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(投稿:by 僻地の産科医)
産前・産後休暇「適切に取得」は8% 県内の女性医師アンケート
秋田魁新報 2008年12月5日
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20081205g
職場で産前・産後休暇が適切に取得されていると感じている県内の女性医師は8・2%にとどまっていることが、県女性医師支援プロジェクト会議(代表・阿部寛秋田大医学部教授)が実施したアンケートで分かった。育児休業が適切に取得されているという回答は3・3%だけで、出産や子育てのために十分な時間を確保できていない現状が浮き彫りになった。
アンケートは、子育てと仕事の両立ができているかどうかを把握する狙い。県内の女性医師317人へ昨年末から質問票を送付し、39・4%に当たる125人から回答を得た。
産前・産後休暇の適切な取得については81・1%、育児休業に関しては67・2%が「ぜひ必要」と回答。子育てに対し上司の理解が「既に得られている」と答えたのは5・7%、同僚の理解を得られているという回答は4・9%にとどまり、女性医師が周囲に気兼ねすることなく子育てのための時間を取ることは依然として難しいようだ。子育て支援策としては、正職員の短時間勤務制度(「ぜひ必要」が71・4%)、子どもの病気・学校行事による休暇・早退(同66・1%)、院内病児保育(同65・2%)などを希望する回答が多かった。
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