(関連目次)→新型インフルエンザについても集めてみましたo(^-^)o
(投稿:by 僻地の産科医)
とりあえず訳してみました (-_-;)。。。
はぁひぃ・・・。つっこむなよ?つっこむなよ???
お願いだから。久しぶりの休日なんだし。お願いね。
Weekly epidemiological record
WHO 22 may 2009,
http://www.who.int/wer/2009/wer8421.pdf
新型インフルエンザA(H1N1)ウイルス感染症: メキシコと他国の感染国からの臨床症状;2009年5月
2009年5月20日の時点で、新型インフルエンザA(H1N1)ウイルス感染の10 243の確認事例(80例の死亡を含む)が41の国からのWHOに報告されました。これらのケースの大部分は北アメリカ( メキシコ;5469例、米国;3734例、カナダ;496例)から来ていました。致死例(74)の大部分がメキシコから報告されました(表1)。 この記事は、新型インフルエンザA(H1N1)ウイルスで感染の臨床の特徴をまとめて臨床の初期管理のWHOガイダンスを示し
臨床的症状
新型インフルエンザA(H1N1)ウイルス感染によって引起される症状の特徴ですが、熱がなく軽微な上気道症状から厳しい致命的な肺炎までの幅があり、多くのケースが単純で、典型的なインフルエンザ様疾患にかかって、自然に回復するように見えます。最も多い症状がせき、熱、咽喉炎、不快感、および頭痛です(表2)。6人の今も生きている入院患者のうち、1人は熱がありませんでした。
消化器症状(吐き気、嘔吐、and/or 下痢)は合衆国の最大38%の外来患者に起こりました。
入院患者
合衆国とカナダの確認事例のうち約2-5%、およびメキシコの6%は入院治療を要しました。メキシコでの注意のために急性の呼吸器症状を示し治療を要した患者の中で、新型インフルエンザA(H1N1)ウイルス感染は13%陽性でした。(約1/5で、季節のインフルエンザにかかっていた)そのうち約10%は入院を必要とし、そのうちの1/3は機械的人工換気を必要としました。およそ合衆国入院患者の半分、およびデータ信頼性のあるメキシコの45人(46%)の致死例のうち21人(表2)には、基礎疾患がありました。妊娠、喘息、他の肺疾患、糖尿病、病的肥満、自己免疫性異状、免疫抑制療法関連、神経障害、および心血管疾患などです。新型インフルエンザA(H1N1)ウイルス感染のあった合衆国の20人の妊婦さんのうち、3人が入院を必要とし、ひとりは亡くなりました。この患者は、症状開始13日後に抗ウィルス療法を始めました。カリフォルニアの入院患者30人の患者の中で、64%は基礎症状を持っていました。また5人の妊娠女性のうちの2人は合併症を起こし、自然流産と前期破水を起こしました。
メキシコの45人の致死例のうち、54%がかかる前には元気だった人々で、歳は20-59歳がほとんどでした(表1)。一人は34週妊娠女性。子供とティーンエイジャーでは、大人達よりいろいろな理由で低かったです(表1)。急速に進行する呼吸器症状が、致命的なケースや病状が厳しいケースでの原因になりました。メキシコでの致死症例45人では、病気発症から入院までの時間が6日間(1からの20日)でした。対する合衆国の入院までの期間は4日間です。致死例での顕著な症状は熱、息切れ、筋肉痛、激しい不快感、心拍数の増加、頻呼吸、低酸素飽和度、低血圧、およびチアノーゼなどでした。数人の患者が、到着すぐに病院で心肺停止しました。下痢で入院した場合は珍しいです。
メキシコでは、急速進行性の急性呼吸窮迫症候群(ARDS)や腎不全または多臓器不全と同じくらいの確率でひどい肺炎、胸部X線検査での浸潤性陰影やまれに多病巣性の浸潤影がみられました。(致死例の24%)。症状発現からの死ぬまでの日にちは平均10日間(2~33日)でした。カリフォルニアでの入院例では、肺炎について検査された25人中15人(60%)に画像的変化が認められ、10例では多発性浸潤影があり、 4例 (13%)は機械的人工換気を必要としました。
入院患者では白血球増加症と白血球減少症の両方が認められました。メキシコでは、多くの入院患者がlymphopenia、高アミノ酸転移酵素、高乳酸脱水素酵素を示し(16例の致死例中100%)と、まれに高クレアチニンリン酸化酵素を示しました。入院患者の半分がおそらく横紋筋融解とミオグロビンのために腎不全を示しました。しかし低血圧、脱水、および低酸素血症は別の原因かもしれません。急性心筋炎は何人かの患者で疑われましたが、脳炎はこれまで言われていません。
微生物学および病理学
わずかな患者しか細菌感染に関する証拠がありませんが、蓄膿症の例(壊死性肺炎、バクテリアのコイン状陰影、および機械換気に関連した肺炎)では起こっていました。何人かは入院前に抗生物質治療を受けました。メキシコでは、細菌によるコイン性陰影は3例の致死例に見られました。21例の病状が厳しいまたは致死的だったコイン状陰影でモリキュラーバイオロジー的検索が行われ、2例(Streptococcus pneumoniaeとアデノウィルスと)が確認されました。メキシコからの初期の検死報告では、病理的にウイルス性肺炎に次いだARDSと一致していました。びまん性肺胞障害、peribronchiolar、血管周囲のリンパ球浸潤、可塑性気管変化、および閉塞性細気管支炎など。2つの症例で筋生検から、筋壊死が示されました。
新型インフルエンザA(H1N1)ウイルスのWHOの初期ガイダンス
信用可能な臨床情報に拠っています。WHOは新型インフルエンザA(H1N1)ウイルスで臨床管理への次のアプローチにについてアドバイスできます。
軽症
必要に応じて症状に応じた対症療法(例えば、パラセタモール、吸入薬)を提供するべきです。 Reye症候群のリスクのため、子供とヤングアダルトでサリチル酸(アスピリンやアスピリンを含む製品などの)を使用するべきではありません。抗ウイルス薬が早期には効果があり、リスクのある患者(併発症か妊娠の場合)には早めに投与されるべきです。新型インフルエンザA(H1N1)ウイルスは、ノイラミニダーゼ阻害剤(オセルタミビル、zanamivir)に影響されやすいのですが、M2イオンチャンネル阻害剤(アマンタジン、rimantadine)に抵抗性があります。 家での適切な感染コントロール(エチケット、手の衛生、および自然換気をせきこんで吐き出す)は実行されるべきです。
入院患者
オセルタミビルが効果があり、抗ウィルス薬投与特に進行性の病状やウイルス感染によって引き起こされた肺炎で推薦されます。激しい新型インフルエンザA(H1N1)関連の肺炎における調査結果は人間の鳥インフルエンザA(H5N1)ウイルス感染で注意したものと同様です。詳しい報告が集まるまでは、鳥インフルエンザA(H5N1)ウイルス感染の臨床管理指針を使ってください。
呼吸補助
管理の基本は、酸素補給か機械的人工換気ですし、酸欠の早期発見と治療です。機械的換気補助は、低肺換気容量、ARDSのための低圧肺に対して保護的に行われるべきです。
抗生剤
肺炎が起こっているとき、一般的に、抗生物質による処理は、院外感染性肺炎推薦に従うべきです。抗生物質の選択は国のレベルにおける国ごとの二次感染頻度、耐性のパターン、および薬の有用性に関して地域データに基づくべきです。いくつかの地域では、季節のインフルエンザと前回のインフルエンザパンデミックで、二次黄色ブドウ球菌感染に関連して、メチシリン耐性菌が引き起こされました。
抗ウィルス薬治療
抗ウィルス療法についてはまだ定かではありませんが、重病か肺炎の経口オセルタミビルは有益であるかもしれません。新型インフルエンザA(H1N1)ウイルス感染入院患者では、抗ウィルス療法の開始への遅れが転帰不良の患者の重要な要素としてありそうです。メキシコの27致死例では、抗ウィルス性の開始療法までの時間は8日間(1日からの26日)でした。
コルチコステロイド
副腎皮質ホルモンの日常的な使用は新型インフルエンザA(H1N1)関連の肺炎の患者で避けられるです。そして、副腎皮質ホルモンについての利益はメキシコからの臨床医師からは報告されませんでした。高容量corticosterioidsの使用はSARS(重症急性呼吸器症候群)と他の呼吸のウイルス性の感染で、鳥インフルエンザA(H5N1)病における死亡率の増加と同様に重大な副作用とウイルス複製が増加することに対して証拠が示されています。
Editorial note
新型インフルエンザA(H1N1)ウイルス感染によって引き起こされた病気の臨床傾向は、特に感染力が被害を受け易い国で起こるときどんどんひどくなるかもしれません。栄養不良とか、HIVや他の併発症などの慢性の感染症地域は特に被害を受け易いかもしれません。予測不能なためこのガイダンスは暫定的であると考えられるべきです。適切なウィルス学的研究による将来の、そして、系統的な研究が、より包括的に必要でしょう。
血清学的採血が、マイルドなまたは臨臨床的な感染の実際と病気パターンに影響を与える病気における先在免疫の決定の測定するのに必要です。病状が厳しいとか合併症とかの病気のためのリスクファクターの定義は不完全です。喫煙とことによると大気汚染が研究などそのようなものも必要とします。また、高度(メキシコシティー 2200m以上など)の低酸素障害の影響は、検証されていません。上下気道のウイルス量や感染者に与える影響は、定義される必要があります。 季節のインフルエンザと比べて胃腸症状がどうやらより高い頻度ですが、ウイルスが胃腸管を感染させるかどうかと、おう吐が感染しているかもしれないかどうか評価する指標と広げるか更なる研究を必要とします。
新型インフルエンザA(H1N1)ウイルス感染の臨床初期管理の指導はWHOウェブサイトから利用可能です。最新情報はWeekly Epidemiological Recordで発表されます。
Acknowledgement
WHO thanks colleagues from the following institutions in Mexico for their response and contributions to this challenging situation. Secretary of Health Promotion and Prevention, Ministry of Health (Secretaría de Salud, México, http://portal.salud.gob.mx); Directorate General of Epidemiology, Ministry of Health (Dirección General Adjunta de Epidemiología, http://www.dgepi.salud.gob.mx); National Institutes for Epidemiological Reference and Diagnostics (Institutos de Diagnóstico y Referencia Epidemiológicos; http://www.cenavece.salud.gob.mx/indre/); National Commission of Medical Arbitrage (Comisión Nacional de Arbitraje Médico, http://www.conamed.gob.mx/); National Institute for Respiratory Diseases (Instituto Nacional de Enfermedades Respiratorias, http://www.iner.salud.gob.mx); General Hospital of Mexico (Hospital general de Mexico, http://www.hospitalgeneral.salud.gob.mx); Salvador Zubirán National Institute for Medical Sciences and Nutrition (Instituto Nacional de Ciencias Médicas y Nutrición Salvador Zubirán (INCMNSZ, INNSZ), http://www.innsz.mx); and colleagues throughout the health-care community for their professional and rapid response to this challenging situation.
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