ADRについて、ロハス・メディカルブログ!長いので、ちょっとずつ抜粋ですo(^-^)o..。*♡
ロハス・メディカルブログ
ADR講座(7)その1 2007年06月24日
http://lohasmedical.jp/blog/2007/06/post_712.php#more
ADR講座(7)その2 2007年06月25日
http://lohasmedical.jp/blog/2007/06/post_715.php#more
ADR講座(7)その3 2007年06月26日
http://lohasmedical.jp/blog/2007/06/post_717.php#more
その1)の最初はご遺族側から。 > 多くの被害者・遺族は、まず診療期間中に何があったのか知りたいと思っていて 二人目のご遺族のお話。 > マイナスの感情だけで、しかも自分自身を責める気持ちも根底にある。 > 医療者と会う前に、そういったマイナスの感情を脱ぎ捨てないと、 その2)弁護士さんのお話。 > これまでも裁判の対立構造によって不信を増幅し医療崩壊を進めてしまってきた。 土屋了介・国立がんセンター中央病院院長のお話 > 欧米では事故をゼロにするのは難しいと捉えているので起きた後の対応を常に考えている。 > 医療者がなぜ面談を嫌がるかというと、それこそパンパンに不満が溜まっているので、 それは当たっていますね(笑)。 黒岩祐次・フジテレビ解説委員 > 前提条件がキッチリできていないと難しいと思う。 > 米国では、件のベン君の事例をモデルにするにあたって、クリントン大統領が全部出しなさい、 > 特にテレビはエモーショナルに患者さんの立場に立った方がやりやすい。 > 極論すれば会見しないでも良いと思う。 その3)では鴨下一郎衆院議員(自民党、医師)と鈴木寛参院議員(民主党) 鈴木寛参院議員 > 医療崩壊、保身医療、委縮医療がどんどん広がっていて、 佐々木(うーん。誰だろう) > 対話型ADRのことで頭がいっぱいなのだけれど、 というような感じで、結構おもしろい感じで議論が進みます。 と、ここで、政府が進めている第三者機関について心配になったのでおさらい。 ここで使われた資料もいつの間にか厚労省の方からUPされていました! 資料1-1 日本法医学会提出資料 中園一郎・福永龍繁 なんか資料をみていると、ちょっぴり泣けてきてしまうような感じの内容なのですが、 中園氏(日本法医学会) > 法医解剖の欠点は結果を遺族にも医療機関にも開示できないこと。 福永龍繁東京都監察医務院院長 > 臨床医の豊富な情報を受けながら解剖するのは > ただし、実際に調査組織を機能させるには人口100万人あたり1人の医師が必要で 日本病理学会から深山正久副理事長 > 原則として病理解剖で行うべきである。 最後に元検事で退官後は医療過誤をライフワークにしているらしい飯田英男弁護士。 うん!すごいよ(笑)。もうぐったり! ここで木下委員(日本医師会常任理事)が発言する。 > 飯田参考人から日本医師会の名前が出たので言うが > 司法がしかるべき判断をするのは大前提だけれど、しかし真剣に > 第三者機関が届け出るのは警察ではなく厚生労働省にならないか。 木下委員の頭の中では警察・検察は、よほどトンデモない存在なのだろう。 前田座長が取りなすように割り込む。 > 私も法律屋だから飯田参考人の言うことは分かるがしかし大野病院の事件のこともあって 気だるそうだった事務方の1人がビクっと背筋を伸ばし目を剥いた。 というわけで、みなさま、読んでみてくださいねo(^-^)o..。*♡よろしく!
> 医者から聞きたいと思っているのに答えてくれない状況があると、
> それだったら公の訴訟という場に呼び出してもらおうという気になってしまう。
> しかし医療過誤が裁判に向いているかというと必ずしもそうでないと思う。
> そんな状態だから、感情そのものをぶつけてしまいがちだし、
> 自分が何を望んでいるのかすら分からなくなる。
> 脱ぎ捨てるのは無理だとしたら、せめて抑え込まないと。
> 被害者が加害者と話をする図式ではうまくいかない。
> 溝を埋めるには対立構造では不可能。医療は強い信頼関係の中で行われるもの。
> 医療ADRの一つの試みとして、こういう仕組みを考えた。
> 日本は間違えたヤツを罰して、そうすれば事故がゼロになるだろうと考えている。
> たいてい2時間は話を聞かなければならない。
> 部長連中が悪いのは、まだ相手が話しているのに途中で遮って、
> 相手の言ったことを医学的に解説しようとした。
> 要するに医者と言うのは人の話を聴くトレーニングができていない。
でも日々の業務には2時間も患者さんの不満を聴くような余裕はありません。
(暇な日というのが確約できないのもあります。緊急はいつでも入るでしょ?)
> ミスがあった時に隠したくなるのが自然な反応で本能のようなもの。
> そのままの状態で対話しろと言ったって、逮捕されるかもしれないと思ったらムリ。
> その代わりそれは刑事で問わないということをした。
> 罪に問われないということが大前提。
> メディアの人間として、この問題に関しては内心忸怩たる思いがある。
> 患者の声を伝え、一方で取材に応じない病院やドクターを敵として追及するというのはよくある。
> 印象として善良でかわいそうな患者と殺人者に値する医療者という構図にしてしまう。
> 福島県立大野病院事件があって、その後どうなったか。それでメディアはいいのか。
> この医療崩壊をどうやって食い止めるのかはメディアが抱えている課題だと思う。
> 被害者に直接謝るべき。
> でも、メディアに責め立てられ、メディアに用意されて出ていくというのが実際のところ。
> みな善意で関与していて、加害者はいないにも関わらず
> 被害者がいろいろなところに出ているという状況だと思う。
> また霞が関の議論が、我々の意図とズレてきていることも指摘しておきたい。
> 第三者機関は行政任せになるような気がする。
> 遺族は情報を得ることができないし、医療者の顔も見ることができないのでは?
> 被害者はその場の議論でどんな気持ちになるのだろう、納得できるのだろうか。
(まだ更新中みたいですけれど!)一見の価値あり。死因究明検討会3
ロハス・メディカルブログ 2007年06月08日
http://lohasmedical.jp/blog/2007/06/post_690.php
死因究明検討会3(その2)
ロハス・メディカルブログ 2007年06月11日
http://lohasmedical.jp/blog/2007/06/post_695.php第3回 診療行為に関連した死亡に係る死因究明等の在り方に関する検討会
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2007/06/dl/s0608-4a.pdf
資料1-2 日本病理学会提出資料 深山正久
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2007/06/dl/s0608-4b.pdf
資料1-3 飯田英男提出資料
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2007/06/dl/s0608-4c.pdf
参考資料 参考資料集
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2007/06/dl/s0608-4d.pdf
ちょっとずつ解説らしきところをピックアップ。
> ぜひとも検察には開示できるようなシステムを考えていただきたいし
> そのように学会としても働きかけていきたい。
> 医師を免責することは一般国民の理解を得られない。
> (法医学者単独で解剖するより)有用だと思う。
> 24時間対応するには100万人あたり3人ということになる。
> その他に臨床検査技師や調整看護師も必要。
> 監察医務院に準じる組織にならないといけないが
> 監察医制度が全国で徐々に縮小してきたのが実情。
> なぜならば、現代の複雑な診療関連死は
> 臨床医が参加しなければ評価することは不可能だからだ。
> 臨床医と病理医とは日常的にCPCという形で連携しておりその手法を準用すればよい。
非常に刺激的な文言が並ぶ。とあるが、もうこれはみてみて、としか言いようがない。。。。
これについて、その2)の方で川口さまからの解説が入るが、> 鼻水が出そうになった!要は法律家の裁量に任せよと言っているわけだ。
> ここまで法律家が一番偉いと思っていてしかも、それを広言するというのは、ある意味凄い。
頭から湯気が出ているのでないかと思った。(がんばって~(>_<)!!
> 我々は医師だけを免責せよと申しているわけではない。
> 明らかに刑事事件で裁かれるべきものの免責も言うつもりはない。
> 真面目にやっている連中でも思いもよらないことで訴追されかねない状況がある。
> 警察へ届け出られても起訴されている例が少ないのは配慮いただいているのだなと
> 思うけれど捜査が入っただけでも医療現場は混乱する。
> 運用で何とかなるというのなら
> 医療関連死は医師法21条の異状死に含めないと変えてはいけないのか。
> それだって本来の趣旨は変わらないではないか。
だからといって言うに事欠いて厚労省へ届けたいとは。。(気持はわかるけど厚労省どうかしら~)
> 医療界に心配が高まっているというのは事実だと思う。
> 21条変更ありきではないにしても
> 刑事訴追するかどうかについては医療側の判断を尊重する
そういうことは必要でないか。
> そのためにはガイドラインを厚生労働省が頑張って作らないと。
おもしろいですよ!(大変だけど。)期待できないこともわかっちゃうけど(笑)。
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