(関連目次)→新型インフルエンザについても集めてみましたo(^-^)o
(投稿:by 僻地の産科医)
下の続きです(>▽<)!!!!
アメリカからの新型インフルエンザ合併妊娠の3例報告o(^-^)o ..。*♡
へんな訳ですが、誰かがコレ読みながら、
うーっ!!!なんじゃこの訳はっ(怒)!!!
と自分で読むキッカケになってくれるように祈ります(涙)。
自分で勝手に理解しているならともかく、
日本語訳はつっこまれかねないので悲しいです。しくしくりん。
Novel Influenza A (H1N1) Virus Infections in Three Pregnant Women — United States, April–May 2009
MMWR Dispatch Vol. 58 / May 12, 2009
http://www.cdc.gov/mmwr/pdf/wk/mm58d0512.pdf
Editorial Note:
このレポートは妊娠女性の3症例の新インフルエンザA(H1N1)ウイルス感染に関する予後の詳細を報告しています。 感染のこれらのケースと他の妊娠女性の追加情報は州保健局からのレポートに基づくCDCによって共に報告されています。
このレポートで3人の妊娠女性が皆、初めは、感染について非妊婦女性の臨床の兆候と同様の急性呼吸器疾患と熱の症状を持っていました。1人の患者(患者A)が、ARDSにまでなって、死にました。 新型インフルエンザA(H1N1)ウイルス感染を伴う非妊娠患者の最も頻繁に報告されている症状は、熱と、せきと、咽喉炎です。
判断するにはデータが不十分ですが、季節性インフルエンザや過去のパンでミックで最も高いリスクも考えると、新型インフルエンザA(H1N1)ウイルス感染でも妊娠していない女性と比べて、一般に、妊娠女性がインフルエンザ合併症と死亡率が高そうです。合併症リスクは妊娠中に起こる数回の心臓血管及び、呼吸器そして免疫システムにおける生理的変化に関連されると考えられます。喘息などの基礎疾患をもっている妊娠女性はインフルエンザ関連の合併症に特に高いリスクです。妊娠していることは新型インフルエンザ合併症増加のリスクなので、産婦人科学会の予防接種実施状況報告委員会は、不活発にされたインフルエンザ・ワクチンを受けることを勧めています。新型インフルエンザA(H1N1)ウイルスは、ノイラミニダーゼ阻害剤抗ウイルス薬のオセルタミビル、およびザナミビルに感受性があります。
季節性インフルエンザにおけるプラセボとの比較によるランダマイズスタディで、オセルタミビルなどの薬物療法は症状開始の48時間以内に始められるなら、インフルエンザの症状の厳しさと持続時間を短縮し、入院患者の死亡率を減少させることが示されています。さらに、オセルタミビルとザナミビルは病気への暴露直後に投与されるなら季節のインフルエンザを予防効果がかなりあります。妊娠中の使用について、これらの薬物療法の安全は少ししか有効性なものがありません。 しかしながら、胎児へのどんな危険性も、インフルエンザ合併症のために妊娠中にこれら限られた情報と知られている危険を考える場合、おそらくこの新しいウイルスに関するインフルエンザ抗ウイルス薬治療の期待される利益より危険性のほうが軽いです。
こうして、CDCの仮のガイダンスでは、確認されたか、疑い新型インフルエンザA(H1N1)ウイルス感染の妊娠女性が5日間に関する抗ウイルス薬治療を受けるべきであるとしています。
ザナミビルもまた、妊婦に使用可能ですが、オセルタミビルの方が全身的に吸収されることからより望ましいです。 理論上はより高い全身的な吸収が呼吸器系以外の部分(胎盤など)でのウイルス量をより効果的に抑制すると考えられ、母-児間の伝播に対するより良い防御を提供すると考えられます。
非妊婦人々にとっての推薦と同様で、オセルタミビル処方はできるだけ早く開始されるべきです、理想的には症状開始の48時間以内に。さらに、確認、または疑いの新型インフルエンザA(H1N1)ウイルス感染で入院している妊娠女性は、症状開始以来48時間が経過しているとしてもオセルタミビルを投与されるべきです。投薬開始はできるだけ早くです。 さらに、母の体温が上がった状態が胎児と新生児の様々な不利な結果に関連しているので、妊娠している女性でアセトアミノフェンで熱を治療することが重要です。
他の病気で治療が提供されている妊婦を含む、全ての妊婦さんでは、患者が熱や呼吸器疾患の症状ために初期に連絡してきたら、その機関でインフルエンザ検査するべきです。そしてそのような患者は即座に隔離されて、評価されるべきです。外来診療の場面や分娩室では、患者やそれに同伴して来るであろう友人家族をハンドリングする手順を確立し実行するべきである。確認、あるいは疑いの感染患者に密に接触している妊娠女性には、ザナミビルかオセルタミビルで予防的投与10日を処方すべきです。
妊娠中の患者の予防的化学療法において、最も良い抗インフルエンザ薬物療法は決定していません。 ザナミビルには、体内吸収が限られているといういいところがあるかもしれませんが、せきか激しい鼻づまりなどの呼吸の症状で吸入が阻害され有用性を制限するかもしれません。
患者Cを診察した妊娠医師は、暴露直後に予防的化学療法を始めました。
重症合併症が増加するリスクのため、新型インフルエンザA(H1N1)ウイルスoutbreakは特に妊娠女性にとって問題です。妊娠女性への仮のガイダンスは http://www.cdc.gov/h1n1flu/clinician_pregnant.htm で参照可能です。新型インフルエンザA(H1N1)ウイルスに関する追加情報は http://www.cdc.gov/h1n1flu で参照可能です。 臨床医は妊娠女性の新型インフルエンザA(H1N1)ウイルス感染に関するケースを州、地域の健康部またはCDCに報告するべきです。
Acknowledgments
The findings in this report are based, in part, on contributions by S Munday, MD, M Rios, MD, Imperial County Public Health Dept; P Kammerer, MD, C Myers, PhD, and T Hawksworth, Naval Health Research Center, San Diego, California.
References
1. Novel Swine-Origin Influenza A (H1N1) Virus Investigation Team. Emergence of a novel swine-origin influenza A (H1N1) virus in humans. N Engl J Med 2009;361. [E-pub ahead of print].
2. Dodds L, McNeil SA, Fell DB, et al. Impact of influenza exposure on rates of hospital admissions and physician visits because of respiratory illness among pregnant women. CMAJ 2007;176:463–8.
3. Neuzil KM, Reed GW, Mitchel EF, Simonsen L, Griffin MR. Impact of influenza on acute cardiopulmonary hospitalizations in pregnant women. Am J Epidemiol 1998;148:1094–102.
4. Freeman DW, Barno A. Deaths from Asian influenza associated with pregnancy. Am J Obstet Gynecol 1959;78:1172–5.
5. Harris JW. Influenza occurring in pregnant women. JAMA 1919;72:
978–80.
6. Rasmussen SA, Jamieson DJ, Bresee JS. Pandemic influenza and pregnant women. Emerg Infect Dis 2008;14:95–100.
7. Jamieson DJ, Theiler RN, Rasmussen SA. Emerging infections and pregnancy. Emerg Infect Dis 2006;12:1638–43.
8. CDC. Prevention and control of influenza: recommendations of the Advisory Committee on Immunization Practices (ACIP), 2008. MMWR 2008;57(No. RR-7).
9. Freund B, Gravenstein S, Elliott M, Miller I. Zanamivir: a review of clinical safety. Drug Saf 1999;21:267–81.
10. Ward P, Small I, Smith J, Suter P, Dutkowski R. Oseltamivir (Tamiflu) and its potential for use in the event of an influenza pandemic. J Antimicrob Chemother 2005;55(Suppl 1):i5–21.
お。。終わった。。。 orz。。。
こんな感じでどうでしょう?
>>Although zanamivir can be used in pregnancy, oseltamivir is preferred for treatment of pregnant women because of its systemic absorption. Theoretically, higher systemic absorption might suppress influenza viral loads more effectively in sites other than the respiratory system (e.g., placenta) and might provide better protection against mother-child transmission.
【拙訳】
ザナミビルもまた、妊婦に使用可能ですが、オセルタミビルの方が全身的に吸収されることからより望ましいです。 理論上はより高い全身的な吸収が呼吸器系以外の部分(胎盤など)でのウイルス量をより効果的に抑制すると考えられ、母-児間の伝播に対するより良い防御を提供すると考えられます。
>>Outpatient clinical settings and labor and delivery units should develop and implement procedures for handling patients with respiratory illness and friends or family members who might accompany them.
【拙訳】
外来診療の場面や、従業員や配送(物流の搬入)の部門では、呼吸器疾病の在る患者やそれに同伴して来るであろう友人家族を誘導する手順を確立し実行すべきです。
投稿情報: taieki | 2009年5 月13日 (水) 19:53
あ” 大間違いしてます(汗
文脈からは、labor and delivery unitは陣痛及び出産ユニットなんで、これって分娩室ですよね。
なので
【拙訳】
外来診療の場面や分娩室では、患者やそれに同伴して来るであろう友人家族をハンドリングする手順を確立し実行するべきである。
と訂正します。
投稿情報: taieki | 2009年5 月13日 (水) 19:57
ありがとうございますo(^-^)o ..。*♡
なんだかとってもお得な気分です。
いただきましてそのまま直します!!
わぁいっ!!!
投稿情報: 僻地の産科医 | 2009年5 月13日 (水) 21:44
日本語化お疲れ様です(^^;
>Although zanamivir can be used in pregnancy, oseltamivir is preferred for treatment of pregnant women because of its systemic absorption.
吸収が悪く、気道粘膜細胞に直接作用するザナミビルと違い、オセルタミビルは、肝臓で加水分解を受けてはじめて活性体になるプロドラッグです。なので、呼吸器以外の標的部位(例えば胎盤)でのウイルス量(viral load)抑制作用ではザナミビルよりもオセルタミビルの方が理論上期待できるし、母体から胎児へのウイルス感染阻止にも有効そうだ…と。
でも、それは妊娠女性本人のインフルエンザ感染の疑いが濃厚な場合の話であって、接触歴あり(=化学予防の適応)というだけなら、むしろ吸収が悪いザナミビルの方が(胎児への影響を回避できそうに思われる分)好ましいのかな…みたいな話ではないかと。
labor and delivery unitsについては、既にtaieki先生の指摘がありますね。
投稿情報: 通りすがりの公衆衛生医 | 2009年5 月13日 (水) 21:46
いやぁ。。。
もう専門外の方から、
「labor and delivery unitは陣痛及び出産ユニット」
の指摘を受けるだけでもうガックリデス(;;)。あうーん。
産婦人科論文読んでいる時には
普通に訳せてる気がするのに。
。。。きっと気がするだけなんです。たぶん。
(だって本当に日本語化してないんだもん!
ちゃんと読んでないんですねぇ。)
labor
delivery
しくしくしくしく。
ご協力ありがとうございます(>▽<)!!!
投稿情報: 僻地の産科医 | 2009年5 月13日 (水) 22:10