(関連目次)→新型インフルエンザについても集めてみましたo(^-^)o
(投稿:by 僻地の産科医)
米の3人目の死亡者は、男性30歳 心臓に基礎疾患ですo(^-^)o ..。*♡
しかし若い方の死亡者が多いです。。。。
コスタリカの死亡者の方は糖尿病合併の53歳男性だったようです。
たしかに基礎疾患を持っている方がハイリスクです。
下記に診断の流れを追加しました!
(八木先生ありがとうございますo(^-^)o。)
しかしこの診断の手順ですが、
CDCが新型インフルエンザの特徴として、
季節性インフルエンザとの違いを強調した
消化器症状について言及がないのが気になります。
カナダ帰り日本発症例の方々も体温はあまり高くなく、
気持ち悪いとか下痢を症状として仰っていたようですし。
「25%の患者は下痢を伴い、25%には嘔吐がありました。」
25% of patients had diarrhea, and 25% had vomiting.
「約38%のケースは嘔吐か下痢がありました。」
symptoms similar to those of seasonal influenza (cough, sore throat, rhinorrhea, headache, and myalgia), but approximately 38% of cases have also involved vomiting or diarrhea, neither of which is typical of seasonal influenza.
↓こちらの論文です。
Emergence of a Novel Swine-Origin Influenza A (H1N1) Virus in Humans
Novel Swine-Origin Influenza A (H1N1) Virus Investigation Team
http://content.nejm.org/cgi/content/full/NEJMoa09
だから、これなんて大丈夫か?とか思うのですが。(成田の子達もカナダで一度否定されてるとかいないとか)
豚インフルエンザ 「都内で校医をしていましたが、アメリカ研修帰りの生徒が11名発熱しているので診察に行きました。結果はシロでしたが校医は辞めました」→文科省と厚労省は学校の「新型インフルエンザ隠蔽」による周囲への感染拡大の危険を阻止するよう、早急に全国の教育機関に指示を 折しも大学や専門学校は実習シーズン
天漢日乗 2009-05-10
http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2009/05/11-d199.html
新型インフルエンザA(H1N1)の流行状況-更新4
2009年5月9日 国立感染症研究所 感染症情報センター
http://idsc.nih.go.jp/disease/swine_influenza/2009idsc/09idsc4.html
(抜粋)
わが国における状況
5月9日午前9時までの状況として、前日8日にカナダ(オンタリオ州)から米国(デトロイト)経由で帰国した大阪の高校生男性2名・40代男性教師1名が、迅速検査でインフルエンザA型陽性となった。本日にかけて国立感染症研究所において行われた検査において、新型インフルエンザ(swH1)陽性となり、新型インフルエンザ感染が確定した。これまでのところ、症状は発熱・咳である。現時点で、学校関係者33名・乗客14名・乗務員2名に10日間の停留対応が検討されているところである。
9日午前10時現在で、感染症発生動向調査に関連して疑い症例調査支援システムに入力された情報では、新型インフルエンザ疑似症の報告は、誤入力1例を除き、全部で13例であった。結果については約半数が未入力であるが、疑似症については最新の1例を除くすべての例で、いずれも地方衛生研究所あるいは国立感染症研究所において新型インフルエンザは否定されたとの情報を得ている。なお、このシステムへは、検疫所からの情報は含まれない。今回の成田空港における確定例以前には、全国の検疫所から、これまでにインフルエンザ迅速検査の対象となった者のうち、4例の検体が国立感染症研究所に持ち込まれていたが、新型インフルエンザウイルスは検出されていなかった。
今回の検疫での検知によって、少なくともこれらの例から国内拡大を防ぐあるいは時間を稼げることができたことは、新型インフルエンザの防疫対応として、検疫の有用性を示すものである。しかしながら、今後(無症候性感染者を含め)各国で患者数が増加し、地域における感染伝播が拡大し、国際間における伝播のリスクがますまず増大すると、同様な検疫体制の維持には、かかる膨大な努力に比して、得られる効果がますます小さくなることが懸念される。また、ウイルスの病原性が季節性インフルエンザと同等に近いであろうと評価される点にも注意が必要である。すなわち、国内で季節性インフルエンザと混在する形で新型インフルエンザウイルスの小流行や伝播が発生していても、現在の検疫に重きを置いた体制では検出されないリスクがある。さらに、国内において鑑別の第一段階に汎用されているインフルエンザ迅速検査については、103~5pfu/mL以上のウイルス感染力価が必要と考えられており、ウイルス分離あるいはRT-PCR法に比して、1000倍以上のウイルス量が必要とされている。また、咽頭ぬぐい液の使用ができないキットもあり、病初期には、陰性になる場合も多い。検体の採取方法や採取時期にも、十分な注意が必要である。米国CDCは、迅速検査について新型インフルエンザウイルスに対する指標としての情報が十分では無いことを指摘している。1回のみの迅速診断でスクリーニングとせざるを得ない現在の検疫体制、および発症の1日前から感染性を有すると思われる臨床経過上、検疫時に診断不可能な新型インフルエンザ感染患者が生じることは避けられない。一方、国内では各地方衛生研究所における検査体制が整備され、医療機関の受け入れ体制、治療薬の確認等も急速に進みつつあるところである。以上により、今回の検疫における対応を評価すると共に、特に国内の地域における発生に備えて、新型インフルエンザへの対応を徐々に国内体制の強化にシフトさせるべきであると考えられる。日常診療における新型インフルエンザを含む季節性インフルエンザ対応としての診療・検査体制の強化、重症者の対応などを検討すべき時期に差し掛かっている、と考えられる。
米の大部分に新型インフルまん延 季節性も増加と保健当局
47news 2009/05/10
http://www.47news.jp/CN/200905/CN2009051001000302.html
【ワシントン10日共同】米保健当局は9日、国内での新型インフルエンザの感染確認が2200人を超えるなど急拡大していることを明らかにし「数値自体は全く低すぎる見積もりだ」と、国内の大部分に新型ウイルスがまん延しているとの見方を示した。一方で、季節性インフルエンザの確認も増えているという。
米国では4月23日に7人の感染が初めて確認されて以来、感染者が右肩上がりで増え、ほとんどの州に広がった。5月7日以降は1日の増加が600人を超えている。
米疾病対策センター(CDC)によると、ウイルスの検査キットが州政府に行き渡り検査が容易になったという事情はあるが、新規発症者も多い。CDCにも連日300-400件の検査依頼がある。メキシコ渡航歴のない人が9割を占めることから2次、3次感染が続いているとみられ「衰える気配はない」としている。感染力や症状は今のところ、季節性インフルエンザと同程度だという。
通常なら流行シーズンは4月に終わるが、CDCのシュケット博士は9日の記者会見で、新型への懸念が広がりインフルエンザの症状が出ると医者に駆け込む人が多い点を指摘。Aソ連型やA香港型も新型と同じような割合で確認されているとした。
新型インフル、感染者国・地域30に 米で3人目の死者
日本経済新聞 2009年5月10日
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090510AT2M1000B10052009.html
【ワシントン=弟子丸幸子】米西部のワシントン州政府は9日、先週死亡した同州在住の男性を豚インフルエンザから変異した新型インフルエンザによる死者と認定したと発表した。米国での死者は3人目。新型インフルエンザの世界全体の感染者数は日本時間10日午後7時までに4390人を突破。感染が確認された国・地域は新たにノルウェーが加わり、30となった。
ワシントン州政府によると死亡した男性は30代で心臓に基礎疾患があった。世界全体の感染者数の半分以上を占める米国では、感染者の急増が続いており、重症者の比率が増え始めている。
米国の感染者は現地時間9日時点で2254人で、全50州のうち43州と米首都ワシントンの特別区に広がっている。イリノイ、ウィスコンシン、ニューヨーク各州など計7州で感染者が100人を突破した。
全世界の死者50人超す=コスタリカでも犠牲者-新型インフル
時事通信 2009/05/10
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2009051000017
【サンパウロ9日時事】コスタリカのアビラ保健相は9日、新型インフルエンザに感染した男性(53)が同日死亡したことを明らかにした。感染者の死亡は同国では初めてで、メキシコ、米国、カナダに続いて4カ国目。また、新たにノルウェーでも感染者を確認、全世界の感染者は日本を含む30カ国・地域で4300人を超え、死者は52人に達した。
コスタリカで死亡した男性は、サンホセ市内の病院に1週間以上入院していた。糖尿病などの持病もあったという。
↓ おススメですo(^-^)o ..。*♡
鶴亀松五郎先生からです♪
New flu kills U.S. man, spreads to Australia, Japan
Reuter Sun May 10, 2009
(1)http://www.reuters.com/article/domesticNews/idUSTRE5480IR20090510?pageNumber=1&virtualBrandChannel=0
(2)http://www.reuters.com/article/domesticNews/idUSTRE5480IR20090510?pageNumber=2&virtualBrandChannel=0
新型インフル感染30の国と地域4394人
日テレNEWS24 2009年5月10日
http://www.ntv.co.jp/news/134990.html
新型インフルエンザの感染はアメリカなどで拡大を続けている。
アメリカのCDC(=疾病対策センター)によると、アメリカの感染者は9日現在、600人以上増えて2254人に達した。ワシントン州では、死亡した30歳代の男性が感染していたことがわかり、アメリカで3人目の死者となった。
感染者は日本時間10日午後6時現在、カナダで38人増えたほか、ノルウェーでも初めて確認され、30の国と地域で4394人に上った。また、中米・コスタリカで初めて死者が確認され、死者は53人になった。
【新型インフル】警戒水準「6」で対策本部 首相、迅速な情報開示指示
MSN産経ニュース 2009年5月10日
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090510/plc0905101923002-n1.htm
WHOチャン事務局長「香港の新型インフル対策は迅速」
サーチナニュース 2009年5月10日
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2009&d=0510&f=national_0510_016.shtml
「封じ込め」より早期治療…WHO
読売新聞 2009年5月10日
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20090510-OYT8T00244.htm
【ワシントン=山田哲朗、ジュネーブ=平本秀樹】新型インフルエンザの感染例が最初に見つかってから3週間以上たつ米国では、ウイルスの毒性が弱いとわかってきたこともあり、冷静な対応が目立っている。
米政府は国内感染者が20人になった4月26日、「非常事態」を宣言したが、国民に大きな動揺は見られなかった。米ハーバード大が5月8日に発表した電話調査では、「1年以内に家族が感染する懸念はない」と予測した人が61%に上り、米国内の楽観的なムードを反映した。
米疾病対策センター(CDC)は1日、疑わしい生徒が見つかった学校に14日間の休校を勧告。一時700校が休校したが、ウイルスが「弱毒性」であることがはっきりしたことを受け、休校勧告は6日に撤回され、大半の学校が再開した。
世界保健機関(WHO)も、国民生活や経済活動を過度に制約する対策を勧めていない。警戒水準については最高の「フェーズ6」への引き上げを検討しているが、渡航制限や国境閉鎖は引き続き行わないよう各国に要請する方針だ。シルビ・ブリアン・インフルエンザ対策部長代理は8日、空港での水際対策の限界を指摘。軽症者がほとんどという「実態」に「対策」を合わせるべきだと述べ、「封じ込め」より感染の早期発見、早期治療の方が重要になるとの見解を示した。
医療機関における新型インフルエンザ診断の流れ
http://www.mhlw.go.jp/kinkyu/kenkou/influenza/dl/090509-01a.pdf
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