(関連目次)→第三次試案 目次 ADRと第三者機関 目次
(投稿:by 僻地の産科医)
今日、橋本岳衆議院議員から、
第三次試案についての国会質疑がありました。
厚労省の作る医療安全委員会に対しての法務省の
「厚労省との約束」がどの程度であるか
について質問してくださった、というわけです。
衆院決算行政監視委員会 第四分科会にて、
4/22(火) 11:30~ 30分間
衆議院TV( http://www.shugiintv.go.jp/ )
夜には録画がアップされていますし、
議事録についてはその次の週には出ます。
私も途中からしか見れなかったのですが、
・第3次試案作成において、厚労省と捜査当局(法務省、警察庁)との間では文書をかわしたことはない。
・法務省、警察庁とも、事故調が適切に機能・運用されれば謙抑的な対応をする
(ただし、謙抑的なという曖昧さが何を意味するのか不明)。
・ただし遺族が告発してきた場合は、すみやかに捜査に乗り出さねばならない。
・事故調の出した結果は尊重するが、その結果を告知してもらってから、こちらで別途捜査するかどうかを判断する。
・法務省としては、これまでも謙抑的な対応をしてきたつもりらしい
(・・・大野病院の事案も謙抑的な対応の一つと考えるなら、事実上、我々が考えているような謙抑的な運用とは程遠い)
・法務省は、あまり「よきサマリア人の法」の様な法を制定する気にはなっていないらしい。
というような感じでした。
(録画が見られるようになったら、また文字化をしようと考えています)
ところで、今までの厚労省の見解です。
日経メディカルオンラインの野村記者の記事ですが、
「了解する旨の覚え書きを得ている」
覚書って日本語では文書だとおもうのですが、
これは厚労省の嘘なんですね。
(厚労省の佐原さんと二川さんが記者会見ではっきりと仰ったそうです)
3月20日号の日医ニュースでの記事にも「明文化」と書いてあるんです。 「遺族に委員会はすすめてみるが、 という現行法となんらかわらない 夕方以降にはきっと橋本衆議院議員の録画は <追記> 国会中継の様子が上がりました。
要するに、内科学会も、外科学会も、日医も、
この厚労省のハッタリを信じて、問題多い、
しかも
捜査を希望されれば速やかに捜査する」
なんの法務省・警察庁とのすりあわせも
できていない案にのっかろうとしているのでしょうか????
再生されるようになっていると思います。
興味のある方はぜひご覧になってください。
そしてパブリックコメントを書いていきましょう!!!!
すぐ分かるようなウソをついて、…。
行政官として今後もご活躍されるのでしょうが、この人達の言葉のどこを信じればいいのでしょう。
投稿情報: rijin | 2008年4 月22日 (火) 21:31
日医や学会の幹部の諸先生も、騙されて腹が立たないものでしょうか。
投稿情報: rijin | 2008年4 月22日 (火) 21:32
おじいさんたちは耳が遠いからo(^-^)o。
老眼だからブログも読めないかな。
騙されていることに気がつかない方が人生幸せなんですけれど、他の人は大迷惑です~。
投稿情報: 僻地の産科医 | 2008年4 月22日 (火) 21:35
衆院TV見ました。橋本岳議員に心からお礼を言いたい。僻地の産科医様宜しくお伝えください。
さて、感想3点
1.法務省も警察庁も被害者。遺族の立場は最大限考慮しているが、萎縮医療を受けなければならない圧倒的多数の患者のことを考慮していない。考慮する立場ではないのかもしれませんが、そうだとすると国会で落しどころを示さなければ法務省・警察庁も立場上折れることができない。
2.1に関連して、特に法務省は萎縮医療の弊害は理解しているように思える。しかし自らの捜査権限縮小につながる案には賛成できない苦悩を感じた。これは議事録では分からない。一挙手一投足が見て取れるTVだからこそ感じることができたこと。
3.法務省・警察庁とも「調査委員会が適切に機能すれば」とか「正しく機能すれば」とかいった条件を多用した。「適切に機能していない」というのを示すのは簡単で、一例でも捜査で新証拠を掴み調査委員会の結論を理論的に否定できれば事足りる。つまり、「自らの判断でいつでも出動しますよ」と言っているのに等しい。
それと
>日医は厚労省にだまされている!
だます側にいる可能性大。
もしかしたら本当におバカでだまされているかもしれませんが、おバカだという疑念が湧くことが悲しい。
投稿情報: 元ライダー | 2008年4 月22日 (火) 22:42