(関連目次)→新型インフルエンザについても集めてみましたo(^-^)o
(投稿:by 僻地の産科医)
米10人目の死者は
50代女性で、持病もち(持病って何?)
だそうです。
ニューヨークタイムズ電子版がニュースソースの様子。
アメリカでは感染が治まりつつあるという
楽観的な見方もあるなか、
ニューヨークでは再び報告数が
増え始めているとの報告もあります。
いままでの死亡例です(メキシコ以外)
【アメリカ死亡例】
50代女性 「持病を持っていた」
13歳男性 「持病を持っていた」
44歳男性 (合併症等の詳細情報不明)
55歳男性 通風
30代女性 肺疾患
30代男性 (合併症についての記載はフォローできず)
30歳男性 心臓に基礎疾患
33歳女性 妊娠 喘息合併(こちらに詳細)
重篤な先天奇形あり 1歳
【コスタリカ死亡例】
53歳男性 糖尿病
【カナダ死亡例】
30代女性 基礎疾患が別にあった人
(メキシコ死亡年齢分布はこちらの表1参照してください)
新型インフル、季節性より若者の感染多数 1カ月の分析
朝日新聞 2009年5月25日
http://www.asahi.com/special/09015/TKY200905250003.html
新型の豚インフルエンザの広がりがメキシコと米国で確認されてから、24日で1カ月。世界保健機関(WHO)の最新集計(日本時間23日午後3時現在)で、感染者は45カ国・地域に拡大し、1万2022人で、うち死者は86人。この間、専門家らの分析も進み、感染力や症状の実像が明らかになってきた。
どこまで感染が広がるのか。国立感染症研究所などのチームは、「物差し」となる1人の患者から感染する人数を示す「基本再生産数(R0(ゼロ))」の調査を進めている。ウイルスの特徴、人の免疫や動きなどから推計する。同じウイルスでも一定ではなく、地域や時期で変わる。1以上のときは感染が広がり、1未満になると流行が終わる。WHOなどが米科学誌サイエンス(電子版)に発表した論文では、メキシコの4月末時点でのR0は「1.4~1.6」。専門家は「素早く感染者を見つけないと、短い期間で感染者はどんどん増殖するレベル」と指摘する。
普通の季節性インフルのR0は平均で1より少し高い程度といわれる。新型インフルの日本での数値はわかっていないが、メキシコと同程度かやや高いとみる専門家もいる。浦島充佳・東京慈恵会医科大准教授(公衆衛生学)は「日本で多い高校生の患者を分析すれば、メキシコより高い可能性もある」とみている。授業や部活動で接触機会が多いからだ。 R0は行動を制限して感染者との接触を減らしたり、ワクチンで免疫を持つ人を増やしたりすれば低くできる。稲葉寿・東京大准教授(数理人口学)は「手洗い、マスク、人込みをさけるなどでも、ある程度抑えられる」と話す。
一方、若年者ほど感染したり、症状が重くなったりしやすいことがわかってきた。
メキシコでは約3700人の感染者のうち、0~9歳が最も多く1046人、10~19歳は943人、20~29歳が754人。亡くなった74人では、20代が最多の21人。20歳未満も10人いた。60歳以上は4人しかいない。お年寄りが重症になりやすい季節性インフルと様相が違う。米疾病対策センター(CDC)がカリフォルニア州で入院した30人を分析したら、4割にあたる13人が19歳以下だった。このうち5人は、もともとの健康状態には特に問題はなかった。全米の感染者約6500人のうち、5~24歳が6割以上を占め、65歳以上は1%ほどしかいなかった。
WHOの感染症地域アドバイザーだった東北大の押谷仁教授は新型について「『弱毒』だから何もしなくていい、そんなウイルスでは決してない」と訴えている。
「8割」38度以上の熱 特有症状 下痢は「1割」 新型インフル
産経関西 2009年5月25日
http://www.sankei-kansai.com/2009/05/25/20090525-010237.php
県内の感染、高校生は減少傾向に 新型インフル
神戸新聞 2009年5月25日
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0001951042.shtml
兵庫県内で確認された新型インフルエンザ感染者のうち、学校や部活動などで集団感染したとみられる高校生の人数が次第に減っている。学校の一斉休校措置が、集団感染の拡大防止に一定の効果を挙げたとみられる。一方で、高校生以外の感染は散発的に発生。学校も大半が二十五日に授業を再開するため、引き続き警戒が必要だ。
兵庫県、神戸市などの発表によると、県内では二十五日午前零時現在、計百七十八人の感染が確認され、うち高校生(高専生を含む)は百二十五人(70%)に上る。
日別の感染者数では、最初に確認された十六日の八人は全員が高校生。これまでのピークとなった十八日は五十二人のうち四十人を占めた。その後、高校生は減少傾向が続き、二十三日はゼロ、二十四日も二人にとどまっている。高校生のうち五人以上の感染者が判明している六校(県立兵庫、県立神戸、六甲、関西大倉、神戸村野工、神戸高専)でも、同様に減少している。
一方、高校生以外の感染者数は日によって増減があり、一定の傾向は見いだしにくい。高校生の家族や教諭ら関連性が判明した人を除けば、十八日の十一人から十九日に三人に減ったが、二十日には九人に。二十一日は一人だったが、二十二日には再び九人に増えた。集団感染ではない散発的なケースは続いている。
国内の感染者 345人に
NHK 2009年5月25日
http://www3.nhk.or.jp/news/t10013192561000.html
国内で確認された新型インフルエンザの感染者は、これまで345人に上っています。25日は、大阪府内で新たに2人の女性の感染が確認されましたが、いずれも症状は落ち着いていて自宅で療養しているということです。
25日は、大阪府内で、新たに大阪市の24歳の女性と八尾市の21歳の女子大学生の2人が、新型インフルエンザに感染していることが確認されました。このうち、大阪市の女性は、23日に新型インフルエンザと確認された男性の知り合いで、簡易検査では陰性でしたが、遺伝子検査で感染が確認されました。2人は、いずれも症状は落ち着いていて、自宅で療養しているということです。これまでの感染者の内訳は、兵庫県で178人、大阪府で151人、東京都で3人、京都府と滋賀県、埼玉県でそれぞれ2人、神奈川県で1人、成田空港の検疫で6人となっています。厚生労働省などによりますと、感染者の中には重症の人はおらず、ほとんどがすでに回復したか、回復に向かっているということです。
空港検疫で6人目、新型インフル感染を確認
日テレNEWS24 2009年5月25日
http://www.ntv.co.jp/news/136109.html
確認減るも高校生以外に広がり 新型インフル1週間
朝日新聞 2009年5月24日
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200905240027.html
新型の豚インフルエンザの感染者は、神戸市で国内感染が初めて確認されてから1週間となる23日の午後11時現在で、7都府県の338人に増えた。感染確認数は減る傾向にあるものの、感染者が暮らす地域や、高校生中心だった年齢層は拡散しつつある。専門家は、糖尿病や妊娠と重なって症状が重くなりがちな人への広がりを警戒している。 自治体が確認した感染者は、17、18、20日は全国で70人台にのぼったが、21~23日は20人台になった。「拡大が落ち着きをみせている」(橋下徹・大阪府知事)、「高校生の感染は収まってくると思う」(井戸敏三・兵庫県知事)と、感染者の多い両府県のトップは休校などの措置が効いて沈静化しつつあるとの見方を示している。
ただ、高校生ら全体の8割以上を占める10代以外でも感染が確認されるようになり、感染者の年齢は1~69歳に広がっている。地域別でも、23日に新たに兵庫県赤穂市や埼玉県久喜市で確認されるなど、7都府県の42市区町に広がりをみせている。また、2人以上が感染した家庭が少なくとも13例出るなど、当初の高校中心から、家庭内で感染が広がっている傾向もみえる。アルバイト先で感染したとみられるケースも出てきた。京都市の小5男児(10)のように、別の感染者とのつながりがわからない事例も増えている。こうしたことや、25日から兵庫県と大阪府で大半の学校が再開されることから、厚生労働省の担当者は23日、「依然として予断を許さない状況だ」と話した。
関西の自治体は住民に警戒を呼びかけつつ、日常に戻す方針だ。兵庫県では23日、小中高校で休校が解除された。橋下知事は同日、「都市機能を回復させる」と宣言、イベントの自粛要請などを解く。神戸市は、感染拡大防止のため一時休止していた乳幼児健診や予防接種、がん検診などの保健事業を再開する(ポリオ予防接種は29日まで休止)。
感染者1万2482人に 新型インフル、死者92人
47NEWS 2009年5月25日
http://www.47news.jp/CN/200905/CN2009052401000324.html
各国の発表などによると、新型インフルエンザの累計感染者数は日本時間24日午後6時半現在、47カ国・地域で計1万2486人となった。死者はメキシコと米国、カナダ、コスタリカの4カ国で計92人。クウェートで初めて感染が確認されたほか、フィリピンや中国で新たに確認された。
NY市内で2人目の新型インフルエンザ死者
CNN Japan 2009年5月25日
http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200905250005.html
米ニューヨーク市保健局は24日、新型インフルエンザ感染による市内で2人目の死者が出たことを明らかにした。
新たに死亡したのは市内に住む50代の女性で、持病があったとされる。市内で1人目の死者はクイーンズ地区の中学校の教頭(55)だった。米疾病対策センター(CDC)は国内の新型インフルエンザによる死者を9人としているが、ニューヨーク市の2人目の死者は含まれていない。
【新型インフル】南米各国で感染者増
MSN産経ニュース 2009年5月25日
http://sankei.jp.msn.com/world/america/090525/amr0905250955004-n1.htm
新型インフル:ソウル・江南のオフィステルで集団感染
朝鮮日報 2009年5月25日
(上)http://www.chosunonline.com/news/20090525000030
(下)http://www.chosunonline.com/news/20090525000031
国立感染症研など、新型インフルどこでも30分判定へ
日本経済新聞 2009年5月25日
http://health.nikkei.co.jp/news/top/index.cfm?i=2009052403018h1
国立感染症研究所や国立国際医療センター、理化学研究所、東京大学医科学研究所が協力して、新型インフルエンザの迅速診断やウイルスのまん延防止に向けた研究に乗り出す。政府は科学技術振興調整費から約1億5000万円を助成する。どこの医療機関でも最短30分程度で感染を判定できる診断技術を今冬を目標に開発する。
ウイルスの遺伝子検査は、現在の方法だと感染の有無を判定するまでに数時間かかる。検疫などで実施している簡易検査並みのスピードで確定診断できるようにする。
コメント