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(投稿:by 僻地の産科医)
WHOの勧告(予定)を受けての動きと思われます..。*♡
本当に移植について、だいぶ動きが見えてきています(>▽<)!!
臓器移植登録制に まず腎臓、情報管理し売買抑止
北海道新聞 2009年2月12日
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/life/146566.html
日本移植学会(寺岡慧理事長)は今年から、臓器移植を受けた患者と生体移植の臓器提供者の移植後の経過を追跡調査する登録制度を始めた。腎臓だけの部分実施だが、二〇一〇年は肝臓、一一年には心臓、肺、膵臓などにも拡大。人道上の問題が指摘される臓器売買の防止と、移植医療の質向上を狙う。
世界保健機関(WHO)も臓器売買の防止に向け、世界共通の通し番号による臓器管理を計画中で、日本も情報管理が急務だった。
学会は会員の勤務先病院に、移植を受けた患者や臓器提供者の疾患、手術内容、手術後の健康状態など約百五十項目を報告してもらう。対象は《1》脳死、生体、心停止後の各移植手術を受けた患者《2》生体移植の提供者《3》国内外で既に手術を受け、通院中の人。
移植を受けた患者の情報は、手術を手掛けた病院が独自管理していたが、登録制度で情報の一括管理が可能になった。移植後の追跡調査により、海外での臓器売買を間接的に防ぐほか《1》移植による合併症《2》臓器の定着率《3》移植後の生存率-などの実態把握で、医療技術の向上に役立てる。 従来は把握し切れなかった生体移植の臓器提供者についても、追跡調査で健康のチェック態勢を整える。
移植件数が多い腎臓は約百三十施設で年間千-千二百人が手術を受ける。同学会の剣持敬・登録委員長(千葉東病院)は「移植情報の一括管理で移植医療の透明性と安全性が高まる。態勢強化を急ぎたい」と話す。
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