おはようございます!
今日も元気に医療ニュースです..。*♡
まず最初に、大野事件傍聴録でてきました!
あとはもうひとつ揃えば完璧。
次回公判は7月20日です。
そして。
医師不足、財源などどう頑張ってもたちゆかない地方医療のうめきと、
外科学会が標榜科変更へ反対を示しているニュース(長いので割愛しましたけれど)
それから患者さんは医療費は妥当とする声が多いのに、
国民(特に若い世代)は高いと思っている、というニュースが興味深いです。
これもマスコミの影響かなぁ。。。それともありがたみを感じないというだけかな?
どちらもやりがいのない話ですけれどo(^-^)o..。*♡
あとはあれこれ。O157も出ているようです!ではどうぞ~♪
病理医は検察側に沿う証言、ただし信憑性には疑問符
福島県立大野病院事件第5回公判
オーマイニュース 2007-05-28
http://www.ohmynews.co.jp/news/20070528/11544
福島県立大野病院事件第五回公判(1)
ロハス・メディカルブログ 2007年05月26日
http://lohasmedical.jp/blog/2007/05/post_667.php#more
今回の傍聴記は本当に悩んでしまった。
尋問に込めた検察の狙いを掴みかねたからだ。
下記のやりとりだけ見れば
「いい加減な鑑定をしやがって!!」と
無罪判決が出た場合に備えて「戦犯」追及しているようにも思える。
(略)
滔々としゃべるのを聴いて唖然とした。
鑑定結果って、そんなに簡単に変わるものなのか?
癒着と鑑定された部位が拡大した結果
「子宮の後ろ側だけでなく前部にも癒着があったのだから
帝王切開実施前に癒着胎盤を予見できたはず」
との検察側主張を裏付けることになった。
しかし、どうもS助手の行動は辻褄が合わないような気がして
スッキリしないのである。
弁護側の反対尋問でも明らかにされたことだが
S助手の専門は腫瘍で、子宮の病理診断に長けているわけではない。
1月の時点では、医療界を上げての加藤医師支援が広がっており
弁護側の立ててくる鑑定人が
分野の第一人者となることは火を見るより明らかで
弁護側の鑑定結果との間に食い違いがあると言われた場合
私だったら、自分の方が間違えているのでないかと考えるし
対立がより明確になるようなことは避けたいので
以前の鑑定書以上にエッジを立てるようなことはしない。
むしろ、恐ろしくてできないと言うべきか。
私なら「専門外の鑑定だったのだから勘弁して」と言って
お茶を濁すと思う。
特に研究者というのは、どちらかと言えば臆病な人種であり
勘弁してもらいたかったのに許されなかったのかな
という感じがしてならない。
そうやって考えてみると
鑑定で癒着の範囲を広げてきたのには
検察の意思が働いたと見るべきなのだろう。
そして以下のように弁護側と押し問答する以上
検察側は
まだ有罪立証をあきらめていないと見なければいけないのだが
しかし、それもどうもしっくりこない。
(略)
弁護人 留保の何も弁護人は不同意にしておりますので、証拠採用されている甲6号証の写真を使えばいいではないですか。
いつもならすぐ判断を下す裁判長が
左右の陪席判事と1分以上相談している。と
(略)
検事 あのもう一つ。甲6号証についているのは顕微鏡写真ではないので。
裁判長 まったく別のものなの?
検事 はい、いや拡大したものなので、写真としては別のものです。
裁判長 この写真には、どこの部分と記載されているわけね。異議は棄却します。
こうして顕微鏡写真を使っての講釈を挟み
検事はS助手に、子宮写真の上に
癒着の範囲を図示させた。
そして、おや?と思うやりとりがあった。
検事 帝王切開創と癒着胎盤の範囲とは重なっていますか。
S助手 改めてマッピングしてみたところ、今回必ずしも一致していません。
検事 以前は重なっていると鑑定していましたね。
S助手 はい。
検事 変更された。
S助手 そうです。
検事 理由は何ですか。
S助手 前回の鑑定では標本の一部に癒着があった時、標本のブロック全体が癒着していると考えましたが、今回はより詳細に検討しました。
ビックリである。どうやら最初の鑑定書では
胎盤と帝王切開創が重なっていたことになっているらしい。
であれば
子宮を切開した時に胎盤も傷をつけていることになり
胎盤を無理やり剥がした云々以前に
出血が止まらなくて当然ということになる。
医療ミスと言われても仕方ないかもしれない。
検察はS助手が証言を覆すことを知らずに質問したとも思えないので
やはり狙いは、「いい加減な鑑定をした戦犯」の印象づけだろうか。(後略)
国の医療費抑制を警戒 神戸で県民フォーラム
神戸新聞 2007/05/28
http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sg/0000355051.shtml
長期の療養を必要とする患者向けの療養病床の削減など、国の医療費抑制策の影響などを考える県民フォーラム「どうなる?医療と介護」が二十七日、神戸市中央区の兵庫県医師会館で開かれ、医療・介護や行政の担当者、自民と民主の参院議員らが意見交換した。
先駆的な地域医療の取り組みで知られる鎌田實・諏訪中央病院名誉院長が基調講演。日本の医療に米国型の「自己責任」の仕組みを取り入れようとする動きを警戒し、「誰でも必要な医療を受けられる国民皆保険に、貧しかった私の家族も支えられた。どうしても守らなければならない」と訴えた。
日本の医療費が先進国中最低水準で、現場の医師が疲弊している現状にも触れ、「医療費を年二兆円増やしてほしい。その代わり、医師側も温かく、優しい医療を死にものぐるいで提供する必要がある」と話した。
シンポジウムでは、慶山充夫・神戸新聞論説副委員長らの司会で、療養病床について国が医療型を六割減、介護型を全廃しようとする計画の影響を討論。現場の担当者が「胃に直接穴を開けて栄養を取る“胃ろう”の患者など、医療が必要な患者が行き場を失っている」などと国の方針を批判した。
6月から救急搬送トリアージ=相談センター設置し試行-東京消防庁
共同通信 2007/05/28
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc&k=2007052800884
救急車に対する出動要請の急増による到着遅延を解消するため、東京消防庁は28日、6月1日から、「救急相談センター」を設置した上で、緊急性が認められる傷病者だけを搬送する「救急搬送トリアージ」の試行を開始すると明らかにした。同庁によると、全国初の取り組みという。
同センターには、医師や看護師らが24時間体制で常駐。一般の相談者が「#7119」にダイヤルすると、救急搬送が必要かどうかの判断や、応急手当てなどの医学的アドバイス、医療機関の情報が受けられる。
日本外科学会は厚労省案に反対を確認
標榜診療科名の表記問題 高久日本医学会会長も日本医学会・臨床部会で協議の意向
Japan Medicine 2007.5.28
http://megalodon.jp/?url=http://www.japan-medicine.com/news/news1.html&date=20070528155953
女医の過労自殺、四国の病院に対し賠償責任認める初判決
2007年5月28日 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070528i114.htm?from=main1
地域医療の課題は?…宮崎セミナーで医師ら討論
2007年5月28日 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukuoka/news007.htm
宮崎市・シーガイアのワールドコンベンションセンターサミットで27日開かれた第12回医療ルネサンス・セミナー「地域医療を考える~ライオン、野ウサギ、Dr.コトー」では、地域医療に携わる3人の医師が、地域医療の抱える課題について話した。
ケニアで勤務した柴田紘一郎・宮崎県立日南病院前院長は「互いの距離が近い地方だから、信頼関係を築きやすい」、長野県諏訪市で山間地医療に従事する小松道俊・諏訪豊田診療所院長は「山間部に住む人が生きていたくないと思う国は病んでいる」、鹿児島県の下甑島(鹿児島県薩摩川内市)で30年間、患者を診ている瀬戸上健二郎・下甑手打診療所長は「離島の診療所は地域作りの核で、貴重な職場でもある」などとそれぞれ話した。会場には、医療関係者ら約800人が詰めかけ、「地域医療のあり方は、地域全体で考えなければならない課題」などの声が聞かれた。
医師不足や患者負担増に危機感 大津 地域医療めぐり県民集会
京都新聞 2007年5月28日(月)
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2007052800182&genre=O1&area=S10
滋賀県医師会、県看護協会などでつくる県地域医療推進協議会が主催する「地域医療を守る県民集会」が28日、大津市内で開かれ、医療関係者ら230人が参加した。医師不足の解消や患者負担の軽減などについて意見を交わした。
趣旨説明で県医師会の三宅隆理事は、産婦人科や外科などで医師が不足している理由について、「医療ミスが警察の捜査対象になる事例が増え、患者を助けられるかもしれないのに、高度な手術をやらない医師が増えている」と指摘、医療をめぐる社会的環境の変化が、医師の負担を重くしている点を強調した。
意見表明した県薬剤師会の川端和子会長も、患者の自己負担増やベッド数削減など、政府が進める医療費抑制政策にふれ、「縮小ばかりの施策が続いており、このままでは世界に類のない日本の医療制度は崩壊する」と危機感を示した。集会では、医療の質と安全確保のための財源充実や患者の窓口負担軽減、療養用ベッド数の削減撤回などを求める決議を行った。
見えてきた死因究明制度の枠組み (←おすすめ!)
真の目的が伝わる仕掛けを
Japan Medicine 2007.5.28
http://megalodon.jp/?url=http://www.japan-medicine.com/shiten/shiten1.html&date=20070528155805
私自身は、もうなんだか美談はうんざりです。
かわらない現場への苛立ちが募ってしまいます。
お産SOS 第8部/離脱防止(2)子育て支援/勤務に配慮 意欲つなぐ
河北新報 2007/05/28
http://blog.kahoku.co.jp/osansos/2007/05/post_50.html
飯田市立病院産科料値上げ/長野
南信州新聞社 2007年5月29日
http://www.minamishinshu.co.jp/news2007/5/29n2.htm
医療過誤で2430万円支払う
中国新聞 '07/5/29
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200705290009.html
昨年10月、府中市上下町の市立府中北市民病院で手術を受けた男性が医療ミスで死亡する事故が起きていたことが28日、分かった。市は遺族側に対し慰謝料など2430万円を既に支払い、6月4日開会予定の市議会定例会で専決処分の承認を求める。市によると、死亡したのは広島県神石高原町の会社員男性=当時(70)。胆石手術を受けた際、酸素を吸入するための挿管作業に手間取るなどし、死亡したという。
保育料の滞納、厚労省が全市区町村対象に実態調査へ
2007年5月25日 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070525i104.htm
【日医総研調査】治療費の窓口負担‐患者の半数が「妥当」、国民の6割は「高い」
薬事新報 2007年05月28日
http://www.yakuji.co.jp/entry3209.html?PHPSESSID=e36e6598af31184643246539f44cc7ee
日本医師会総合政策研究機構(日医総研)は、治療費の窓口負担についての意識調査結果報告(速報)を公表した。調査では、窓口負担の水準について、患者の半数以上が「ほぼ妥当な金額」としている一方、国民の約6割は「高くなりすぎだ」と感じていることが分かった。また、国民、患者の3分の2以上が治療費の未払い問題を認知をしていると共に、半数以上が払えない人に対する配慮を求めているという結果も明らかになった。
調査は、医療機関における患者の治療費未払いが問題となりつつある中で、国民と患者の認識を把握して解決の方向性を検討する基礎資料とすることが目的。対象は国民4000人と患者3250人で、それぞれ2622人(回収率65.6%)、2891人(89.0%)の回答を得た。
調査結果を見ると、窓口負担の水準に関して「高くなりすぎだ」と回答したのは、国民で62.8%、患者では44.7%だった。これに対し、「ほぼ妥当な金額」としたのは、患者では半数を超えて54.7%、国民では36.7%だった。患者の年齢別に見ると、70歳以上の約7割が「ほぼ妥当な水準」と回答している一方で、30~40歳代では半数以上が「高くなりすぎだ」と回答していた。
未払い問題については、国民の65.5%、患者の67.4%が知っており、共に3分の2が認知していいることになる。特に40~60歳代では7割以上が認知していた。
未払い者への取り立ては、「強制的に取り立てるべき」としたのが国民(24.2%)、患者(24.4%)ともに4分の1程度であったのに対し、「払えない人には一定の配慮をし、払える人からは強制的に取り立てるべき」との回答が、国民で59.9%、患者で56.4%と半数を超えた。
未払いのまま取り立てられない治療費に関しては、現状通りに「医療機関が負担すべき」と考えている人が国民の14.1%、患者では6.3%にとどまった。「税金を投入してでも国が負担すべき」との回答が、国民で49.1%、患者で48.7%、「保険者(地方自治体、健康保険組合)が負担すべき」は、国民で36.8%、患者では45.0%だった。
また、医療機関の窓口では現金払いが中心となっているが、これが未払いの原因になっていると考えている人は国民で21.8%、患者では15.4%であったのに対して、原因ではないと考えている人は国民で62.1%、患者では48.6%となっていた。
理研がシンガポールで臨床研究、「イレッサ」有効性確認へ
2007年5月28日 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20070528i113.htm
柔道大会出場中に心臓けいれん、男性をAEDで救助…大阪
2007年5月28日 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070528i505.htm
腎臓売買公認巡り、国際シンポジウム
2007年5月28日 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20070528ik07.htm
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