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(投稿:by 僻地の産科医)
正直言ってビックリしました(>▽<)!!!
えっ!?そうだったのと言う感じ。
結構、当たり前のように知らないことってあるものなのですね。
自治医科大って公立?―私大補助金や医療収入で運営(とちぎ雑学+1)
2009/03/14 日本経済新聞
自治医科大(下野市)って公立なの?それとも私立?
その名前のせいか公立の大学にように思われがちだが、実はれっきとした私立大学。「自治医科大学概要にも『地域医療に責任を持つ全国の都道府県が共同して設立した学校法人によって運営されている』と書いてあります」と説明してくれたのは、同大企画広報課の大石久課長だ。
国の私立大学向け補助金や付属病院での医療収入などをもとに運営されている状況からも私立とわかる。
とはいえ開学までに当時の自治省(現総務省)が大きな役割を担ったのは確かだ。背景には山間へき地や離島など地方での深刻な医師不足問題があった。全国知事会の要望をもとに当時の秋田大助自治相が建設補助金などで大蔵省(現財務省)を説き伏せ、開学にこぎつけた経緯がある。
立地先として全国十三県十四地区が候補に挙がったが、最終的に栃木県の県畜産試験場の跡地だった現在地に一九七二年春、開学した。地元である栃木県は地域医療等振興自治宝くじの収益金を大学側に交付している。
医学部の入試は一次試験を各都道府県で、二次試験は同大で実施し、各都道府県ごとに二、三人の学生を選抜している。こうした“自治体枠”を設け、入学後は六年間一貫した全寮制度というのは自治医大の大きな特徴といえるだろう。
一学年の定員は当初の百人から現在は約百十人になっている。卒業後は地元に戻り、公立病院などで九年間、地域医療に従事することが求められる。ほとんどの卒業生がこの条件を満たして学費が免除されている。
>自治医科大って私立なんですって(>▽<)!!!
センター試験世代の先生だとご存じないことも多いでしょうね。共通一次試験世代の私だと、自治医大の受験項目に共通一次試験がなかったので(共通一次は国公立限定)、私大だというのは当然の知識として持っていました。
同様の大学としては産業医科大学がありますが、こちらは共通一次試験に参加していました。
なお、防衛医大は正式名称「防衛医科大学校」で管轄が文科省ではなく防衛省であるという特殊な学校です(だから長らく東医体に参加できなかった。まあ、左翼主義者の反対が根強いのが主因でしたが)。
投稿情報: 僻地外科医 | 2009年3 月21日 (土) 10:19