(関連目次)→新型インフルエンザについても集めてみましたo(^-^)o
(投稿:by 僻地の産科医)
感染者・死者が増えましたね。
先ほどまでの最新情報では死者68人でした。
アメリカでの感染者も拡大しているようです。
今のところ、米国では死亡例なし。
ただし23日発症の人々もいるようです。
NYとカルフォルニア、カンザスという遠隔地での発症ですので、懸念材料です。
内閣と警察庁に対策室が置かれ、フェーズ4に準じた体制となっています。
カナダ・ニュージーランドでも感染者の疑いが報じられているようです。
新型インフルエンザに関する情報は Influenza.jp/
リレンザに関する情報は Relenza.jp/ をご覧ください。
厚生労働省 新型インフルエンザ対策関連情報(英語版はこちら)
【豚インフル情報】医療行為で感染25%の事例―米国
サーチナニュース 2009年4月26日
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2009&d=0426&f=national_0426_014.shtml
メキシコ死者81人 患者は1300人超
中日新聞 2009年4月26日
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2009042601000133.html
【メキシコ市25日共同】メキシコのコルドバ保健相は25日、記者会見し、豚インフルエンザの感染が疑われる死者が81人に達したことを明らかにした。感染が疑われる患者は1324人という。死者のうち、感染が確認されたのは20人としている。また、メキシコ市とメキシコ州、サンルイスポトシ州で休校措置を5月5日まで続けることも表明した。
一方、カルデロン大統領は25日、感染者の隔離やその自宅などの検査、入国する旅行者の検査などを保健当局に認める大統領令を出した。保健省が適切と考えた時にのみ、こうした措置を取るという。
豚インフル感染の疑い1320人に メキシコ政府発表、死者81人
日本経済新聞 2009年4月26日
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20090426AT3K2600826042009.html
豚インフルエンザ メキシコ在住の日本人はおよそ5800人、不安の声も
FNN 2009年4月26日
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00153889.html
豚インフルエンザは「公衆衛生上の緊急事態」、WHO
afpbb.com 2009年04月26日
http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2596370/4075285
【4月26日 AFP】(一部更新)世界保健機関(World Health Organization、WHO)は25日、メキシコと米国で豚インフルエンザ発生したことを受けて緊急委員会を開き、現状は「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」だとする声明を出した。
声明は「現在の状況について入手できるデータを検討したところ、報告があった症例の臨床的、疫学的、ウイルス学的情報と、適切な対応についての情報が不足していることが分かった。委員会は、有効な対応をとる上でいくつかの点をはっきりさせる必要があるがあるものの、現状は国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態にあたるという点で合意した」としている。WHOはこの声明で、すべての国がインフルエンザに似た病気と重度の肺炎の異常な発生に対する監視を強化するよう勧告した。
今回の豚インフルエンザによりメキシコでこれまでに68人が死亡している。WHOのマーガレット・チャン(Margaret Chan)事務局長はこのウイルスはパンデミック(爆発的流行)の潜在力があると警告している。
まさか「豚インフルエンザ」とは、想定外の感染拡大
読売新聞 2009年4月26日
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20090426-OYT1T00381.htm
感染が拡大して、世界的な大流行に発展することが懸念されている豚インフルエンザ。アジアの高病原性鳥インフルエンザを警戒していた各国政府にとっては、想定外の事態だ。メキシコ政府はなぜ、感染拡大を防げなかったのか。そもそも豚インフルエンザとは、どんな病原体なのか。
◆メキシコ対応遅れ◆
「異常なインフルエンザの発生によって、今年に入り、全国で20人が死亡した」。メキシコ保健省がこう発表し、注意を呼びかけたのは4月22日だった。しかし、この時は、深刻なものではないとして具体的な対策は取らなかった。
メキシコでは例年2月末から3月初めにかけて、季節性インフルエンザが発生する。ところが今年は、首都メキシコ市を中心に4月以降も感染や死者が相次いで報告されていた。コルドバ保健相によると、最初の症例が見つかったのは4月13日。メキシコは独自に正体を解明することができず、カナダの保健当局にウイルスの検査を依頼。結果の連絡を待つ間に、感染は約1000人(23日現在)に拡大した。
◆急きょ「封じ込め作戦」◆
23日午後になって、カナダの保健当局などからウイルスの分析結果が届くと、メキシコ政府は急きょ、メキシコ市と隣接するメキシコ州にある幼稚園から大学まですべての教育施設約3万校の休校を決める。
美術館や博物館などの公共施設も閉鎖し、感染者と接触する可能性を最小限にとどめる「封じ込め作戦」だ。コルドバ保健相は「10日以内には、感染の推移を見極められるだろう」と話しており、公共施設の閉鎖はしばらく続く見通しだ。ただ、地元紙ウニベルサル(電子版)は、「カナダの男性がメキシコ旅行から帰国後、豚インフルエンザへの感染が判明した」と報じており、すでに感染は広範な地域に広がっている恐れもある。感染拡大が続けば、周辺国でメキシコへの渡航自粛などの措置が取られる可能性もある。
◆病原体の正体◆
日本人にとっても、豚インフルエンザなどというウイルスは聞き慣れない名前だ。新型インフルエンザは、野鳥や家禽(かきん)の間で流行しているA型インフルエンザが、人間の間で感染する力を獲得して発生するとされる。しかし、豚の間でも、新型になりやすいA型インフルエンザが流行している。
A型の表面には、「H」(16種類)と「N」(9種類)と呼ばれる2タイプのトゲがあり、それぞれの組み合わせで計144種類に分類される。人間が毎年のように感染するのは、Aソ連型(H1N1)とA香港型(H3N2)の2種類だ。
これに対し、各国政府が新型に変わるのを最も懸念していたのは、鳥や家禽でまず流行し、アジアを中心に2003年ごろから、人間への感染が増えている高病原性鳥インフルエンザウイルスH5N1型だった。人間は過去に感染したことがなく、免疫を持たないため、若者を中心に感染者の6割が死亡したためだ。
◆日本上陸の可能性も◆
今回の豚インフルエンザは、メキシコで犠牲者が広がる一方、米国では感染者の症状が軽症にとどまっている。米国のように症状が軽い場合、流行しても季節性のインフルエンザとして医療機関で扱われている可能性がある。メキシコでは過去数週間にわたって流行が続いている可能性があり、「人間の往来が激しい現代では、日本にもすでに上陸している可能性がある」と指摘する専門家もいる。
メキシコと米国で確認された豚インフルエンザは、ともにH1N1型だった。人間の間で毎年流行するAソ連型と同じタイプだが、日本政府が新型用に準備しているワクチンはH5N1型ウイルスを基にしているため、H1N1型には効果がない可能性が高い。国立感染症研究所は日本国内の実態把握を急ぐため、米疾病対策センター(CDC)などから、ウイルスの遺伝子を取り寄せる方針だ。国内のインフルエンザ感染者も調査し、侵入の有無を確認する態勢作りを急いでいる。
NZの高校生、インフルエンザに似た症状 メキシコ帰り
朝日新聞 2009年4月26日
http://www.asahi.com/national/update/0426/TKY200904260088.html
メキシコへの旅行から戻ったニュージーランドの高校生らが、インフルエンザに似た症状を示した、と同国の保健当局者が26日、明らかにした。AP通信によると、症状を訴えているのはオークラランドの高校生13人と教員1人で、うち1人は入院の必要があったという。メキシコで死者が出ている豚インフルエンザに感染したのかどうかは不明だが、症状を訴えていない人も含め、旅行に参加した生徒と教師の一行25人は詳しい検査を受けている。一行は25日に米ロサンゼルス経由でメキシコから帰国した。
ワクチン、豚インフル用製造なら「通常用」は全面中止
読売新聞 2009年4月26日
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20090426-OYT1T00004.htm
厚生労働省は25日、豚インフルエンザに対応したワクチンを作る場合、通常の季節性インフルエンザワクチンの製造を中止する方針を固めた。季節性のワクチン製造をとりやめると、高齢者を中心にインフルエンザによる死者が増える恐れもある。
ワクチンに必要な豚インフルエンザのウイルスは、国立感染症研究所が入手に努めており、世界保健機関(WHO)が「新型インフルエンザ」と判断すれば、国の行動計画に従い、ただちに製造準備に入る。しかし、製造には半年ほどかかる見通しで、国民全員分を作るには1年半もかかる。しかも、ワクチン製造には、大量の有精卵が必要で、国内の設備が限られているため、豚インフルエンザ用を作るには、毎年2500万本ほど製造している季節性インフルエンザ用のワクチン製造を中止し、全面的な切り替えが必要という。その場合、国内だけで年間1500万人近くが感染し、多い年には1万5000人の死亡に影響を与えている季節性インフルエンザの予防策がおろそかになる恐れがある。
感染研インフルエンザウイルス研究センターの田代真人センター長は「豚と季節性のインフルエンザのどちらが致死性が高く、感染力が強いか、よく見極めて被害を最小限に抑える選択をする必要がある」と話している。
危険度「フェーズ4」引き上げなら「入国規制」
読売新聞 2009年4月26日
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20090425-436828/news/20090426-OYT1T00141.htm
世界保健機関(WHO)は25日、新型インフルエンザ流行の危険度を引き上げるかどうかの検討に入った。
危険度は6段階(フェーズ)で、現在は危険性が低い方から3番目の「フェーズ3」だ。人と人の間で感染したことを意味する「フェーズ4」以上に引き上げられた場合、政府は麻生首相を本部長とする対策本部を設置する。そして、航空便の到着空港を成田などに限定して検疫職員を重点配備する。発生国からの客船の入国も3港に絞り、発症が疑われる入国者は隔離する。航空会社に運航自粛を要請するほか、在外公館ではビザ発給の基準を厳格化し、入国を制限する。
外務省によると、米国とメキシコにはそれぞれ約37万5000人、約5800人の邦人がいる。政府は邦人の早期帰国に向けた政府専用機の使用も検討する方針だ。
豚インフル、成田空港も厳重警戒 ウイルス国内侵入防止へ
47NEWS 2009年4月26日
http://www.47news.jp/CN/200904/CN2009042601000340.html
【豚インフル】メキシコからの入国者に自宅待機要請検討 厚労省
MSN産経ニュース 2009年4月26日
http://sankei.jp.msn.com/life/body/090426/bdy0904261139000-n1.htm
豚インフルエンザ問題で、厚生労働省は26日、感染が広がっているメキシコから帰国、あるいは来日した人たちの健康監視を強化する方針を固めた。具体的には、入国者に連絡先や居住地を聞いておき、同意が得られれば地元の保健所を通じて1日1回程度、電話による健康確認を行う予定。確認の期間は10日程度を想定している。自宅待機の要請も検討している。次のメキシコからの直行便が2便予定されている29日から実施するという。米国便については、まだ実施しないという。
平成15年の新型肺炎(SARS)発生でも同様の対応が取られている。
また、25日午後7時5分に成田空港に到着したメキシコ便に搭乗していた乗員乗客計404人のうち、1人に発熱の症状がみられたが、感染のおそれはないという。
厚労省新型インフルエンザ対策推進室は「あらゆる事態に対応できるよう、引き続き情報収集にあたりたい」としている。
政府 国内の感染防止に全力を
NHK 2009年4月26日
http://www3.nhk.or.jp/news/t10015633931000.html
メキシコとアメリカで豚インフルエンザのヒトへの感染が相次いでいる問題で、関係省庁の局長らが協議し、水際での検疫態勢を強化するなど国内での感染防止に万全を期すことを確認しました。また麻生総理大臣は関係省庁に対し、国民への情報提供を的確に行い、安全と安心を確保するよう指示しました。
今回の事態を受けて伊藤内閣危機管理監は26日午前、総理大臣官邸の危機管理センターに、厚生労働省や外務省など関係省庁の局長ら「緊急参集チーム」のメンバーを集め、今後の対応を協議しました。この中では、現在行っているメキシコなどに渡航する人への注意の呼びかけや、空港などでの検疫態勢の強化といった、いわゆる水際対策を引き続き徹底し、国内での感染防止に万全を期すことや、メキシコなどに住む日本人に情報提供を含めた支援を強化することなどを確認しました。また、伊藤内閣危機管理監は、総理大臣公邸で待機している麻生総理大臣に海外での感染の状況や政府の取り組みを報告しました。このあと伊藤氏は記者団に対し、「麻生総理大臣からは情報の収集と国民への提供を的確に行い、水際対策を徹底して国民の安全安心の確保に万全を期すこと。それに、国際的な連携を密にして各省庁一体で対策にあたることの2つの指示があった。これを各省庁に伝えて対応していきたい」と述べました。政府は27日朝、今回の事態について関係閣僚会議を開くことにしています。
保健所通じ健康状態把握へ=メキシコからの帰国者-厚労省
時事通信 2009年4月26日
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2009042600062
メキシコと米国での豚インフルエンザ感染を受け、厚生労働省は26日、メキシコからの帰国者について一定期間、帰国後の健康状態を確認する方針を決めた。世界保健機関(WHO)が「緊急事態」を表明しており、監視体勢の強化が必要と判断した。
同省によると、メキシコからの帰国者に対し、発熱などの症状がない場合でも、国内の連絡先を求める。同意が得られれば、保健所が1日1回、健康上の異常がないか電話で問い合わせるという。
中南米、空港は厳重警戒 豚インフル拡大阻止に向け
西日本新聞 2009年4月26日
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/91801
豚インフルは「緊急事態」=米で感染広がる-警戒レベル引き上げは見送り・WHO
時事通信 2009年4月26日
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2009042600009
【ジュネーブ26日時事】メキシコと米国で豚インフルエンザの人への感染が確認されたことを受け、世界保健機関(WHO)は25日、専門家による緊急委員会を開催した。マーガレット・チャン事務局長は緊急委終了後に声明を発表、同委が「現在の状況が国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態になっている」とする認識で一致したことを明らかにした。
声明は警戒レベルについて、「さらなる情報が必要」と指摘。6段階の「3」(人から人への感染が全くないか極めて限定的な段階)から「4」(人から人への感染が増加する兆候のある段階)への引き上げは見送った。
一方、米国では感染が拡大し、ロイター通信によると、中西部カンザス州保健当局者は州内で2人が感染したことを確認。カリフォルニア州でも感染者は7人に増え、米国での豚インフルエンザ感染者は11人となった。ニューヨーク市保健当局者は同日、私立学校の生徒8人が感染した可能性があると発表した。
米疾病対策センター(CDC)当局者は、豚インフルエンザの感染拡大を封じ込めるのは困難と述べ、大流行への強い懸念を示した。
チャン事務局長の声明によると、緊急委は「すべての国が、通常とは異なるインフルエンザのような症状や深刻な肺炎に対する監視態勢を強化する」よう勧告。感染拡大を防ぐため、一段と警戒を強めるよう求めた。
豚インフル、首相が水際対策の徹底など指示
読売新聞 2009年4月26日
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090426-OYT1T00329.htm
メキシコや米国で豚インフルエンザが人に感染した問題で、麻生首相は26日午前、首相公邸で伊藤哲朗内閣危機管理監に対し、〈1〉情報収集と国民への情報提供を的確に行う〈2〉水際対策に万全を期す〈3〉国民の安全・安心の確保を図る〈4〉国際的な連携を密にして、各省庁が一体となり対策に当たる――ことを指示した。
政府、官邸連絡室に格上げ=10省庁緊急会議、情報収集を強化-豚インフル感染で
時事通信 2009年4月26日
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2009042600073
メキシコと米国で豚インフルエンザの感染が拡大している問題で、政府は26日午前、首相官邸に設置していた情報連絡室を官邸連絡室に格上げした。内閣危機管理監と厚生労働省や外務省など10省庁の局長級職員による緊急会議を初めて開き、情報収集を強化することを確認した。
麻生太郎首相は「情報収集と国民への情報提供を徹底すること」などと指示した。
豚インフルで警察庁が対策室=情報収集、検疫の混乱防止
時事通信 2009年4月26日
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2009042600034
メキシコと米国での豚インフルエンザ感染を受け、警察庁は26日午前9時、警備企画課長を長とする「対策室」を設置した。豚インフルが人から人へ感染が拡大する危険性もあるためで、関連情報を収集するほか、検疫が強化された成田空港などでの混乱防止のため、必要な警備態勢を取る。
NY市の私立学校で8人が豚インフルの疑い-26日に結果判明
ブルームバーグ 2009年4月26日
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90003013&sid=aCavOgB1QACY&refer=jp_us
豚インフル、米で拡大の恐れ 感染、新たに3人確認
朝日新聞 2009年4月26日
http://www.asahi.com/health/news/TKY200904260034.html
【ワシントン=勝田敏彦、ニューヨーク=田中光】豚インフルエンザの感染が米各地に広がってきた。カンザス州とカリフォルニア州で新たに感染者が計3人確認され、ニューヨーク市では感染の疑いがある生徒が8人いることが25日わかった。ニューヨークの症例も感染が確認されれば、全米の感染者は4州、計19人になる。 AP通信によると、中西部カンザス州の保健当局は25日、州中央部に住む夫婦にも豚インフルエンザに感染していることを確認した。
報道によると、夫が最近、仕事でメキシコに出張して戻ってきたところ体調を崩し、その後、妻の体調も悪くなった。症状は軽いが、2人から採取した検体を調べたところ、豚インフルエンザウイルスであることが判明した。 またメキシコ国境に近いカリフォルニア州南部でも、35歳の女性が感染していることが新たにわかった。この女性も症状は軽く、回復している。
一方、ニューヨーク市の保健当局によると、東部クイーンズ地区の私立高校の生徒約100人が、インフルエンザに似た症状を訴え、市が生徒9人を対象に簡易検査を行ったところ、8人からA型インフルエンザウイルスが検出された。いずれもこれまでわかっているヒト型と違うタイプで、市は豚インフルエンザの可能性があるとみている。
市や高校などによると、生徒たちは23日ごろから、発熱やのどの痛みなど始めた。いずれも症状は軽く、入院している生徒はいないが、学校側は、感染の広がりを防ぐため、週末の予定をすべて中止した。生徒らの中には、家族に感染が広がっているケースも確認されている。ニューヨーク・タイムズ紙によると、生徒の一部が最近、メキシコに旅行していたという。 市は今後、検体をCDCに送り、ウイルスのタイプを確認したうえで、市内の学校を休校にするかどうかなどを判断する。
豚インフルエンザでは、メキシコで68人が死亡し感染者は約千人にのぼっているが、米疾病対策センター(CDC)のまとめでは、米国の感染者はメキシコに隣接したカリフォルニア州とテキサス州で2人の計8人で、新たにわかった症例を加えると感染者は3州で計11人になる。
米国での感染者または感染の疑いがある人はいずれも、豚と接触した形跡がなく、「人から人」感染が起きた可能性が高い。
WHOが新型インフルエンザで警告、米国では新たな感染者
ロイター 2009年4月26日
(1)http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-37701120090426
(2)http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-37701120090426?pageNumber=2&virtualBrandChannel=0
[メキシコ市 25日 ロイター] メキシコで81人が死亡したとみられる豚インフルエンザへの感染が、世界的に流行する可能性がある。米国でも感染が拡大しているとみられ、世界保健機関(WHO)が25日、各国に警戒を促した。
最も死者が多いのは、2000万人の人口を抱えるメキシコの首都メキシコ市。当局は徹底したウイルス対策を取るとして、必要に応じて症状の出た人を隔離するとしている。米ニューヨーク市当局は、豚インフルエンザとみられるA型インフルエンザに市内の8人の児童が感染したと明らかにした。一方、カンザス州では2人、メキシコ国境に近いカリフォルニア州内でも7人の感染が報告され、米国内での感染確認事例はこれまで11件に上っている。
WHOは今回のウイルス発生を「公共衛生上の国際的な懸念」とし、世界的流行を引き起こす可能性があるとの見解を示した。前回発生した世界的なインフルエンザの流行は1968年の香港風邪で、世界中で100万人が死亡した。新型インフルエンザが世界的に広がれば、金融危機で既にここ数十年で最悪の景気後退に直面している世界経済にさらなる打撃を与えることになりかねない。
WHOはすべての国に、インフルエンザや深刻な肺炎のような症状の異常発生に対して警戒を強めるよう促している。また、メキシコのカルデロン大統領は非常事態宣言を発令し、病人の検査を実施したり、隔離することができる特別な権限を政府に与えた。
メキシコ当局はこの新型ウイルスが原因とみられる死者が81人に上るとしている。また、全国で1000人以上に感染の疑いがあると報告されている。死亡した人の多くは25歳から45歳までで、過去の世界的な流行病と同様に、健康な大人に高い死亡率がみられることが警戒されている。WHOによると、メキシコの患者12人から検出されたウイルスは、カリフォルニア州とテキサス州で8人が感染したウイルスH1N1型と遺伝学的に同種の新型の豚インフルエンザとみられる。米国で感染した患者はすべて回復しているという。
【豚インフルエンザ】 世界大流行の懸念 ほとんどの人が免疫を持っていない可能性
47NEWS 2009年4月25日
http://www.47news.jp/47topics/e/108829.php
◆厚労省の電話相談窓口は26日も午前9時から午後9時まで対応する。番号は03(3501)9031。
◆豚インフルエンザとは
A型インフルエンザウイルス感染による豚の呼吸器疾患。豚で定期的に大流行するが致死率は低い。通常は人に感染しないが、豚を直接触った人の感染が散発的に発生、人から人への感染例もある。症状は通常のインフルエンザと似た発熱やせき、嘔吐(おうと)など。豚は、人や鳥のインフルエンザウイルスにも感染し、豚を介した新型インフルエンザ発生の可能性が指摘されている。十分加熱すればウイルスは死滅し、豚肉を食べても感染しないとされる。1976年に米国の陸軍施設で集団感染が発生し1人が死亡。米政府は国民のワクチン接種を進めたが、副作用の可能性を否定できない神経障害が出たため中止した。(2009年4月25日、共同通信)
◆【専門家の話】「人から人の感染のもよう」「かなり深刻」「世界的広がりの可能性」
「非常に効率的に人から人に感染しているとみられる。かなり深刻な状況だ。パンデミック(世界的流行)に近い流行の仕方をする可能性もある」とみるのは押谷仁東北大教授(微生物学)。「今回のウイルスは遺伝子学的には治療薬のアマンタジンに耐性があるものの、タミフル、リレンザには耐性がないとされる。臨床的なデータは得られていないが、タミフルとリレンザは多分効くだろう」と話す。
今回の豚インフルエンザは、毎年人で流行しているAソ連型と同じH1N1型だが、国立病院機構仙台医療センターの西村秀一ウイルスセンター長は「毎年流行しているH1N1型とは抗原性が違うと考えられ、ほとんどの人が免疫を持っていない可能性がある」と指摘。押谷教授も通常接種しているAソ連型ワクチンは「抗原性が違うのでおそらく効かないだろう」と推測する。
厚労省の新型インフルエンザ専門家会議の議長でもある岡部信彦・国立感染症研究所感染症情報センター長は「国内では今回のようなウイルスが採取されたことはない」とした上で「断定的なことは現時点では言えない。今回のウイルスが今後消える可能性がある一方で、新しいウイルスとして広がることも考えられる。多くの人は軽症で済んでいるとみられ、感染したらすぐ危ないというわけではないと思う」と話している。
CDCからの情報です。
Swine influenza frequently asked questions
25 April 2009
http://www.who.int/csr/swine_flu/swineflu_qanda_20090425.pdf
Guidance to Influenza Laboratories
Diagnosing Swine Influenza A/H1N1 Infections of current concern
25 April 2009
http://www.who.int/csr/disease/swineflu/swineflu_guidance_labs_20090425.pdf
Statement by WHO Director-General, Dr Margaret Chan
25 April 2009
http://www.who.int/mediacentre/news/statements/2009/h1n1_20090425/en/index.html
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