手から下着の繊維がでなくても 「懲役一年六ヵ月」「懲役一年二ヶ月」「懲役一年」の実刑 (執行猶予なし)がめずらしくないそうです。 男性のみなさまがた、気をつけてくださいね(^^)。
そういえば、弟がプレジデント誌に
「痴漢の冤罪にあわないために」 というような特集が載っていた、と言っていました。 とにかく駅長室に連れていかれてはいけないそうです。 とりあえず名刺でもなんでも、
連絡先を渡してその場を離れろとの事。 理由は現行犯逮捕をさけるためだそうです。
うーん。なろほどね!! こわい世の中になったものです。 |
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