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(投稿:by 僻地の産科医)
とっても楽しくなってきましたo(^-^)o ..。*♡
文部科学省がNICUのために動き出したこと!
これほど意表をついた策はありません。
「そんな新生児科医、どっから湧いてくるんじゃっ!」
と他科の先生はお思いになるかもしれません。
でもいるんです。潜在的NICUDr、いっぱい。
小児科医の多くは、NICUのある病院で過去働いたことのある
経験があるんです。
だから技術はあるけれど、
「大変だから」「むくわれないから」
「離れちゃったら、なんかコワくなっちゃったし」
「うちにNICUがない」
という理由でNICUをやっていないという背景があります。
あと、正当に評価されていないんですよね!
ポスト面でも。未来がないからみんなはなれちゃう。
社会的評価の低さは人材を離散させます(>▽<)!!!
どうせ効果があってもなくても、
瓦解の見えている部門ですもん。
NICU。(産科と同じく!)
だから、考えてもいいと思うの。
.
せっかく文部科学省が動いたのです。
有効にガッツリ人件費も
使ってくださるといいなと思っています。
で。
NICUのない国立大学でのNICUの作り方。
まず、NICUのある市中病院(第一線)の部長を、
国立大学周産期センター、NICU部門臨床教授として招聘します!
(↑これ、大事!教授職必要です!本気でやるなら。)
ついでだから産科部門にも教授職作ってください。
だって教授職ないがために、人材が離散しているところがあるから~。
開業しちゃったり、検診医になっちゃったり。
講師・助手とちゃんとポストも作ってね ..。*♡
(産科と小児科部門、公平に両方。
でないとアンバランスで喧嘩になるんです。この後に及んでケチらないで!)
で、その市中病院に新たに、
「NICU昔勤務経験のある、
他の分野に現在いってしまっているけれど、
頑張ればやれる」
部長職としては若い人を大抜擢します。
きっと泣きながら頑張ってくれるでしょう。
それからNsも必要です。
Nsも市中病院から、一番凄腕を引き抜いてきます。
その市中病院が瓦解しないように、最低限の人数で。
あとは教育。大学はなんだかんだ言って、ちゃんと人が集まります。
少なくとも他の市中病院よりは人数を集めることが出来る病院だと
思います。大学院生は最低、半年から1年間はNICUにFixさせます。
で、あっという間にNICUの誕生です。
(言うは易し。お金さえかけてくれるなら、
一番のネックはこの教育部分。ホントは)
最初は大変だと思うけれど、軌道に乗れば、何とかなると思うの!
どうせ瓦解しそうなんだから、起死回生にならないかな!?
ええ、もう産科とNICUは一蓮托生ですから、
私達も必死ですo(^-^)o ..。*♡
ごめんね!新生児みたくない小児科医の先生達!
(売り渡すようなブログで!)
ご指摘の通り、小児科医の多くがNICUの経験があります。
もう一点付け加えると、NICUのない病院でも新生児を診ている病院は多く、一般小児科医がそれほどリスクの高くない新生児を診ている事は珍しくない話です。
つまり、NICU勤務に速やかに移行できる小児科医は相当数いると思います。
小児科医の中で、NICUを希望する人は実は少なくないように感じています。しかし、結局ポストがないために断念しいるケースが多いのではないかと思います。
つまり問題の本質は、ご指摘されているように、『ポストの不足』ではないかと考えています。
給与面を含めて、しっかりとした待遇があればNICUに勤務する新生児科医の数は十分に確保できると思います。
医療問題全般に言えることですが、頑張っている人に相応の見返りを与えられればほとんどの問題は解決できそうに感じられます。
投稿情報: 海外在住小児科医 | 2008年12 月 6日 (土) 18:57
あ、同意があってうれしいです(>▽<)!!!
実はお叱りを(特に小児科医の先生方からは)うけるのではないかと、内心ビクビクしながら上げてみました。このエントリー。
でも、本当に潜在的に出来る人間は相当数いるはずなんですよね。でも人工呼吸器とか、とにかく看護スタッフ、それからN特有の機材、点滴用品とか、そういったものに左右されていると思うんです。
そのうえ不採算部門。
どの病院も引き受けたがりません。
NICU医常駐規約を外して、もうちょっと伸び伸びと診療させてもらえるようになれば現在よりも増えると思うんです。すくなくとも病床数は。そうしたら25・6週とかに高度先進NICUは専念できるし、30週以降くらいの施設も増えるんじゃないかって気がするんですよね。。。。
(そもそもNICU365日常駐なんて非人間的な規約作るから。がうがう!!!!!)
投稿情報: 僻地の産科医 | 2008年12 月 6日 (土) 19:10
僻地の産科医様
早速のお返事有難うございました。
うれしく思っていただけて、光栄です。
>そのうえ不採算部門。
私の認識が正しければ、
一般小児科は不採算部門ですが、NICUはNICU加算が高額であるため十分に採算の取れる分野だったと思います。少なくとも私が以前勤務していた大学病院のNICUは巨額の黒字を出していました。(一般小児科が赤字なので、併せてトントンくらいだったみたいです。)
しかし、今までは病床数の総量規制などとのからみで、NICUの病床数はむしろ規制されていたはずだったと思います。
厚生労働省からみれば、一度認可したNICUにはお金を出すが、全体のお金を増やさないためにNICUの総数を抑制していたといった話だったと思います。
小児科医を10年以上やっていてまだ確定的に把握できていない話であり、申し訳ありません。
私の認識が間違っていたら、どなたかに教えていただけますと幸いです。
投稿情報: 海外在住小児科医 | 2008年12 月 6日 (土) 19:41
NICU不採算なのですか。小児科学会でもNICU先生方は政治的なアプローチが上手な先生が多いと思います。
まじめなだけで政治的な動きができない小児科医も多いですが、新生児方面の先生方のそれは頼もしい限りです。.
投稿情報: 江原朗 | 2008年12 月 6日 (土) 23:26
以前 NICUにいたものです
厚生労働省の規制があったかどうかはさだかではないですが
施設基準からベッド数は決まっていたと思います
NICUの施設基準は厳しいもので 簡単に増床はできない つまりコストがかかるということだったと思います
新しく病院にNICUを作るとなると ハード面でのコストがかなりかかるのではないでしょうか
そして診療報酬はランニングコストしか考えられていないように思いますので 初期投資の大きさはNICUを新たに作るネックとなるのでは?と思いました
投稿情報: いちおう小児科医 | 2008年12 月 7日 (日) 03:42