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(投稿:by 僻地の産科医)
本日は大淀病院判決日です!
法廷は2時から!!!
REXさまのコメントどおり、所詮地方裁判所の考えです。
上告されればそれで終わり。
でも!やはり判決は聴きたい。
判決文はしっかり読み込まねばなりません。
どのような判決を行うのか。
私たちは、患者さんの家族に、
「どうしてもの時は、どうなりますか?」
と訊かれることが多いです。
その答えは????
「最善を尽くさせていただきます」
それ以外に答えようがない。
私は裁判所に何度も足を運び、何度もカルテを読みました。
数々の分娩をこなしていたから、
「ああ、この時点でこれは疑わないだろうな」
「こんな状況で全例検査するとは思わないな」
「よくこの時点で、相手も忙しくてしんどいとわかっている
内科医を呼んだな。偉いな、私なら気兼ねする」
と思いました。
最善、というのを患者さんの家族がどの程度に受けとるのか
私にはわかりません。
でも、「国立循環器センター」の最善と、
「町立大淀病院」(一人産婦人科医師)の最善は違う。
送り先を見つけることができなかった、
それが大淀町の罪となるのか?
主治医の責任となるのか?
どれだけの病院に電話をしたのか。深夜に。
これまでもつきあいのあったDrたち
(緊急オペ中または、その合間の就寝中)にどんな顔で電話を入れたのか。
明日の判決は地裁レベルでも、
産婦人科医にとっては非常に大事な判決となると思われます。
そしてその報道の行方も、
私たちは見守っていることを忘れないでください。
裁判記録の閲覧は、いつでも、誰でも、
収入印紙と印鑑さえあればできるのですから。
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