歯医者の雑学
http://blog.iryou-zatugak.lomo.jp/
から情報をいただいてきましたo(^-^)o..。*♡ (資料は最後に)
今パッと目についておもしろそうだったのが勤務医に関する調査でしたのであげます。
わが国の小児医療・救急医療提供体制の改革に向けて
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2007/04/dl/s0410-4a.pdfもわかりやすくておススメ..。*♡)
↓えらく部長の意見が反映された結果のようですけれど(笑)
「勤務医に関する意識調査」集計結果報告(概要)
http://www-bm.mhlw.go.jp/shingi/2007/04/dl/s0410-4b.pdf
Ⅰ.調査方法 郵送による記名回答アンケート調査(平成18 年7 月実施)
Ⅱ.対象客体 日本病院会会員病院 2535 病院
Ⅲ.調査表回収数 勤務医5636 名(勤務先病院 536 病院)
Ⅳ.設問項目 33 項目
Ⅴ.回答状況(主な項目)
1)回答者は、男性医師が84.8%、女性医師が13.4%。
「40 歳以上」が60.7%と最も多く、次いで「30~40 歳未満」が28.3%。
2)主たる勤務先(アルバイト先を除く)は「国公立」が43.7%と最も多く、
次いで「公的」27.3%、「私的」25.2%。
勤務先の病床数は、「500 床以上」が43.0%と最も多く、次いで「300 床から399 床」が
19.4%、「400 床から499 床」が15.6%。
3)勤務先の立場は、「勤務医」の「科部長・医長」が51.1%と最も多く、
「院長、副院長、診療部長」15.9%と合わせて67.0%。「一般医(医師、医員)」は24.8%。
4)勤務先での一週間の勤務時間は、
法定勤務時間内である40 時間未満が4.1%のみで
「48時間から56 時間未満」が26.1%と最も多かった。
48 時間以上をまとめると70.1%に達していた。
しかも56 時間以上が44%もあり、過酷な勤務環境が伺われた。
病床数とのクロス集計からは、56時間以上の勤務が最も多いのは99床以下の病院(49.6%)。
次いで、比較的回答数が多かった300~399 床未満の病院(46.6%)。
5)勤務時間(医師個人)を5年前と較べて「増えた」と答えた医師にその理由を尋ねると、
「患者数および診療時間が増えたほど医師が増えていない」が65.8%と最も多く
次いで「書類を書く時間が増えた」が54.7%
「会議その他が増えた」が45.8%であった。
6)勤務時間が増えたと答えた医師にその負担を減らす方策を尋ねると、
「医師を増やす」が76.9%
「医師以外の職員に業務を移すが65.5%
いずれも過半数を占めていた。
7)夜間当直を「する」と答えた医師の1ヶ月の平均回数は、
「月2 回以内」が41.9%
「3 回から4 回」が40.8%
また「5 回以上」は17.1%もあり、3 回以上の合計は57.9%もあった。
当直での業務内容と一週間の勤務時間の状況は他の職種にみられない過酷さである。
夜間当直の翌日は、
「忙しさと無関係に(夜間当直)翌日は普通勤務せざるをえない」が88.7%と圧倒的に多かった
「翌日は半日又はそれ以上代休がある、特に忙しかった当直の翌日のみ少し仮眠をとれる」
は、僅か10.8%であった。
8)週休の消化率は、
「時々返上(返上1/2 未満)」が36.8%と最も多く、
「しばしば返上(返上1/2 以上)」が20.8%
「殆ど返上」が16.1%
合わせて73.7%が「返上」していた。
「代休も含めればほぼ全部消化」は24.3%しかいない。
病院の規模、診療科によっては一人科部長・医長がかなり存在することを
念頭におかなければならないが、医師が如何に過酷な勤務を強いられているかがよく判った。
医事紛争による診療への影響は、「防御的、萎縮医療になりがちになる」が70.3%と圧倒的に多く 主にどのような条件が合えばへき地病院に勤務してもよいかについては、 11)勤務医不足の要因は、 これらの要因が解消されないと、ますます勤務医は病院を離れて開業し
9)医療過誤の原因は、
「過剰な業務のために慢性的に疲労している」ことを挙げているのが71.3%
次いで「患者が多く一人当たりの診療時間、密度が不足がちである」と感じているのが62.8%
「医療技術の高度化、医療情報の増加のために医師の負担が急増している」というのが57.8%
いずれも過半数を占めていた。
これらの原因が重なっているとの回答であった。
「安全意識が高まる」が14.4%であった。
このことへ勤務医の心理的負担も無視できない。
10)へき地病院への勤務は、「したくない」が40.2%だが、
「勤務したい」と、「条件が合えば勤務したい」とを合わせると32.5%であった。
当直回数や休日の確保が 49.9%
勤務する期間 44.5%
子供の教育等の家庭の問題が45%であった。
「過酷な労働環境」を挙げているのが61.0%と最も多く
次いで「新臨床研修医制度」が44.6%
「国民・マスコミの医療に対する過度な安全要求」が42.1%であった。
勤務医不足の悪循環に陥ることが伺われた。
12)勤務医の地域偏在の要因は
「大病院の都市部集中」を考えているのが63.0%と最も多く
次いで「医療政策の貧困による医師の不適正配置」が59.1%
「子供の教育、文化的環境の地域格差」が52.9%で
いずれも過半数を占めた。
地域医療に従事する勤務医の勤務体制の改善について
http://www-bm.mhlw.go.jp/shingi/2007/04/dl/s0410-4g.pdf 主な論点 1 病院当直と夜間救急診療の分離 2 勤務編成等の改善 ○時間外勤務従事時間の適正化 3 女性医師の能力活用など医師の働き方の多様性に適合した施策 【資料】 【資料1】わが国の小児医療・救急医療提供体制の改革に向けて ●地域医療支援中央会議 平成19年度第1回議事録
病院当直本来の業務と救急を扱う当直とが未分離である過酷な勤務状況を是正し、地域医療機関の役割分担を前提に、病院として2次救急、3次救急を的確に受け持つことができる態勢と財政基盤を築くことができるようにすべきこと。
○勤務に見合った対価、「当直」勤務の評価、時間外手当等適正妥当な措置と財政基盤
○勤務時間指定の弾力運用と「当直」勤務終了後もしくは事後の勤務解放を可能とする態勢
○当直、待機、呼び出し回数の制限及び応分の措置
○医師以外のスタッフ配置と連携確保
○当直室等の環境整備 (←感涙っ(;_;)!!!)
○育児環境の整備(24時間受入体制など)
○医師定数の弾力化と育児に限定しない常勤的「短時間」勤務医師の採用を可能とする公務員医師の身分取扱いに関する制度整備(公立病院)
●地域医療支援中央会議 平成19年度第1回資料
http://www-bm.mhlw.go.jp/shingi/2007/04/s0410-4.html
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2007/04/dl/s0410-4a.pdf
【資料2】医師確保に係る調査報告書、勤務医に関する意識調査報告書
http://www-bm.mhlw.go.jp/shingi/2007/04/dl/s0410-4b.pdf
【資料3】厚生労働省の取組
http://www-bm.mhlw.go.jp/shingi/2007/04/dl/s0410-4c.pdf
【資料4】地域医療支援中央会議の幹事会
http://www-bm.mhlw.go.jp/shingi/2007/04/dl/s0410-4d.pdf
【資料5】地域医療アドバイザー派遣事業
http://www-bm.mhlw.go.jp/shingi/2007/04/dl/s0410-4e.pdf
【資料6】小児科・産科における集約化・重点化の検討結果
http://www-bm.mhlw.go.jp/shingi/2007/04/dl/s0410-4f.pdf
【資料7】地域医療に従事する勤務医の勤務体制の改善について
http://www-bm.mhlw.go.jp/shingi/2007/04/dl/s0410-4g.pdf
【参考資料1】地域医療支援中央会議について
http://www-bm.mhlw.go.jp/shingi/2007/04/dl/s0410-4h.pdf
【参考資料2】その他
http://www-bm.mhlw.go.jp/shingi/2007/04/dl/s0410-4i.pdf
http://www-bm.mhlw.go.jp/shingi/2007/04/txt/s0410-1.txt
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