(投稿:by 僻地の産科医)
以前から問題になっているこの問題が、
なんで今頃またニュースになってきたのかは不明だけど、
私が以前から怒っている事があります。
以前からバンバンCMが流されていたおかげで、
CMもみた事ありますが「お茶」ってだけで、
「自然だから肌に優しい」
「自然ってステキ」
みたいなニュアンスが充満しているように思ったんですよね。
でも!お茶と言えばカフェイン。
カフェインが肌によくない事は知られています。
刺激物質をわざわざ顔に塗るのはなんで???
最初からすごく疑問を感じました。
そもそも温泉地やお風呂屋さんなんかで、
なんで「お茶風呂」みたいなことをやっているのか、
前々から不思議だったんですよね。。。
たしかに。
化学物質には有害なものはたくさんある。
それは認めます。
でも、食物のアレルギーはもっと大変です!!
除外するの、とてもとても大変なんです!!
食べられるものなら安全..。*♡ なわけないでしょ!!
特に穀物である小麦アレルギーは大変です(>_<)!!!!
パンも食べられない!
「パンが食べられなきゃケーキ」だって食べられない!
パスタだめ。
うどんダメ。
ラーメンダメ。
餃子も揚げ物もダメ。
当然、ホワイトソースダメ。
蕎麦にだってつなぎに入ってたらブー×!!!
ほとんど食べられるものがなくなっちゃう食品なんです。
(たぶん、ビールとかも駄目だと思う)
自然だから優しい、わけなんてありません。
こんなの許しちゃいけないと思います。
「茶のしずく」消費者庁放置、昨年1月から被害情報
読売新聞 2011年12月10日
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20111210-OYS1T00444.htm
福岡県大野城市の化粧品製造販売会社「悠香」が通信販売した「茶のしずく石鹸(せっけん)」の旧製品による小麦アレルギー発症問題で、消費者庁が昨年1月に国民生活センターから寄せられた健康被害報告など、外部からの情報を再三、放置していたことがわかった。悠香の製品をめぐる問題が表面化したのは今年5月以降で、対応の遅れが被害拡大につながった可能性も出てきた。
消費者庁によると、昨年1月、「茶のしずく石鹸の利用者6人がアレルギーになったと医師から情報提供があった」と電話で連絡が入った。商品名を明らかにしたうえでの報告で、消費者安全法に基づく通知とすべきかどうかを相談するものだった。同法は国の組織などに対し、重大な事故などの情報を同庁に通知するよう求めている。通知を受けた場合、消費者の安全確保のために情報を有効活用し、迅速かつ的確に集約・分析して、結果を公表する義務を負っている。しかし、同庁は同センターに通知を出すよう指示しなかったうえ、特に何の対応も取らなかった。
茶のしずく石鹸:アレルギー問題 県内の発症27人 皮膚科医会確認 /宮崎
毎日新聞 2011年11月27日
http://mainichi.jp/area/miyazaki/news/20111127ddlk45040341000c.html
通信販売で人気のあった「茶のしずく石鹸(せっけん)」の旧製品で小麦アレルギーの発症が相次いだ問題で、県内では27人が発症したことを県皮膚科医会が確認した。うち17人は呼吸困難で救急搬送されるなど症状が重かった。同会は「まとめ買いした消費者もいるはずで、潜在的な患者は多いだろう」と注意を呼びかける。
昨年7月以降、調査を担当した田尻明彦医師=宮崎市=によると、アレルギーはせっけんに含まれていた小麦由来の成分で、保湿作用がある加水分解コムギ末の「グルパール19S」が原因と考えられ、皮膚から吸収されて蓄積。小麦を含む食べ物を体が「異物」ととらえて発症し、目が腫れ、じんましんなどの症状が出る。
県内の患者27人は1~6年間、茶のしずくを継続使用。ある女性患者(43)は焼きそばを食べた後、配達業務中に発症した。別の患者(64)は食パンを食べて散歩に出た際、一時意識を失った。急激に血圧が下がるのが特徴で、田尻医師は「命にかかわることもある」と警告する。県内では当初、医師たちは小麦アレルギーと診断できても、原因までは分からなかったという。田尻医師は「あらかじめ知識がなければ、せっけんが原因だと診断できない」と指摘する。
昨年10月、厚生労働省は小麦成分を含む化粧品などへの注意文書を出したが、対象は約400種と広く、商品名も明示されなかったため「危険性の認識は難しかっただろう」と田尻医師は言う。同省が日本臨床皮膚科医会の通報などを受けて商品名を発表した5月の時点で471人の発症が確認され、メーカーの「悠香」(福岡県)が自主回収を始めた。茶のしずく石鹸はCMに有名女優を起用し、約4600万個が販売された。
「茶のしずく」電話110番 相談65件、うち17件重症例
中日新聞 2011年12月5日
http://iryou.chunichi.co.jp/article/detail/20111205165847785
せっけん製造販売会社「悠香」(福岡県)が販売した「茶のしずく石鹸(せっけん)」の旧製品の使用者に小麦アレルギーの発症が相次いでいる問題で、静岡県弁護士会消費者問題委員会は4日、電話相談を受け付ける相談ダイヤル110番を開設した。県内の女性やその家族らから、65件の相談が寄せられた。
相談ダイヤルは県弁護士会館(静岡市葵区)で、午前10時〜午後4時まで、3回線を開設。10人の弁護士が対応した。
同委員会の鶴岡寿治委員長によると65件の相談のうち、17件は病院搬送や診療を受ける重症例だった。アナフィラキシーショックで呼吸困難などに陥った女性が、原因がわからず石鹸使用を継続。計9回病院搬送されたケースもあったという。
同委員会は弁護団の結成も視野に検討を進めていく。
相談は県弁護士会=電054(252)0008=へ。
自然のものにこそかぶれます。植物にかぶれます。ハーブにかぶれます。乳児にハーブでアロママッサージしてはいけない。
もっと怖いのはコラーゲンです。皮膚に浸透するコラーゲンを顔に塗ってはいけない。マウスにラットのコラーゲンで免疫すると関節炎になる。
投稿情報: まちの皮フ科 | 2011年12 月15日 (木) 15:29