(関連目次)→新型インフルエンザについても集めてみましたo(^-^)o
(投稿:by 僻地の産科医)
一応、
間違っている可能性がかなり高い(-_-;)。たぶんね。
という意識でお読みください。
医師の方々は原文を参照してください。
通りすがりの公衆衛生医先生ありがとうございますo(^-^)o ..。*♡
なお現在の状況です。(国立感染症センター)
WHO発表の確定例 (日本時間 2009年5月12日 午後3時現在)
http://idsc.nih.go.jp/disease/swine_influenza/case2009/090513case.html
2009年5月13日 11時 更新
http://idsc.nih.go.jp/disease/swine_influenza/index.html
WHOなどによると、2009年5月13日午前10時00分(日本時間)現在、世界中で30カ国において5,000例以上の新型インフルエンザ(Swine-origin influenza A/H1N1)感染の確定例が報告されており、内訳はアメリカ合衆国2,600例(アメリカCDCによれば3,009例)、メキシコ2,059 例、カナダ330例(カナダ政府によれば358例)などである。死亡例はメキシコ56例、アメリカ3例、カナダ・コスタリカ各1例の計61例である。日本では、5月8日にカナダから帰国した日本人4名が入国前(3名)および停留中(1名)に新型インフルエンザA(H1N1)感染確定と診断されている。
Novel Influenza A (H1N1) Virus Infections in Three Pregnant Women — United States, April–May 2009
MMWR Dispatch Vol. 58 / May 12, 2009
http://www.cdc.gov/mmwr/pdf/wk/mm58d0512.pdf
CDCは、2009年4月15日と17日に始めて、合衆国の新型インフルエンザA(H1N1)ウイルスを伴う呼吸器感染症を認識しました。季節性インフルエンザと前回のパンデミックから、妊娠女性はインフルエンザ感染症に関連する合併症が増加する因子としてハイリスクだと認識されています。母体のインフルエンザウイルス感染のリスクに加え、発熱に伴う胎児の奇形や早産もあります。新型インフルエンザA(H1N1)ウイルスへの感染の予後追跡に、CDCは新型ウイルスに感染した妊娠女性の監視を開始しました。 5月10日の時点で、合計20(15の確認事例と5つの疑い例)の新型A(H1N1)ウイルス妊娠合併感染がアメリカ国内で報告されました。
データ信憑性のある13人の女性(7つの州)の、年齢の中央値は26歳(15歳から39歳)でした。3人が入院し、 1人が死亡しました。このレポートは妊娠女性の3症例の新型インフルエンザA(H1N1)ウイルス感染の予後の詳細に報告します。
確認されたか、あるいは疑いの新型インフルエンザA(H1N1)ウイルス感染を伴う女性は5日間に関する抗ウイルス薬治療を受けるべきです。オセルタミビルは妊娠している女性に関する望ましい治療法です、そして、投薬は可能であれば症状発現の48時間以内に着手されるべきです。新型インフルエンザA(H1N1)感染の人、あるいは疑いの人に密に接触している妊娠している女性は、ザナミビルかオセルタミビルで10日間の予防的化学療法を受けるべきです。
Case Reports
Patient A.
4月15日に、33歳の35週妊婦が産婦人科で、筋肉痛、空咳、および微熱の1日間の症状があってインフルエンザ感染について調べられました。 彼女は比較的良い健康状態であり、妊婦用ビタミン剤以外は特に内服していませんでした。彼女には、乾癬とマイルドな喘息の経歴があったとはいえ。
患者は、最近にはメキシコに旅行していませんでした。 診療所の迅速インフルエンザ診断試験は、陽性でした。
4月19日に、彼女は地域の救急科で悪化している息切れ、熱、および喀痰を伴う咳で検査を受け、SpO2約80%と1分あたり約30回の呼吸数で重度の呼吸困難と診断を受けました。胸部X線検査は両側性浸潤性陰影(←?bilateral nodular infiltrates)。 患者は、挿管が必要と判断され、人工呼吸管理となりました。 同日緊急帝王切開施行、出生後のアプガースコアは4(1分後)/6(5分後)、女児。 児は、健康であり、家に帰されました。
4月21日に、患者は、急性呼吸窮迫症候群(ARDS)に発展し、4月28日にオセルタミビルを投与開始となりました。 同時に広域抗生物質を投与され、人工呼吸器管理は続きました。
患者は、5月4日に死亡しました。
4月25日に、患者Aから採取された鼻咽頭標本からは、San Antonio Metro Health Laboratoryにて、rRT-PCRでインフルエンザAチェーンを確認しました。新型インフルエンザA(H1N1)ウイルステストが決定的でなかったところでVirus Surveillance and Diagnostic Branch Laboratory, Influenza Division, CDCに標本を転送しました。2度目の検査は4月30日CDCで行われました。
Patient B.
35歳、32週妊娠、4月20日に地域救急科で息切れ(1日間)、熱、せき、下痢、頭痛、筋肉痛、咽喉炎、および吸気時の胸痛でかかりました。熱(101.6°F38.7℃)、心拍数128、1分あたりの呼吸回数22回、および酸素飽和度は97%でした。胸部X線検査は正常でした。 迅速インフルエンザ診断試験は陰性でした。 患者は、非経口の非ステロイド系の抗炎症薬療法、アセトアミノフェン、および吸入アルブテロールを受けて、帰宅しました。
翌日、産科医兼婦人科医にかかり、鼻咽頭ぬぐい検体がrRT-PCRテストのために採取され送られました。患者は抗生物質、嘔吐を抑制する薬物療法、アセトアミノフェン、および吸入副腎皮質ホルモンを受け取りました。 患者は完全に回復し妊娠は継続しています。
患者Bは、救急科にかかる3日前にメキシコにいました。 メキシコと合衆国にいる数人の親族が、最近インフルエンザ様疾患にかかって続いていて、そして、彼女の姉妹は肺炎で前の週に入院していました。
4月21日に集められた患者Bからの標本で新型インフルエンザA(H1N1)ウイルスへの感染を確認しました。(Naval Health Research Laboratory in San DiegoとCDC)
Patient C.
29歳23週妊婦。
4月29日に1日間の持続的なせき、咽喉炎、寒気、主観的な熱、および体の弱りを主訴として、妊娠経過をみえていた家族医診療所にかかりました。患者は、喘息の経歴を持っていましたが、どんな喘息薬物療法も取っていませんでした。 伝えられるところによれば、10歳の彼女の息子は、彼女の兆候開始の前週に同様の症状がありました。7歳の息子は、その日のうちに彼の母親として病気になって、彼女に診療所に一緒に行きました。 診療所では年下のほうの息子が、かなり咳をしていて、職員からマスクをつけるように頼まれました。 患者Cからの鼻咽頭ぬぐい検体は診療所の迅速インフルエンザ診断で陽性でした。
オセルタミビルが女性に処方されました。(同日内服を始めました)。 彼女は合併症なく、通常妊娠が続いています。
患者Cは、最近、メキシコに旅行していませんでした。 7歳の息子も、オセルタミビルが4月29日に処方されましたが、インフルエンザかどうか検査されませんでした。
また、患者Cを検査した医師も妊娠していました(13週間の妊娠)。医師は、オセルタミビルで予防的化学療法を始めて、無症候性のままでした。
4月29日に患者Cから集められた鼻咽頭ぬぐい検体は、新型インフルエンザの陽性を確認されました。(Washington State Public Health LaboratoryとCDC)
Reported by: V Fonseca, MD, M Davis, R Wing, MD, Texas Dept of State Health Svcs. P Kriner, MPH, K Lopez, MD, Imperial County Public Health Dept; PJ Blair, PhD, D Faix, MD, Naval Health Research Center, San Diego, California. G Goldbaum, MD, H Bruce, MPH, M Nelson, MD, Snohomish County Health District; AA Marfin, MD, Washington State Dept of Health. DJ Jamieson, MD, K MacFarlane, Div of Reproductive Health, National Center for Chronic Disease Prevention and Health Promotion; SA Rasmussen, MD, MA Honein, PhD, Div
of Birth Defects and Developmental Disabilities, National Center on Birth Defects and Developmental Disabilities; L Finelli, DrPH, T Uyeki, MD, D Gross, DVM, A Fiore, MD, Influenza Div, National Center for Immunization and Respiratory Diseases; SJ Olsen, PhD, National Center for Preparedness, Detection, and Control of Infectious Diseases; DL Swerdlow, MD, EJ Barzilay, MD, M Menon, MD, CE O’Reilly, PhD, National Center for Zoonotic, Vector-Borne, and Enteric Diseases; N Dharan, MD, MK Patel, MD, EIS officers, CDC.
( ↓ 続きます(>▽<)!!!! 考察です)
アメリカからの新型インフルエンザ合併妊娠の3例報告o(^-^)o ..。*♡ (その2・完)
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ある産婦人科医のひとりごと 2009/05/12
http://tyama7.blog.ocn.ne.jp/obgyn/2009/05/post_d6f6-3.html
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