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(投稿:by 僻地の産科医)
本日の医療ニュースですo(^-^)o ..。*♡
65%が「診療に制限」 中部9県自治体病院に本紙アンケート
中日新聞 2008年10月3日
http://www.chunichi.co.jp/article/national/news/CK2008100302000051.html
中部9県(愛知、岐阜、三重、長野、静岡、富山、石川、福井、滋賀)の自治体病院の65%が、診療科の休止や手術数の制限など、診療体制を何らかの形で縮小・制限していることが、中日新聞社のアンケートで分かった。雇用している常勤医の総数は、必要とする数の83%にとどまり、ほとんどの病院が医師不足に悩んでいる現状が浮かび上がった。アンケートは県立、市町村立などの182病院を対象に先月行い、57%にあたる104病院から有効な回答を得た。最近5年間に何らかの診療縮小・制限をしたことがあった病院は72病院。このうち68病院で、現在も制限が続いていた。
診療科を閉鎖・廃止したのは10病院、中止・休止が続いているのは32病院あった。また手術数の制限は16▽分娩数の制限6▽外来診療の制限46▽入院の制限26-の病院が続けていた。各病院が必要としている常勤医は計4855人だったが、実際に雇用している常勤医は計4054人で、801人足りなかった。必要な常勤医の総数に対し、麻酔科と神経内科は66%、眼科は67%、病理部門は70%しか常勤医がおらず、医師離れが著しい産婦人科の71%を下回って全診療科に医師不足が広がっている現状が浮かび上がった。
医師が足りない理由(複数回答可)では、「大学病院の医局に医師を引き揚げられた」が最も多く、記入した83病院のうち55病院(66%)が理由に挙げた。次いで「定年前に開業して医師が辞めた」「診療体制の強化や医療の質の向上のためにはさらに医師が必要」が、ともに48病院(57%)で続いた。研修医を受け入れている病院で、研修医を「診療体制上、戦力として不可欠」と位置付けている病院は76%を占めた。
中津市民病院:婦人科に常勤医 産科の再開まだ /大分
毎日新聞 2008年10月3日
http://mainichi.jp/area/oita/news/20081003ddlk44040500000c.html
産婦人科の常勤医不在が続いていた中津市民病院(増田英隆医院長)は1日付で、常勤の産婦人科医に弓削彰利さん(32)=大分大医学部生体分子制御講座助教=を迎え、婦人科の原則、毎日診療を再開した。
同病院では昨年3月から産婦人科医不足で産科は休診。非常勤医師が婦人科のみ毎週2~3回外来診察をしていたが、今月から婦人科で原則毎日、外来診察を行い、比較的軽い手術もできるほか、子宮がんなどの検査もできるようになった。弓削さんは01年に同医学部を卒業し、北九州市内の病院などに勤務した後、昨年、同付属病院に戻った。「常々、地域医療に貢献しようと思っていたので、今回の話を受けました」と話した。増田医院長は「産科再開の見通しは立っていないが、これで外来婦人科の充実には貢献できます」と安心した様子だった。
産科医減少:県、食い止めへ今月から県立病院勤務医に分娩手当を支給 /山形
毎日新聞 2008年10月3日
http://mainichi.jp/life/edu/child/news/20081003ddlk06040151000c.html
産科医減少を食い止めようと、県は県立病院の勤務医に、時間外の普通分娩(ぶんべん)で1件1万円、40歳以上の初産などのハイリスク分娩で2万円の分娩手当支給を10月から始めた。
県立病院課によると、昨年度の県立病院での分娩数は、▽県立中央病院528件▽河北病院258件▽新庄病院531件--に上る。しかし、産科医数は、最も多い県立中央病院で4人、河北と新庄は2人しかいない。
特に、最上地域の医療機関減少のため、新庄病院は分娩が集中。02年度213件だったが、昨年度は倍以上に増えた。産科医からの処遇改善を求める声が上がっていたという。同課の松田一彦課長は「いつ生まれるか分からず産科医は夜間も待機しなければならない。これ以上産科医が減れば対応できなくなる」と説明している。山形大病院などは既に分娩手当を支給している。
給与3年連続据え置き 道人事委勧告 医師は引き上げへ
北海道新聞 2008年10月3日
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/121266.html
道人事委員会は三日、本年度の道職員給与と期末・勤勉手当(ボーナス)について、改定せずに前年と同額が適当とする勧告を高橋はるみ知事に行った。据え置きは三年連続。ただ、人材確保が困難となっている医師については、来年度から初任給調整手当を引き上げるよう求めた。人事院は八月、国家公務員の給与据え置きと医師手当の引き上げを勧告しており、これに沿った内容。
道人事委によると、道は財政難で約9%の給与カットをしており、一般行政職(平均四三・四歳)の月給は四月現在で約三十七万七千円。一方、民間企業(事業所規模五十人以上)の平均給与は約三十九万七千円だった。ボーナスは道職員の支給月数は四・三カ月分で、民間の四・二四カ月分を上回ったが、「道の給与減額は全国でも極めて厳しい内容」などとして、三年連続で据え置きを求める勧告となった。
一方、道立病院などで働く道職員の医師については、現行で最大月額三十万六千九百円の初任給調整手当を、来年度から十万四千円(約33%増)引き上げるよう求めた。また、人事院勧告が、国家公務員の勤務時間を一日当たり十五分短縮するよう求めたことを受け、道に対しても勤務時間を短縮するよう勧告した。人事委の調査で、勤務時間は道職員が一日あたり八時間に対し、民間平均は七時間四十分だった。勧告を受けた高橋知事は「厳しい道の財政状況などを総合的に見極めながら対処したい」と述べた。
設備充実で新人医師確保/福井
読売新聞 2008年10月3日
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukui/news/20081002-OYT8T00750.htm
新県立病院、総事業費は約262億円
読売新聞 2008年10月3日
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/saga/news/20081003-OYT8T00100.htm
病院特例債の発行を申請 伊南行政組合
信濃毎日新聞 2008年10月3日
http://www.shinmai.co.jp/news/20081003/KT081002ATI090012000022.htm
邑智病院が1億円超の赤字
中国新聞 2008年10月3日
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200810040069.html
住民投票求め署名提出 こども病院移転で福岡市の市民団体
西日本新聞 2008年10月3日
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/51404
民間から“回収のプロ”採用/香川
読売新聞 2008年10月3日
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kagawa/news/20081002-OYT8T00830.htm
市立病院の未収金回収を民間業者に委託へ/厚木市
神奈川新聞 2008年10月3日
http://www.kanaloco.jp/localnews/entry/entryxiiioct0810106/
未払い患者に支払い督促 榛原総合病院が法的措置へ
静岡新聞 2008年10月3日
http://www.shizushin.com/news/social/shizuoka/20081003000000000010.htm
市立宇和島病院、15日から診療開始 市長「高度・救急医療を」
MSN産経ニュース 2008年10月3日
http://sankei.jp.msn.com/region/shikoku/ehime/081003/ehm0810030411004-n1.htm
浦安市川市民病院民営化問題:後継は地域医療振興協 12年から診療予定 /千葉
毎日新聞 2008年10月3日
http://mainichi.jp/area/chiba/news/20081003ddlk12040171000c.html
市立宇和島病院、15日から診療開始 市長「高度・救急医療を」
MSN産経ニュース 2008年10月3日
http://sankei.jp.msn.com/region/shikoku/ehime/081003/ehm0810030411004-n1.htm
「救急医療体制の充実」重要度高く4人に3人が選択/相模原市の市民満足度調査
神奈川新聞 2008年10月3日
http://www.kanaloco.jp/localnews/entry/entryxiiioct081086/
眠らない病院(3)
沖縄タイムス 2008年10月3日
http://www.okinawatimes.co.jp/spe/tyouju20030823.html?PSID=75622bcf7abe3cfc5d24c72165672567
求める施策で「地域医療」1位に/横浜市が市民意識調査結果まとめる
神奈川新聞 2008年10月3日
http://www.kanaloco.jp/localnews/entry/entryxiiioct0810100/
市政に最も求める施策は「地域医療」―。横浜市は三日までに、市民にまちづくりや市政に対する満足度などを聞いた二〇〇八年度市民意識調査の速報結果をまとめた。市政への要望は、地域医療の充実を挙げる声が四割を超え、初めて一位となった。同調査は六月から七月にかけて、外国人を含む横浜市内在住で二十歳以上の市民五千人を対象に調査表を郵送。調査員が後日訪問して回収した。回収率は77・5%。
それによると、市政への満足度は「バス・地下鉄などの便」(39%)が、昨年最も高かった「ごみの分別収集、リサイクル」(34%)を抜いて一位となった。ことし三月に開業したグリーンライン沿線の港北区は、昨年より23ポイント増の49%と最も高い上昇率を示した。市政への要望は、昨年二位だった「病院や救急医療など地域医療」(41%)が一位に上昇。二位が災害対策(39%)、三位は「高齢者福祉」(38%)で、いずれも年々順位を挙げている。一方、昨年まで五年連続一位だった「防犯対策」(34%)が四位に下がり、社会問題化する医師不足や高齢化を反映した結果となった。
生活意識の面では、心配ごとを「自分の病気や老後のこと」とした人が40%で最多となった。三位の「景気や生活費のこと」は34%で、昨年より10ポイントの大幅増。「ない」と答えた人は12%で、一九七七年以来最も少なかった。市は、来年一月に詳細な集計や分析を加えた報告書を公表する。
医療法人に運営委託 入院可能に むつ大畑診療所
河北新報 2008年10月3日
http://www.kahoku.co.jp/news/2008/10/20081003t21007.htm
一部事務組合下北医療センター(管理者・宮下順一郎青森県むつ市長)は2日、約23億円の不良債務を抱える大畑診療所(むつ市大畑町)について、2009年度から指定管理者として医療法人「章士会」(むつ市)に運営委託することを決めた。同日、センター臨時議会で改修費6300万円を含む補正予算案など関連議案が可決された。
同診療所は常勤医不足で入院受け入れができない事実上の無床状態だったが、来年4月からは10床の入院機能が確保される。さらに遊休スペースとなっていた2階に章士会が運営する市介護老人保健施設「やげん」(29床)を併設、計39床の公設民営施設となる。同診療所は05年、前身の大畑病院(60床)から19床に縮小・移行。不良債務が年間2―3億円のペースで増え続ける赤字体質の改善と病床活用が課題だった。センター事務局は「現在の医療体制を維持した上で、借金の連鎖を断ち切れる」と説明。不良債務23億1600万円(07年度決算見込み)の返済には、同市一般会計からの繰入金を充てる。
代理出産で根津医師処分へ 日本産科婦人科学会
47NEWS 2008年10月3日
http://www.47news.jp/CN/200810/CN2008100301001097.html
日本産科婦人科学会倫理委員会(委員長・星合昊近畿大教授)は3日、長野県の諏訪マタニティークリニック院長の根津八紘医師が、学会の厳重注意を無視して代理出産を継続した疑いが強いとして、事実確認の上、処分する方針を固めた。同学会は倫理指針で代理出産を禁じているが、根津医師はこれに違反し、代理出産の実施を数回にわたり公表。このため学会は昨年4月、同医師を厳重注意処分にした。
根津医師はさらに今年8月、福岡市で開かれた日本受精着床学会で、代理出産を計15人に試み8人が出産に至ったとする最新の結果を発表。倫理委は「厳重注意にもかかわらず代理出産を続けた疑いが強く、本人に確認し、新たな処分が必要」との結論に達した。本人が事実を認めるか回答がない場合には、厳重注意より重い「けん責」「会員資格停止」「退会勧告」「除名」のいずれかになる。
編集部から 制度も励まし、育てたい
MSN産経ニュース 2008年10月3日
http://sankei.jp.msn.com/life/body/081003/bdy0810030834003-n1.htm
「孫を供に、私も死のうかと…」と、女性は絶句した。娘の子が重度の脳性まひで生まれ、女性は一生続く娘の負担を考え、思い詰めたという。脳性まひ児をもつ家庭の負担を軽減する制度として、産科医療補償制度がスタートした。本来歓迎すべきだが、病院や診療所、助産所など分娩(ぶんべん)機関や妊婦の反応はイマイチだ。
理由は、国として補償すべきなのに、保険料を分娩機関が負担するのはなぜか? 補償の対象が限られているのはおかしいのではないか?など。こうした疑問に、制度を運営する日本医療機能評価機構は「産科だけでなく、ほかの診療科など、医療全体に補償制度が拡大すれば、国の制度になりうる」「補償対象は今後、拡大を検討する」と答える。
制度を運営しながら、分娩機関や妊婦さんも交えて制度を作っていこうという方針のようだ。ところが、こうした考えが理解されないためか、手続き完了期日の9月末現在、分娩機関の約2割が手続きを完了していない。連載で脳性まひの成美さん(11)を取材した。母親は「長所を励まして育てていこうという思いを込めて名付けました」という。同じ思いを、国民がこの制度に抱けるかが成否のカギ。しかし、制度の存在すら十分知られておらず、まだ道半ばといえそうだ。
医療事故、身内調査6割 日弁連調べ
日本経済新聞 2008年10月3日
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20081003AT1G0202Q02102008.html
医療事故が起きた際、調査委員会を設置した病院の約3分の2は院内の関係者だけで調査していることが2日、日本弁護士連合会の調査で分かった。調査方法や患者対応に不十分な点も目立った。日弁連は「客観的な調査のために基準が必要」として、外部委員の選考方法などを盛り込んだ院内事故調査ガイドラインを公表した。
調査は今年4月、ベッド数300床以上の大病院1037病院を対象に実施、275施設(26.5%)から回答があった。調査委の設置経験があったのは204施設(74.2%)。過去3年間で実施した事故調査件数は1936件に上っており、単純計算では1施設当たり10件程度の調査を行っていた。
校長、自閉症児の入学を拒否 本人前に「この子では無理」
中日新聞 2008年10月3日
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2008100390071311.html?ref=rank
高齢者虐待604件 被害の8割女性 県内07年度
神戸新聞 2008年10月3日
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0001501281.shtml
なくそう・減らそう糖尿病:上手に栄養摂取--9日、東京で市民講座
毎日新聞 2008年10月3日
http://mainichi.jp/select/science/news/20081003ddm013100181000c.html
子供のかぜと抗菌薬
読売新聞 2008年10月3日
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/medi/saisin/20081003-OYT8T00458.htm
不妊・去勢手術:犬猫、不幸な命増やさないで 半額キャンペーン実施中 /千葉
毎日新聞 2008年10月3日
http://mainichi.jp/area/chiba/news/20081003ddlk12040166000c.html
日医ニュース 2008年10月5日号
http://www.med.or.jp/nichinews/index.html
■第23回全国医師会共同利用施設総会/「医師会共同利用施設の明日を考える」をメインテーマに
■第1回学術推進会議(V)/医師の生涯教育と認定医制・専門医制について検討
■第30回産業保健活動推進全国会議/職場におけるメンタルヘルス対策の充実を目指して
■視点/女性医師就労支援について─女性医師バンク100件達成─
■平成20年度日本医師会医学賞・医学研究助成費決まる
■社会保障審議会介護給付費分科会(9月18日)/介護報酬改定に向けスケジュール案が示される
■麻生内閣が発足/厚労大臣には舛添氏が再任
■社会保障審議会医療保険部会(9月12日)/出産育児一時金の3万円引き上げを了承
■日医定例記者会見/9月10日/『医師の職業倫理指針〔改訂版〕』を刊行
■日医定例記者会見/9月10日/医療・介護費用のシミュレーションの前提を批判
■日医定例記者会見/9月10日/「厚生労働行政の在り方に関する懇談会」における大熊委員発言に対して反論
■日医定例記者会見/9月17日/国民医療費の伸びの真相
■日医定例記者会見/9月17日/DPCの問題点を改めて指摘
■日医定例記者会見/9月17日/禁煙に関する声明文を公表
■第1回国際保健検討委員会/諮問は「国際保健における日本医師会の関与のあり方について」
■日医/各種委員会構成決まる(6)
■プリズム/私の読書術
■「新しい医学の進歩」~日本医学会分科会より~53/心臓移植の代替治療としての次世代型補助人工心臓/〈日本人工臓器学会〉
■日本医師会テレビ健康講座(島根県)/「脱たばこ大作戦!~禁煙あきらめないで~」をテーマに
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