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(投稿:by 僻地の産科医)
睡眠の質、というのがどういったものかよくわかりませんが、
少なくとも当直中いつ生まれるかわからない状態での睡眠や、
ちょくちょく起こされる状態っていうのは、
「質の悪い睡眠」
になるんじゃないかとo(^-^)o ..。*♡
産婦人科医ももうちょっと眠れると楽しい人生なのかもしれません!
てゆうか、もっと働くかもしれませんよ?
睡眠の質が悪いと人生はつまらないものに?
MTpro 記事 2009年2月13日掲載
http://mtpro.medical-tribune.co.jp/mtpronews/0902/090210.html
睡眠が困難な人は生活への不満度が高いとする疫学調査の結果がAm J Epidemiol(2009; 169: 206-213)に報告された。
睡眠は健康状態や幸福感を感じるのに大きく貢献するものであり,これまでの報告では7~8時間睡眠が健康維持には適しており,短くても長くても疾患死亡率および罹患率に影響を及ぼすとされている。この縦断的なFinnish Twin Cohort研究の対象は,フィンランドの成人した性が同一の双子1万8,631例(男性8,914例,女性9,717例)。1975年と1981年に,質問票を用いて生活満足度と睡眠の質や長さなどを調査した。
睡眠の質の低下が生活への不満度に大きく影響する
1975年に対象者の約9%が生活への不満を訴え,彼らは1981年時点でも変わらず不満と回答する傾向が見られたが,睡眠の質に低下は認められなかった。
一方,1975年に睡眠の質が「よい」と回答した人に比べ,「どちらかと言えばよい」と回答した人では,1981年時で生活に不満と回答した割合が高く,補正後オッズ比※が1.41(95%信頼区間1.27~1.58)だったが,「どちらかといえば悪い/悪い」と回答した人ではさらに高く,補正後オッズ比は2.11(95%信頼区間1.68~2.65)と約2倍であった。また,睡眠時間の長さについては,生活への満足度に影響する傾向は認められたものの緩やかであったという。
論文では,この結果は質が悪い睡眠は脳や感情,気分に直接的な影響を及ぼすという仮説を支持するものと結論付けており,生活への不満が睡眠の質の低下につながるというよりも,良質な睡眠を取れないと不満が持続する可能性を示唆している。
最近は百貨店やスーパーに快眠グッズのコーナーが設けられており,googleで「快眠」と検索すれば57万5,000件がヒットするほど世の中の関心が高い。また,睡眠障害という用語に代表されるように,ぐっすり眠れずに治療を必要とする患者も多いという。「寝る子は育つ」とは,子供に限定されたものではないようだ。
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