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(投稿:by 僻地の産科医)
本日の医療ニュースですo(^-^)o ..。*♡
なんだか但馬地方はとっても厳しそうですね。。。
あと、ロス手術の読売新聞記事、不勉強がでまくりです。
これってどうみても、時効ギリギリの書類送検。
検察が調べる時間などない“書類送検”ですから。
思いっきり事実誤認な記事ですね ..。*♡
里帰り出産、来月から中止…兵庫の公立八鹿病院
読売新聞 2009年3月10日
http://osaka.yomiuri.co.jp/mama/society/ms20090310kk04.htm
7月、医師2人が1人に
兵庫県養父市と香美町でつくる公立八鹿病院(養父市八鹿町)は9日、産婦人科の医師が7月から1人減の1人となるため、4月から「里帰り出産」の受け付けを中止すると発表した。月間の出産件数をこれまでの30件から15件前後に抑える方針で、外来も水曜日は医師による診察を休止し、助産師外来のみとする。卵巣出血など、1人の医師で対応できない緊急手術は、豊岡市の公立豊岡病院への救急搬送となる。八鹿病院の産婦人科医は2008年5月末まで3人いたが、派遣元の鳥取大医学部が1人を引きあげ、2人となっていた。今年6月末で1人の医師が退職することになり、津崎恒明・副院長(57)だけが残ることになった。
この日、記者会見した津崎副院長は「1人で担うのはリスク(危険性)が高く、大幅に診療体制を変えざるを得ないが、地域の分娩(ぶんべん)のお世話を絶やしたくない」と述べた。その上で、分娩の予約は、院内助産制度を利用する出産経験のある妊婦や、順調な経過の初産婦に限定し、月15件前後に制限して受けるとした。実家に戻り、近くの病院で出産する「里帰り出産」は現在、全体の約3割を占めるが当面、断るという。
但馬地方では、出産できる民間の病院がなく、八鹿病院と豊岡病院(医師4人)、日高医療センター(同2人)の3か所となっている。
八鹿病院:産科医、7月から1人 4月から、帰省出産受け入れず--養父 /兵庫
毎日新聞 2009年03月10日
http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20090310ddlk28040422000c.html
榛原病院 内科系救急も制限 来月から 軽症の時間外診療も/静岡
読売新聞 2009年3月10日
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shizuoka/news/20090309-OYT8T01054.htm
医師の退職が相次いでいる榛原総合病院(牧之原市)は9日、内科系の救急搬送患者の受け入れを4月から大幅に制限すると発表した。軽症患者の時間外診療を受け付けるのも、他の病院の受け入れが終了した午後11時以降とする。同病院は脳卒中患者などを扱う脳神経外科で、救急患者の受け入れを2月末で停止しており、患者が多い内科系でも救急患者の受け入れが大幅に減ることで、救急搬送により時間がかかったり、代わりに引き受ける他の病院の負担が増えたりといった影響がさらに拡大する恐れがある。同病院では、現在9人いる内科系常勤医が今後3人にまで急減する見込み。総合内科と循環器科は常勤医が不在となり、呼吸器科と消化器科のみ常勤医が残って診療を継続する予定だ。
このため同病院は、新年度の内科系患者の救急受け入れについて、
〈1〉現在通院中で容体が急変した患者
〈2〉認知症がある寝たきりの患者
〈3〉85歳以上の患者
〈4〉開業医から事前に連絡があり、担当医師が「受け入れ可能」と判断した患者――に限ることを決めた。
患者を受け入れる場合でも、地元の牧之原市や吉田町の在住者を優先する。同病院が受け入れない患者は、4月以降は志太榛原地域の他の公立病院でカバーするほか、静岡市内の病院へも搬送することになる。また、榛原総合病院は軽症患者の時間外診療も、現在は平日は午後6時~翌日午前8時半、土・日曜日と祝日は終日としていた受け付け時間を、いずれも午後11時~翌日午前8時に短縮し、それ以外は窓口を閉じることにした。
従来なら同病院を受診していた軽症患者は、平日の場合、通常の診察時間が終了した午後5時以降は志太榛原地域救急医療センター(藤枝市)や当番医を受診することになる。だが、このうち毎日午後5~7時半(土曜日は午後いっぱい)は、榛原総合病院が時間外診療を取りやめると軽症患者を受け入れる医療機関がこの地域でなくなることになり、同病院は地元の榛原医師会に対し、当番医の夜間などの診療時間を延長するよう要請。同医師会は9日の役員会でこれに応じる方針を決めた。
県救急医療協:「輪番制」強化など盛る 最終案に合意 /宮城
毎日新聞 2009年3月10日
http://mainichi.jp/area/miyagi/news/20090310ddlk04040183000c.html
菊川市立病院:外来の受診制限と時間外加算金制度、来月から導入 /静岡
毎日新聞 2009年3月10日
http://mainichi.jp/area/shizuoka/news/20090310ddlk22040225000c.html
【産科医解体新書】(28)医師の命も大切にしてほしい
MSN産経ニュース 2009年3月10日
(1)http://sankei.jp.msn.com/life/body/090310/bdy0903100836000-n1.htm
(2)http://sankei.jp.msn.com/life/body/090310/bdy0903100836000-n2.htm
すべての命はかけがえのない尊いものです。その命をなんとか助けるために多くの医師はがんばっています。医師の世界ではまた、「72時間寝ないで働き、患者さんのところへ頻繁に顔を出すのが良い医師」という不文律があります。夜遅くまで残って仕事を続ける医師が多くいるのは、こんな考えが浸透しているからでしょう。
最近、研修医の身分は保障されるようになりました。しかし初期研修後、以前と同じように中ぶらりんの身分になる医師も多くいます。彼らは過酷な勤務で身体を病んでも補償されません。直接の知り合いではありませんが、僕の周りでも多忙とプレッシャーのあまり2人の医師が命を絶っています。
前にも書きましたが、僕は1カ月に20日程度の当直をこなしたことがあります。連日の当直で、怒りっぽくなり、集中力は欠け、細かなミスも増えました。それでも、妊婦さんや赤ちゃんに問題が残るようなミスをしなかったのでよかったのですが、あのまま月20日の当直を続けていたら、重大な医療ミスを起こしたのではないかと、今でもひやっとします。連日の当直で疲れ果てた医師が医療ミスを起こしたとき、患者さんの家族は許してくれるでしょうか? 絶対許してもらえないのは明らかです。
命に値段はつけられませんが、産科の医療訴訟では3000万円から1億円が医師に請求されます。その中には、システムの不備によって起こったとみられるものも多いのですが、ほとんどが担当した医師1人に責任が集中します。一時期、救急搬送を受け入れられないことを「医師の低いモラルのせいだ」と非難する意見がありました。ぼくはこれを聞いて、「『命は大切』というときの『命』に、医師の命は含まれていないのか」と思ったものです。
医師の僕がいうのも変ですが、妊婦さんや赤ちゃんと同じように医師の命も大切にしてもらえれば、日本の医療はもっとよくなると思うのですが。(産科医・ブロガー 田村正明)
地域周産期母子医療センターに伊那中央病院を認定
長野日報 2009年3月10日
http://www.nagano-np.co.jp/modules/news/article.php?storyid=13624
救急受け入れ拒否10回22件
新潟日報 2009年3月10日
http://www.niigata-nippo.co.jp/pref/index.asp?cateNo=1&newsNo=157699
赤字10億1400万円返済 夕張市が新年度予算案
北海道新聞 2009年3月10日
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/yuubari/151900.html
ドクターカー北大も 市立札幌と2病院体制
北海道新聞 2009年3月10日
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/life/151891.html
応急診療所:県央地域に開業 地元4医師会が三条市に来月 /新潟
毎日新聞 2009年3月10日
http://mainichi.jp/area/niigata/news/20090310ddlk15040004000c.html
須坂病院に約1年ぶりの産声
信濃毎日新聞 2009年3月10日
http://www.shinmai.co.jp/news/20090310/k-2.htm
岡山県が不妊治療の検討会議 安全管理徹底呼び掛ける
山陽新聞 2009年3月10日
http://www.sanyo.oni.co.jp/sanyonews/2009/03/09/2009030921202673005.html
受精卵取り違え 5県4市がミス防止対策
中国新聞 2009年3月10日
http://www.chugoku-np.co.jp/kikaku/child/news/090308.html
外来患者、延べ100万人減 県立病院
岩手日報 2009年3月10日
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20090310_7
県議会2月定例会は9日午前10時から予算特別委員会を開き、2009年度一般会計当初予算案を総括審査した。県立病院の運営状況について、達増知事は「患者数が大幅に減少している」と説明。03年度と07年度決算を比較した場合、外来患者が延べ100万人減少していることを明らかにした。県医療局によると、薬の長期投与が認められたことにより、延べ患者数が激減。外来収益も約30億円減少した。予算特別委員長に関根敏伸氏(民主・県民会議)、副委員長に平沼健氏(自民クラブ)を互選。県医療局の新経営計画は千葉康一郎(民主・県民会議)、工藤勝子、高橋雪文(自民クラブ)の3氏全員が取り上げた。
高橋氏は「県立病院の運営が困難になっている状況を示せ」と質問。達増知事は「医師不足と収益の急速な悪化が複合的に絡み合っている」と説明。03年度と07年度の決算比較で▽常勤医が75人減少▽入院患者が延べ19万1376人(10・6%)減少▽外来患者が延べ100万8178人(27・7%)減少していることを明らかにした。
これらの背景として
▽医学部の入学定員を国が抑制
▽新臨床研修医制度により医師派遣元の大学が医師不足になった
▽国の診療報酬抑制
-などを挙げた。県医療局によると、03年度と07年度決算を比較した場合、入院収益は約25億円、外来収益は約30億円それぞれ減少。累積欠損金は30億円増加し、07年度に138億円に達した。
達増知事は、勤務医が離職する要因として
▽救急患者の増加や宿直、日勤が続き「36時間勤務」といわれる過重勤務
▽給料や手当の処遇
▽深刻な訴訟対応
▽患者からのクレームの増大-などを挙げた。
一方、医師確保対策室は06年9月に設置以来、15人の医師を招聘(しょうへい)。08年度内に1人、09年度に6人の招聘(しょうへい)が内定したという。知事は「09年度から医師支援推進室に改め、勤務医の支援強化を進めたい」と述べた。9日の予算特別委は午後4時44分散会。10日は午前10時から総括審査を再開。その後、議会、総合政策部を審査する。
過酷な医師の勤務 無床化、首長反対根強く
岩手日報 2009年03月10日
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20090310_10
医療施設の赤字は町が負担へ /島根 津和野町
中国新聞 2009年03月10日
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200903100046.html
他島患者を積極受け入れ
中国新聞 2009年03月10日
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200903100295.html
「脳卒中対策基本法」制定を―日本脳卒中協会
キャリアブレイン 2009年03月10日
http://www.cabrain.net/news/article/newsId/20993.html
認知症関連加算などへの疑義について説明-厚労省
キャリアブレイン 2009年03月10日
http://www.cabrain.net/news/article/newsId/20992.html
公立病院再編・統合も 県構想「北茨城」や「筑西」検討必要/茨城
読売新聞 2009年3月10日
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ibaraki/news/20090310-OYT8T00022.htm
県は、市町村などが設置する公立病院の再編、統合の必要性に踏み込んだ再編・ネットワーク化構想をまとめ、9日の県議会常任委員会で明らかにした。施設の老朽化が進む北茨城市立総合病院や、民間移譲の方針が打ち出されている筑西市民病院などについて、近隣病院との再編、統合を検討する必要があると結論づけている。病院や診療科の集約化により、医師の負担を軽減したり、医療サービスの低下に歯止めをかけるのが目的。構想によると、北茨城市立総合病院は、JA県厚生連が運営する高萩協同病院との再編、統合を検討する必要があるとされた。北茨城市立総合病院は県北の中核病院と位置づけられてきたが、2006年には経常収支比率が80%まで低下するなど経営が悪化、抜本的な病院改革が求められている。
筑西市民病院は、同市と桜川市が運営する県西総合病院(桜川市)や民間病院との再編、統合の必要性が言及されている。筑西市民病院は、08年1月には許可病床数173床のうち稼働病床数が60床にまで落ち込むなど、経営危機に陥っている。統合などを進める際は、複数の病院の医療機能を集約した基幹病院を整備し、周辺病院は公立診療所などに再編する。構想では、ほかの市町村立病院にも、近隣病院と診療科を相互補完したりするよう求め、県立3病院については、一体化した診療のあり方を検討していくとした。公立病院改革をめぐっては、総務省が、各都道府県に対し、今年度中に再編・ネットワーク化についての具体的な計画を策定するよう求めていた。
公立病院の診療は、大学病院からの医師派遣によって成り立っており、派遣元の違いが再編のネックになったり、医師の引き揚げにつながったりするのではないかという懸念もある。このため、県は地元市町村や医療機関などで構成される新たな組織をつくって慎重に検討を重ねていく方針。県厚生総務課は「5年ぐらいの長い時間をかけ、住民らと幅広い議論をしていきたい」と説明している。
福岡市こども病院、移転開院は2014年3月
読売新聞 2009年3月10日
http://kyushu.yomiuri.co.jp/local/fukuoka/20090310-OYS1T00257.htm
坂城町長、上山田診療所補てん否定
信濃毎日新聞 2009年3月10日
http://www.shinmai.co.jp/news/20090310/k-3.htm
市立3病院 累積赤字33億円 /高松市 香川
読売新聞 2009年3月10日
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kagawa/news/20090309-OYT8T01083.htm
高松市民(宮脇町)、市香川(香川町)、市塩江(塩江町)の市立3病院について、市は9日、2008年度末の累積赤字額が約33億7000万円に上る見通しを明らかにした。患者数の伸び悩みなどで、07年度末より4億2000万円程度拡大する。市議会の代表質問で大西秀人市長が答弁した。
病院部経営管理課によると、累積赤字は高松市民29億1700万円、香川3億5000万円、塩江1億770万円となる見込み。市民病院は、08年度の赤字が3億700万円となり、07年度の5160万円から急増、9年連続の赤字となる。患者数は、入院が07年度比8・4%減の9万8595人、外来が7・3%減の15万9596人と、急激に落ち込んだことが響いた。大西市長は「良質な医療を継続して提供できる体制を早期に構築するため、経営健全化に向けて全力を尽くす」などと述べた。
医療用語を明解に伝える工夫―国語研が最終報告
キャリアブレイン 2009年3月9日
http://www.cabrain.net/news/article/newsId/20981.html
法のすき間で『廉価』設定/埼玉
東京新聞 2009年3月10日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20090310/CK2009031002000092.html
こんなところにまで“医師不足”
厚労省主催の「後発品研修会」 肝心のドクター集まらず
Risfax【2009年3月10日】
厚生労働省と日本ジェネリック医薬品学会(GE学会)が主催する、後発品促進を狙った無料研修会がピンチに陥っている。開催は20日に迫っているものの、一番のターゲットである医師の参加申し込みが20人足らずと、募集定員180人の1割にとどまる(9日現在)。120人の申し込みのなかで、内訳は病院薬剤部の関係者が40人強、薬局関係者が約30人と薬剤師が大半を占める。残りは、健保組合や自治体などの関係者約30人で、医療機関関係者の参加は「タダ」と謳ったにもかかわらず、医師の集まりの少なさが際立つ。
08年度の後発品促進策は、後発品へ変更不可の場合に医師が署名する処方せん様式の変更や、「後発品調剤体制加算」(4点)の新設など、薬剤師の裁量を拡大した。ところが、日本薬剤師会の調査では、薬剤師が1品目でも先発品を後発品に変更した割合はわずか3.4%程度だった。厚労省は09年度予算で「やはり、処方する医師への啓発が必要」との認識に立ち、新たな対策を講じた。
その目玉の1つが、医師に“安心”して後発品を使ってもらうためのセミナーだ。09年度に複数回開くことを前提に、弾みをつける意味で08年度中に行う今回の第1弾は、都内で20日に開催する。武藤正樹・国際医療福祉大三田病院副院長や小山信彌・東邦大医療センター大森病院教授(中医協DPC評価分科会委員)、蓮岡英明・鴻仁会岡山中央病院外科部長の3人が、DPC病院と後発品導入について講演し、討論を行う予定。後発品を使っても診療上支障がないことや、病院経営上のメリットを直接、現場の医師に伝えることを意図して企画された。
しかし、肝心の医師が集まらなければ、開催意義は薄れる。GE学会によると、厚労省の予算50万円ほどを会場費と機材レンタル費に充てる。GE学会も約50万円を負担し、ホームページ、ポスター、チラシといった媒体を使った告知活動をしてきた。さらに、メーカー団体の日本ジェネリック製薬協会が50万円程度の協賛金を出し、計約150万円が第1回の開催費用とした。
GE学会は本紙に、予算上の制約で大々的な広告活動はできず、「ドクター集めで苦戦しているのは事実」とコメント。締め切りの13日まで参加者を募る。問い合わせは、GE学会セミナー事務局で電話は03-3538-6725まで、だが…。
がん地域連携パス、18都道府県で運用 <拠点病院で12年度から義務化>
Japan Medicine Mail 2009/03/10
がん対策基本法に基づくがん対策推進基本計画と、がん診療連携拠点病院の指定要件の見直しに伴い作成が義務付けられた「がん地域連携クリティカルパス」は、現在、18都道府県で63種類が運用されていることが分かった。8日に東京都内で開かれた厚生労働科学研究班(研究代表者=谷水正人・国病機構四国がんセンター外来部長)のオープンカンファレンスで報告された。
09年度介護報酬改定の関連通知を発出 <厚労省>
Japan Medicine Mail 2009/03/10
2009年度介護報酬改定の告示に伴い、厚生労働省は6日付で関連通知を発出した。介護従事者の処遇改善に向けて新設した「サービス提供体制強化加算」の要件などを示した。今改定に当たって今年4月から算定を開始する加算などは、3月25日以前に届け出なければならない。厚労省は近く、事務取り扱いなど残りの関連通知も発出する予定だ。
消防防災ヘリをドクターヘリに <鳩山総務相、医療機関と連携を>
Japan Medicine Mail 2009/03/10
鳩山邦夫総務相は9日の参院予算委員会で、ヘリコプターによる患者の搬送体制について「消防防災ヘリがいつでもドクターヘリになれるように、消防機関と医療機関が連携することが大事」と述べ、消防機関が災害救助などに使用している消防防災ヘリをドクターヘリとして活用する考えを示した。木村仁氏(自民)の質問に答えた。
07年7~08年3月 医薬品関係ヒヤリ・ハットが276件
日刊薬業 2009/03/10
厚生労働省は6日、医薬品・医療機器等対策部会(部会長=桜井靖久・東京女子医科大名誉教授)に、2007年7月から08年3月に発生したヒヤリ・ハット事例が433件で、このうち2件は「製造販売業者などによる対策が必要・可能だった」と報告した。
報告は記述式で、内訳は医薬品276件、医療機器157件。対策が必要・可能だった2件は医療機器で、人工呼吸器内の結露から発生した水滴が人工呼吸器本体や患者へ流入するのを防ぐために水滴を貯留させる「ウォータートラップ」に関するもの。ウォータートラップは一般的に、貯留した水滴の排出のためにトラップ下部のカップ部分を取り外す構造となっているが、カップ部分を適切に接続しなかった場合には空気が漏れ、低酸素状態となる恐れがある。対策として厚労省は5日付の医薬食品局安全対策課長通知で、製造販売業者に対し、カップ部分を確実に接続するよう医療機関へ注意喚起することや、ウォータートラップに張る「ガスリーク注意」「空気もれ注意」の文字の書かれたラベルを、医療機関の求めに応じて提供するよう求めた。
ロス手術高3死亡 心臓外科医を書類送検 業務上過失致死容疑で/茨城
読売新聞 2009年3月10日
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ibaraki/news/20090310-OYT8T00021.htm
水戸済生会総合病院(水戸市双葉台、早野信也院長)で2004年、「ロス手術」と呼ばれる心臓手術を受けた鉾田市の高校3年石津圭一郎さん(当時18歳)が2日後に多臓器不全で死亡した問題で、県警捜査1課と水戸署が、執刀した心臓外科医の男性(47)を業務上過失致死容疑で水戸地検に書類送検していたことがわかった。
捜査関係者らによると、大動脈弁が正常に閉まらず、心臓に血液が逆流する「大動脈弁閉鎖不全症」と診断された石津さんに、医師は04年7月、肺動脈弁を大動脈弁に移植し、肺動脈弁は人工血管などを縫いつけて代用する難度の高いロス手術を行った。ところが、医師は切除した肺動脈に適合しない人工血管を使ったうえ、人工血管と肺動脈の縫合部付近に狭さくを生じさせ、血の流れが悪くなり、右心不全に起因する多臓器不全を引き起こし、2日後に死亡させた疑い。医師は「人工血管の選択は適切で、狭さくも手術中に回復させた」と容疑を否認している。治療には、一般的には大動脈弁を人工弁に付け替える「人工弁置換手術」が行われるが、血液を固まりにくくする薬を飲まなくて済むなどの利点があるロス手術が選択された。県警によると、医師はロス手術の経験が1例しかなかった。
石津さんの両親は06年、病院を運営する社会福祉法人「恩賜財団済生会」と医師を相手取り、計約1億1000万円の損害賠償を求めて提訴し、現在、水戸地裁で係争中。病院は「書類送検についてまったく把握しておらず、過失があったかも聞いておらず、コメントできない」としている。
「多少は息子の無念を晴らせた気持ち」――。圭一郎さんの父親の洋さん(53)が鉾田市内の自宅で読売新聞の取材に応じ、心境を語った。
1月末、県警の捜査員から、書類送検の準備が整ったという報告を受け、妻の百美子さん(50)と、すぐに遺影が飾られた仏壇に報告したという。「長く、苦しいつらい時間だった」と振り返る一方で、捜査の状況などを報告し続けた県警に対しては「良くやってくれたという思いでいっぱい」と感謝する。
ただ、担当医や病院に対しては「あんな医者がいるのも許せないし、それを見抜けなかった病院の責任も重い」と怒りをあらわにする。手術前の「海外でロス手術の経験が20~30回ある」という担当医からの説明が、事故後には「あれはロス手術の後の処置経験の回数だった」と変わり、「聞いていれば手術は頼まなかった」と語気を強めた。明るい性格の圭一郎さんは高校で吹奏楽部に入部したり、バンドを組んだりしながら、高校生活を楽しんでいた。
「手術が終わったら思い切り抱きしめようと思っていたが、出来なかった。それが悲しくて悔しい。民事裁判もきっと見守ってくれていると思う」と話すと、そっと仏壇に手を合わせた。
解説
「明確な過失の立証には至らなかった」。県警は医師の過失を認定する一方、心臓外科医ら7人の専門家の意見では、明確な過失が裏付けられなかったとする意見を付したうえで、医師を書類送検し、処分を水戸地検の判断にゆだねた。医療過誤に詳しい加藤良夫・南山大教授によると、産婦人科医が逮捕され、無罪になった福島・大野病院事件以降、術者の判断ミスや微妙な手技ミスについて、検察は起訴を慎重に判断する流れになっており、今回の事故で水戸地検が起訴の判断を下すかどうかは微妙だ。
ただ、警察はすべての医療事故を書類送検するわけではない。重大な事故でも、反省し、再発防止策が取られていれば、書類送検されないケースもあるという。県警が手がける医療過誤の案件は数十件に上る。そうした中で送検された重みを、医師も病院も真剣に受け止める必要がある。
市立病院の医療事故で4700万円支払いへ/鹿児島
日刊スポーツ 2009年3月9日
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp0-20090309-469189.html
鹿児島市立病院で2005年、入院していた60代の男性患者の心臓発作に看護師が気付かず、植物状態になる医療事故があり、同市議会は9日、男性に4700万円の賠償金を支払う和解案を可決した。男性の家族も合意しているという。
同市によると、男性は05年1月7日に急性心筋梗塞(こうそく)で入院。同11日に発作を起こしたが、心電図の電極が外れていたために看護師は気付かなかった。間もなく蘇生(そせい)を開始したが低酸素脳症で植物状態となり、現在も入院している。男性側は医療ミスとして約1億3000万円の損害賠償を請求。病院側は「すぐ気付いても低酸素脳症を防ぐことができたかは分からない」などと男性側に説明し、和解交渉を続けていた。
ヒブワクチン 細菌性髄膜炎予防に有効で昨年末、販売開始…
◇供給不足、1年待ちも
◇1回8000円×4回、全額自己負担 WHOは乳児の定期接種勧告
毎日新聞 2009年3月10日
http://mainichi.jp/select/science/news/20090310ddm013100122000c.html
はしか患者数道内が全国2位 昨年
北海道新聞 2009年3月10日
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/life/151890_all.html
看護師10人、結核集団感染/日南・串間
朝日新聞 2009年3月10日
http://mytown.asahi.com/miyazaki/news.php?k_id=46000000903100002
女性看護師4人を土下座1時間、言いがかり患者逮捕
読売新聞 2009年3月9日
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090309-OYT1T00861.htm?from=navr
新潟県警新潟西署は9日、新潟市西区関屋堀割町、無職金田英俊容疑者(42)を威力業務妨害と暴行の疑いで逮捕した。
発表によると、金田容疑者は1月29日午前1時頃、当時入院していた同区内の病院の廊下で、女性看護師4人を約1時間にわたって土下座させるなどして病院の業務を妨害したうえ、仲裁に入った男性医師(26)の顔を殴った疑い。
金田容疑者は1月28日に内科系の病気で入院。同日深夜にナースコールで女性看護師を病室に呼んだ際、「来るのが遅い。顔を見て笑った」などと言いがかりをつけた。さらに、病院から出て行こうとしたため、看護師4人が引き留めたところ、「なぜ、言うことを聞かなければならないんだ。謝れ」などと言い、ナースステーション前の廊下で4人を土下座させたという。病院側は事件後、県警に相談し、金田容疑者は間もなく転院。治療が一段落したため逮捕された。
1カ月休みなしの医師25人
中国新聞 2009年3月9日
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200903100015.html
広島市が運営する市立医療機関で昨年10月の約1カ月間に休めなかった医師が計25人に上ることが、市の調べで分かった。医師不足に加え、業務拡大が背景にあると分析。4月から、診療以外の業務を手伝う作業補助者(医療クラーク)を配置して改善を図る。市立5医療機関のうち、指定管理者が運営する安芸市民病院(安芸区)を除く4カ所を対象に昨年10月5日―11月1日を調べた。
医師は計368人で、休みなしの25人は全体の6.8%に当たる。広島市民(中区)14人▽安佐市民(安佐北区)9人▽舟入(中区)2人の順。診療科別は内科や小児科が目立ち、1日しか休まなかった医師も計27人いた。時間外勤務をみると、昨年4月―今年1月に月100時間を一度でも超えた医師は計16人。対象4カ所のうち、市総合リハビリテーションセンター(安佐南区)は休日、時間外ともに該当なしだった。
市は、患者への病状や治療方法の説明など業務拡大が、過酷な勤務実態の原因と認識。まずは4月から、広島市民と安佐市民の2病院に医療クラークを初めて導入する。
民家に車突っ込む、運転中に病死か
TBS News 2009年3月10日
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4079982.html
“命の絆”を再生せよ ~崩壊寸前“地域医療”を追う~『ガイアの夜明け』スペシャル
テレビドガッチ 2009年3月9日
http://dogatch.jp/blog/news/tx/0903094950.html
「とりあえず」は外科医にはない言葉
ダイアモンド・オンライン 2009年3月10日
(1)http://diamond.jp/series/surgeon/10002/
(2)http://diamond.jp/series/surgeon/10002/?page=2
(3)http://diamond.jp/series/surgeon/10002/?page=3
新型インフルQ&A:従来型はなぜ冬に流行?
絶対湿度低下で拡大 室内加湿し被害軽減
毎日新聞 2009年3月10日
http://mainichi.jp/select/science/news/20090310ddm013100136000c.html
無断で精神疾患病状聞くのは「プライバシー侵害」と勧告
朝日新聞 2009年3月9日
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200903090061.html
アメリカよ・新ニッポン論:第2部・改革の構造/6
医療への市場原理導入 米の要求と符合か
毎日新聞 2009/03/10
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090310ddm002030067000c.html
感染研まとめ 麻しん数100万人当86人、「排除基準」に遠く
日刊薬業 2009/03/10
2008年1年間の麻しん患者数は1万1007人で、人口100万人当たりに換算すると86.1人だったことが、国立感染症研究所のまとめで分かった。国が07年に策定した「麻しん排除計画」では、12年までに麻しんを国内から排除するとしているが、WHOが排除の基準としている「100万人当たり1人未満」には遠く及んでいない。
国は、07年に大学生を中心とする10~20代の若者の間で麻しんが大流行したことなどを受け、「麻しん排除計画」を策定。12年までに麻しんを国内から排除するとし、08年度から中学1年生相当の年齢(第3期)と高校3年生相当の年齢(第4期)を対象に麻しんワクチンの定期接種を開始。接種率95%を目標としているが、第3期で66.1%、第4期でも58.1%と低迷している。
報告された患者数を年齢別に見ると、15~19歳が最も多く2906人(26.4%)。10~14歳が1838人(16.7%)、0~4歳が1680人(15.3%)、20~24歳が1408人(12.8%)と続いており、1回しか予防接種の機会がなく、免疫力の弱い若い世代が患者の大半を占めている。
自民・渡嘉敷氏 ネット販売解禁なら偽薬流入の恐れ
日刊薬業 2009/03/10
自民党の渡嘉敷奈緒美衆院議員は8日、大阪市内で開かれた「未来を担う薬剤師フォーラム」(大阪府薬剤師会主催)で講演し、一般用医薬品のインターネット販売について、「未来永ごう反対ということではなく、今の段階では安全面であまりにリスクが大きすぎる。安易に(ネット販売を)認めてしまえば、世界中から偽薬が押し寄せる恐れもある」と早期解禁への反対姿勢を強調した。自身が事務局長を務める自民党の「医薬品のネット販売に関する議員連盟」では、今国会での議員立法も視野に入れてネット販売規制活動を進めていく考えを示した。一般薬のネット販売をめぐっては、第3類医薬品に限定することでいったん決着したものの、ネット販売業者らの猛反発により検討会が立ち上げられるなど、改正薬事法施行を前に紛糾状態が続いている。
渡嘉敷氏は、ヤフーや楽天などがウェブサイト上で一般薬ネット販売規制への反対署名運動を行っていることに対して、「ネットは自分たちに都合のいい情報だけを流しており、一方通行。会話があり、納得の上で書いてもらう街頭署名運動とは異なるもので、問題があると思う」と批判。その上で、「個人的見解としては、第1~3類すべてのネット販売を禁止し、消費者教育をきちんと行ってから、(第3類薬のネット販売解禁など)ステップを踏んだ議論を進めていくべきだ」と語った。
特に、消費者教育については、薬に必ず副作用があることや薬を飲む行為がリスクを伴う行為であることなどを、薬剤師が中心となって積極的に説明、啓もうしていくべきだと主張。「現段階でリスクを背負うことを消費者が知らないままネット販売を解禁すると、トラブルは増え、訴訟も増える。逆に薬のネット販売の道を遠のかせてしまうことになってしまうだろう」と述べ、ネット販売業者側にも理解を求めた。
国民の理解を得ながらネット販売反対運動を推進していくには、当事者である薬剤師会や薬局が前面に出るのではなく、利害関係のない薬害被害者の協力を得ることが望ましいとの考えを示した。
暖かい気候も偏頭痛の要因に=米研究
ロイター 2009年03月10日
http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPJAPAN-36905120090310
米フォードのUAW組合員、労働協約と医療保険基金の変更を承認
ロイター 2009年03月10日
http://jp.reuters.com/article/domesticFunds/idJPnJS841098720090309
カネが心配で夜も眠れず~4人に1人、睡眠薬売り上げ伸びる
USFL.com 2009年03月09日
http://www.usfl.com/Daily/News/09/03/0309_026.asp?id=68114
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