(関連目次)→海外医療事情 目次
(投稿:by 僻地の産科医)
なにかの拍子ですが、
なんとなく海外の医療事情について話題になりましたo(^-^)o..。*♡
で探検してみたところ、面白かったので紹介します!
外務省ホームページより、世界の医療事情!!!!!!
http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/index.html
ではお楽しみくださいませo(^-^)o..。*♡
カンボジア
http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/asia/cambodia.html
70年代のポルポト政権時代に医師を含めほとんどの知識階級が死亡しているため、医療レベルを問題とする以前に国としての医療制度構築に重点が置かれている状態です。したがってカンボジアの医療施設・医療レベル・清潔観念に日本と同レベルのものは期待できません。日本の看護師にあたる業務は家族がやらねばならず、言葉の問題もあるため日本人が安心して入院治療を受けられる病院はないと考えたほうがよいでしょう。緊急でない入院や手術が必要となった場合には、バンコク(症状によっては日本)の病院を利用することをお勧めします。プノンペン市内やシエムリアップ市内にはいくつか外国人向けのクリニックがあり、初期治療が可能です。しかしいずれも入院施設がないため、手術・入院治療には対応できないほか、専門医(眼科や皮膚科等の診療科目)による診察が必要となる場合にはタイなどに行くことが必要となります。それらのクリニックを通して医療先進国に移動する場合にはまず支払能力の有無が問われますので、緊急時に備えて十分な額の海外旅行傷害保険に加入されておくことをお勧めします。加入されてない場合には自己負担となります(加入申込み時に保険が負担してくれる内容と限度額を確認しておく必要があります)。
タイ
http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/asia/thailand.html
近年、タイの国立病院の医療水準も向上していますが、英語、日本語を解するスタッフが少なく、タイ語の出来ない日本人が受診するのは難しい状況です。料金は国立病院と比べ高めですが、医療設備が良く、日本語又は英語の通じる私立病院を受診なさることをお勧めします。タイの多くの大規模私立病院では、慢性腎不全の外国人旅行者の一時透析を受け付けてくれます。あらかじめ各病院のホームページを通じてメールで確認するか、日本語サービス部に電話で詳細を確認する必要が有ります。
ネパール
http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/asia/nepal.html
ネパールでは、医師はカトマンズに集中していて、地方では医師が不足しています。病院には私立と公立があります。在留外国人、旅行者は清潔度、看護のあり方、支払い方法などの点から私立医療施設を利用しています。医師とは英語の会話になります。重症な病気の場合には、日本、シンガポールあるいはバンコックで医療を受けることになります。高山病に罹った場合はヘリコプター移送となります。
パキスタン
http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/asia/pakistan.html
基本的な受診方法は、まず受付をして診察料を払い、希望する医師の診断を受ける(希望する医師がなければ病院側が決めます)。検査が必要となると、その都度会計へ行き、支払いをしてから検査を受け、その後医師の診断を受けるということを繰り返します。完全に医薬分業で、薬は医師が発行した処方箋を持って薬局で購入します。支払いは「前払い方式」ですので、支払いがなされない限り、たとえ患者さんが死に面していても放置されます。
バングラディッシュ
http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/asia/bangla.html
医師や医療スタッフの数が絶対的に不足しています。医師の数は人口5000人に一人である一方、看護師は医師の半数にすぎません。近年、日本、欧米等に留学し、最新の医学を研修してきたベンガル人医師の常駐する病院が開かれ、邦人も利用可能となっています。CT、MR等の最新の医療機器を有する臨床検査センターもいくつかあります。しかし不十分な病院設備、安全な血液製剤や特殊薬剤の入手が困難、病院スタッフのサービス感覚の違い等の問題から、当地で邦人が安全で効果的な満足のできる医療を受けるのは難しく、専門的な治療や入院を要する場合は国外(日本、バンコク、シンガポール)へ出て治療を受けているのが現状です。
ミャンマー
http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/asia/myanmar.html
衛生医療事情は決して良好とは言えず、邦人が入院を必要とするような病気等に罹った場合には、多くの方は最寄りのバンコックの病院に入院するか、帰国しています。外来治療の場合は安心して治療を受けられるような清潔な診療所が、ヤンゴンの市内に数カ所あります。いずれにせよ、海外では一般に医療費は高額ですので、海外向けの旅行傷害保険に加入されることをお勧めします。一般の薬は市内の薬店で購入可能ですが、その多くはインド、タイ、中国等からの輸入薬であり品質の保証はありません。
あ、いかん。前からみていくと偏っちゃいますね!
ヨーロッパ行ってみます!
イギリス
http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/europe/uk.html
国営のNHS(National Health Service)とプライベート医療があります。NHSは税金でまかなわれており(16才以上は強制加入)、外国人でも1年以上の長期滞在者は加入することができます。(もちろん保険料を払う必要があります。)NHSに加入し、GP(家庭医)に登録してNHSナンバーを取得すればほぼ無料で医療をうけられます。(ただし処方箋料や、歯科治療は自己負担分があります。)ふだんはまず登録したGPに電話で予約し受診、更に必要があればGPがNHS病院の専門医(Consultant)を紹介してくれます。日本のように患者が直接NHS病院の専門医を受診することはできません。
オーストリア
http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/europe/oumlst.html
医療事情もよくどの診療科も特に問題なく診療を受けることができます。医師の多くは英語を話しますが、他の医療従事者ではドイツ語が必要な場合があります。大使館領事部では医療通訳者のリストを準備し、依頼があれば紹介できるようにしています。薬局(ドイツ語ではApothekeと看板がでている)は市中に多く見かけますが、医者の処方箋がないと買えない薬となくても買える薬がありますので薬剤師に直接相談するのもよいでしょう。薬剤を許可なしに国外から送付してもらうことは原則的には禁止されています。外国人でもオーストリアの国民健康保険に加入することができます。保険料は収入によって違います。利用できるまでに半年ぐらいかかります。その他に私的保険もあります。医療費は高額なので滞在期間にあわせて日本からの海外傷害保険等に必ず加入しておきましょう。
ドイツ
http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/europe/germany.html
病院は、はっきり機能分化されています。救急専門外来を除いて、一般病院には外来部門がなく、いきなり病院に出かけても診察してもらえないケ-スがあります。また、医薬分業が徹底しており、医薬品は処方箋を持参して薬局で別途購入しなければなりません。処方箋には具体的な服用方法が記載されていませんので、医師には1回の服用量、1日の服用回数、時刻等をしっかり尋ねておきましょう。医療機関を訪れると、最初に医療費の支払方法(保険か私費か)を尋ねられます。在留邦人が海外旅行傷害保険に加入している場合は私費(ドイツ語でプリバ-ト)となります。ドイツでは水道水をそのまま飲用することも出来ますが、硬度を下げるためにBRITA等のフィルタ-を利用すると良いでしょう。
フランス
http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/europe/france.html
救急専門外来というと日本では大きなけがや重病が対象になりますが、当地ではすぐに処置を必要とする場合は重傷度に関係なく、また昼間でも救急外来を受診する必要があります。救急専門外来以外はすべて事前の予約手続きが必要で、薬についても医師の処方箋を持って薬局に買いに行かねばなりません。また、クリニックや個人開業医は検査を外部機関へ委託していることが多く、この場合、レントゲンや血液検査も予約が必要となります。医療費は原則として自己負担となりますので海外旅行傷害保険への加入が勧められます。
あとアフガニスタンとか
http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/nm_east/afghanistan.html
当国は、外国人が安心して受診あるいは入院できる現地医療期間がなく、首都カブールおよび近隣県の在留邦人は、市内の外国系プライベイト・クリニックなどへ受診しています。しかし、これらのクリニックで対応できない疾患は、ISAF(国際治安支援部隊)野戦病院(ギリシャ軍あるいはフランス軍)へ医療支援を要請するか、近隣先進国への緊急医療移送を行います。ISAF野戦病院における医療も、救急処置が主体で病態の安定後、緊急移送サービス会社を利用し国外医療機関への移送となります(自己負担)。
アメリカはこうです。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/n_ame/usa.html
医療事情
米国の医学が世界最高の水準にあることに間違いはありませんが、現行の米国の医療は様々な問題を抱えております。
(a) 高騰する医療費抑制のために様々な規制がなされ、高い水準にある米国の医学が生かされていない面もあります。また、医療訴訟が多い為、医師の賠償保険が高く、それが医療費に跳ね返り、医療費が非常に高額になっています。
(b) 専門医は完全予約制の為、急病時に受診出来る医療機関は限られます。予約無しで受診出来る救急医療施設(ER)に、軽症者も重症者も集まる為に、ERはいつも込んでいます。当然、重症者が優先される為に軽症者は数時間待たされることになります。最近の報道では、『米国のERは危機的状態にある』とさえ言われています。
(c) 当医療機関受診の際は、受付で診療費の支払い能力を問われますので、現金、クレジットカードなど、支払い能力を十分証明出来る物を持参して行く必要があります。
ねっ!結構勉強になりますよね~(>▽<)!!!!!!
なにかとても心に残る国を見つけたら、ぜひぜひ教えてくださいませ!
海外の医療事情が載ってるサイトがいくつかありました。
http://www.johac.rofuku.go.jp/kenkyu/
この中にあった記載。
http://www.johac.rofuku.go.jp/med-service/index.html
海外の医療 Medical Service は、「日本人が日本の医療からイメージするもの」とは大きく違います。日本人は健康な間は何もせず、病気になったら病院に行けば良いと考えがちです。しかし、こういった発想は海外では通用しません。
医療制度: 政府は医療に介入しない → 自分の健康は自分で考える
病院: 病院は患者のわがままを許さない
家庭医: 病気になったら家庭医へ、病気でなくても家庭医へ
診察: 検査や治療は誰が決める?
検査: 検査結果は誰のもの?
医薬品: 薬には危険なものもある
医療費: 海外の医療費は高い
医療保険: 医療保険を選ぶ
救急: 怪我や急病に備える
患者の権利: 海外の医療の方が良いところもある
Q.海外で出産しましたが、2~3日で退院させられ、ひどいと思いました。
わが国では出産後1週間ほど入院しているのが一般的です。しかし、2~3日で退院するのは危険で、1週間なら大丈夫という医学的根拠はありません。経過が正常なら2~3日で退院しても問題ありません。
病院側が、ベッドを有効利用するため、長期入院を排除する場合がある。
患者も、経済的理由から、必要以上の長期入院を望まない。
といった背景から、入院期間は短めなのが一般的です。
また、こちらのサイト
http://www.jomf.or.jp/index.html
の各国の医療事情・医療情報 →
海外医療事情レポート(在外大使館医務官寄稿)が面白いです。
投稿情報: 通りすがり | 2007年8 月21日 (火) 15:13
海外では病気になりたくないなー。
日本の医療ってわりと親切に感じました。
投稿情報: しゃお | 2007年8 月21日 (火) 20:15
sicko(シッコ)という映画が週末に封切られますね。
アメリカの医療制度がターゲットになっているあたり、気になる映画です・・・。
投稿情報: ひみつ | 2007年8 月22日 (水) 14:56
とっても参考になりました。おもしろいです。さ~Sickoですが張り切って2週間前観に行こうと思ったら上映期間短縮。え~そんなのあり。州の政治力が働いて上映期間が短縮になったという噂がネット上で流れています。
残念、日本に帰ってみるべし。
投稿情報: Taichan | 2007年8 月23日 (木) 00:10
みてべしo(^-^)o!!!!
通りすがりさま、たくさんありがとうございます!!!!在外大使館医務官寄稿がみつからなくって。頑張ってゆっくり探します!
しゃおせんせい!!!!!!
いらっしゃいませ!!!おかえり!!!
とはいっても日本もいいですよね ..。*♡
暑いけど。
ひみつせんせい!
私も行きます!絶対!!!!!
楽しみにしていますo(^-^)o ..。*♡
Taichan せんせ
残念でしたね(笑)。
こちらもハリポタほぼ終わり、見にいけませんでした!
投稿情報: 僻地の産科医 | 2007年8 月23日 (木) 01:05