本当であれば、すぐさまデータが
欲しいようなニュースです(>▽<)!!!!
ただ、産婦人科領域で子宮内膜症に使えて、
卵巣の機能に障害がないとなると、
今使いたい患者さん達のニーズとしては、
「不妊症」も絡んでいる「子宮内膜症」ということになります。
となれば、当たり前の話ですが、
「妊娠していても初期で奇形等を起こさない薬」
でなければなりません。
トラニラスト(リザベン)は今のところ「妊婦禁忌薬」です。
このあたりをきちんと詰めていただけないと、
なかなか産婦人科医としては使いづらい薬となりますが、
情報としては嬉しい情報ですo(^-^)o..。*♡
既存薬に月経困難症治療効果 熊本大が特許
熊本日日新聞 2012/1/17
http://kumanichi.com/news/local/main/20120116008.shtml
熊本大は16日、慶応大、ベンチャー企業「リンク・ジェノミクス」(東京)との共同研究で、既存の抗アレルギー薬に月経困難症の予防・治療効果があることを突き止め、特許を取得したと発表した。下腹痛や腰痛など、女性が悩まされる症状が改善され、卵巣機能に悪影響を与えないという。研究に携わったのは熊本大大学院生命科学研究部の片渕秀隆教授(産科婦人科学)と本田律生講師(同)ら。
既存の薬は、抗アレルギー薬やぜんそく治療薬として長年使われている「トラニラスト」。慶応大先端医科学研究所の佐谷秀行教授(元熊本大教授)と同社が細胞レベルの研究で、月経困難症の原因の一つ「子宮内膜症」につながる細胞の変化を抑制する効果を確認していた。
片渕教授らは2008年6月、佐谷教授らと臨床研究に着手。月経困難症の30~40歳代患者8人に6カ月間、トラニラストを投与したところ、6人に下腹部痛や腰痛の改善が見られたという。
月経困難症は生理痛ともいわれる。鎮痛剤は対症療法で、ホルモン療法も長期間の継続が難しいという。片渕教授らは「月経困難症に多くの女性が悩まされている。トラニラストは新たな治療薬として期待される。臨床試験など実用化を進めたい」と話している。
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