(関連目次)→政治に声を届けよう! 医師のモチベーションの問題
(投稿:by 僻地の産科医)
大阪府保険医協会からも抗議文がでていましたo(^-^)o ..。*♡
なかなか強烈です!
協会坂口副理事長が麻生総理の医師不足についての暴言に対し辞任求める
☆麻生総理大臣は11月19日、全国知事会議で医師不足の問題について「(医師には)社会的な常識が欠落している人が多い」、「医師不足の責任は医師の側にある」などの暴言を繰り返しました。
☆これに対して、協会坂口道倫副理事長は11月20日「麻生総理大臣の辞任を求める」声明を発表し、麻生総理をはじめ各政党、マスコミなどに送りました。
2008年11月20日
内閣総理大臣 麻生 太郎 殿
麻生総理大臣の辞任を求める
大阪府保険医協会
副理事長(闘争本部責任者)坂口 道倫
■大阪府保険医協会は、大阪府内の開業保険医や病院勤務医6,243人が加入しており、国民が安心して医療にかかれることと、医師の生活を守ることをめざして活動している。
■現在、病院勤務医の労働実態は言語に絶する過酷な状況にあり、大阪府保険医協会が実施した「勤務医の労働改善と医療崩壊を食い止める」署名においても、「医師という使命感だけではやっていけない程、劣悪な労働環境のままでは、日本の医療は崩壊します」と切実な声が記載されている。
■ところが11月19日、麻生総理大臣は全国知事会議で医師不足に関して、「はっきり言って、社会的な常識がかなり欠落している人が多いと思われる。とにかく、ものすごく価値判断が違う。それはそれで、そういう方をどうするかという話を真剣にやらないといけない。正直、これだけ医師不足が激しくなってくれば、責任は医師の側にあるのではないか」と発言した。
■また、記者団に「おれの友達にも医者がいっぱいいるが、なんとなく話をしても、ふだん、おれとは波長が合わない人が多いと思った」と発言した。
■医師不足をはじめとした医療崩壊は、長年の政府による医療費抑制政策が原因であり、まさに社会保障に関する歴代政権の価値判断の誤りから生じている問題である。
■今回の発言は、医師不足を医者個人の資質の問題に矮小化し、医療崩壊の責任を医師に転嫁するものである。一国のリーダーの発言としては、あまりにも社会常識が欠落し短絡的かつ認識不足であり、全国の医師を誹謗して敵にまわす暴言である。
■麻生首相は、高齢者に差別医療を強要する後期高齢者医療制度の維持にしがみ付き、しかも、景気浮揚が疑問視される定額給付は迷走し、弱者いじめの最たるものである消費税率の引き上げ担保に、大企業への軽減税率の引き下げ、証券優遇税制の延長などを行なおうとし、国民生活の向上に一切背を向けている。
■我々は、今回の麻生総理大臣の発言に対し強く抗議するとともに、直ちに辞任することを要求する。
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