(関連目次)→医療安全と勤労時間・労基法 勤務医のお給料の問題
(投稿:by 僻地の産科医)
ええっと。それって普通の反応なのでは(-_-;)。。。
そんでもって、残業代支払わない!
って完全に居直り労働基準法違反。
刑事告発されても不思議じゃないんですけれど・・・???
なんでも噂によりますと、
この八重山病院、全国でも珍しい、
時間外勤務手当をきっちり払っている公立病院なのだそうです。
休日夜間の救急外来担当医は「宿直」扱いではない。
。。。暴動が起きるでしょうね。
【参考ブログ】
県立八重山病院:医師の過重労働に、関係者「優しい気持ちで診察しなくなるのでは」と懸念を示す
保健師のまとめブログ2 2009-03-11
http://d.hatena.ne.jp/hokenshi/20090311/1236743513
県立八重山病院:時間外手当出しません→じゃあ時間外勤務しません→「勤務拒否」と報道
保健師のまとめブログ2 2009-03-11
http://d.hatena.ne.jp/hokenshi/20090311/1236753993
無法マゾの一生
ssd's Diary 2009-03-11
http://ssd.dyndns.info/Diary/?p=3412
↑ドロッポ小児科先生のコメントが秀逸です(>▽<)!!!
マリー・アントワネットではない、一小児科医の小生、曰く
「お金がないなら、休診にすればいいのに」
年度末で、予算が無くなりましたので、4月1日まで休診。
これ、由緒正しい英国方式。
八重山病院:手当底突く 医師数人、当直・時間外を拒否
毎日新聞 2009年3月11日
http://mainichi.jp/area/okinawa/news/20090311rky00m040004000c.html
県立八重山病院(伊江朝次院長)が資金不足のため、3月の職員の時間外勤務手当が支払えない状態になっていることが10日、分かった。医師の当直手当は時間外勤務手当で支給されているため、数人の医師が当直を含めた時間外勤務を拒否しており、最悪の場合は診療体制に支障が出ることもある。
伊江院長は「支払わないということではなく、今、手持ちの現金がないので、病院事業局と調整して何とか資金確保をしている」としている。県の知念清病院事業局長は「なぜこのような状況になったのか具体的な話を聞き、正当な理由があれば、当然出すべきだ」と話している。
県立病院を運営する県病院事業局は資金不足で一時借入金に頼る運営が続いている。昨年度までは毎年、10月からの時間外勤務手当の支払いを繰り延べして借金返済の財源とし、年度が変わると新たに一時借入金を借り、時間外勤務手当を支払っていた。
本年度は抜本的な経営改善のため、一時借入金に頼る運営をやめようと時間外勤務手当については原則、当初予算の範囲内で執行するよう、各病院に求めている。八重山病院には本年度約1億5千万円が措置されている。
伊江院長は「入院患者が増えたため、時間外勤務が増えている。またこれまで不在だった脳神経外科医が着任したことや法定福利費の増加が人件費を押し上げている」と理由を説明した。「患者が来れば対応する。知事部局とは違い、予算にあった事業をすればいいというものではない」と当初予算内での措置には限界があるとの見方を示し「手当を含め、地方公営企業に合った給与制度に見直す必要がある」と話している。
医師5人が時間外勤務拒否 県立八重山病院
八重山毎日新聞 2009年3月11日
http://www.y-mainichi.co.jp/news/13183/
2月分以降手当支給停止で
なお拡大すれば 医療サービスに影響
県立八重山病院で2月分以降の時間外勤務手当の支給が停止され、数人の医師が当直を含めた時間外勤務を拒否していることが10日、関係者の話で分かった。これまで不払い分は次年度の4月に遅配という形で支給されてきたが、今回は県病院事業局が予算措置しないと通知してきたため。関係者によると、すでに時間外勤務を拒否している医師は5人。拒否者が増えると残った医師に負担がかかり、過重労働によって「優しい気持ちで仕事ができなくなるのではないか」との懸念も出始めている。住民への医療サービスが低下するおそれもあるだけに、一刻も早い解決が求められそうだ。
時間外手当は午後5時15分から翌午前8時半までの時間外と土日の勤務に支給される手当。事業局によると、これまでは病院経営の厳しさから、時間外手当は繰り延べされ、次年度予算で支払いをしてきたのが慣例。関係者によると、八重山病院の場合は10月以降の分が翌年度に支給されてきた。
事業局によると、2008年度はこれまでと違い、時間外手当などの経費を含めた予算編成を行い、通年予算として各病院に執行させたという。八重山病院では今年2月から時間外手当の執行額が当初予算額を超過、3月4日付で事業局と調整を終えるまで時間外手当を停止すると職員に通知した。
形式上は院長の命令で時間外勤務をしているが、手当がないということは業務命令ではないとして医師の間では「ボランティアで仕事をしていることになる」との批判が出ている。
事業局は「08年度は時間外勤務手当などを含めて予算措置したが、なお足りないというのであれば、特殊な要因があるかないか精査し、病院側と調整した上で検討していく」としている。
時間外手当の支給停止 八重山病院/2月以降 当初予算超過で/県、措置しない方針
沖縄タイムス 2009年3月11日
http://www.okinawatimes.co.jp/news/2009-03-11-M_1-001-1_001.html?PSID=903abd72dd5819def03938df5b2331d5
県立八重山病院が医師の当直分を含む職員の時間外勤務手当の支給を2月分から停止していることが10日、分かった。同病院によると、今年2月末までの執行額が2008年度当初予算額を超過しているため、手当を支給できないという。県病院事業局は不足分の予算を補正で措置しない方針。同病院に勤務する医師は「当直はボランティアということか。当直拒否の動きも出ている。病院崩壊の第一歩だ」と危惧している。伊江朝次院長は手当の支給に向け、「事業局と協議中」としている。県病院事業局によると、08年度の当初予算では、同院の時間外勤務手当分として前年度並みの約1億5000万円を配分した。同局は、07年10月から順次実施した県立6病院の職員に対する経営状況の説明会や病院長会議などで「08年度予算については、原則として補正措置をしない」と説明していた。
担当者は「『良い医療』は経費がふくらむ要素を持っている」としながらも、「経営が破たんする状態にあった病院事業を一定期間内に再建するには、限りある経営資源を預かった各病院が予算をどれだけ計画的に執行していくか、という観点が必要」とした。
八重山病院の医師は多い人で月5回、1回に約14時間当直。勤務外扱いで手当が支給される。伊江院長は「職員にただ働きさせるわけにはいかない。事業局に本島と離島の違いなど事情を説明し、理解を求めたい」と話した。
県病院事業局の医師の給与費全体に占める、07年度の時間外勤務手当の割合は8%。05年度の医師1人当たりの時間外勤務手当は月額平均30万7000円で、手当総額の約3割を占めた。
八重山のローカル紙にも載っていますが、誰も医師の健康の心配とかはしていないようです。
医師5人が時間外勤務拒否 県立八重山病院
http://www.y-mainichi.co.jp/news/13183/
拒否者が増えると残った医師に負担がかかり、過重労働によって「優しい気持ちで仕事ができなくなるのではないか」との懸念も出始めている。
投稿情報: hokenc | 2009年3 月11日 (水) 15:20
コメントありがとうございます(>▽<)!!
最近、あちこち見て歩く時間がなく、
なんだか手抜きで恥ずかしいです。
ブログリンクさせていただきました!
投稿情報: 僻地の産科医 | 2009年3 月11日 (水) 16:57
僻地の産科医さま
リンク貼っていただきありがとうございます。
某掲示板でも「当然だろ」という声が増えていますね。数年前のとは大違いな印象です。時すでになんとやらとは思いますが。
それでは失礼します。
投稿情報: hokenc | 2009年3 月13日 (金) 20:57