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(投稿:by 僻地の産科医)
おはようございますo(^-^)o..。*♡
【産科医解体新書】(41)仕事の魅力だけではもう限界
MSN産経ニュース 2009年6月9日
(1)http://sankei.jp.msn.com/life/body/090609/bdy0906090806000-n1.htm
(2)http://sankei.jp.msn.com/life/body/090609/bdy0906090806000-n2.htm
前回、自宅待機時の飲酒の件を話題にしました。飲酒をした医師に診療されたくないのは当然ですが、この問題は医師の無償待機問題を除いては語れません。
奈良県で、産科医が夜間宿直や休日勤務などに対する割増賃金の支払いを求めた訴訟がありました。奈良地裁は医師の訴えを認め、計約1540万円の支払いを命じました。従来は医師自身も「仕方のないこと」とあきらめていた不払い賃金の問題で、支払いを命じる司法判断が下されたのは、僕たち医師にとっては画期的なことです。これに対して県側は、判決が宿直や休日の勤務時間すべてを割増賃金の支払い対象としたことについて、「診療を行っていない待機時間は労働時間にあたらず、実態に即していない」と控訴しました。全国的に常態化している問題ですから、この裁判を皮切りに、医師の労働環境にさらに踏み込んだ調査がなされればと思います。
長時間働けば、当然判断力は鈍ります。とはいえ、ミスが起こったとき、その責任が医師にあることに変わりありません。「長時間労働は当然。待機時に金は払わない。しかしミスは断固許さない」では、誰が産科医になるのでしょう?これまで僕たち産科医は、産婦人科という学問に対する興味や、赤ちゃんが生まれる瞬間に立ち会える仕事の面白さにひかれて、仕事を続けてきた面もあります。でも、産科医への処遇が改善されなければ、これから産科医を選択する人は減る一方だと思います。なぜなら、産婦人科以外の診療科にも魅力的なものはたくさんあるからです。
どこかの偉い先生の言葉ですが、「現在の医療レベルを保ちながら、医療費は少なくし、緊急時にはあらゆる状況に対応する」というのが国民の理想のようです。しかし、医療にお金や人を十分に投資した上で、医療に対する国民の理解が得られなければ、現在の医療レベルを維持することは困難だと思うのです。(産科医・ブロガー 田村正明)
少子化対策PT第9回:子どもの病気 親も医療現場も保育サービスも“危機”
毎日新聞 2009年6月10日
http://mainichi.jp/life/health/news/20090610mog00m100043000c.html
三木市民病院、経営健全化団体転落へ 県内初
神戸新聞 2009年6月10日
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0002004782.shtml
鹿児島県立5病院 08年度診療収益は4億円減の見込み
南日本新聞 2009年6月10日
http://www.373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=17404
公立病院、赤字減らし懸命…診療業務以外での増収策など
読売新聞 2009年6月8日
http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20090608-OYO1T00296.htm?from=top
各地の公立病院が診療業務以外での増収策や経費節減策に取り組み、赤字削減を進めている。相部屋だった病室を個室化して差額室料を徴収したり、医療費の領収書に企業広告を載せたり……。医療費抑制を目的に診療報酬のマイナス改定が相次いだのに加え、医師不足から診療を縮小する病院も多く、医業収入が大幅に落ち込んだためだ。2008年度決算からは「地方自治体財政健全化法」の施行で、病院会計の赤字が自治体破綻(はたん)を招きかねない状態で、各病院とも生き残りをかけた努力を続けている。
「患者に好評で、常に満室です」。大阪府の枚方市民病院は2人用病室(15平方メートル)からベッドを一つ運び出し、個室にした。計8室が年間1000万円前後の差額室料(1日1室5100円)を生み、貴重な病院運営費になっている。同病院の07年度の医業での収入は、03年度より9億円減り58億円にとどまった。担当者は「運営は綱渡り。『焼け石に水』として努力を怠れば、切り捨てられる」と危機感を隠さない。
鳥取県立中央病院(鳥取市)は、地方銀行に任せてきた診療報酬などの短期預金について、3金融機関に金利を競わせ始めた。以前の倍以上の0・5%を超えることもあり、金利だけで年約300万円をひねり出した。広告収入に着目したのは、香川県立中央病院(高松市)と愛媛県立中央病院(松山市)。駐車場の金網に看板を掲げたり領収書に宣伝を載せたりして、年間約50万~60万円を得ている。
涙ぐましい経費節減も。大阪府の東大阪市立総合病院は、医師詰め所(320平方メートル)内に一つだった室内灯スイッチを三つに分離。必要な個所だけ点灯し、電気代を節約する。京都府の京丹後市立弥栄(やさか)病院は、1台2億円近いMRI(磁気共鳴画像装置)を丁寧に補修し、買い替え目安の10年より4年“延命”させ、約5000万円を浮かせた。
総務省によると、07年度は全国に957ある公立病院の8割が赤字。年間20億円前後の赤字を計上する病院も多く、同年度だけで総額2006億円に上った。大阪府松原市は病院を維持すれば、病院会計の赤字で市財政が破綻しかねないとして、今年3月末、市立松原病院を閉院した。武田裕子・三重大教授(地域医療学)の話「医業で収益構造を築けるのが基本だが、自治体にとって公立病院も聖域でなくなった今、様々な経営努力が必要。ボランティアとして運営にかかわるなど、地元住民もいろいろな形での協力を模索してほしい」
「医師3人確保」実現できず陳謝 八幡浜市長
愛媛新聞 2009年6月8日
http://www.ehime-np.co.jp/news/local/20090608/news20090608608.html
医師だけの労組「全国医師ユニオン」が発足
キャリアブレイン 2009年6月8日
http://www.cabrain.net/news/article/newsId/22435.html
DPCの新係数、議論進展せず―中医協分科会
キャリアブレイン 2009年6月8日
http://www.cabrain.net/news/article/newsId/22454.html
「終末期」定義したガイドラインを公表―全日協
キャリアブレイン 2009年6月8日
http://www.cabrain.net/news/article/newsId/22452.html
銚子病院再開へ自治医大系法人と交渉 野平市長が所信表明
MSN産経ニュース 2009年6月8日
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/chiba/090608/chb0906081546001-n1.htm
初めて体外受精に成功の開業医・可世木辰夫さん死去
朝日新聞 2009年6月8日
http://www.asahi.com/obituaries/update/0608/NGY200906080010.html
ベッド数14で赤ちゃん1000人
2007年9月開業 つくばの「なないろクリニック」
/茨城
読売新聞 2009年6月10日
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ibaraki/news/20090610-OYT8T00086.htm
2007年9月、つくば市に開業した産婦人科診療所「なないろレディースクリニック」(黒田勇二院長)で8日夕、1000人目となる赤ちゃんが誕生した。ベッド数14の施設としては、かなりのハイペース。産婦人科の減少傾向が続く中、クリニックには県内全域から出産希望が相次いでおり、快適にお産のできる施設への強いニーズが浮き彫りとなっている。1000人目の赤ちゃんは、同市の照沼信枝さん(38)の次男。3人きょうだいの末っ子になる。照沼さんは生まれたばかりの我が子を抱きながら、「1000人目とは。まさかと思った」と、喜びいっぱいの様子で話した。同日深夜には1001人目も生まれた。
県がまとめた「保健医療計画」によると、県内の出生数は、最近の10年間で13%減少する一方、産科・産婦人科病院の数は、96年の48施設から、06年には36施設と4分の3に激減した。産婦人科を標榜しながら、医師やスタッフの不足で出産を受け付けない施設もあるため、出産施設の不足が深刻化しつつある。そんな中で開設した同クリニックは貴重な存在だ。
42歳の黒田院長は水戸市出身。愛媛大医学部を卒業後、都内の大病院などに勤務し、産科や不妊治療の臨床を行ってきたが、草の香りがするつくばの田園風景に魅せられ、診療所の開設を決意した。現在、黒田院長と3人の非常勤医師が診察する。個室を主体とし、木材をふんだんに使った造りの建物や出産後に祝膳(ぜん)を用意するといった快適な入院生活を追求。無痛出産や立ち会い出産など、好みのスタイルを選べるなど、「患者の希望をできるだけかなえる」という運営方式が特徴だ。
現在、出産予約は来年2月まで満杯。妊娠5週目で予約する人もおり、申し込みを断らざるを得ないケースもある。この秋にベッド数を19に増やす予定で、将来は親子で利用できる多目的ホールの建設も考えているという。課題は医師やスタッフの確保。黒田院長は「安心して出産できる場所を求める声は大きい。ハードルは高いが、目指す産科医療に共感できる人材を集めたい」と話している。
2013年度に黒字化目指す 井原市民病院改革プラン
常勤医確保や外来増図る
中国新聞 2009年6月8日
http://www.chugoku-np.co.jp/Health/An200906090294.html
井原市は8日、総務省に求められ策定した市民病院事業改革プランを市議会全員協議会で報告した。収入増や経費削減などで2013年度に単年度黒字化し、当面は今の経営形態を維持するとした。同省が検討を求めた公立病院の再編について笠岡市民、矢掛町国保、高梁市成羽を含む4病院で協議。その結果、地域の中核的病院の役割を担っているなどとして「当面の実施予定はない」と結論付けた。
井原市民病院の収支計画では、13年度の医業収益を08年度見込み比1億2900万円増の22億900万円とし400万円の純利益を確保。1日平均外来患者数を5%増の320人、病床利用率を2ポイント増の89%に高めるなど13項目の数値目標を掲げた。
具体的な取り組みでは最重要課題の常勤医師の確保▽看護師を増やし現行160床運用を180床運用へ拡大▽診療報酬の請求漏れなどの改善▽亜急性期入院医療管理料の拡大など入院収益単価アップ▽建物清掃、器機保守などの複数年契約による委託契約費の削減―などを進める。プラン作成のため実施した市民3千人へのアンケート(回収率47・8%)では、市民病院の立地や経営に関して67%が現状維持を希望、統合移転機能拡大10%、民営化6%、不要3%を引き離した。期待する役割は救急患者対応、総合的医療、産科・小児科提供の順。家族を含む市民病院利用経験者は84%だった。市民病院は10診療科、180床(一般120、療養60)、常勤医師9人の市内最大の医療施設。累積赤字は08年度見込みで9億7270万円。
脳性まひの原因分析、回避の可能性を記載
キャリアブレイン 2009年6月9日
http://www.cabrain.net/news/article/newsId/22480.html
医師確保策が不発 大阪府 定員に10人届かず
産経関西 2009年6月9日
http://www.sankei-kansai.com/2009/06/09/20090609-010844.php
武雄市民病院、急に移譲先“変更" 疑問、不安の声も
佐賀新聞 2009年6月9日
http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.1299866.article.html
病床154、医師19人に減少へ
10月開業の北秋田市民病院 津谷市長、赤字補填方針も示す
読売新聞 2009年6月9日
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20090609-OYT8T00080.htm
北秋田市は8日、10月にオープンする北秋田市民病院について、病床数を当初予定していた320床から154床に減らし、医師数を当初の31人から常勤医、非常勤医合わせて19人で開業することを決めた。医師確保の見通しが立たない中で病院建設を進めた結果、計画変更を余儀なくされた。8日に開かれた市議会全員協議会で、津谷永光市長が病院の運営方針の変更を説明した。
病院を運営する指定管理者のJA秋田厚生連に対し、岸部陞前市長は「赤字の穴埋めはしない」との考えを示していた。しかし、津谷市長は、2009年度は約3億5000万円、10年度は約3億8000万円の赤字が見込まれ、方針を一転させ、赤字を補填(ほてん)する方針を示した。また、当初は厚生連が半額を負担するとしていた建設費の企業債の利息分と減価償却費についても、全額負担することとした。
銚子市立病院、来年4月に暫定開業…新市長が方針
読売新聞 2009年6月8日
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090608-OYT1T01276.htm?from=navr
庄原市の地域医療を考える会:医師不足解消を--21日に発会式 /広島
毎日新聞 2009年6月9日
http://mainichi.jp/area/hiroshima/news/20090609ddlk34040738000c.html
生駒の新市立病院:市長、再度必要性訴え「救急医療体制を改善」--市議会委 /奈良
毎日新聞 2009年6月10日
http://mainichi.jp/area/nara/news/20090610ddlk29010558000c.html
今年度の行動計画を大筋で了承-都立病院経営委
キャリアブレイン 2009年6月9日
http://www.cabrain.net/news/article/newsId/22478.html
県立3病院 11年度までに独立法人化 コンサル料など予算案に/宮城
読売新聞 2009年6月10日
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyagi/news/20090610-OYT8T00197.htm
累積赤字が27億円に達している県立3病院について、県は9日、2011年度までの独立行政法人化を決めた。実績に応じた給与体系への改善などを通じ、医師や看護師の人材不足を解消したい考えだ。法人化の対象となるのは、がんセンター(名取市)、精神医療センター(同)、循環器・呼吸器病センター(栗原市)の3病院。県病院局は、独立行政法人に移行後、人材確保や財務体質を強化する具体策の検討を急ぐため、コンサルタント会社への委託料など1050万円を今年度補正予算案に初めて盛り込んだ。
3病院の累積赤字額の合計は、07年度決算で前年度比6億7000万円増の27億1600万円に達した。3病院では人材不足が深刻で、診療報酬が伸び悩む要因となっている。定員割れは5月時点で医師が5人、看護師9人、技術職員3人にのぼっている。
県立病院の経営については、有識者検討会が08年、「独立行政法人化が望ましい」と提言。県病院局は「他の自治体の成果を慎重に見極める必要がある」として法人化の時期などを検討していた。大阪府や山形県では公立病院が法人化され、人材確保の面で一定の成果が上がったという。
県立病院改革:県議会で知事答弁、改革断行を表明 「より具体的に示す」 /三重
毎日新聞 2009年6月10日
http://mainichi.jp/area/mie/news/20090610ddlk24010176000c.html
【DPC分科会】日病薬がDPC病院の薬剤師病棟業務を調査
薬事日報 2009年6月10日
http://www.yakuji.co.jp/entry12999.html
NHO栃木病院、地域医療支援病院の承認へ
下野新聞 2009年6月10日
http://www.shimotsuke.co.jp/town/life/medical/news/20090610/158757
臓器移植法
しんぶん赤旗 2009年6月10日
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik09/2009-06-10/2009061002_02_1.html
福岡市、PFI事業変更に疑惑浮上
データ・マックス 2009年6月10日
http://www.data-max.co.jp/2009/06/pfi_2.html
医師不足の打開で英知結集 大船渡合同庁舎で懇談会
東海新報 2009年6月10日
http://www.tohkaishimpo.com/scripts/index_main.cgi?mode=kiji_zoom&cd=nws4682
壱岐市民病院の指定管理者に大学病院 「公設民営」の改革構想は県内初
長崎新聞 2009年6月9日
http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20090609/02.shtml
氷見市 富大附属病院に協力要請
北日本放送 2009年6月9日
http://www2.knb.ne.jp/news/20090609_20253.htm
人工透析、9月にも再開 三田市民病院
神戸新聞 2009年6月10日
http://www.kobe-np.co.jp/news/hanshin/0002005493.shtml
終末期医療で患者の意思尊重
徳島新聞 2009年6月8日
http://www.topics.or.jp/worldNews/worldScience/2009/06/2009060801000737.html
終末期医療で患者の意思尊重 全日本病院協会が指針
47NEWS 2009年6月8日
http://www.47news.jp/CN/200906/CN2009060801000737.html
【臓器移植】(中)脳死は人の死か…議論再燃
MSN産経ニュース 2009年6月7日
(1)http://sankei.jp.msn.com/life/body/090607/bdy0906072349003-n1.htm
(2)http://sankei.jp.msn.com/life/body/090607/bdy0906072349003-n2.htm
(3)http://sankei.jp.msn.com/life/body/090607/bdy0906072349003-n3.htm
介護保険と要介護認定について提言-認知症の人と家族の会
キャリアブレイン 2009年6月8日
http://www.cabrain.net/news/article/newsId/22451.html
公営企業の会計基準見直し 民間並みへ、年内に報告書
47NEWS 2009年6月8日
http://www.47news.jp/CN/200906/CN2009060801000584.html
小児科診察、午前0時以降も対応 来年度にも京都市急病診療所
京都新聞 2009年6月10日
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009061000047&genre=A2&area=K00
原爆症国上告断念 待たされすぎた 原告ら笑顔なし
読売新聞 2009年6月10日
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hiroshima/news/20090609-OYT8T01127.htm
専門医を県に呼び込め hp開設し病院の研修情報提供/静岡
中日新聞 2009年6月10日
http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20090610/CK2009061002000190.html
「妊娠中から殺意」供述 新生児殺害の母親 8年求刑
読売新聞 2009年6月10日
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/news/20090610-OYT8T00048.htm
青森市金沢のアパートで昨年12月、新生児の遺体が相次いで見つかった事件で、殺人と死体遺棄の罪に問われた母親の住所不定、無職能登谷純代被告(39)の初公判が9日、青森地裁(小川賢司裁判長)で開かれ、能登谷被告は起訴事実を認めた。検察側は懲役8年を求刑し、弁護側は量刑の軽減を求め、即日結審した。判決は10日。起訴状によると、能登谷被告は2006年9月7日頃、当時住んでいた青森市金沢のアパートの室内で、生後数日の女児の顔を胸におしつけて窒息死させ、遺体を室内に遺棄したとされる。
能登谷被告は被告人質問で、交際相手の家族に結婚を反対されている中で女児を身ごもったことを明かし、「妊娠したと分かれば別れ話になると思った」と供述。さらに、前の夫との離婚がもとで生活費など借金約500万円を抱えていたといい、「中絶するお金もなく、1人で子供を育てるのも無理だと思った」と、殺害動機を説明した。また、能登谷被告は女児以前に、別の男性2人との間に生まれた新生児3人の殺害(不起訴)も認め、「3人の子供に手をかけていたので、(女児の)妊娠が分かった時から殺害する気持ちだった」と計画的に殺害に及んだことを明かした。
ただ、この女児だけは病院で出産し、授乳などの面倒をみていたことに対し、「世話しているうちにかわいく思い、殺すのに抵抗があった」とも供述。生前と殺害直後の女児の写真を携帯電話のカメラで撮影していたことに触れ、「生きていたということを残したかった」と涙をぬぐった。そして殺害時の心境について「ごめんなさいと思いながらやった。謝っても謝りきれない」と振り返った。
検察側は論告で、「妊娠から別れ話になることを恐れ、殺害した。動機は身勝手で酌むべき事情はない」と指弾。弁護側は最終弁論で、「再犯のおそれはなく、余罪についても素直に認めるなど、深く反省している」と量刑の軽減を主張した。
損賠提訴:裾野の男児、O157で後遺症 「措置不適切」 県など相手に /静岡
毎日新聞 2009年6月10日
http://mainichi.jp/area/shizuoka/news/20090610ddlk22040253000c.html
裾野市内で06年、当時3歳の男児が腸管出血性大腸菌(O157)の感染で後遺症が残ったのは適切な措置が取られなかったためだとして、この男児と両親が、県や医療法人、学校法人を相手取り、計約9575万円の損害賠償を求める訴えを地裁沼津支部に起こしたことが9日、わかった。
訴状によると、男児は06年6月、O157に感染。診察を受けた病院の担当医の誤診と不適切な投薬で、症状が重くなり後遺症が残ったと指摘。通園していた幼稚園についても健康に配慮すべき注意義務に違反したとしたほか、県東部保健所も感染症の拡大を予防すべき法的義務に違反したとしている。県医療健康局疾病対策室は「訴状は受け取ったが、対応は協議中だ」とコメントした。
損賠訴訟:腹部大動脈瘤破裂で男性死亡 遺族が阿波病院医師らを提訴 /徳島
毎日新聞 2009年6月9日
http://mainichi.jp/area/tokushima/news/20090609ddlk36040696000c.html
胃腸炎と診断された4日後、腹部大動脈瘤(りゅう)破裂で死亡したとして阿波市の男性(当時70代後半)の遺族3人が県厚生農業協同組合連合会(徳島市北佐古一番町)と同連合会が経営する阿波病院(阿波市市場町市場)の医師2人を相手取り、約5300万円の損害賠償を求める訴訟を徳島地裁に起こしていることが8日わかった。
訴状によると、男性は08年5月29日夜、腹痛や吐き気などの症状を訴え、翌30日に同病院を受診し「胃腸炎」と診断された。31日に体調を崩し同病院に運ばれ、別の医師が「脱水症」と診断。6月1日に退院したが、2日朝、不調のため再度診察を受け、腹部大動脈瘤であることが判明、午後に亡くなった。その後、病院側に診察経過を文書で回答するよう求めたが、提出期限を一方的に変更されたり、原告らの記憶と違う部分が多かったとしている。原告側は「医師として求められる注意義務を怠り、適切な治療が受けられなかった」「死亡に至る経過を誠実に説明する法的義務に違反」などと主張する。
同連合会の松浦一総務部長は「救命を果たせず残念。遺族に哀悼の意を表します」としながら、「阿波病院の診察に過失があったとは考えていない」と争う姿勢を示した。
提訴:乳房誤切除の女性、慰謝料求め岡山済生会総合病院を /岡山
◇07年検体取り違える
毎日新聞 2009年6月10日
http://mainichi.jp/area/okayama/news/20090609ddlk33040769000c.html
岡山済生会総合病院(北区伊福町)で07年9月、組織検査で他人の検体と取り違えたため乳がんと誤診され、手術で左乳房を切除された県内の40代女性が、同病院を相手取り慰謝料など計4400万円の賠償を求めて岡山地裁に提訴していたことが8日、分かった。
5月12日付訴状などによると、女性は07年7月、乳がん検診を受診。翌8月に組織検査とMRI検査で乳がんと診断され、医師から手術内容の説明を受けた。9月12日に左乳房を切除したが、術後の病理検査で乳がんではなく、本来は手術の必要がない乳腺症だったことが判明した。原告側は「組織検査の際、他人の検体と取り違えにより、誤った病理検査がなされた。切除により、後遺症も残った」などと訴えている。
病院側の代理人弁護士は「女性と話し合いを重ね、術後の医療費を無償にするなど誠意をもって対応してきた。突然の提訴であり、請求額は病院側の謝罪や対応に対して過剰だ」としている。
提訴:「血液検査怠り死亡」 男性遺族、3417万円求め病院側を /新潟
毎日新聞 2009年6月9日
http://mainichi.jp/area/niigata/news/20090609ddlk15040131000c.html
肝機能障害を起こす可能性のある抗てんかん剤を服用していた新潟市西蒲区の男性(当時58歳)が劇症肝炎で死亡したのは病院側が必要な血液検査を怠ったためなどとして、男性の遺族が、白根緑ケ丘病院(新潟市南区)を運営する敬成会(同)を相手取り総額約3417万円の損害賠償請求訴訟を新潟地裁に提訴した。訴状によると、男性はてんかん発作を起こした07年11月中旬から白根緑ケ丘病院への通院を始め、抗てんかん剤の服用を開始。08年7月には別のてんかん剤の服用も始めたものの、同年10月1日の血液検査で肝機能の悪化が判明。3日に別の病院へ転院させたが劇症肝炎で死亡した。
原告側は「てんかん剤は肝機能障害を引き起こす可能性があり、同剤の添付文書にもあるように服用の際には定期的な血液検査をすべきだった」などとして不法行為に基づく損害賠償請求を主張している。被告側は「理事長が不在でコメントできない」としている。
春日井市民病院:医療ミスで和解金支払いへ 動脈瘤見落とし4300万円 /愛知
毎日新聞 2009年6月9日
http://mainichi.jp/area/aichi/news/20090609ddlk23040307000c.html
医療紛争 対話で防止/仲介役の学術集会「体制の整備を」
沖縄タイムス 2009年6月8日
http://www.okinawatimes.co.jp/news/2009-06-08-M_1-026-1_003.html?PSID=6498d5e14086a9ee2be677585a2ea10f
出生率アップ 人口減少は止まらない
信濃毎日新聞 2009年6月8日
http://www.shinmai.co.jp/news/20090608/KT090605ETI090012000022.htm
子育てと仕事、両立支援不十分
山形新聞 2009年6月8日
http://yamagata-np.jp/news/200906/08/kj_2009060800148.php
週刊医学界新聞 第2833号 2009年06月
http://www.igaku-shoin.co.jp/paperTop.do
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