(関連目次)→新型インフルエンザについても集めてみましたo(^-^)o
(投稿:by 僻地の産科医)
日本産科婦人科学会から、下記のようなお知らせがきていますo(^-^)o ..。*♡
尚、内科医との調整をお願いいたします!
との注釈つきです。
ぜひご確認くださいませ。
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学会作成の8月4日付け妊娠している婦人もしくは授乳中の婦人に対しての新型インフルエンザ対応のQ&A改訂をお知らせ致します。
「今回改訂の要旨」
http://www.jsog.or.jp/news/html/announce_20090825yoshi.html
<一般の方向け>
http://www.jsog.or.jp/news/html/announce_20090825a.html
<医療関係者向け>
http://www.jsog.or.jp/news/html/announce_20090825b.html
なお、インフルエンザ感染妊婦の初期対応の図を改めて掲載します。(発熱患者の受診の流れ[妊婦の場合])
http://www.jsog.or.jp/news/pdf/20090825_flow.pdf
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というわけで。
米国で新型インフル死者9万人の恐れ、政府報告
AFPBB News 2009年8月25日
http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2633921/4492690
【8月25日 AFP】米大統領の諮問機関である科学技術諮問委員会(President's Council of Advisors on Science and Technology、PCAST)は24日、新型インフルエンザA型(H1N1)による米国での死者が9万人に達する恐れがあるとした報告書を発表した。
報告書によると、今秋から冬にかけて米国で新型インフルエンザが再流行し、全人口の30-50%が感染、20-40%(6000万-1億2000万人)が発症、このうち半数以上が医療機関で治療を受ける見通しだという。さらに、180万人が入院し、このうち30万人が重症化し集中治療室での治療を必要とする恐れがあると警告している。また、新型インフルによる死者数を、子どもや若者を中心とする3万人から最大で9万人と見積もっている。
特に、妊娠中の女性、神経疾患、呼吸障害、糖尿病などの既往症を持つ人や過度の肥満体質の人は重症化のリスクが高いとして、注意を呼び掛けている。また、アメリカ先住民も、感染リスクが高いという。再流行の次期は、米国の学校が新学期を迎える9月に始まり、10月半ばにピークを迎えると予測している。
しかし、新型インフルエンザ用のワクチンが入手可能となるのは10月中ごろで、しかも免疫効果が出るまで摂取から数週間を要するため、ワクチン接種のタイミングに疑問を投げかけている。
豚インフルエンザ 神奈川で基礎疾患のない40代女性が重症に→「水際作戦に効果なし、感染者の7割が侵入」という結論 厚労省はやっと9月に人工呼吸器やICUの調査予定 一体今まで何をやってたんだか
天漢日乗 2009-08-25
http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2009/08/407-9icu-95b6.html
新型インフル、ブラジルで真冬に死者急増
読売新聞 2009年8月22日
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20090822-OYT8T00339.htm
インフル簡易検査すりぬけ警戒 症状あれば投薬・治療を
朝日新聞 2009年8月21日
http://www.asahi.com/kansai/sumai/news/OSK200908210014.html
大阪市平野区の「なかのクリニック」(中野明弘院長)には7月中旬から8月にかけ、10代のインフルエンザの感染者4人が受診した。97年の開業以来、夏の感染者は初めてのことだ。 1人は男子高校生(16)。受診したのは地区の祭りの直後だった。周囲の診療所で7人の患者を確認。1人から新型ウイルスが検出された。8人は一緒に祭りに参加したという。ペットボトルの回し飲みが原因らしい。中野さんは嘆く。「5月の感染騒ぎに比べ、インフルエンザ対策への関心がなくなっている」
季節性インフルは高温多湿の夏にはウイルスの感染力が落ち、流行の可能性は低い。一方、新型インフルはほとんどの人には免疫がないため、夏でも感染が広がっている。 国内2例目の感染者の死者が出た神戸市では20日、透析医や産科医ら重症化の危険性が高い患者の診療にあたる医師や市保健所など関係者約70人で協議会を開いた。
「人工透析とインフルエンザの二つの治療をしなければならない」「感染した妊婦に対し高度な治療ができる病院は限られている」との声が出た。「新型インフルエンザは大したことないと思っているから増えているのではないか」という指摘もあった。
神戸と沖縄の死亡者2人は、いずれも発熱などの症状で簡易検査を受けたが、ウイルスは検出されなかった。再検査で感染がわかり、治療薬のタミフルが処方された。沖縄の男性が服用したのは発病から3日後。糖尿病や呼吸器疾患などの持病のある人や妊婦は速やかに治療に結びつけないと命取りになる。京都第二赤十字病院の清澤伸幸小児科部長は「簡易検査には限界があるのに、検査結果を絶対視しすぎている。重症化する危険性のある人は、検査で陰性であっても症状を見てタミフルやリレンザで治療するべきだ」と指摘する。
新型インフル 妊婦の対応に苦慮、医師不足に設備も限界
朝日新聞 2009年8月23日
(1)http://www.asahi.com/kansai/sumai/news/OSK200908230045.html
(2)http://www.asahi.com/kansai/sumai/news/OSK200908230045_01.html
新型インフルエンザで重症化しやすい妊婦への対応に、産科病院が苦慮している。院内感染を防ぐため、症状のある妊婦は産科の受診を控えるよう呼びかけているが、感染の有無を早期に判断しにくく、患者の振り分けには困難が伴う。深刻な医師不足に加えて、重症者を処置できる設備にも限界があり、打開策が見いだせない状況だ。
ハイリスクの妊婦に対応する「総合周産期母子医療センター」に指定されている大阪府立母子保健総合医療センター(和泉市)には、母体専用の集中治療室(ICU)や感染症対応の病室がない。光田信明・産科部長は「分娩(ぶんべん)以外の母体の異常には対応できていない。インフルエンザに感染して重症化した妊婦は、母体救急ができる病院に搬送するしかない」。 同センターには新生児集中治療室(NICU)があり、免疫力が弱い新生児も入院している。糖尿病など合併症を抱えた妊婦の通院・入院も少なくない。それだけに、院内感染の防止は重要課題だ。
これまで、インフルエンザが疑われる症状がある外来の妊婦について、地域の内科医への受診や、患者と付き添いの家族のマスク着用を求めてきた。来院した場合は産婦人科外来とは別の場所で簡易検査をし、陽性なら抗インフルエンザ薬を渡して帰宅してもらうが、検査で陰性と判定されてしまう感染者も少なくない。光田部長は「完全に隔離するのは難しい」とみる。
同じ総合周産期母子医療センターの高槻病院(大阪府高槻市)は駐車場に、症状のある外来患者を簡易診断で振り分けるためのプレハブ施設を建てることを決めた。地域の2次救急指定病院でもあり、インフルエンザに感染した一般患者が受診する可能性が高い。5月の流行時にはテントを設置して対応したが、真夏の感染拡大で、空調設備がある診察室が必要と判断した。
開業医も対応に戸惑う。「亀田マタニティ・レディースクリニック」(神戸市灘区)の亀田隆院長は「感染が疑われる全妊婦を総合病院に移せば、そっちがパンクする」。時間外の診療や空き病室での簡易診断など、一定の負担は覚悟しているという。 岡山県は5月以降、重症化した妊婦を受け入れる病院を募り、3カ所を確保した。担当者は「感染拡大を受けて増やしたいが、周産期センターでも感染者と非感染者を分ける設備が整っていない、と断るところがある」と明かす。
新型インフル、メタボも死亡リスク高まる恐れ 仏研究所
朝日新聞 2009年8月21日
http://www.asahi.com/national/update/0821/TKY200908210356.html
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