(関連目次)→新型インフルエンザについても集めてみましたo(^-^)o
(投稿:by 僻地の産科医)
新型インフル、新たな感染は減少 休校明けの警戒継続
日本経済新聞 2009年5月23日
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20090524AT1G2301Y23052009.html
豚インフルエンザから変異した新型インフルエンザの国内発症が初めて確認されてから23日で1週間が過ぎた。患者は同日で検疫段階の5人を含め338人に達したが、新たな患者確認は20日をピークに減少傾向が続く。「休校の影響ではないか」とみられる。ただ兵庫、大阪の2府県から7都府県に感染は拡大しており、休校明けでさらに広まらないよう注意が必要だ。
水際対策の検疫ではなく、国内で新型インフルエンザに初めて感染が確認されたのは16日。神戸市の県立高校3年の男子生徒(17)で、同日中に同じ高校で2人、クラブ活動で交流があった同市の別の県立高校の生徒5人の計8人の感染が確認された。翌17日にはこの2つの県立高校の生徒以外で、大阪府茨木市の私立高校に通う生徒を中心に感染確認が相次ぎ、53人に達した。18日以降も兵庫、大阪2府県で感染者が確認され、20日には77人と最多に。その後は21日が27人、22日は20人、23日は26人と20人台が続いた。
新型インフル、減少傾向…厚労省見解 「休校、一定の効果」
読売新聞 2009年5月24日
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20090524-OYT8T00203.htm
新型インフルエンザA(H1N1)の流行状況-更新8
国立感染症研究所 感染症情報センター 2009年5月23日
http://idsc.nih.go.jp/disease/swine_influenza/2009idsc/09idsc8-1.html
WHOによると、2009年5月22日午前6時00分(世界標準時)現在、確定症例は世界42カ国から11,168例が報告されており、86例の死亡が報告されている。地域内伝播(疫学的リンクの切れた人-人感染)に関しては5月22日現在、メキシコ、米国の二カ国において確認されており、北米以外では地域内感染伝播はないと報告されている。ただし、100例を越えて確定例の報告のある国は、一覧表にあるように、日本を含め、カナダ、英国、スペインと4カ国に上っており、パナマは73例となっている。これらは、各国におけるサーベイランスの状況、軽症例における受診行動やサーベイランスにおける把握状況、あるいはその国の対策の方針にも依存するため、その国内地域ごとの状況を評価するのは容易ではない。
日本国内では、本日正午の時点で、316例の確定例が報告されている(厚生労働省確認分)が、報告数は時間と共に変化している。発生が確認されている都府県は、兵庫県、大阪府、京都府、神奈川県、滋賀県、東京都であるが、それぞれの地域によって感染伝播の状況は異なる。また、現在の日本の交通状況を考えれば、早晩他の地域に伝播していくことは避けられない。一方、今後北半球は夏に向かって徐々に気温が上昇するが、1957年のアジアインフルエンザの経験をみれば、気温が高いことによって必ずしも流行が抑制されるとは限らない。もちろん、7月に日本に侵入が確認された、1968年の香港インフルエンザは、夏期にはほとんど広がっていない。これらのことを考えると、現状では、状況の把握を的確に行い、国民に情報提供していくことが必要不可欠だと考えられる。
現在、国内では、一例の確定例もでていない地域、渡航者からの散発例の出ている地域、地域内での感染で散発例、あるいは集団発生のでている地域、より広範な感染伝播が疑われる地域が存在する。また、現在国内では依然として季節性インフルエンザの流行が、地域によって種々のレベルでみられている。日本の新型インフルエンザ対応行動計画によれば、日本における新型インフルエンザの発生段階は、
1)第一段階
2)第二段階(国内発生初早期)
3)第三段階(感染拡大期、蔓延期、回復期)
4)第四段階(小康期)および再燃期
に分類されており、これらは地域的に異なることが想定されるため、地域単位(都道府県レベル)で決定するものとされている。地域で限られた資源を有効に活用するためにも、その流行段階に応じて、状況の把握を行うための方法(サーベイランス)を弾力的に運用する必要がある。
ロシア、日本を渡航自粛国に追加 新型インフル感染者増で
47NEWS 2009年5月24日
http://www.47news.jp/CN/200905/CN2009052401000098.html
新型インフル:待ちわびた保育再開…日常生活へ 神戸
毎日新聞 2009年5月24日
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20090524k0000m040117000c.html
検査機器の不具合で確認遅れ 新型インフル 滋賀で2例目
京都新聞 2009年5月23日
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009052300187&genre=A2&area=S00
京都市、休校拡大せず 新型インフル2例目で
京都新聞 2009年5月23日
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009052300188&genre=A2&area=K00
赤穂でも感染、週末も相談窓口で対応 新型インフル
神戸新聞 2009年5月24日
http://www.kobe-np.co.jp/news/seiban/0001947951.shtml
【新型インフル】関西大倉の学校再開は6月以降
MSN産経ニュース 2009年5月23日
http://sankei.jp.msn.com/life/education/090523/edc0905232150000-n1.htm
新型インフル国内感染7都府県338人に
日刊スポーツ 2009年5月24日
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp1-20090524-498060.html
【新型インフル】 重症化防ぐには? 基礎疾患あれば警戒を
MSN産経ニュース 2009年5月23日
(1)http://sankei.jp.msn.com/life/body/090523/bdy0905232320015-n1.htm
(2)http://sankei.jp.msn.com/life/body/090523/bdy0905232320015-n2.htm
毒性が「季節性並み」であることが強調されている新型インフルエンザ。過剰な反応は必要ないが、油断は禁物だ。専門家は「糖尿病や喘息(ぜんそく)など基礎疾患がある人を中心に重症化することもある」と警戒を呼びかけている。また、妊婦の場合、症状が重くなるという報告もある。どのような人が、どのような点に気をつけたらいいのかをまとめた。
【妊産婦】
米国では、新型に感染疑いのある妊婦が、治療薬の投与を受けずに出産後、死亡したことが明らかになっている。日本産科婦人科学会も、妊産婦への注意などをホームページ(http://www.jsog.or.jp/)で公表している。
学会では、感染が疑われる場合には、医師と相談の上で、抗ウイルス薬のタミフルやリレンザを服用することを推奨している。米疾病対策センター(CDC)によると、これらの薬の妊婦や赤ちゃんへの副作用報告はない。薬を服用しながらの授乳も問題はないとしている。
同学会の周産期委員会副委員長で北里大医学部産婦人科の海野信也教授は「妊娠中はウイルスを排除する免疫機能が低下する。母体が高熱になると、胎児も苦しいので、高熱が最も心配だ。抗ウイルス薬を処方されたら心配せずにのんでほしい」と話す。
【透析患者】
腎機能低下に伴い免疫力も低くなっているため、透析患者の死因では「感染症」が2位を占めるという。1日おきの透析で外出が避けられないうえ、狭い空間で複数の患者が同時に透析を受けるため、院内集団感染のリスクも抱える。日本透析医学会と日本透析医会は、感染者と非感染者が透析を受ける場所を隔離したり、時間をずらすといった措置を講じることを会員医師らに求めている。
日本透析医学会の感染調査小委員会委員長で河北総合病院透析センターの篠田俊雄センター長は「発熱した場合には、かかりつけの医師に電話で相談することなどが大切。地域に感染が蔓延(まんえん)する前段階なら、隔離された状態で透析ができる施設を紹介してもらう必要がある」と話している。
【糖尿病・呼吸器疾患】
慢性腎不全の原因のひとつである糖尿病患者も重症化が指摘されている。ただ「血糖値がコントロールされ、合併症がひどくなければ、それほど心配はない」(篠田センター長)といい、日常から適切な治療を受けることが重要だ。
「呼吸器の病気」がある人も高齢者を中心に重症化する恐れがある。日本医大呼吸ケアクリニックの木田厚瑞(こうずい)所長によると、
(1)気管支喘息 (2)慢性閉塞(へいそく)性肺疾患(COPD)
(3)肺結核後遺症 (4)気管支拡張症 (5)慢性間質性肺炎
-など呼吸器の持病を持つ高齢者の場合、特にリスクが高い。中でもCOPDは国内に700万人近くの患者がいると推定されている。感染した場合、気管支表面の粘膜が広い範囲で傷つき、肺炎球菌やブドウ球菌など別の細菌が入り込んで、2次感染を引き起こす可能性があるといい、肺炎にいたることもある。木田所長は「病気で肺機能が低下しているところに新型感染で呼吸困難が強まり、重症の低酸素血症を招く危険性がある。その結果、多臓器不全に陥ることもある」と指摘。「肺炎球菌ワクチンを接種するなど予防に取り組んでほしい」と呼びかけている。
妊娠中の女性にマスク無料配布 新型インフル予防 渋谷区があすから
東京新聞 2009年5月24日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20090524/CK2009052402000050.html
新型インフルで盛岡の男性 神戸で感染 現在は療養中/岩手
読売新聞 2009年5月24日
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/news/20090523-OYT8T00970.htm
盛岡市在住の無職男性(23)が、訪問先の神戸市内で新型インフルエンザに感染していたことがわかった。男性は同市内の知人宅で療養中で、症状は快方に向かっているという。
神戸市地域保健課によると、男性は14日、知人に会うために神戸市を訪れ、17日に発熱。だるさや下痢などの症状が続いたため、19日に遺伝子検査(PCR検査)を行ったところ、新型インフルエンザの感染が確認された。22日夜に連絡を受けた盛岡市保健所は「回復して盛岡に戻ってくれば、県内感染につながる可能性はない」としている。
インフルQ&A
読売新聞 2009年5月24日
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kagoshima/news/20090523-OYT8T00896.htm
新型インフル 院内感染対策進む 妊婦らの重症化警戒
河北新報 2009年5月24日
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/05/20090524t13027.htm
糖尿病など慢性疾患患者や妊婦の新型インフルエンザ感染防止対策に、仙台市内の病院が取り組んでいる。糖尿病患者らは重症になる可能性があり、国は注意を喚起している。ウイルスを院内に持ち込まないよう、各病院は見舞客らに働き掛けを強めている。仙台社会保険病院(青葉区)は、見舞客に面会を控えることを求める紙を中央玄関と入退院出入り口に張り出した。入院患者約350人の大半が糖尿病や高血圧、腎臓病などの慢性疾患がある。腎臓内科もあり、透析患者も通う。庶務課は「国内で人から人に感染している状況なので、渡航歴を問わず外部の人には出入りを極力避けてもらうことにした」と説明する。
糖尿病の患者がインフルエンザにかかると、血糖値が上がり、糖尿病の症状が強く出る可能性がある。免疫の働きが弱いのでせきや熱が長引きやすい。高血圧・糖尿病科の金沢雅之主任部長は「基本の手洗いうがいを徹底し、人込みには行かないなどの予防策が大切だ」と話す。
年間1000件以上の出産を扱う東北公済病院(青葉区)は、発熱やせきの症状がある妊婦を別室で診察する態勢を整えた。重い症状が出た妊婦がいつでも入院できるよう隔離ベッド6床も確保した。25日からは、妊婦や授乳中の女性の注意点をまとめたプリントを産婦人科受付に置く。上原茂樹・産婦人科長は「妊婦にも抗ウイルス薬を投与できる。症状は季節性インフルエンザと同様と考えられ、神経質にならなくてもいいが、感染予防には気をつけてほしい」と呼び掛けている。
「途上国での大流行警戒にシフト」WHO・フクダ氏
朝日新聞 2009年5月24日
http://www.asahi.com/international/update/0523/TKY200905230050.html
新型インフル、WHOが治療指針
読売新聞 2009年5月24日
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20090524-OYT8T00190.htm
世界の感染者1万2462人に 死者92人
47NEWS 2009年5月24日
http://www.47news.jp/CN/200905/CN2009052301001017.html
各国の発表などによると、新型インフルエンザの累計感染者数は日本時間24日午前1時現在、46カ国・地域で計1万2462人となった。死者はメキシコ、米国、カナダ、コスタリカの4カ国で計92人。香港やオーストラリアなどで新たに感染が確認された。
新型インフル:簡易検査の4割陰性 国立感染研が分析
毎日新聞 2009年5月24日
http://mainichi.jp/select/science/news/20090524k0000e040025000c.html
新型インフルエンザに感染した大阪府茨木市の関西大倉中・高と同府八尾市立小の患者計69人について、国立感染症研究所が分析結果をまとめた。遺伝子検査前の簡易検査での陽性反応は発症翌日が88%だったが、発症当日と3日目はともに57%だった。感染研は「簡易検査で陰性でも新型インフル感染を否定することはできない」としている。神戸で確認された高校生ら43人についての感染研の分析は20日に政府が発表しているが、大阪分の分析内容が明らかになったのは初めて。
分析対象の69人は19日までに感染が確定された患者。簡易検査についてはこのうち、小学生5人と入院した関西大倉関係者18人の計23人を調べた。発症翌日に検査を受けた8人のうち7人が陽性だったが、発症当日と3日目に簡易検査を受けた計14人のうち陽性は8人だった。
一方、69人のうち多くは突然の高熱が出たが、せきなどの急性の呼吸器症状や嘔吐(おうと)を訴えた数日後に38度以上の高熱を発症した例もあった。感染研は「症例数が少ないため、さらに多くの患者の検討が必要」としている。また、感染研は感染ルートに絡み、関西大倉は学年ごとに校舎が分かれているが食堂が中・高共通で、スクールバスも満員状態で運行されていたことを指摘した。
簡易検査すり抜け3割
読売新聞 2009年5月24日
http://osaka.yomiuri.co.jp/tokusyu/influenza/if90524a.htm?from=tokusyu
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