今日は趣味の話題をチョット。
産婦人科医というのは、
上手に暇がつぶせなければならない人種です。
というのは、忙しいときには忙しいし、
忙しくなくても何かのために
病院に詰めていなくてはならない。
それが、仕事です。
忙しくても腹が立つし、
暇すぎても腹が立つ。
という訳で、「暇な時」用に
趣味がなければ勤まりません。
そもそも当直室で完結する
趣味でなくてはならないのです。ハイ。
という訳で、「コレ俳」が出ました!!
邑書林からはこのところ立て続けに、
3本の俳句アンソロジーが出ているのですが、
なんと!販売の島田牙城氏によりますと、
「完売」
だとか。。。。
あのー、まだAMAZONにも出てませんのですが。。。
なんじゃそりゃ。。。(-_-;)。。。
奥付なんて12月23日発売のはずだけど。。。
一応、兄貴分の新撰21
超新撰21の画像もあげておきます。
AMAZONでは新撰21が売切れのようですが、
邑書林では増刷をかけるそうですので、
そのうちにまたあがってくるのではないかと思われます。
「俳コレ」!の“はじめに”をご紹介しておきます。
上田さま、怒んないでください~♪
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はじめに
●本書は、十九歳から七十七歳(刊行時)の、比較的新しい作家の作品を集めた俳句アンソロジーです。
●入集作家の選定は「週刊俳句」編集部がおこないました。総合誌、年鑑等からピックアップした数十人におよぶ作家の作品を、結社誌等に当たって検討し「この人の作品をまとまった形で読みたい」と思われた作家に、入集を依頼しました。
●掲載作品百句は、各作家自撰による二百句から七百句を元に、編集部より依頼した撰者が撰出したものです。
●作品を他撰とした理由は「その方が面白くなりそうだったから」ということに尽きます。信頼できる作家による他撰によって、最も作品本位・読者本位の価値基準による選考が実現されることを、編集部は企図しました。その委嘱にお応えいただいた各撰者には、あらためて敬意と感謝を捧げます。
●一般に、辞書、全集、選集などの前1 は、編者からの挨拶であると同時に、その刊行が公的意義を持つこと、編纂が公的意志を代行する形で行われたことを、慎ましく(あるいは勇ましく)述べる場であるようです。その例に倣うなら、ここで、俳句の豊穣あるいは危機について語るのがふさわしいのかもしれない。
●自己紹介から始めましょう。「週刊俳句」は、二〇〇七年創刊のウェブマガジンです。インターネットで、俳句について書いていた人間が集まって「週刊俳句」は始まりました。幸運にも、多くのボランティア的な協力と予想以上の読者の参加によって、活動は継続しています。私たちに存在理由があるとすれば、それは、他のすべてのメディアと同じように、人々の欲求を代行する代理人であることに、求められるでしょう。
●「週刊俳句」の場合、その欲求は、同時代の俳句に対する欲求です。俳句はどこまでも多面的であっていいし、もっと紹介されていい作家や、もっとふさわしい価値基準があるはずだ。それは、私たちが俳壇ヒエラルキーを離れ、読む側の立場から活動するうちに発見した欲求です。
●本書が、同時代の俳句の多面性を示すアンソロジーとなること。同時代の読者の潜在的欲求の中心に応える一書となること。それが、編集部として、自ら本書に課した主題です。
●書名『俳コレ』は「俳句コレクション」または「俳句のこれから」の略であり、「はい、これ」と手渡す俳句である、との意を込めました。
●同時代の俳句の魅力を伝えることは、俳句というジャンル自体の欲求を代行することかもしれません。本撰集が、まさに俳句に待ち望まれた一書であることを、私たちは、願いかつ確信しています。
「週刊俳句」編集部 上田信治
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